東方無関録   作:諍 歌油

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どうも皆さん僕です。

冬休みがもうすぐ終わる……………。

実の所、長期休暇中にかかる謎の学校に行きたい現象が起きてます。

まぁそんなどうでもいい事はいいとして。

では本編どうぞ。


だから僕は異変を終わらす

「それで、僕は君にどうすればいいのかな?」

 

『どうすればいいって、何もしなくていいよ僕がブチノメスだけだから』

 

「何もしなくていいと言われてもね、ブチノメス宣言をされたから抵抗ぐらいはさせてもらうよ」

 

『まぁそれはそうだよね、君にも色々思う所があるだろうし。なにせ僕にも悩み事があるんだ、他の人に悩みや考えがあって当然だ』

 

「君に悩み事?そんな事無さそうな顔してるけど」

 

『顔で何でもかんでも判断するのは良くないよ、確かに僕は常時ヘラヘラ笑ってるけど悩み事ぐらいあるさ。最近は僕みたいに最弱系のキャラがダークヒーローよろしく自分の正義を貫く小説や漫画、アニメが多くなってるからね、それに僕の憧れの人は随分前に連載が終了した漫画のキャラだからね自分のポジショニングが気になるのさ。最近はジョン・マクレーンの方にシフトチェンジして相手に向かって「イピカイエー、クソッタレ」って言う感じのキャラになろうとも考えてるけどそれもどうかと思ってね。その返の事を君は全く持って理解して無いよ』

 

「……途中から何を言ってるか分からなかったけど、まぁ君にも悩みがある事は分かったよ」

 

『おっと、ごめん複雑過ぎてバカにはちょっと分からなかったか。もちろん妖夢ちゃんには分かったよね?』

 

「……分かりたくありません」

 

 分かりたく無い、その言葉は本心から出た言葉でした。

 

 分かりたく無いのです、敵を前にしてこんなに余裕でふざけてヘラヘラ笑ってる人の心境なんて気持ち悪くて考えたくもありません。

 

 叫太さんとは昨日会ったばかりでこの人の事は詳しい事は何一つ分かりません。

 

 ただ、分かる事があるとすれば今の様子や昨日の男性の顔面をぐしゃぐしゃにした事を見ればわかると思いますが叫太さんが何かの線が切れてしまってる事ぐらいです。

 

 別に普段から私は人が嫌いとか、素直になれないで強く当たってしまうとか、そのような事は無いのですがこの人に対してはどうしてもそのように当たってしまいます。

 

 それはなんと言うか、恐怖とは違うけど嫌悪感とかそう言うのとも何か違う。強いて言うなら未知との遭遇で何をどう対処したらいいか分からないからとりあえず突き放そうとしてるような、そんな感じです。

 

『まぁそんなどうでもいい事は置いといて、僕にブチノメサレル前に言いたい事があるなら聞いて上げるけど?』

 

 そう言うと叫太さんは後ろのポケットからナイフを取り出しました。戦いの準備でしょうか?

 

「簡単にやられる気は無いけど、そうだね……」

 

 相手の方(名前はなんと言うのでしょう?)が叫太さんが聞いた事に対して考え始めました、すると叫太さんが先ポケットから出したナイフを振りかぶってなげる動作をしてます。不意打ちなんて卑怯な……あれ?先のナイフを持ってない?

 

『ナイフだーーーー!!』

 

 ズトン!!

 

 何処からか音がしました。まるで何かが硬い物に刺さる用な鈍い音です、でも何も音が出る物が見当たりません。

 

「……これはどう言う事だい?」

 

『あれ?なんで僕のナイフが刺さってないの?』

 

「ナイフ?そんな物無いじゃないか」

 

『ああそうか、君には見えてないのか。ほらこれだよ』

 

 そう叫太さんが言うと、相手の方の少し前の空間がだんだん歪んで見えました。まるで空間自体が何かを覆い隠してるような……そして歪みが完全に無くなるとナイフが見えました。

 

 でも何かに刺さってる様には見えずナイフが空中に浮かんでる奇妙な光景です。

 

 ……あと『君には』って、私の事を完全に忘れてますね。

 

「……驚いたな。君にも能力があるのかい?」

 

『まぁねなんか覆い隠す程度の能力って言うらしいよ、こんな微妙な能力は正直いらないんだけどね。それよりも僕のナイフがなんで空中で浮かんでるのかな?』

 

