「ほっと」
デュエルが終了しブルーブレイズの攻撃を受けて後ろへと飛ばされたけど、両手を使い受け身をとる。
「少し手こずったがまあいい。とりあえずこいつを拘束するか」
ユーキはそう言いながら近づいて来る。
「舐めんじゃないわよ」
そう言って私は立ち上がると能力を使い、空中へ逃げる。
「空を飛んでいるだと!?」
「あら、私たちの次元には空を飛べないとできないデュエルもあるのよ」
「だったらこちらも手加減してられないな」
ユーキはデュエルディスクを何か操作する。
私の勘が告げてる、危険だと。なにより、デュエルが終わってるのにブルーブレイズが残ってる。
「ブルーブレイズ! 奴を捉えろ!」
『グアアアアアアア!!』
ユーキの命令に反応してデュエル終了後もフィールドにいたブルーブレイズが空中にいる私の後ろへと回り込み、その大きい翼で私の逃げ道を無くし、捉えようとしてきた。
「よし!そのまま下へ追い込め!」
私は二重結界をしようとした瞬間、
「レクイエム!」
彼の声が響いた。
ーーーー
デュエルが終了し、霊夢の方を見ると、蒼い竜が霊夢を捉えようとしていた。
「レクイエム!」
『グルアアアア!』
俺がダーク・レクイエムの名を叫ぶと、それだけで理解したのかユートの方を向いていたダーク・レクイエムはレクイエム・イン・バーサークを脱ぎ捨てて、蒼い竜へ突進した。
『グアアアアアア!!』
「ブルーブレイズ!!」
蒼い竜はレクイエムに突撃されて壁にぶつかる。
「あのモンスターは確かユートの……なぜユートのドラゴンを?」
俺はエアトスの力を借りたままだったため、ダーク・レクイエムの尻尾を掴んで霊夢の元へ行き、その腕を引いて抱き寄せ、降りる。
「ちょっと煌」
「マスター! 霊夢さん!」
『グルル!』
その側に実体化したエアトスとダーク・レクイエムが降り立つ。
「ブルーブレイズ!」
『グアアアアアアアアア!!!』
彼に呼ばれ蒼い竜は彼の元へ戻る。
「改めて聞く。お前らは何者だ!」
「それは……っ!」
「マスター!」
彼の質問に答えようとした瞬間、体に力が入らなくなり膝をつく。
「……ダーク・レクイエム、戻れ」
『クルル』
ダーク・レクイエムは悲しくなくと、姿を消した。
「はぁ、はぁ」
「マスター……やはりダーク・レクイエムさんの実体化は負担が大きかったんじゃ……」
「大丈夫だ、エアトスっ!」
俺はふらふらと立ち上がり、質問に答えるべく口を開いた。
「……俺たちは“混合次元”と呼ばれる次元の住民だ。はぁ、はぁ。……俺たちの次元は様々な別次元の影響を受けるがゆえに、時空が歪む」
そこまで言って倒れそうになった所を霊夢が支え、俺の続きを言う。
「……私たちはその歪みを整えようとした。けどそれがいきなり大きくなり、私たちは歪み吸い込まれた。そして、ここに来た。
私たちがデュエルした理由は、次元移動機能を使用するために、デュエルによって発生するデュエルエナジーを回収する必要があったから」
「お前らの事情は分かった。だがお前らの言っていることが事実だとしてそれを証明できる証拠はあるか?」
やっぱりそういう反応になるよな。
証明するべく口を開こうとすると、先にユートが口を開いた。
「いや、こいつらの話は本当かもしれない」
「ユートどういう事だ?」
「この男とのデュエルで俺しか持っていないはずの幻影騎士団やダーク・リベリオン関連のカードを持っていた。だが今の話で納得した」
「それでコイツがダーク・レクイレムを持っていた訳か……」
「それともう一つ彼らの話を裏付けるものができた」
彼らの話に割り込む形で赤馬零児が話に入ってきた。
「どういう意味だ?」
「先ほど連絡があったのだが旧次元転送装置の繋がった先を調べた結果我々の知る領域外へとつながっていることが判明した」
「つまりどういう事だ?」
「彼らは次元をさらに超えた次元から来たことになる。分かり安く言えば我々のいるスタンダード次元を原子と例えるとエクシーズ次元や融合次元などの我々の知る限りの次元をまとめたものが分子とする。だが彼らは我々のいる分子とは別の分子の存在という訳だ」
「ますます分からん」
「なるほどなそう言う事か」
「なぜ今の説明で分かる!?」
なんかあっちだけで話が進んでる。
「……煌、今のうちに私の
霊夢がそう言うのと同時に、彼女の右手から俺に
「ありがとう、霊夢」
「別にいいわ。私は魔力なんて使わないもの」
霊夢にお礼を言って、自力で立つ。
「ひとまずお前らの言っている事は信じよう。それでこれからどうするんだ?」
「帰るべき場所へ帰るだけだ。エアトス、実体化を解いていいぞ」
「わかりました」
エアトスはそう言って実体化を解く。
「まて! そんな簡単に返していいのか?」
「問題ないだろう。彼らの世界と我々の世界がつながったのは偶然ともいえる奇跡だ。しかもそのつながりもしだいに消えかかっている。おそらくもう二度と会う事は無いだろう」
「…………」
零児の言葉に隼は押し黙った。恐らく納得はしたんだろう。
「そう言う訳だ。特にお前らと話す事は無いからここでお別れだ」
「そうか。なら帰らせて貰う、行くぞ霊夢」
「はいはい」
俺たちはデュエルディスクを操作し、次元移動機能を作動させる。
「「ディメンション・ムーバー起動」」
起動させると、俺たちの体が青い光に包まれ始める。
「じゃあな」
そして、俺たちの視界は白く塗りつぶされた。
ーーーー
視界が戻るとそこは、見覚えのある町並みだった。
「戻ってきたな」
「ええ」
歪みは俺たちを吸い込んだ時点で消えているだろう。“あれ”はなにかを転移させれば自然と消える。
「あ! きーーーらーーー!」
「へ? うお!」
突然名前を呼ばれたと思ったら悠紀が抱きついてきた。
「戻ってた! 煌が戻ってたよ!」
「ゆ、悠紀……」
「ふふ。心配かけたんだから、デートでも行ってくれば?」
霊夢の“デート”という単語を聞き、悠紀は俺の手を取る。
「そうだよ。付き合って」
「……了解しました」
そう言って俺は悠紀に引っ張られて行った。
上目遣いは反則でしょ……。
どうも、作者の遊霧です。
「フランドール・スカーレットだよ」
祝! コラボ完了!
「いっえーい! ところでさ……煌、オリカ使いすぎじゃない?」
幻影彼岸バジェの強さが分かりました。おかげで予定より多くのオリカを使ってしまった。《
「……でも2枚とも本編で使うんでしょ」
まぁね、《
「それとさ、P幻影騎士団の名前、なんとかなんなかったの?」
結構考えたんだけど……出てこなかったよ。なので役割名を名前した。幻影騎士団の名前って結構複雑。
「なるほど、その小さな脳ミソを一応は使ったわけだ」
その通りです。
「まだまた言いたいことがあるけど、時間ね」
そのようですな。
「「バイバーイ!」」