スクフェスでほのにこイベントやってますね!自分はスコアランキングで上位目指せるように頑張っていますw
「ねぇねぇ、3人共!話があるんだけど!!」
と穂乃果が俺達に言ってきた。しかも、手になんかの雑誌を抱えながら。
「なぁ、穂乃果。その手に持ってる雑誌はなんだ?」
と俺が聞くと、
「スクールアイドルの雑誌だよ!ちょっと見てもらおうと思ってさ!」
と穂乃果が答えた。スクールアイドルか……
「今とても増えてるらしくて、人気がある子の高校は入学希望者がどんどん増えてるんだって!!」
ふむ、やっぱりか。
と考えていると、海未がいないことに気づいた。
「あれ?海未は?」
「え、あれ?いない……」
と言いながら教室を出てみると、案の定、海未が忍び足で逃げようとしていた。
というか、気配消すの上手くね?こいつ忍者になれるんじゃね
「ちょっと海未ちゃんどこに行くの?」
「い、いえ。私はちょっと用が……」
「いい事思いついたんだから聞いてよー!!」
完全に嫌がってるなこれ。まぁ、こいつの性格からしたら当然か。
「はぁ、私達でスクールアイドルを始めようと言い出す気でしょう。」
「なんで分かったの!?海未ちゃんってエスパー!?」
「誰だって想像つきます!!」
そう穂乃果が驚くと、海未は当然とばかりに反論した。まぁ、確かにそうだな。
すると、穂乃果がスクールアイドルの雑誌を海未に突き出しながら、
「だってこんなに可愛いんだよ!?こんなにキラキラしてるんだよ!!??」
と詰め寄った。言い方が小学生みたいだぞ、穂乃果。
「そんなんでうまくいくと思いますか!」
「い、いや、そりゃあ人気が出ないとだけど……」
またもや海未が反論すると、穂乃果は怯んで縮こまった。
「そこに写っている人達だって、プロと同じくらいの練習をしてきた人達なんですよ!穂乃果みたいな遊び心でやろうとか上手く行くわけがないでしょう!!」
「うぅ……」
「はっきりと言いますが、アイドルは無しです!!」
そう海未が穂乃果にピシャリとそう言い切った。
◆
そして今、穂乃果と屋上にいる。てか、ここの学校は屋上入れるのか
「はぁ、上手くいくと思ったんだけどなぁ……」
と穂乃果が柵に手をかけてそう言った。
「まぁ、でも海未の言ってることも一理あるな。出来る保証もないのに活動しても何も意味無いしな。」
そう俺が言うと、
「確かにそうかもしれないけど…」
と穂乃果が俺の方を向きながら言った。
「でも、穂乃果の案には俺は賛成だぞ」
「ほんと!?」
と俺が励ましてやると、穂乃果は嬉しそうに詰め寄ってきた。
「近い近い!!」
「あ、ごめんごめん。へへっ」
「ったく。俺も昨日の夜で初めて知って、色々調べてみたけど、やっぱり効果としては適面だと思うぜ。まぁ、やろうとしたら時間はあんまないけど」
「へぇ」
と穂乃果が呆けて言った。
「まぁ、本気でやるってんなら俺も手伝ってやるよ」
「ほんとに!?」
とまた詰め寄ってきた。
「だー!!だから近いっての!!」
「あ、ごめんねぇ。つい嬉しくて、へへっ」
と穂乃果は微笑みながら言った。不覚にもその仕草に、ドキッとしてしまった。
「でも、さっきのはほんと!?」
「あぁ。幼馴染みが学校の為に頑張ろうと言ってるんだ。なら、俺も全力でサポートするぜ!」
「うわぁーい!!ありがとう、鈴ちゃん!!」
と言いながら、俺に抱きついてきた。
「次はそれか!!だから離れろって!!色々ヤバイから!!」
と穂乃果を剥がそうとして首根っこを掴んだ。
「えぇ、いいじゃんいいじゃん!!減るもんじゃないし!!」
「それでもだ!!俺の理性が限界地点まで達しているから!!」
いや、だってあのアホ乃果でも、外見は立派な美少女な訳だし、意識すんなって方が逆に無理難題である。しかも、さっきから女子特有の甘い匂いのせいで、俺の理性がどんどん削られていってるし。ていうかもう、もはや毒状態じゃね、これ。
「むぅ……、仕方ないなぁ」
と不満を漏らすと俺から離れてくれた。はぁ、助かったぁぁぁ!!
