明日の天気は晴後きっと槍(仮題)   作:マックス

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めだかさんとか名瀬っちの薄い本は有るのに、瞳先生の薄い本はなんでねえええんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
半袖さんか瞳さんの薄い本が是非増えてくれたら僕はうれすぃなって思う訳っすよ!!

※作者は夜のテンションでやばくなってます。


四言目「あくまでも偶然」

「あ”~」

 

 両腕を伸ばして身体のコリを取ろうとするがまったく取れない。どうやら、先程の掃除でかなり疲れていた様だ。

 

「ったく、さっさと夏になんねぇかな。未だに暖かくなったり寒くなったりさ…俺は夏派だっての…あ、やべッ! ツった!!」

 

 剣道場に戻ろうと歩いているが、もう疲れたし帰ろうかな。でも約束しちゃったしなぁ…。もう、怠いから雲になりたい。

 

 

「ん?」

 

 ボーッとしながら天井を見て歩いていると、足に何かが当たる。

 感覚的には何かゴミっぽいんだが…なんだこれ? ぼろ雑巾?

 

 良く見ると、足下には学校の制服を着た見覚えのある。てかこれ……

「あれ、銭吉じゃね?」

 

「…ぜ…ん、きちだ……」

 

 

 あ、喋った。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

「んで、チミは日向君にボロボロにされたと?」

 

 とりあえず銭吉を保健室に連れて行ったが、誰もいなかった為道具を勝手に借りて銭吉の手当をしている。ったく、放課後こそけが人が一杯出るんだから居ろっての。まあ、少しで戻るかもしれないし、さっさと出てくから良いか。

 

「う、うるせぇ! 不意打ちじゃなかったらぜってぇこんな事に成ってなかったての!」

 

「言い訳乙」

 

「ぐっ…」

 

 銭吉の言い訳を即切ると、本人もそう思うのか言い返せていない。

 まぁ、真っ正面から戦ったら勝つのは銭吉だと思うけどな。

 

 適当に消毒して包帯を巻く。とりあえず出血が止められればいいかな?実際はもっとちゃんと治療しなきゃ駄目なんだろうが、丈夫だし本人もそれで良いっぽいし。絆創膏と湿布も適当に貼るか。

 

「とりあえず、これで良しッ…」

 

「ん、サンキュー。んじゃ、そろそろ行くかな」

 

 手当が終わると銭吉はさっさと立ち上がる。

 

「んで、お前は先輩達でも助けに行くのか?」

 

「…そんなんじゃねぇよ。ただ、ただ俺が日向の事を許せねぇだけだ」

 

「…へぇ?」

 

 

 中々面白い話しが聞けそうなので、茶化さないで返事をする。

 

「確かに、あそこに居る奴らをさっさとボコしてほっぽりだした方が簡単に解決するだろうけど、それで完結する訳じゃないし、他の所でまた同じ事が起こるかもしれねぇ」

 

 銭吉は話しを続けながら扉の方へ歩く。

 

「まぁさ、日向が何の為に俺を殴ったりしたか知らないけど、俺は彼奴のやってる事は正しいと思う。けど、それよりもめだかちゃんの方がもっと正しいと思うし」

 

 扉の前で止まり、俺を見て善吉は宣言した。

 

 

「そして何より、ここで放っておいたらめだかちゃんが悲しむだろうが!」

 

 そう言うと、さっさと銭吉は剣道場の方へ走っていった。

 

 

「…ありきたりの言葉だったけど、超かっけぇじゃん。

 だから俺はお前の友達になったんだよ、善吉」

 

 独り言を呟くと、先生が帰ってくる前にさっさと保健室を出て善吉を後を追う。

 

 

「まあ、精々がんばれや。恋する男の子」

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 あの後、銭吉は剣道場で日向を殴り飛ばしてボロボロにされた先輩達を助けた(?)

 俺? 俺は後ろからそっと見てたよ。もちろん銭吉とか日向、先輩とかにばれない様にな。

 

 

 

 

 ストーカーとか言った奴、テメェのゲームのデータ全て消したろか?

 

 ん、俺は今現在どこにいるかだって? それは、

 

 

「日向の目の前なんだけどなぁ…」

 

 そう、銭吉によってボロボロにされた日向の前にいる。

 

「てっめぇ…、確かいつも人吉と連んでる…古座、見来だっけか?」

 

「そーそー、憶えててくれたんだな。俺ってみんなから愛されてるねー」

 

「…ッチ、うっぜぇな!!

 あ~…、そうだ、人吉に殴られた仕返しにテメェを潰すか?」

 

 ああ、こいつ中々口が悪いな。これはお仕置きが必要ですかね?

 

「そういう訳で、俺のサンドバックにでもなってくれよ!!」

「それはやなこった!」

 

 しばらく考えていると、日向が木刀を振りかぶって俺に襲いかかってくる。

 剣道をやっているらしいが、それだけあって中々速い動きだ。それでも俺はなんとかギリギリ避けきる。

 

 

 

「ちょこまかと逃げやがって…。けど、もう追いつめたぜ!」

 

「おろ?」

 

 距離を取るために後ろに下がると、後ろには壁があってこれ以上下がれない。

 もしかしなくても、絶体絶命?