「それは僕の能力だよ。今君たちにも見える用にしてあげるよ」

 

 今度は空間が歪むとか、そんな事は無くスッとナイフの刺さってる先に木が出てきました。

 

「僕の能力は『絵と色を操る程度の能力』だよ。僕も妖怪の山にいて何も危機感を感じないバカじゃない、周囲に木のある所に入って木をその能力で色を抜いて透明にしてたのさ。それにしても木で身を守るなんて飛び道具ぐらいしか対応出来ないから気休め程度にしてたんだけど、僕は運が良い見たいだ」

 

『凄いね、能力の内容的に僕達って似たもの同士かもね』

 

「似たもの同士?何を言ってるんだい?君の能力は名前的に物を見えなくするだけの能力だろ、でも僕の能力はそれだけじゃない」

 

 すると今度は周りにナイフがスッと出現しました。

 

「そう言えばまだ僕の名前を教えて無かったね、僕の名前は色波 絵画«しきなみ かいが»だ。名前だけでも覚えて逝ってね」

 

『ハハハ、逝くのは勘弁したいな。それよりもそのナイフはなんだい?』

 

「これは絵だよ空中に書いた僕の絵だ」

 

『空中に絵を書けるなんて、なんて言うかチート臭いね。所でその絵に当たったらダメージを受けるなんて、とてもただの絵とは思えない能力は付随してないよね?』

 

「さぁ?それは当たって見たらどうかな!!」

 

 空中のナイフが飛んで来ました、結構な勢いで飛んで来てます。それを以外にも叫太さんは素早い身のこなしで避けてます。

 

 横から来たナイフを体を捻って避けて、前から飛んで来たナイフを体を後ろに曲げる海老反りで避け、後ろから来てると分かると側転のような動きで避けます。

 

「なかなかしぶといね、でも避けてばかりで楽しいかい?」

 

『まさか、そんなので楽しくなる程僕は落ちぶれてないよ。綺麗な女の子なら別だけど!!』

 

 叫太さんがまた何かを投げました、もちろん能力のせいで何を投げたのか分かりません。

 

 ベチャ!!

 

 今度は先程とは違い、何か液体のような物が硬いものにぶつかる様な音です。……今更だけど完全に二人とも私の事を忘れてますね。

 

『あれ?まだ木があったの?』

 

「周囲に木がある場所って言っただろう、それよりも何を投げたんだい?」

 

『ほら、これだよ』

 

 また先と同じように空間が歪んでます。今度出てきたのは……卵?けど殻がありません。

 

「これはなんだい?」

 

『卵だよ、昔卵をお酢に付けると殻が溶けて無くなるんだって知ったんだ』

 

「そう、それをぶつけて何をしようと?」

 

『目潰しになればいいかなってね、そんな事も分からないなんて少しは自分で考えてみれば?何でもかんでも聞くのは現代っ子の悪い所だよ』

 

「……そうか、つまり君は僕の事を舐めてるんだな!!」

 

 またナイフが飛んで来ますが叫太さんは先程と同じように避けて、隙を見てはまた見えない卵を投げます。

 

 しかしその度に見えない木にぶつかり、何処かでベチャっベチャっと言う音がします。そのせいで真剣に戦っているのになんか子供の戦いごっこのように見えてだんだん二人が仲良しの友達に見えてきました。

 

「そろそろ殺られてくれないかな!!」

 

 ベチャ!!

 

『だが断る』

 

 ベチャ!!

 

『この僕の好きな事は自分が上だと思ってる奴に「NO」と断ってやる事だ』

 

 ベチャ!!

 

 もう一度言いますが、二人は真剣に戦ってます。ただ音と使う道具の選択が間違っているだけです。

 

「そうか、なら仕方ないな。これはあまりやりたくは無かったんだが」

 

 そう言うと今度は私の方にナイフが飛んで来ました、どうやら私の事を忘れた訳では無いようです。

 

『妖夢ちゃん!!』

 

 叫太さんが叫んで警告をしてくれました。どうやら叫太さんに投げては埒が明かないので私に攻撃をしてきたみたいですが、叫太さんに回避できる攻撃を私に回避出来ない事はありません。

 

 飛んで来たナイフに私は腰に差してる二本の刀の一つ、楼観剣でタイミングを合わせて弾こうとします。

 

『妖夢ちゃん避けろ!!』

 