まぁ、名残惜しい気はしないでもないが……
(でも、こんなの絵里に見られたら、俺はどう絵里に接すればいいんだ!勘違いだけで済むとは思わんし。とりあえず落ち着こう、俺。)
と俺は内心パニックになって落ち着こうとしていると、
「~~♪♪」
何処からか歌声が聴こえた。
「穂乃果気付いた?」
「うん。でも、何処から聞こえるんだろう……」
と言いながら、校内を巡ってみる。そして、音楽室の前まで来ると、案の定中から歌声とピアノの音色が聴こえた。
そっと覗き込んでみると
「愛してるーバンザーイ♪ここでーよかーった♪私たちの今がーここにあるー♪」
赤い髪の歌姫がいた。
目を閉じながら、まるで音楽を感じているように歌いながらピアノを引いていた。
(すげぇな。あのアンジ○ラ・ア○と同等かもしくはそれ以上の実力じゃん。しかも、曲も聞いたことないなぁ。まさか、自作!?)
と思っていると、その子は歌い終わったらしく、一息ついていた。すると、穂乃果が凄い顔して拍手をしていた。
「ヴェェ!?」
そして、見つかってしまった。
穂乃果は音楽室に入ると
「凄い凄い!!私感動しちゃったよ!!」
とその子を褒めた。
「べ、別に、私は」
と言いながら、彼女は照れながら顔を背けた。
ふむ、リボンからすると1年生かな……
「確かにいい曲だったよ。いいもん聞かせてもらった!!」
「うんうん!!しかもアイドルみたいに可愛い!!」
「!!」
そう穂乃果が言うと、顔を耳まで赤くして立った。
そして教室から出ていこうとしてると
「ねぇ、あなた!!」
「今度はなんですか?」
と穂乃果に呼び止められていた。
「変なこと聞くようだけど、あなたアイドルやってみようと思わない?」
と穂乃果はその子を勧誘していた。
「なにそれ!!意味わかんない!!」
とその子はきっぱり言うと、音楽室から出て行った。
「ハハッ、だよねぇ。はぁ」
「まぁ、そんな落ち込むなって。多分あの子は驚いただけだと思うし」
と俺は穂乃果の頭に手を置き、撫でながら言うと
「うん。そうだね!」
と元気にそう言った。
「よし、それじゃあ教室に戻るか!」
「うん!」
◆
「鈴君、ちょっといい?」
放課後になって、帰り支度をしてるとことりがそう言ってきた。
「ん、どうした?」
「うん、ちょっと行くところがあるんだけど、着いてきてくれる?」
とことりが誘ってきた。
「いいが、どこに行くんだ?」
そう俺が聞き返すと
「海未ちゃんのところだよ」
と言ってきたので、
「あぁ、いいよ」
そう言うと、俺とことりは弓道場に向かって歩いた。
にしても、こないだのこともあってちょっと気まずいなぁ。まさか、ことりは俺のことが……いや、まさかな。うん、きっと俺は疲れているのだろう、そうだ。
「ことりはどう思ってるんだ?穂乃果の言ってたこと」
と俺はそう聞くと、
「アイドルのことだよね。私は賛成だよ。確かに上手くいくかは分からないけど、やってみないことには何も言えないよ。やらずに後悔するよりやってから後悔した方がいいもん」
「そうか」
ことりは賛成みたいだな。
「でも問題は海未はどうするかだよなぁ」
そう俺が言うと、
「大丈夫だよ。海未ちゃんもああは言っていたけど、多分心ではやるかどうか悩んでると思うし」
「そうなのか?」
「うん」
と話してるうちに弓道場に着いた。
