明日の天気は晴後きっと槍(仮題)   作:マックス

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きっと亀更新。能力は早くも三つも決まってしまいました。

あと、作者は最近原作見てないのでこれはどう考えてもおかしいって要素があっても見逃してくれると嬉しいです。二次創作なので(ゲス顔)


一言目

「あ”~…、ダリィなぁ」

 

 なんで俺なんかがこんなのに出なきゃならないんだよ。どうせなら放送とかにしてもらって教室でずっと寝ていてぇよ。

 こんなのを聞くよりも、今日の晩飯を考えた方がずっと有意義だ。

 

「世界は平凡か?」

 

 

 今日はカレーにするか? テレビの占いではラッキーアイテムが辛いモノだったからな。海老チリも良さそうだな。

 

「未来は退屈か?」

 

 

 …あ、ピザにタバスコかけて食ってもうまいだろうな。中々迷うぜ。

 

「現実は適当か?」

 

 

 でもそれだと手の込んだモノになるしなぁ…。まあそうすれば外食でも良いんだけどな。

 

 

 

「安心しろ。それでも生きることは劇的だ!」

 

 

 

 

 

 そうだ、今日の夜ご飯は鳥の唐揚げにしよう。

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

「―校生徒――よ…あん―た―――んだよ」

 

 

 …あ~、うるせぇ、良く眠れないじゃねぇか。誰だ? …不知火ちゃんか。

 

「ッカ、ありゃあ人の前に立つのに慣れてんじゃねーよ」

 

 ッチ、次は銭吉かよ。声がデケェ。

 

 

「人の上に立つのにな「おい銭吉、うるせぇぞ」…善吉だ!!」

 

「おっと、すまねぇな。けどよぉ、友達が幸せそうに寝てるってのに大きな声を出して睡眠妨害するのは酷くねぇか?」

 

 名前を間違えただけで怒ったが、謝らないと怖いので一応謝罪をする。そして俺様の眠りを妨げた事に文句を言いつける。

 

「あはは、ぶっちゃげて言うと寝てる見来(みき)が悪いと思うよ?」

 

 低身長の不知火ちゃんが俺の意見に反論してくる。

 

「…そーでござんすか」

 

「おい待て、なんでお前は不知火が何か言うと大人しくなんだよ!」

 

「黙れ、女の子だからいいんだよ、女だから」

 

「…見来は相も変わらず女好きだねぇ」

 

 失敬な!

 

「俺は女の子は大事にするべきだと思ってるだけだ。その思いに従ってできるだけ女の子の意見は聞くようにしてるのさ。証拠に一部の例外を抜いてしっかりとだな「まあ、見来の言い訳はどうでもいいんだよ」おい銭吉、テメェ阿呆になったか?」

 

「ッハ、お前に言われたくねぇよ! ってか、また名前間違えって本当の阿呆はお前じゃねぇの?」

「ほっほ~う、いい感じにチミは俺っちのサンドバックになってくれるって遠回しに言ってるの?」

 

「はいはい、二人のケンカはどうでもいいとして!」

 

「「…ッチ!」」

 

 不知火ちゃんが俺と銭吉の間に割り込み、じゃれ合いを止める。もちろんあんな事で本当のケンカになるわけがない。それは俺も銭吉も分かっている。

 

 

「それにしても、かの生徒会長様は支持率98%! ぶっちぎりのナンバーワンだもんねー」

 

「…ああ、あの壁に紙貼るほど飛び出る驚きのぶっちぎりな」

 

 あの投票率とかマジでどうなってんだよ。

 

「かくゆうあたしも、あのお嬢様に清き一票を捧げた訳ですが♪」

 

「なんであんなにぶっちぎりなんだろうなぁ。そこまであの会長が魅力的だったのかよ?」

 

「ン? 見来、お前は誰に投票したんだ?」

 

 えっと、確か…

 

「その日のテレビのナッキーナンバーが3だったから、左から三番目の人に入れたぞ?」

 

「「……」」

 

 

 …なんだ? ジトーっとした目で見られてるんだが、何か悪い事でもしたのか?