「な!!」

 

 おかしい、楼観剣で弾こうとした瞬間ナイフが楼観剣をスッとすり抜けて来て腹部に刺さりました、刺さった箇所に鋭い痛みが走り血も出てきました。

 

「な……んで?」

 

「何でって、最初に説明したじゃないか。それは絵だよ?それは空中に書いた絵、つまり空気みたいな物だ。君は空気を切れるのかい?それは相手の能力の警戒もしないで剣で弾けばいいと言う怠惰が産んだ結果だよ」

 

「でも絵ならなんで、ダメージが?」

 

「ほら目の錯覚ってあるだろう?」

 

「錯……覚?」

 

「そう、人間の脳は簡単に騙せるらしいよ。それで君が傷ついた絵を見せて君の脳を騙して君にダメージを与えたんだよ」

 

「そん……な」

 

 刺さった箇所が痛い。空気を切るには五十年は掛かると言うが、私はまだまだ未熟だ。

 

『妖夢ちゃん、大丈夫?』

 

 叫太さんがこちらに来ました、私の事を心配してるのでしょうか?

 

「さてと、怪我人を一人抱えた状態で勝てるかい?」

 

 このままじゃ叫太さんは間違いなく負けてしまう、叫太さんの足で纏いになる訳にはいかない。

 

「叫太さん、私の事はいいですから戦ってください」

 

『妖夢ちゃん……』

 

 叫太さんは先程、自分の命なんてどうでもいいと言いました、なら他人の私の命なんてどうでもいい筈です。

 

「……それは嫌だ」

 

「叫太……さん?」

 

「俺は確かに何にも興味も関心も持てないけど、仮にも一緒に話してくれた女の子を、その女の子が傷ついてる所を見捨てる奴にはなりたくない!!」

 

『……それだけは本当だよ』

 

「で、でも私のせいで……」

 

『安心してよ、こんな状況なんて金魚すくいのあの紙を破るくらい簡単な事だから』

 

「でもこの状況を打破出来る策なんてあるんですか」

 

『いや、あるぜ!!』

 

「え!!あるんですか!!」

 

『それは足を使う……』

 

「足?一体何を……」

 

『それは……』

 

 そう言うと叫太さんは服の内側からオレンジのような黄色のような丸いもの、おそらく先程言っていた卵を取り出しました、しかし今度は見えるようにしてます。

 

 そしてそれを相手に投げました。

 

「まだ抵抗するのかい?」

 

 しかし見えているのと大した速度で無いのを考えて、避けられるのは明らかです。

 

 ドカン!!

 

 しかしここで変化がおきました。なんと卵が爆発したのです、結果的には爆発の煙で相手の視界を覆い隠しました。

 

『逃げるんだよォ!!』

 

 ……どうやら叫太さんの策は逃げる事だったようです。

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………

 

『それで妖夢ちゃん、体は大丈夫?』

 

「はい全く問題無いです」

 

 やあ皆さんちょっと前に絵描き志望の人、えっと……田中太郎だっけ?太郎君と戦ってきた僕だよ。

 

 太郎君から逃げると妖夢ちゃんの怪我や痛みはまるで何事も無かったように消えた。

 

 どうやら本当にただの絵を見せられてただけらしい。

 

 ちなみにだけど、あの爆発は卵の用に見せかけた僕の弾幕だ、未だにコントロールが、上手く行かなくて爆発してしまうんだ。

 

「それで、どうやってあの方……色波さんを倒すんですか?」

 

 妖夢ちゃん、今絶対に名前忘れてたよね。……僕も全く人の事を言えないけど。

 

『それは簡単だよ、先はちょっと避けるのに必死で出来なかったけどちゃんと策はあるんだ』

 

「本当ですか!!」

 

『あぁこれなら確実に相手を倒せる、コーラを飲むとゲップが出るくらい確実にね』

 

「は、はぁ……」

 

 う~ん反応が微妙だな、まぁいいか早く太郎君を倒さないとね。

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………

 

「……懲りたりしないのかい?君達は」

 

『やあ、先ぶりだね。懲りないかって?何を言ってるんだ、妖夢ちゃんを傷付けた奴を見逃す訳ないだろ?』

 

「私は叫太さんが殺られた時の為にいるだけです」

 

『ちょっと!!殺られる前提かい?もう少し信用してもいいじゃないかな?まぁまともに戦ったら負けるだろうけど』

 

