反転学園~超教師級のダメ侍と超高校級のバカ達の物語~   作:オゼル

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今回は学園sideの話ではなくルパンsideの短編を書いてみました。

元の話はルパン三世シーズン2の話です。


第32話 ルパンのお料理天国 前

ジュージュー

 

ルパンの無数にある隠れ家の一つ

 

その隠れ家で次元達が夕飯の調理をしていた。

 

パンパンパン!

 

次元

「ちっ、遅かったか」

 

次元は時折、マグナムを撃つ構えをしながらフライパンの上でベーコンと豆を焼き、

 

サラサラサラサラ

 

五ェ門

「できたな」

 

五ェ門は後ろに置かれてある砂時計の砂が全て流れ落ちた事を確認すると、

 

五ェ門

「ふんっ!」

 

シャキン!

 

砂時計の横に置かれてあるカップそばの蓋を斬りはがす。

 

五ェ門

「ピタリ3分間」

 

調

「♪~ふふ~ふ~ん♪」

 

切歌

「調、今日の夕ご飯は何デスか?もうお腹がペリンコファイヤーデス」

 

調

「冷蔵庫の中にあった残りを入れた特製シチューだよ」

 

切歌

「ごちそうデス!」

 

そしてそれぞれができた夕食を食べていると、

 

ルパン

「たら~♪たりらら~ん」

 

ドアが開き、タキシードを着たルパンがリビングの中に入ってきた。

 

ルパン

「どうよ、決まってるだろ」

 

次元

「んっ?」

 

五ェ門・調・切歌

「「「・・・・・」」」

 

次元

「キアヌ・リーブスと良い勝負だぞ、その面さえなかったらな」

 

ルパン

「!けぇぇ、自分がもてないからって僻むなよ・・・やれやれまたベーコン豆やインスタントそばに余り物のシチューなんか食べて侘しいねぇ」

 

切歌

「むっ・・・じゃあルパンは何を食べるんデスか?」

 

ルパンの言葉にムカっときた切歌がルパンにそう言うと、

 

ルパン

「俺か?俺はこれから不二子と一緒に一流レストランでお食事よ」

 

五ェ門

「人それぞれ好みとゆう物がある」

 

切歌

「その通りデス!」

 

ルパン

「良い女とうまい料理それが俺のメニューなのさ、それじゃあまぁ行ってくるわな」

 

ルパンは花瓶の中のバラを抜き取りリビングから出る。

 

次元

「気をつけろよルパン、あの女に食われないようにな」

 

ルパン

「お前らも栄養良いもの取らなきゃだめだぜ、それに調に切歌はちゃんと食べなきゃ大きくならないよ、胸とか」

 

ピキッ!×2

 

調・切歌

「大きなお世話「デス」!!」

 

パリィィィン!

 

切れた二人がシチューの皿をルパン目掛けて投げつけたが、皿はルパンに当たらず壁にぶつかり砕け散った。

 

ガチャ

 

すると、またドアが開き、今度はドレスを着たマリアが部屋の中に入ってきた。

 

マリア

「今の音なに?」

 

切歌

「あれ?マリアなんでドレスなんか着てるデスか?」

 

マリア

「えっ?これ・・まぁ、ちょっとね」

 

次元

「ひょっとして、ルパンの事でも尾行するつもりか?」

 

マリア

「!!」ドキッ

 

次元

「図星か」

 

マリア

「ちっ、違うわよ!あの女がルパンを食事に誘うなんて絶対何かあると思って、それで心配だから行くだけよ!」

 

五ェ門

「健気でござるな」

 

マリア

「とっ・・とにかく!帰りは遅くなるからそれと調に切歌、お土産楽しみにしておいてね」

 

マリアは顔を赤くしながらその場から急いで立ち去っていった。

 

そして、ルパンとルパンを追っていったマリアは不二子がいるレストランに入り、ルパンは不二子とある話をし、マリアは少し離れた席で2人を監視する。

 

ルパン

「グルメール男爵の城でメイドのアルバイトか・・それで見つけたのかその宝石のコレクションは?」

 

不二子

「それが、どうしても隠し場所が分からないのよ」

 

ルパン

「なるほど、それで俺に手を貸してほしいってわけか、ぐふふふふ」

 

不二子

「ふふっ、それじゃあまずは乾杯しましょ」

 

ルパン

「2人だけのディナーの為に」

 

カンッ

 

マリア

「・・・2人で何の話をしてるのかしら?」

 

そんな2人の会話をマリアは聞き耳を立てる。

 

???

