反転学園~超教師級のダメ侍と超高校級のバカ達の物語~   作:オゼル

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今回やっと、学園の名前とタイトルが決まりました、学園の名前が何故、反転なのかは話が進むうちに分かってきます。




第11話 子猫純情一直線 後編

前回のあらすじ

一誠とアーシア達は学園長の依頼で倉庫の整理をしていた、そんな中、一誠は惚れ薬と書かれた壷を見つけた、その惚れ薬を取ろうと一誠は手を伸ばしたが、思わぬ事故で壷は子猫にかかってしまった、だがその惚れ薬は相手の背骨が折れるまで抱きしめてしまう程の効力で一誠は子猫から逃げたが、追い詰められてしまう。

 

「許してぇぇぇ!いや、いやぁぁぁぁ!」

 

「一誠先輩…愛してます」

 

「うわぁぁぁ!」

 

ドゴオオン!

 

一誠は自分に向かって来た子猫をかわしたが、子猫はそのまま壁と激突し壁が崩れ落ちた

 

「どうしてキスを避けるんですか?」

 

(!いっ、今のキスだったのか?あんなもの喰らったら頭蓋骨が粉々に砕けちまう)

 

「先輩、キスを!」

 

「だめぇぇぇ!!キスは大人になってからぁぁぁぁ!!」

 

子猫は倒れている一誠にキスをしようと走り出したその時

 

ダアァァン! ダアァァン!

 

「!?」

 

突然、子猫に何かが当たり子猫は地面に倒れこんだ

 

「なっ、何だ?」

 

一誠が倒れた子猫を見ると、子猫はトリモチの様な物で体を押さえられていた

 

「とっ、トリモチ?何で?」

 

「兵藤!」

 

「!!」

 

一誠が声のする方を振り向くと、そこに近藤、土方、山崎、翼がパトカーに乗っていた

 

「早く来い!逃げるぞ!」

 

「たっ、助かった!」

 

一誠はすぐにパトカーに乗り込み、近藤達はその場を後にした

 

「先…輩…」

 

ブチブチブチ

 

子猫はトリモチを力ずくで引きちぎり、一誠達を追おうとしたが

 

「おっと、待ちな」

 

「?」

 

子猫の目の前に、総悟や他の風紀委員達が立っていた

 

「悪いがこれ以上、お前の好き勝手にはさせねえぜ」

 

「話は全部聞きましたの、子猫先輩あなたは惚れ薬であのオッパイ馬鹿が好きだと勘違いしているんですのよ」

 

「兵藤君には後で私とフェイトちゃん、はやてちゃんがオ・ハ・ナ・シ、しておくから心配しないで」

 

「邪魔……」

 

「「「えっ?」」」

 

「邪魔を……するなぁぁぁぁ!!」

 

そう言うと、子猫は目にも留まらぬスピードで総悟達に向かって行った

 

 

その頃

 

「あの、一体どこに向かってるんですか?」

 

「何、残った沖田達が子猫を捕まえるまでの間走り回るだけだ、心配はするな」

 

「トシ、そろそろ総悟達の方は終わったんじゃないか?」

 

「そうだな…」

 

土方は無線機を取り出し、総悟達に連絡を入れる

 

「おい、総悟そっちの状況はどうだ?もう塔城の奴は捕まえたか?」

 

『状況もなにも……ぎゃああああ!!』

 

「!おい!総悟、どうした!?」

 

『えっ!うそっ!そこやめて!そこだけはやめて!ガラスのハートだから!俺ドSだけど心はガラスだから……のおおおおおおお!!』

 

「そっ、総悟ぉぉぉぉぉ!!」

 

プツッ ツー ツー ツー

 

「…………馬鹿な」

 

「おい!どうしたんだトシ?」

 

「総悟達がやられた」

 

「何だと!?ありえねえ、幾ら子猫ちゃんが怪力でも総悟や高町達がやられるなんて!」

 

「恋する女は強いってか?笑えねえぞ」

 

「どっ、どうするんですか、副長!」

 

「ちっ、学園の隅に特撮物で使ってそうな岩場があっただろそこに向かう!」

 

「えっ?何でそんな場所に?」

 

「兵藤、足元を見てみろ」

 

「?……なあっ!?」

 

一誠は翼に言われ足元を見ると、そこにはマシンガンやバズーカやら無数の武器が鎮座していた

 

「こっ、これは?」

 

「風紀委員は学園内の事に関して警察と同様に動ける、その武器も見た目はゴツイが、中身はさっきのトリモチや麻酔弾だがな」

 

「けど、沖田の奴はたまにマジ物を撃つじゃないか」

 

「いやっ…まぁ、それは状況次第って事で…」

 