そして中に入ると、海未が崩れ落ちていた。
「……何やってんの?お前」
「す、鈴哉くん!?」
◆
「穂乃果のせいです。全然練習に身が入りません」
なるほど。確かにことりの言ってた通りだ。
「ってことは、スクールアイドルに少し興味があるってこと?」
とことりが聞くと、
「い、いえ。でも上手くいくとは思いません」
と不安そうに言った。
「でも、いつもこんなことって穂乃果ちゃんから言い出してたよ
ね。」
「あぁ、確かにな。小さい頃にめっちゃ大きな木を登ろうとか言い出してたな。その後は、2人とも泣いてたし、枝が折れて落ちそうになったしほんと危なかったけど……」
「ハハッ……」
とことりは苦笑いした。
「でも……後悔したことある?」
「「え?」」
そうことりが聞くと、俺と海未は素っ頓狂な声をだした。
あぁ、そういえば
「確かにあの時みた夕陽は綺麗だったよな」
「そうですね」
と海未は微笑みながら言った。
するとことりが、
「ねぇ2人共、見て」
とあるところを向きながら俺達に言ってきたので、その視線の先を向いてみると、
「よっ、ほっ、はっ!」
とリズムに合わせて踊っている穂乃果が見えた。突然どっかに行ったと思ったら、こんなとこで練習してたのか。
そして、穂乃果がターンをしようとしたらバランスを崩してしまって倒れそうになったので、
「よっと。危ねぇ」
俺は急いで穂乃果のところに走り、なんとか支えることができた。
「あ、鈴ちゃん!一体どこに言ってたの?」
そして穂乃果は俺の方に向くと、頬をふくらませながらそう言った。
「あぁ、悪い。ちょっとことりに呼ばれてさ」
「え?ことりちゃん?」
「あぁ、ほれ」
と俺は後ろの方に顔を向けると、海未とことりがこっちの方に来ていた。
「1人で練習しても何の意味もないですよ。やるなら3人でやらないと!」
と海未は穂乃果に手を差し伸べながらそう言った。
「海未ちゃん!!」
と言いながら、海未の手を取って立ち上がった。
「私もやってみたいな、アイドル!」
「ことりちゃん!!」
「これで揃ったみたいだな」
そしてことりも入って3人となった。
「そういえば、鈴君はどうするの?」
とことりが聞いてきたので、
「あぁ、俺も手伝うよ。幼馴染みの為だしな」
「そっか」
「よーし!!それじゃあ今から生徒会室に行こ!!」
と穂乃果が言ってきたので、
「え!?」
と俺は驚いた。
「どうしたの?鈴ちゃん」
と穂乃果が聞き返してきたので、
「あ、あぁ、ちょっとな……俺は生徒会室の外で待っとくから、3人で行ってきてくれ」
と俺は動揺しながら言った。まぁ、理由は察してくれ。
「え、なんで?鈴ちゃんも行こうよー!」
と穂乃果は不満を漏らした。だから察してくれって!!入ったら絶対睨みそうだもん、アイツ!!
前デートしてた時なんて
『ちょっとなんで私という可愛い女子がいるのに他の子を見てるのよ。私以外考えられない頭にしてあげましょうか?』
と言っていた気がする。ヤバイ、ウチの幼馴染みがヤンデレ化になっている件について。どこのラノベだよ。ひぐらしじゃないんだからさ。
「と、とりあえず!俺は外で待っとくからお前らだけで行ってきてくれ!頼む!」
と俺がお願いすると、
「穂乃果ちゃん、私達だけで行こう?」
とことりが助け舟を出してくれた。ありがたや、大天使様!!
