反転学園~超教師級のダメ侍と超高校級のバカ達の物語~ 作:オゼル
ルパン達がフロンティアに向かっていた頃、マリアはウェルと共にフロンティアの中央に位置する塔の頂上にいた。
ウェル
「ふふっ」
ウェルは懐から何かを取り出す。
マリア
「それは?」
ウェル
「Linkerですよ、聖遺物を取り込む、ネフィリムの細胞サンプルを生成したLinkerです」
プスッ
そう言って、ウェルはLinkerを自分の左腕に注入した。
するとウェルの左腕が禍々しい物へと変貌していった。
マリア
「!?」
ウェル
「ははっ」
ウェルはフロンティアの制御装置にネフィリムの細胞を注入した左腕を翳し、システムを起動させた。
ウェル
「へへっ、早く動かしたいな…ちょっとぐらい動かしても良いと思いませんか?ねぇ、マリア」
マリア
「!」
ウェル
「さぁ、いけ!」
ゴゴゴゴゴゴ!
ウェルがフロンティアを操作した事によって、塔から金色のエネルギー体が空へ昇っていき、それは宇宙にまで達する、そして
シュウウウ!
金色のエネルギーは、宇宙で巨大な手の形になり、その手は月を掴み、
ウェル
「どっこいしょおぉぉぉぉ!!」
ウェルの掛け声と同時に、巨大な手は月を押し当て。
ゴゴゴゴゴゴ!
ナスターシャ
「!これは…まさか!」
フロンティアは海を離れ、空へと浮上して行く。
ウェル
「楽しすぎてメガネがずり落ちてしまいそうだ」
ウェルは再びフロンティアを動かし、海上からこちらを砲撃している米国の艦隊をフロンティアの力で上空に持ち上げ、
ウェル
「プチッとな!」
ガガガガッ!
ガシャ!
ベコッ!
ドオォォォン!!
米国の艦隊をフロンティアの重力波で押しつぶし、艦隊は爆発した。
ウェル
「ふむ、制御できる重力はこれぐらいのようですね……ふふふっ、はははははは!!」
マリア
(……果たしてこれが、人類を救済する力なのか?)
ウェル
「手にいれたぞ、蹂躙する力これで僕も英雄になれるこの星のラストアクションヒーローだ!やったあぁぁぁぁ!!………んっ?」
ウェルは力を手に入れた事で有頂天になるが、その時モニターに一機の飛行艇がフロンティアに向かってくる事に気づいた。
ウェル
「まったく、今度は空からですか、しつこい奴らだ」
ウェルはそう言って、飛行艇もフロンティアの重力波で押しつぶそうとしたが、
ウェル
「……あれっ?」
飛行艇は、重力波を受けても機体は押しつぶされず、フロンティアに向かってくる。
ウェル
「どどっ、どうなっている!?なんで、こちらの重力波が!」
マリア
「…………」
ウェルは重力波が効かない事に焦りだし、マリアもその飛行艇を黙って見ている事しか出来なかった。
そしてその飛行艇では、
ルパン
「おいD!どうなってんだ、さっきから減速してるのにスピードが全然落ちねえんだけど!」
D
「なにっ?……あぁ、すまん力入れすぎたようだ、これは止まりそうにないな」
ルパン
「なにっ!?」
D
「このまま飛び降りたほうが早いぞ」
ルパン
「おっ!おいD!」
言うが早いかDは飛行艇から飛び降りた。
不二子
「もう!無責任!」
次元
「どうすんだルパン!?」
ルパン
「どっ、どうするったって……飛び降りるしかねえだろ!」
ルパンは飛行艇の高度を地面すれすれまでに落とすと、ベルトを外し飛行艇から飛び降りる。
次元
「くそっ!しょうがねえ、俺達も行くぞ」
五ェ門
「承知!」
不二子
「まっ、待ってよ!」
銭形
「おっ、おい!ワシを置いていくな!」
そして次元達もルパンとDに続くように飛行艇から飛び降りた。
ウェル
「なっ、なぜだ?なぜこちらに向かってくる」
マリア
「まさか…こちらに突っ込む気?」
ウェル
「なっ!?」
ドオォォォン!
マリア
「きゃあっ!」
ウェル
「ひっ、ひぃぃぃ!!」
そして誰もいなくなった飛行艇はそのまま飛んでいき、マリアとウェルがいる塔に突っ込んでいき、そのまま爆発した。
爆発の振動でウェルは倒れるが、マリアは柱に掴まり振動に耐えた。
ウェル
「誰だ、誰が僕の邪魔を!?」
マリア
「いったい、なにが起こっているの?」
その頃、フロンティアに着地したルパン達は
次元
「D!てめえ、加減って言葉を知らねえのか!」
D
「すまん、俺も予想できなかった、やはり力が馴染むまで待っておくべきだったな」
五ェ門
「そういえばお主、なぜ力が戻ったのだ?」
D
「それは……いや、その話は後でも良いだろう」
Dはそう言って立ち上がり
D
「ルパン、これからどうするつもりだ?」
ルパン
「あぁ、俺とD、不二子はあの中心の塔を調べに行く、次元に五ェ門、とっつぁんは周りを調べてくれ、マリア達を見つけたら出来るだけ傷つけないで捕まえてくれないか」
次元
「良いぜ、俺もガキを撃つのは気が引けるんでね」
五ェ門
「承知つかまつった」
銭形
「元々ワシは奴らを捕まえにきたんだ、殺す為にきたんではない」
次元
「お前らも気をつけろよルパン」
次元達はルパン達から離れ走り去って行った。
ルパン
「頼んだぜ次元……不二子、D、俺達も行くぞ」
不二子
「OK」
D
「任せろ」
そしてルパン達も塔の中に入って行く。
???
「ふふふ」
だが、そんなルパン達を遠くから眺めていた人影が三つ。
トミーロッド
「フィーネの奴らを殺すはずが、まさかあいつらに出くわすとはね」
バリーガモン
「どうします、副料理長?」
トミーロッド
「ん?お前らはフィーネの奴らを片付けろ、僕はあいつらをやる」
ボギーウッズ
「分かりました」
そしてトミーロッド達もルパン達が潜入して行った、塔に向かって行った
次回こそ、バトルに入ります。