「……今のでもっと信用出来なくなりました」

 

「それで、どうやって僕に勝つつもりだい?」

 

『まぁそれは今は簡単な事だから置いといて』

 

「……簡単だと?」

 

『取り引きをしようよ』

 

「取り引き?」

 

『あぁ、今の異変をやめてくれないかな?』

 

「それをして僕に何の得がある?」

 

『実は僕は今度咲夜さんって言う超絶美人とディナーの約束をしてるんだ。異変をやめてくれたらその人とのディナーを変わって上げるよ』

 

「チッ!!」

 

 おっと、どうやら怒ってしまったようだ、ナイフが僕に向かって飛んで来る。

 

「全身串刺しになって死ね!!」

 

「叫太さん!!」

 

『串刺し?何の事だい?』

 

「叫太さん!?」

 

「な!?」

 

『お、その声からして皆驚いてる?』

 

「な、何を言ってるんですか!?」

 

『何をって見たまんまの……いや聞いたまんまの事だよ』

 

「お前、どうしてナイフが刺さってるのにダメージが無いんだ」

 

『へぇー今僕にナイフ刺さってるんだ』

 

「叫太さん、まさか……」

 

『やっと分かった?そうだよ、僕の視力を覆い隠した』

 

『ナイフが刺さってるのが見えなければ錯覚もしないよね?だから僕にダメージはない』

 

「ふん、だが目が見えなければ何もできなちだろ?」

 

『あぁそうだね、じゃあもう仕方無いね視力を戻そう』

 

 おお!!見えた見えた、えっと……田中君は大分ご立腹見たいだね。

 

『じゃあ僕の視力をなくさないでそのナイフを見えないようにしなくちゃ』

 

「……そんな事出来る訳ないだろ」

 

『ねえ太郎君』

 

「色波さんです」

 

『ねえ色波君、僕達は今どうしてこの光景が見えてるか分かる?』

 

「……は?」

 

『僕達は太陽の光が反射してそれが目に入るから見えてるらしいよ』

 

「何が言いたい!!」

 

『僕の能力はね、覆い隠す程度の能力なんだけどね多分空気を通ってる光を曲げたり何なりして物理的なものは空気で覆い隠してと思うんだよね』

 

「……叫太さん、まさか!!」

 

『ねえ色波君、もし僕が光を覆い隠したらどうなると思う?』

 

「お、おいお前まさか!!」

 

『これなら僕の視力を覆い隠さずにナイフが見えなくなるね』

 

「止めろーー!!」

 

 おお凄い声だ、けどもう遅い。

 

『いやいや、君がこんな異変を起こしたから悪いんだ。だから……』

 

『僕は関係ない』

 

 僕がそう言い終わると僕の……いや、僕達の視界は真っ暗になった。

 

『良かったね色波君、もうこれで君の夢に反対する父親も、色が変わった暖簾も、ナイフで串刺しになって苦しがる人も見なくて済むよ』

 

「ふざけるな!!お前もう何も見えないんだぞ!!綺麗な里の景色も、草木も、海も、何もかもが見えないんだぞ、自分の為だけにこんな事をしてお前……頭がおかしいのか!!」

 

『おいおいよしてくれよ、目に見えなくてもまだ聞こえるしまだ匂いも分かるんだぜ?そんなに悲観的になるなよ。それに聞くだけでも物の位置なんかは分かるんだよ?ちょうど今叫んでる君の位置ぐらいなら。所で、僕の持ってるナイフが一つだけだと思う?』

 

「な!?止めろ、死にたくない……死にたくな~い」

 

 まぁ一つだけなんだけどね。

 

 あとはこれで脅して今回の異変を解決すれば良いだろう。

 

「夢想封印!!」

 

 あれ?この声何処かで聞いた事あるな?

 

 あれ?なんで光を覆い隠してるのに光がとんでくるの?

 

 そしてなんで僕の方にとんでくるの!?

 

『ゲボバァ!!』

 

 吹っ飛ばされた途中でなぜか霊夢ちゃんがこっちに飛んで来てる用な気がした。

 

 あぁダメだ痛くてもうすぐ意識を失ってしまう、もうすぐで異変解決だったのに

 

『また勝てなかった』

 




今回はかなり長くなりました。

こんな文才も何も無いただ長いだけの文章を読んでくれるだろうか?

ではまた次回。
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