「むぅ……ことりちゃんがそう言うなら……」
と穂乃果は唸りながら、一応了承してくれた。
ふぅ、助かった。
◆
そして今、生徒会室の前にいる。
とりあえず穂乃果達は入り、俺は外で待機しながら話を聞いていた。
聞いていた限り、絵里はスクールアイドルを嫌っているかのように見えた。そして、穂乃果達が出て行く時に言われた言葉。
『思いつきで行動しても、この状況は変えられない。』
この言葉がさっきから妙に引っかかているのだ。あれは俺達に対してというのもあっただろうけど、なんか自分にも言っているようなそんな気がした。
「がっかりしないで、穂乃果ちゃん。穂乃果ちゃんが悪いわけじゃないんだから」
とことりが言った。
「生徒会長だって、気持ちは分かってくれているはずです。でも、部として認めてもらえなければ、講堂も使えないし、部室も貰えません。どうしようもないです……」
「だよなぁ」
と俺が言うと、
「あぁ、一体これからどうすればいいの?」
とことりがミュージカル風に言ってきた。
すると穂乃果が胸に手を置き、
「だーってー、可能性感じたんだ、そうだススメー♪後悔したーくない目の前に、僕らの道があるー♪」
突然歌い出した。すると、穂乃果は走って行き、階段の手すりに飛び乗り、滑った。そして、海未とことりもそれに続いて歌い出した。
てか、何時からできてたんだこの曲。名前は『ススメ→トゥモロウ』
と言うらしい。
そして全部歌い終わり、ポーズを決めると、
「私やる!!やるったらやる!!」
と穂乃果はそう言い切った。
「よし、俺もお前らを全力でサポートするぜ!!」
「「「うん(はい)!!」」」
◆
そして俺は帰ると、お決まりのように絵里の家に行った。
「お邪魔するぞー」
「えぇ、いらっしゃい」
入ると、いつものように料理を作っていた。
「なんか手伝おうか?」
「もう何回も言ってるでしょう!いいからできるまで待ってて!」
「そういうがな……」
いや、やっぱり手伝うか。そう決めたら、キッチンに向かった。
「やっぱり手伝うよ。待ってても暇だし」
「いいって!なんで──」
「なんかあったのか?」
「!!」
やっぱり昼のこと気にしてんのか。
「別になんもないわよ」
「嘘つくなって」
「嘘じゃ──」
「いや、ついてるな。君は嘘つくと絶対に目をそらす。幼馴染みの俺が言うんだから間違いない」
「もう、なにそれ」
と絵里が頬をふくらませながらため息を吐くと、観念したのか、
「そうよ。放課後に2年生の子が生徒会室に来て、スクールアイドル部の設立がしたいって言ってきて」
「へぇ」
やっぱりな。まぁ、俺は知らないふうを装うけど。
「あんな子供の遊びみたいなことして、生徒を集めようとか、正気の沙汰じゃないわ。」
「なんでそんなにスクールアイドルを嫌うんだ?」
と俺が疑問に思ってたことを聞くと、
「嫌いってわけじゃないんだけど。ただ、納得できないのよ。なんであんなお遊戯会みたいなパフォーマンスをしてるのに、人々を魅了できるのか。だって私の踊りじゃダメだったのになんであんなダンスがいいのか。」
「なるほど」
確かにアイドルのダンスとバレエのダンスじゃ勝手が違うからな。その点に関して不満を抱いているのだろう。
「でもさ、そのダンスでいろんな人が元気になったり、嬉しくなったりしてるなら、それは喜ばしいことじゃないか」
「確かにそうかもしれないけど、でもやっぱり私は認めない。認めたくないの。」
「絵里……」
この日の絵里はとても冷たいと思ってしまった。
読んで下さりありがとうございました!
今回は絵里との甘いイチャイチャシーンが書けませんでした……
期待してた方はほんとに申し訳ないですm(_ _)m
次回はかけるように頑張ります!