コラボ-生き残った儀式使い1
夢魅町を俺は一人で歩いていた。まあカードショップに向かってるのだが。
「なー、なんか必要なカードあるか?」
[私的にはいい加減《エクシーズ・ダブル・バック》を入れるべきだと思うのですが……]
「《ダブル・バック》ねー、確かにそろそろ入れてもいいか」
実はエクシーズを使っているのにダブル・バックを使ってこなかった。一時はデッキに入れていたが、モンスターがいるときしか手札に来なかったり、そもそも発動機会がなかったりして全く使えなかったためにデッキから抜くことになった。
「そういや《オリハルコン・チェーン》もカード化してたっけか」
[はい、してますよ]
「なら買うの決定だな」
エアトスとそんな会話をしているとDフォンが鳴る。取り出してみると零児からだった。俺は溜め息をつきながら通話ボタンを押す。
「はいはーい」
〔すまない、小さいながら時空の歪みが発生した。君が一番近いから閉じてくれ〕
「ほーい。で、場所は?」
〔……君の前の路地裏だ〕
「はい?」
零児にそう言われ、目の前の路地裏を覗く。そこには確かに小さいながら時空の歪みが存在していた。
「あー、確認した」
〔では頼んだ〕
そう言って通話は切れる。そして俺はDフォンをしまい、時空の歪みを閉じようと近づく。すると突然空から声をかけられた。
「あら、煌じゃない。なにやってるの」
「霊夢か。そこに時空の歪みがあるから閉じようとしてたところだ」
霊夢は俺の前に降り立つ。そして俺は時空の歪みを親指で指しながら霊夢に説明する。
「ふーん。ま、この大きさなら誰にでも閉じれるわね」
霊夢がそう言いながら時空の歪みに近づく。すると突然歪みが大きくなった。
「へ? きゃあ!?」
「な!? 霊夢!」
ヤバい、時空の歪みが突然大きくなったせいで引力が発生してる。俺は咄嗟に霊夢の手を掴み引き寄せるが、踏ん張れず一緒に吸い込まれた。
【???】
「ガッ!」
次の瞬間、俺を襲ったのは背中から叩きつけられた痛みだった。え? なんでそんな痛みを知ってるのかって? デュエル中に吹っ飛ばされるからだよ。
「ここは……どこだ。霊夢、大丈夫か」
「ええ、貴方のおかげで平気よ」
俺たちは立ち上がって周囲を見回す。
そこは例えるなら研究所と言うのがピッタリな場所だった。そしてなんとなく見覚えのある場所だった。
「どこよここ」
「わからん。とりあえず調べよう」
ここがどこなのかを調べるために行動を開始しようとすると、この部屋の入り口から人が入ってきた。
「貴様ら何者だ!」
入ってきたのは零児や隼、ユートと言った見知ったメンバーたち。一人見知らぬ奴がいるが……。
「ねぇ、どうすんの。説明しても納得しない感じよ」
「俺たちはデュエルを行い、デュエルエナジーを回収すれば帰還できる」
霊夢と小声で話した後、一歩前に出る。そして、
「俺の名は
一旦区切り、デュエルディスクを起動させながら続ける。
「デュエルで知れ!」
俺の後ろで霊夢は溜め息をついて頭に手をあてていた。
「こいつら……やはりアカデミアか!」
隼は俺たちを怒りに満ちた目を睨みつけくる。
「落ち着け黒咲! こいつがまだアカデミアと決まったわけじゃない」
そーだそーだ。
[この状況、マスターのせいですよね]
多分、隼が話を聞かない。ならデュエリストらしくデュエルで語る。
[際ですか]
「と言ってもデュエルしなきゃ話してはくれないだろうがな」
「なら俺が相手しよう」
そう言ってユートが前に出てくる。面白れ、なんだかんだユートとはデュエルしたこと無いからな。
「分かった。男の方はお前に任せる。それであんたはどうするんだ?」
見たことの無い奴……仮でブドウ……が未だに頭を抱えている霊夢の方に話を振る。
「私? まあデュエルしてくれないと困るのよね、私たち。それよりここでやるの?」
「確かにここじゃあれだな」
ここ、見た感じデュエルするような場所じゃないし。
「フン! 騙されんぞ! そう言ってこの場を逃げるつもりだろ!」
「黒咲の言い方があれだが、何者か分からないお前らをここから出すわけにはいかないな」
どうやらここでやるようだ。どうなっても知らんぞ。
「あっそ。ならやりましょうか」
「そうだな」
霊夢はそう言うのとデュエルディスクを構える。
「一応名乗っときましょう。私は
「「「「デュエル!」」」」