反転学園~超教師級のダメ侍と超高校級のバカ達の物語~ 作:オゼル
作者の八つ橋うい郎さんには許可を取っています。
U社の事件が合ったその翌日
学園の体育館には小等部、中等部、高等部までの生徒と全教師が集まっていた
銀時「はぁ、何で今どき全体集会なんかやらなくちゃいけねえんだよ?」
そんな中、高等部2年Z組 担任の坂田銀時はため息交じりに突然の全体集会に愚痴を吐いた
千冬「私語は謹んだ方が良いぞ坂田先生、今日は学園長が生徒達に顔を見せるんだからな」
その横で高等部1年A組の担任、織斑千冬が銀時を注意する
銀時「てか、大丈夫なのか?絶対ラギの野郎暴走するぞ」
千冬「大丈夫だ、学園長はそこまで短気ではない」
銀時「だったら良いけどな」
そんな話を二人がしている間に全体集会が始まり学年主任の鉄人こと西村宗一が教壇の前に上がった
鉄人「さて、突然集会を開いた分けだが、今日は不祥事でこの学校を去った高等部校長、バ…ハタ校長の後任として外部からわざわざある方が赴任して下さった」
鉄人の言葉に若干、生徒達がざわめいた
鉄人「静かに、赴任した校長の紹介は我が学園の学園長に紹介していただく」
鉄人の“学園長”の言葉にざわめきはさらに大きくなった
明久「確か学園長って100歳を超えたおじいちゃんだったはずだよね?」
雄二「ああ、大丈夫なのか?そんな奴呼んで?」
鉄人が担当する2年A組の吉井明久と坂本雄二がそんな話をすると
鉄人「ではラギ学園長、後はお任せします」
鉄人が離れると、ラギがゆっくりと生徒達の前に姿を見せた
ラギ「おはよう生徒諸君」
雄二「なっ!?」
明久「あれが?学園長?」
大和「どう見ても100歳の爺さんに見えねえぞ?」
学園長を100歳を超えた老人と思っていた生徒達はラギの顔を見て驚いた
ラギ「私がこの学園の学園長でありこの学園の創設者でもあるナテル・ラギだ、私をはじめて見る生徒がほとんどだと思うが、私の姿を見て驚いた子もいるだろう」
唖然としている生徒達を尻目にラギは淡々と語り続ける
ラギ「さて、色々と聞きたい事はあると思うが、まずは新しい校長をお呼びしよう…それと喜べ、赴任する校長の本職はメイドだ」
ラギのその一言で体育館の中が静まり返りその直後、歓声(ほぼ男子)が響き渡り、一部の男子生徒と女子生徒はメイドが教師…しかも校長になるという奇妙な出来事に首を捻る。
静まれ!、鉄人と他、教師達の一喝で静寂が戻った……が、生徒の目(男子)には欲望が渦巻きまくっていた
「それでは、先生どうぞ」
赴任校長が姿を現した時、先程よりは控えめな歓声が上がる。が、新任校長の全貌が明らかになった瞬間、生徒達が凍りついた。頭を飾るはフリルの着いたホワイトブリム、身に纏うはロングスカートが清楚さを感じさせるヴィクトリアン調メイド服。格好は紛うことなきメイドである。だが、その格好をしている者が問題なのだ。
顔の上半分をホワイトブリムと同化した仮面で覆い、大きな口の中にはサメの如く尖った純白の歯が。漆黒のマニキュアが塗られた両手の爪は鋭く尖り、無造作に伸ばされた腰まで届く髪は心なしか触手のように蠢いているように見える。それら全てを併せ持っているのは、筋骨隆々な体躯の“大男”
「初めましてだ諸君!!」
低く渋い、しかしよく通る声を轟かせ大男は、親指で自身を指し示して高々と名乗りを上げた。
「俺の名はコガラシ! 今日からこの学園の高等部校長に赴任する事になった、メイドガイのコガラシだ!!」