「山崎、お前は先生達に連絡を入れておけ!トシ、スピードアップだ!」

 

「了解!」

 

土方はアクセルを入れ、その岩場に向かって行き

 

岩場に着いた一誠達はリアス達と合流し子猫が来るのに備えていた

 

「子猫ちゃん、本当に来ますかね?見失っちゃたんじゃないんですか部長?」

 

「今の子猫を舐めちゃ駄目よ一誠、子猫は必ずくるわ」

 

「トシあれはあったか?」

 

「ああ、能力者や魔族用の手錠だろ、ちゃんと持ってるぜ」

 

「そうか、しかしウチの学園にはいろんな物があるなぁ」

 

「案外これも学園長の趣味とか」

 

「そうかもな、がははははは!…んっ!」

 

「山崎!」

 

「なっ、何ですか副長!」

 

「来たぞ!」

 

「えっ?何がですか?」

 

「朱乃!祐斗!一誠を守って!」

 

「了解ですわ」

 

「心配しないで一誠君、君は僕がかならず守るから」

 

リアス達が戦闘態勢に入ってすぐに、岩場に子猫が歩いてきた

 

「先輩…」

 

「子猫、いいかげんにこんな事はやめなさい」

 

「部長……部長の命令でも嫌です」

 

「子猫…」

 

「しょうがねえ、山崎!手錠だ!」

 

「はい!今持って…どわあぁぁ!!」

 

山崎は能力者用の手錠を土方に渡そうとしたが、落ちていた石に躓いて手錠をぶちまけてしまった

 

カチャ

 

「「えっ?」」

 

手錠は空中に散らばった手錠は偶然にも全員の手に掛かった

 

「………えっ?」

 

ええええええっ!?

 

「山崎ぃぃぃぃぃ!!」

 

「ひぃぃぃぃぃ!!」

 

「どんなミラクル起こしてんだてめえは!」

 

「やばいって!こんな状況じゃ何も出来ねえぞ!」

 

「一誠先輩…」

 

「おい、最悪の状況だぞ」

 

腕が繋がってうまく動けない自分達に向かってくる子猫を見て土方は焦る

 

「待つんだ子猫ちゃん!」

 

「!誰だ!?」

 

突然、崖の上から声が聞こえ一誠達は崖に目を向けたそこにはリア充男子撲滅の会のメンバーが立っていた

 

「子猫ちゃん!君は薬のせいで一誠の馬鹿を好きだと錯覚しているだけだ!」

 

「そうじゃなかったら、おっぱいの事しか頭にない兵藤の事を好きになるはずないじゃないか!」

 

「誰がおっぱいしか頭にないだ!」

 

リア充(アホ)会の奴らは子猫を説得?したが

 

「分けのわからない事を言わないで下さい、薬なんて関係ありません」

 

「!くそっ!やはり子猫ちゃんを正気に戻させる為には、兵藤を殺すしか…」

 

そう言って馬鹿の会は一誠に目を向ける

 

「なっ、何言ってんだお前ら!」

 

「そうよ、私の一誠を殺すなんて、そんな事を私がさせるわけ…」

 

「一誠どおぉぉぉぉん!」

 

「「えっ?」」

 

ズン!ズン!ズン!

 

突然、野太いおっさんの様な声が一誠の名を呼んだかと思うと、巨大な足音が聞こえ一誠達が声の方を振り向くと

 

「「ゲッ!?」」

 

「一誠どん!やっと見つけました!おいどんの愛を受け取るでごわあぁぁぁす!」

 

「ちょっとおぉぉぉ!何あの像!?何で動いてんの!?何で俺の名前呼んでんの!?」

 

「いや、それより雪音!なぜお前と坂田先生がそこにいる!」

 

翼は動く像の肩にしがみついている銀時とクリスに声をかける

 

「いや、それはなんと言いますか…」

 

「惚れ薬がこいつにも掛かってたんだよ!頼む、誰か何とかしてくれ!」

 

「なっ、何とかしてって……」

 

「この状況でどうしろってんだ!?」

 

リアスと土方、他の皆もあきらめの表情が顔に現れ

 

「今だ!兵藤を倒せぇぇぇ!!」

 

馬鹿の軍団が一誠達に向かって行き

 

「はあぁぁぁぁ!!どすこーい!」

 

像が一誠に飛び掛ろる

 

「「うわあぁぁぁぁ!」」

 

何かと何かがぶつかる音が聞こえたかと思うと、銀時とクリスが一誠達の目の前に滑り込んできた

 

「?……えっ?」

 

リアスは突然の事で状況が理解できなかったが、目の前の光景を見て驚いた

 

「くぬぬぬぬぬぬ!!」

 