 

「おいおい、マジかよお前。

 見来、生徒会長って誰だか知ってるか?」

 

「急にどうしたんだよ、つかシラネェ。名前が何か魚の名前だったのなら憶えてる。あ、あとすげぇエロい格好だったよな。顔はあんまり見てないから憶えてねぇけどよ」

 

「おいゴラ、……ていうか、お前それ本気か?」

 

 

 …ッチ、なんだなんだ? 投票なんてほとんど誰がやっても変わらないだろうがよ。

 

「見来、今回の生徒会長はねぇ、ほぼ完璧超人なんだよ?」

 

「お、おう…」

 

 不知火ちゃんが少し詰め寄り、押し気味に話し掛けてくる。

 

「全国模試では常に上位をキープ! 偏差値は常識知らずの90を記録し! スポーツにおいてもあらゆる記録を総なめ状態! 実家は世界経済を担う冗談みたいなお金持ち! 女子なら誰もが羨むあのスタイル! 全長約350メートル! 高度6万フィートをマッハ2で飛行! もちろん常にレーダーも入ってる! インテルも入ってる!」

 

「生徒会長ってスカイ○リーを同じ高さなの!?」

 

 そいつはロボットか!? ロボットなのか!?

 

「んな訳あるか!! そして途中から人類じゃなくなってるゥ!!」

 

 

 なんだよ、ほんの少し期待しちゃったじゃないか。

 

 

 

 

「で? 人吉はどーすんの?」

 

 ん? 人吉がどうしたんだ?

 

 

「お嬢様が当選したってことは、とーぜん人吉も生徒会に入るわけ?」

 

「………へぇ~、人吉ってもしかしてあれ、件のお嬢様とお友達って訳か? それとも…」

 

 面白そうな話題になった所に入り、無言で小指を立てる。

 

「あのお嬢様はお前のコレか!? おいおいおいおい、お前もすみに置けねぇなぁ!!」

 

「なななななな、んなわけねーだろ!!」

 

 顔赤らめても説得力無いんだけどなぁ~。

 

 

「そ・れ・に、これ以上あいつに振り回されてたまるかっての!」

 

 

 銭吉はおもむろに立ちあがって、こちらを指刺しながら宣言した。

 

 

 

「俺は絶対! 生徒会には入らない!!」

 

 

「「………」」

 

 

 

 

 

 あ、うん。そうかい。後ろのちょこっと見覚えのある人さえ居なければ格好良かったのだがな。

 

 

 

「そうだ、銭吉。生徒会長の顔を思い出したぞ」

 

 

「善吉だ! つか、急にどうした?」

 

 

 

「おお、鮮明に、しっかりと思い出した! 生徒会長の顔は銭吉の後ろにいる女性と一緒…いや、本人がいるなあ!!」

 

 

「だか…ら……ぜんき…ち…?」

 

「まあ、そうつれないことを言うな、善吉よ」

「!?」

 

 

 あ~らら、アイアンクローで完全に捕獲されたじゃねぇか。

 

「おお、貴様は善吉の友人か?」

 

「へいよ? そうだけど…何か用か?」

 

「ふむ、そうかそうか。何、ちょっとした事だ」

 

 目の前の生徒会長は納得したように頷くと、再び口を開いた。

 

 

「では、善吉を借りる…もとい、連れてっていっていいか?」

 

「いやいや、俺に聞けよ!」

 

「ああ、ご自由にどうぞ。挽くなりたたくなり焼くなりしてハンバーグにするなりご自由にどうぞ」

 

「何料理してんだよ! てか頼む!! どうか助けてくれ!!」

 

 銭吉が半泣きで(まあ、男の泣き顔なんて気色悪いだけだが)すがりつくように助けを求めてくる。

 仕方がないので、俺は最高の笑顔で送り届けてやった。

 

 

 

 

「うん、それ、無理」

 

 

「ちくしょ……ぎゃああああああああああああああああああああ」

 

 

 

 …おっとっと、自己紹介が遅れた。

 

 

 俺の名前は古座 見来。利き腕は右腕。趣味は占いを見ること、あとは…音楽とか聞くのが好きだな。おっと、これ以上は駄目だ。プライベートに関わるぜ?

 

 

 

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