「「「・・・・・」」」

 

そして、そんな3人を無言で見つめる人影があちらこちらに写る。

 

ルパン

「しかし今日の不二子は一段と美しいよ、熟れごろって言うか、食べごろって言うか・・美味しそうだぁ~」

 

不二子

「あら、ルパンだってそうよ」

 

ルパン

「俺も!ぐふふ、不二子もようやく本音を吐いてくれたのかな?」

 

不二子

「貴方を食べちゃいたい」

 

ルパン

「うひょ~」

 

不二子の言葉にルパンは歓喜の声を上げるが・・

 

不二子

「って言う人がいるの」

 

ルパン

「へっ?」

 

そんな簡単に事が進むわけがなく

 

ガシャアアアン!

 

ルパン

「どわあぁぁ!!」

 

ルパン

「なっ、何だいきなり!?」

 

突然、ルパンと不二子がいたテーブルに巨大なフォークが突き刺さり、驚いたルパンが辺りを見回すと、巨大なナイフやフォークを持ったコックの集団が自分を取り囲んでいた。

 

ヒュンヒュン!

 

ルパン

「おわっ!ととっ!」

 

ルパンは自分に向かって飛んでくる巨大フォークを軽々とかわし突き刺さったフォークを利用して天井のシャンデリアに飛び乗った。

 

ルパン

「馬鹿野朗!俺を食い物かなんかと勘違いしてねえか!」

 

シュンシュン!

 

謎のコック集団はルパンの言葉なぞ聞く気がないというようにフォークを投げつけてくるが、

 

ルパン

「あら!よっと」

 

コックA

「うわぁ!」

 

ルパンはフォークを避けながらコックたちを押し倒していき、

 

ルパン

「この俺がそう簡単に捕まってたまるかよ、あばよ」

 

ルパンは2階から飛び降りたが、

 

ルパン

「これぞルパン忍法モモンがフライ・・んっ?なんだ!?」

 

1階にはコック集団が網を広げルパンが落ちてくるのを待っていた。

 

ルパン

「ちょっと!止まれ、止まって頂戴ってば!」

 

ルパンはなんとか逃げようとするが無駄なあがき、網の中に落ちてつかまってしまった。

 

ルパン

「ふっ、不二子こりゃどういうことだよ?」

 

ルパンはコック集団と一緒にいる不二子に理由を聞くが

 

不二子

「貴方をグルメールに差し出せば、引き換えに7000万$のグルメール宝石コレクションをもらえるの、ごめんねルパン」

 

ブスッ

 

ルパン

「うげ!」

 

そう言いながらも不二子は悪びれた様子もなく、ルパンに睡眠薬入りの注射を打ち込む。

 

不二子

「さっ、早くグルメール男爵の所に行きましょう」

 

コック長

「その通りですな、よしっ!早くルパンをグルメール様の下に送り届けよう」

 

マリア

「そうはいかないわよ!」

 

コック長

「!?」

 

不二子達がレストランから出ようとした時、いつの間にかマリアが不二子達に銃を向けていた。

 

不二子

「あら、マリアじゃないやっぱり来たのね」

 

マリア

「まったくこうゆう事だと思ってたのよ、さぁ早くルパンを解放しなさい」

 

不二子

「あら勇ましいわね、けどマリア1人で私達を倒すつもり?」

 

マリア

「1人じゃないわよ、さっき次元達にも連絡を入れたすぐここに駆けつけてくるはずよ」

 

コック長

「あっ、あの次元大介や石川五ェ門が!」

 

それを聞いてコック長やコック集団が焦りだす。

 

マリア

「そうよ、だからもうあきらめて早くルパンを・・」

 

不二子

「うふふ」

 

マリア

「なっ、何がおかしいの?」

 

不二子

「嘘が下手ねマリア、ルパンの隠れ家からこのレストランまでは車でどんなに急いでも30分は掛かるのよ、次元達がすぐにこられるはずないじゃない」

 

マリア

「うっ!」

 

不二子

「それにねマリア、実はグルメール男爵は貴方もほしがってるのよ」

 

マリア

「なっ、何ですって!」

 

不二子

「グルメール男爵はね、ルパンの脳みそと貴方の喉のお肉を食べたがっているの」

 

マリア

「わっ、私の喉の肉!?」

 

コック長

「その通り、さぁマリア・カデンツァヴナ・イヴを捕まえろ!」

 

コック長の命令でコック集団はマリアを取り囲む。

 

不二子

「マリア、あなたならルパンの事が心配でかならずルパンの後を追うと思ってたわ」

 

マリア

「このっ!・・(まずいわね、このままじゃ私も捕まる・・しかたない!)」

 

マリアはドレスに着けられていたブローチを取り外すと、

 

マリア

「覚えてなさい不二子!」

 

バンッ!