 

「さーて、まずは一発目ェ!!」

 

 逃げ場が無くなると、日向は生き生きとした表情で木刀を振り下ろしてきた。

 これは当たると痛そうだな。でも俺は痛いの嫌いだし、当たるのは嫌だ。

 

「ってな訳で? そりゃ受け入れない話しって訳よ!」

 

「な…、ガァッハ!?」

 

 そのまま振り下ろされれば当たる筈の木刀は、俺の両手によって止められて、それを見た日向は驚いて動きが止まった。その隙に顔面に蹴りを入れる。

 

「ッぐォ!?」

 

 日向はそのまま後ろに吹っ飛び、気に当たって止まった。木刀は俺の手が持っている。

 …それにしても痛そうだな、やったのは俺だけども。

 

「真剣白刃取りってか? まあ、真剣じゃねぇんだけどな」

 

「くっそ、テメェも普通じゃなかったのか!?」

 

 なんとか体を起こす日向。上半身は腕で支えて起きてるが、立てることまではできなさそうだ。

 俺を睨みながら質問をしてくるが、俺が……普通かァ、

 

「いーや、全然普通の男子高校生だ。だからお前を倒せたのは、た・ま・た・ま♪」

 

 黙ったまま睨んでくる日向をおちょくる様な態度で返答をする。

 

 

「そう、だから俺が適当に木刀を投げてさぁ」

 

 俺は手に持っていた木刀を、斜め上の方に投げつける。すると、投げた木刀はそれなりにでかい木の枝に当たってそのまま折れた。もちろん折れた木の枝は重力に従って下に落ちる。

 

 

 その下の、日向の体に。

 

 

「うぐゥ!?」

 

「木の枝に当たってお前に向かって堕ちても、たまたまさ」

 

 木の枝は日向の腹に落ちて、それなりに大きくて高いところから落ちたせいなのか日向は痛そうに悶えている。

 

「お~、痛そうだなァ。でも許してくれよ。凶器を投げたらたまたま木に当たってたまたまお前におちちまったんだよ!」

 

「…く、そがぁ……! 白々しいんだよ…!」

 

 木で体を支えながらなんとか立ちあがる日向。相変わらず口は悪いようだ。

 まあ? 一回俺の友達をボコッたんだし、もう少しくらいやっても罰は当たらないよな。

 

「…まだまだ懲りてなさそうだな。もう少しいっ…「その片にしておけ、見来同級生」っと、これはかいちょーさん」

 

 どうやらさっそく罰が当たった様で、会長さんが俺の後ろに立っていた。

 

「まあ、なんだ。善吉が傷付けられて気にくわないのは分からなくもないが、あいつは一度日向同級生に仕返しをしたのだし、それでいいのではないか?」

 

「…そーゆうことにしておきますか。それじゃあ、会長さんがここに来たって事はこいつに様があるんですかね?」

 

 一旦落ち着き、日向を指で指しながら会長さんに質問する。

 

「うむ、それもそうだがな。見来同級生に一言言いたいことがあってだな」

 

 そこで止めると、会長さんは俺に近づいてきて睨んでくる。

 美人の怒った顔は中々怖いもんだな。

 

「私自身はまだ貴様をそこまで信用していない。けれど、善吉が貴様を信用しているのと、貴様が善吉を友人として接しているのを見て、少しは信用しようと思うが…、くれぐれも騒ぎは起こしてくれるなよ?

 でなければ…」

 

 なるほど、やっぱり俺は信用されてなかった訳だな。

 

 その後は言わなくても分かるだろうと表情に出された。その後すぐに会長さんは表情を緩めると、さっきとは一転して、いつも通りの態度になった。

 

「まあ、私が言いたいのはこれだけだ。まあ何と言っては、是非善吉と今まで通り接して欲しい。後、たまにでいいから私に頼まれ事をしてくれると助かる」

 

「なるほど、随分と長い一言でしたけど分かりました。

 まあ、後は任せるぜ…会長さん。俺はこれから用事があるから先に帰るんで」

 

「ああ、ではまたな」

 

 会長さんの言葉を聞くと同時に、俺はもう時間なので小走りで後を去った。

 

 

 

 

 

 後ろから悲鳴が聞こえなかったのは無かったことにした。

 




なあ知ってるかい、これで漫画部分はまだ一話なんだぜ?
まあ、最近忙しくないのでペースは多分きっと恐らく上がると信じたい、いや信じてる。


ぼろ雑巾
 察しろ。
恋する男の子
 愛ですよ、愛!(棒堕天使さん)
ゲームデータ
 残念ですが…
真剣白刃取り
 当たらなければモーマンタイって訳ですね!?
白々しい
 見来のスキルの一つのお陰。でも実際は狙ってやったか、本当にたまたまなのかはおしえたげない。
 一応、見来はプラスでもあるがマイナスでもある。本質的には…
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