百春SIDE
ドォォォォォン!
「箒ーーーーー!」
アンノウンが放ったビームは真っ直ぐに箒のいる放送室へと直進していき命中する
その光景を目の当たりにしても僕は何が起きたのか理解できなかった
箒が死んだ?...そんな馬鹿なことがあるはずがない...
そう思いながらもはっきりと目にしてしまったため否定できず訳も分からずにアンノウンに直進する
剣術だとか型にはまった攻撃とかそんなもんじゃない
ただの無茶で無謀な突進だ
「百春!?やめなさいよ!?」
鈴が驚きの声を上げるがそれすらも無視して雪片を振りかぶろうとする、と唐突に
[んなバカなことする必要はねーぜ?百春。]
そんな声が聞こえ何かが後方から放たれる
それは紫色の光の尾を残しながらアンノウンに直進しその右腕を奪う
アンノウンの腕を抉り取ったそれは、まるでドリルにも似た形状のランス、または剣?のようなものだった
[お前らしくないな?]
その声が聞こえると同時に放送室近くの煙が晴れる
そこにはパッションリップを装備した一夏兄のランスロットと黄金の鎧を付けた打鉄弐式に身を包む更識さんの姿があった
後ろには傷一つない放送室と中にいる箒の姿が見て取れる
「一夏兄、どうやってそこに?」
「ん?無理やりピットの扉を壊し...こじ開けてきただけだが?」
今完全に壊してって言おうとしてたよ?
ピットのほうを見ると確かに無理やり開けられたかのような感じになっており、そこには剣さんが黒塗りの洋弓、フルンディングを構えている姿があった
そのすぐ横から青い影が飛び出しアンノウンに接近する
アンノウンも腕のレーザー砲を構えるが影は一瞬にしてその左腕を切り裂く
蒼い影の正体は生徒会長の更識先輩だった
その手に持つアンノウンの腕を切り裂いた剣は歪な形をしていた
剣というより円柱状の刀身を持つ突撃槍のような形状になっており何故それを剣だと思ったのかわからないぐらいだった
更識先輩が再び剣を振るうと今度は頭部が切り離される
逃げようとするアンノウンだがいつの間にかパッションリップを収納しアンノウンに接近する一夏兄
その手に持つ剣はまるで炎をそのまま剣にしたかのような形状をしており今も本当に燃えているかのように真っ赤だった
「ハァッ!」
一夏兄が振り下ろした剣がアンノウンを両断する
撃破されたアンノウンはそのまま活動を停止して崩れ落ちる
「終わった...のかな。」
そんな安堵の溜息とともに洩らした言葉を上空から放たれる銃弾が否定する
上空から黒色の、前に一度だけ見せてもらったヴィンセントと似通った、というよりも全く同じ姿の機体が全部で四機降りてくる
四機のうち一機はスナイパーライフルのようなものを装備している
背中には一夏兄や剣さんのISについているエアキャバルリー・ユニットに似た四枚の翼に似たユニットが装備されていてスナイパーライフルはそこにマウントされているみたいだ
一機は腰にスカートアーマーのようなものを装備していてライフルがない程度しか違いはない
もう一機は背中から長い砲身のようなものが伸びている
最後の一機は両腕の下腕に鞘と刀のようなものを装備している
[黒式シリーズ!?あれはまだ制作どころか設計図までしかできていないはずなのに...?...!そうか...あのひとが...]
通信越しに聞こえてくる剣さんの驚愕の声
黒式シリーズと呼ばれた機体たちは一見まったく同じ外見だが所々のカラーリングが違っていた
ライフルの奴は緑、スカートアーマーの奴は青、キャノンは黄色、両腕に剣がついてるやつは白、
といった具合だ
四機はそれぞれ緑→更識簪さん、青→一夏兄、黄色→更識先輩、白→剣さんに向かっていく
エネルギーがほとんど残ってないどころか動けないに近い僕と白式では足手まといだ
鈴に支えられてピットへと逃げる無力な自分が情けなかった
SIDEout
簪へと向かっていく緑色のヴィンセント黒式
といっても主装備がスナイパーライフルであるため近づくとゆうよりも離れて照準を定めているかのようだった
だが簪は逃げようともしない
放たれた銃弾は簪の打鉄弐式に、いや打鉄弐式に装備されている黄金の鎧、『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』に当たる
「無駄...。」
一言つぶやき右手に槍を展開する
背部にあるユニットが展開され電気が放出される
そして展開された槍がだんだんと雷光を帯びていく
「『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』。」
そういって放たれた槍はありえないほどのスピードで突き進んでゆき黒式の体を貫く
まさにそれは神々をも打ち倒す、雷光の槍にふさわしい一撃だった
一夏は新しい武器である真紅の大剣「原初の火(アェストゥス・エウトゥス)」を振るい青い黒式に斬りかかる
黒式もその日本刀の形をした直刀で受け止めるがバキリとすぐに折れてしまう
すると折れた刀を捨てるとスカートアーマーが横に広げられそこから新しい刀が飛び出すそれを握り再び一夏に斬りかかるがそれをものともせず右手だけでアェストゥス・エウトゥスを持ち左手にМVSを展開して刀をへし折る
その衝撃でのけぞった黒式にアェストゥス・エウトゥスを突き立てる
「これでどうだ!」
とどめとでも言わんばかりにアェストゥスを横に振りぬく
黒式は下半身に別れを告げる間もなく切り裂かれる
これにより黒式は機能を停止した
そして楯無は向かってくる黄色の黒式をおちょくっているかのように動く
向こうがМVSランスを取り出して襲い掛かってくる、がそれを「乖離剣エア」で腕ごと斬り飛ばす
落ちてくるランスをつかみ
「皇帝特権!そして騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)!」
と高らかに宣言する
すると黒と赤だったランスが見る見るうちに水色一色に変わる
「もらうわよ?」
水色になったランスを相手に突き刺すと同時に振動させ切り裂く
「これでおしまいっと。」
他の四人が快勝してる中剣だけは相手の流れるような太刀捌きに苦戦を強いられていた
「いくらリーダー機とはいえ...つよすぎっだろ!」
フルンディングを収納して干将・莫耶を展開し相手の太刀を受け止める
黒式から距離をとり干将・莫耶を投げ飛ばす剣日本の剣は互いに引きあうように黒式に近づいていく
剣は黒式が剣をはじくと同時に上から近づき蹴りを喰らわせると同時に剣を握り振り下ろす
そして最後にすれ違いざまに黒式を切り付けた
「鶴翼三連!」
この技を決めた後すぐに振り向きフルンディングと「偽・螺旋剣(カラドボルグII)」を展開し放つと黒式の胸部は抉り取られる
「何とか勝てたな...。」
四機のヴィンセント黒式をすべて倒され今度こそクラス代表対抗戦への襲撃は幕を閉じた
SIDE束
とある場所のとある研究施設で私は送られてくる映像を見ながら歌を口ずさむ
「ン~♪ンン~♪」
送られてくる映像はどれも研究材料にはぴったりだった
彼が作ったFATEウェポン、その高性能さには驚かされる
「もっとも~っと知りたくなってくるね!」
また彼に会いに行ってFATEウェポンを見せてもらおう
「あ...でも黒式のデータ盗んじゃったしなぁ。怒られるよねぇ...。」
気分が落ち込むがすぐに
「でもまぁいっか!」
とこのように復活してFATEウェポンにつて調べることにした
「たのしみだなぁ。」
研究施設にはしばらくの間笑い声が響いていた
運営の方から警告を受けたのでこちらの方にリメイクを行うことを記載させていただきます。