 

ブローチを床に力強く叩きつけた、すると大量の煙がレストランの中を包み込む。

 

コックB

「なっ、何だ!?」

 

コック長

「早く窓を開けろ!煙を出すんだ」

 

コック長の命令でコックたちが窓を開け煙が外に流れ終わると、マリアの姿はどこにもなかった。

 

コック長

「くそっ、逃げられたか」

 

不二子

「この際マリアはあきらめましょう、それより早くグルメール男爵の所に行きましょうよ」

 

コック長

「それもそうだ、よし行くぞ」

 

コックたちは裏口の外に止めてあったトラックにルパンを乗せ、そのままトラックを発進させる。

 

ガタッガタガタ

 

トラックが発進すると、ゴミ箱の一つが突然揺れだし、蓋が独りでに開いたと思ったら、中から銭形が姿を現した。

 

銭形

「不二子ある所にルパンあり、しかしなんだあの様は?・・いや、それよりも!」

 

ダダダダダダダッ

 

銭形は走り去るトラックを追いかけ始め、

 

ガシャッ

 

銭形

「こんな所で逃がしてたまるか、ルパンある所に銭形あり!」

 

トラックのドアのトッテに手錠を掛け、トラックの中に入り込む。

 

そして数時間後ルパンやマリアを食べようとしている自称美食家のグルメール男爵がいる城の中で、

 

 

おいしい!!ルパン その一 材料吟味

 

りょうりをおいしくつくるために

 

 

コック長

「さて奥様、我がグルメール財団の誇る最新式の調理器具をここでご紹介させていただきます」

 

そう言ってチビのコック長は巨大なレンジの前に立つ。

 

コック長

「まずは超大型万能レンジ、これ一つあればたったの2分で鯨の丸焼きやアップルパイ100個があっという間」

 

次にコック長は小さな調理器具を取り出し、

 

コック長

「そしてこれなるは最新式高速ゴマすり機これさえあれば・・」

 

ガンッ!

 

コック長

「痛っ!」

 

コック長が器具の説明をしていると突然、フライパンがコック長の頭に直撃した。

 

グルメール

「止めろ!料理は器具より中身じゃわい!何が鯨の丸焼きだルパン三世とマリア・カデンツァヴナ・イヴを早く食わせろ!」

 

コック長

「たっ、ただいま!」

 

醜く太った体と人間とは思えないうす緑色の皮膚のグルメール男爵はコック長を怒鳴りつけ、ルパンを連れてくるよう怒鳴る。

 

そしてグルメール男爵の前にルパンとルパンの手に手錠をかけた銭形が氷付けになって出てきた。

 

グルメール

「そいつがルパンか?そっちの汚いのは何だ?それにマリア・カデンツァヴナ・イヴはどうした!?」

 

グルメールはマリアがいない事に気づきコック長を怒鳴りつける。

 

コック長

「申し訳ありません、マリア・カデンツァヴナ・イヴには逃げられてしまいまして」

 

グルメール

「何だと!ルパン三世の脳みそとマリア・カデンツァヴナ・イヴの喉肉が食えると楽しみにしてたのに!・・・まぁ、ルパン三世だけでも捕まえられたのだから良しとしよう」

 

コック長

「あっ、ありがとうございます」

 

グルメール

「だがその汚いのはどうしてルパンと一緒に氷付けになっておるのだ?」

 

コック長

「はい、勝手に付いてきたようで、後で試食用の食材にでもしましょう」

 

不二子

「マリアは連れてこれなかったけどルパンは連れて来たは、約束の宝石を半分頂戴」

 

グルメール

「宝石?何の事だワシは知らんぞ・・ふふ、そんな約束した覚えはないわい」

 

不二子

「ええっ?」

 

グルメールの言葉に不二子は一瞬驚いたが、すぐにグルメールが裏切った事に気づき。

 

不二子

「裏切る気ね、ゆるさないわ」

 

靴に隠していた銃を抜きグルメールに銃口を向けようとした時、

 

カンッ!

 

不二子

「きゃあっ!」

 

コック集団が巨大フォークで不二子を捕らえる。

 

グルメール

「もう良い話してやれ、そんなにほしければ自分で見つけてみろ」

 

不二子

「覚えてなさいグルメール、かならず宝石のコレクションはいただくわ!」

 

グルメール

「うろちょろしてワシに食われないよう注意するんだな、がははははは!!」

 

城の中にグルメールの汚い笑い声が響き渡る。

 

 




後編は31日の0時に投稿します。

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