「うっ……うぅ…!」

 

「子猫「ちゃん」「さん」!?」

 

そこには像の巨大な手を自分の両手で押さえている子猫がいた

 

「おいどんの愛を妨害すると、潰してしまうでごわ~す!」

 

像は両手に力を加え始める

 

「先輩、傷つける…私…ゆるさない!」

 

「古代中国石像!華奢な小娘なぞに負けぬでごわす!おいどんの愛を知れぇぇぇ!!」

 

像はさらに力を加え子猫は後ろに押されていく

 

「私が…死んでも…先輩は…守る!」

 

「のわっ!」

 

子猫は右手で像の腕を掴み

 

「兵藤ぉぉぉぉ!!…えっ?」

 

「たあぁぁぁぁ!!」

 

「「ぎゃあああああ!!」」

 

ダガアァァァァン!

 

像はそのまま投げ飛ばされ、馬鹿共は自業自得と言った形で巨人と激突し、そのまま崖に叩きつけられた

 

「はっ…はははっ…」

 

一誠はその一部始終を見て冷や汗を流しながら笑っていると

 

「先…輩…」

 

「へっ?……ぎゃあああ!!」

 

子猫は一誠に抱きついた

 

「こっ…子猫!」

 

「先輩…私の事……好き?」

 

「すっ、好き!大好き!今はまだちっさいけど、将来もしかしたら大きくなるかもしれないその胸も大好き!…だから命だけは…」

 

「部長や、アーシア先輩より…好き?」

 

「えっ?」

 

「私は、部長や朱乃先輩、木場先輩、アーシア先輩…皆好き……でも、一誠先輩が一番好き…」

 

「子猫ちゃん…」

 

一誠はそんな子猫を見て、何も言えず、唯じっと子猫を見つめていた

 

「大好き…」

 

そう言って子猫はその場に崩れ落ちた

 

「子猫!」

 

「子猫ちゃん!」

 

「どわっ!」

 

一誠は手錠をかけられている事も忘れて倒れた子猫を抱きかかえる

 

「なっ…何で?」

 

「体に負担が掛かりすぎて、気絶したそう考えるのが普通ですよね?」

 

山崎はそう土方に話す

 

「なぁ、織村先生よぉ」

 

「何だ、坂田先生?」

 

「幾らなんでもおかしくねぇか?あんなタイミングで気絶するなんてよ」

 

「確かに…」

 

「もしかしたら、兵藤を守る為に本能的に……」

 

「気絶したと言うのか?」

 

「「………まさかな」」

 

「おいおい、一体どうなってんだ?」

 

そこに惚れ薬の解毒剤を持った学園長が現れた

 

「学園長!来るの遅すぎですよ!」

 

「しょうがないだろ、解毒剤を見つけるのに時間が掛かったんだ、そもそも兵藤、お前が惚れ薬なんぞ盗もうとしなければこんな事にはならなかったんだぞ」

 

「はっ、はい…」

 

「今日中に反省文100枚提出する事、それに明日中に壊れた倉庫を直せ、一人でだ」

 

「そっ、そんなぁぁ」

 

「これぐらいで済んで、むしろ良かったと思うんだな」

 

そう言って学園長は元来た道を戻っていった

 

「?…!ちょっと待って学園長!手錠の鍵持ってきて!」

 

近藤は手錠の事に気づき学園長を呼び止めたが学園長は行ってしまい、結局手錠がはずせたのは、それから2時間後の事だった

 

そして、翌日

 

「はぁ…」

 

一誠は壊れた倉庫の壁を直すために一人奮闘していた

 

「幾ら俺の責任とは言え、これを一人でやるのはなぁ……それに謝らないといけないのに」

 

「誰にですか?」

 

「そりゃ、子猫ちゃんに……って、こっ、子猫ちゃん!」

 

一誠はいつの間にか自分の後ろに立っていた子猫に気づき驚く

 

「お昼ご飯を持ってきました、これを食べたらすぐに修理に戻ってくださいね」

 

子猫は弁当箱を一誠に前に置き、そのまま帰ろうとしたが

 

「こっ…子猫ちゃん!」

 

「何ですか?」

 

「その…昨日はごめんな、俺のせいであんな事に」

 

「そうですね、いい迷惑です」

 

「!…そっ、そうだよね」

 

「けど…少し嬉しかったです」

 

「えっ?今、子猫ちゃんなんて?」

 

「!…べっ、別に何でもありません、それじゃ」

 

子猫はそのまま旧校舎にあるオカ研の部室に戻っていく、だがその顔にはうっすらと笑みがこぼれていた

 




次回はダンダンロンパのキャラで銀魂の原作話を作ろうと思います。

楽しみにしていく下さい。
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