反転学園~超教師級のダメ侍と超高校級のバカ達の物語~ 作:オゼル
ある夜、ルパンは不二子に誘われ夜のディナーに向かい、ルパンの事を心配したマリアもこっそり着いて行く、そして毎度の様に不二子にはめられたルパンは自分の脳みそを食べようとする自称美食家のグルメール男爵の配下のコック集団に捕まってしまう。
マリアはルパンを助けようとするが、数の不利とグルメール男爵がルパンの脳みその他に自分の喉の肉も狙っていると知り、仕方なくその場から逃げ出した。
そしてグルメール男爵の城に連衡されたルパンと、ルパンと一緒に氷付けになった銭形の運命は?
おいしい!!ルパン その二 下ごしらえ
いよいよ りょうりに かかること
コック長
「本日のお料理の時間はスペシャルメニュー、ルパン三世の料理法でございます、これがルパン三世のお肉でございます」
バンッ!
コック長はそう言うと機械のアームでルパンを透明な壁に押し付ける。
コック長
「材料としてもっとも興味ある部分は天才的とも言えるその頭脳と言えるでしょう、しかしその他の部分は脂肪の乗りも悪く筋張っていてとても上質のお肉とは申せません、ですがこの様な質の悪い肉でもこの様な手順を踏めば上質なお肉へと変わります、それではVTRどうぞ」
朝
コック長
「朝の目覚めは一杯のビールから」
機械のアームがルパンに無理やりビールを飲ませ、
コック長
「そして次にビールのお風呂に10分間、ビールが体の隅々に染み渡る様にします」
ビールの風呂に無理やり入らされルパンは顔が真っ赤になっていた。
コック長
「肉が柔らかくなった所で石鹸を体にたっぷりと刷り込んで」
ビール風呂から出たルパンは美女4人が石鹸で洗いシャワーで泡を洗い流す。
コック長
「この時、お湯で柔らかくなった頭に刺激を与えておきましょう、最初はハードに、お次はソフト、はたまたハードに!」
ゴンゴン! チュチュ ゴン!!
木槌でルパンは頭を叩かれ、美女に口付けをされ鼻を伸ばした瞬間、また木槌で頭を叩かれた。
コック長
「食事は栄養がある物をたっぷりと与えましょう」
ルパンはコック集団に無理やり、ローストビーフやチキン、メロンに魚の丸焼きなどを食べさせられ、どんどん太っていく。
コック長
「食後には適度な運動」
ガァー
そして太ったルパンはルームランナーで走らされ、後ろには捕まった銭形がルパンを追いかけながら二人はルームランナーを走る。
コック長
「最後にサウナでたっぷりと汗をかかせまして」
サウナルームで太ったルパンから大量の汗が噴出し、ルパンは体中が真っ赤になる。
コック長
「お肉が柔らかくなりましたら、そこをすかさず瞬間冷凍」
透明な四畳のベッドルームに入れられたルパンは凍らされ、冷凍庫に入れられる。
コック長
「はいこれでいつでも新鮮に食べられます、詳しいことはこのテキストに書いてありますので、テキストご希望の方は小説本編が終わった後、あとがきに詳しい事が書かれてありますのでお楽しみに・・・・それでは皆さんまたお会いいたしましょう」
ルパンが凍らされた後、グルメールが座っている玉座の様な椅子に眠っている銭形が連れてこられる。
グルメール
「なんじゃこいつは?」
コック長
「はい、ルパン三世は数に限りがございますのでまずはこいつで試食をしようかと思いまして」
グルメール
「ふざけるな!こんな汚らしい奴の脳みそなんぞ食べたら腹を壊してしまうわ、さっさと捨てろ!」
コック長
「もっ、申し訳ありません!すぐに捨ててまいります!」
慌てたコック長とコックたちは銭形が乗ったカートを厨房の隅にある巨大なダストシュートまで連れて行く。
銭形
「んっ?何だ、ワシはどうしてこんな所に?」
その時、眠っていた銭形が目を覚まし辺りを見回す。
銭形
「!なっ、何だ貴様らは!?」
コック長
「もう目が覚めたのか、かまわんさっさと捨ててしまえ」
銭形
「やっ、止めろ!ワシはICPOの・・わあぁぁぁぁ!!」
しゃべっている途中で銭形はダストシュートに放り込まれてしまった。
その頃
不二子
「ここにもない・・もぉ、一体どこにあるのよ」
不二子はグルメール宝石コレクションを血眼になって捜していた。
不二子
「この部屋かしら?」
ギィィィィ
不二子が無数にあるドアの一つを開けると、
不二子
「あら?・・ルパン!あぁ、こんなになっちゃって」
そこには丸々と太ったルパンが両手両足を鎖で繋がれ、木製のテーブルに寝かされていた。
不二子
「この城の隅から隅まで探したけど、例の物は見つからなかったわ、やっぱり宝石のコレクションなんて嘘っぱちだったのよ」
そう言うと不二子は鎖を外そうとする。
不二子
「早くこんな所から逃げましょう」
ルパン
「おれもうだめだぁ、この一週間アルコール漬けだし、こんな太っちゃってもう動けねえの」
不二子
「何言ってるのよルパン、このままおとなしくグルメールの奴に食べられるつもり?」
ルパンの言葉に驚く不二子だったが、
ルパン
「みんなによろしく言っといてくれ」
不二子
「もぉ、ルパンったらしっかりして!」
ポカッ
ルパン
「痛ぇ」
ルパンの情けない言葉に怒りルパンの腹を殴る。
そして、その夜
グルメールの城の中では大勢の富豪たちが仮面を付け料理を待っていた。
コック長
「Ladies and gentlemen今宵も楽しきグルメールディナーショー、さて皆様お待ちかね今世紀最大のスペシャルメニュー、その名も高き世紀の大泥棒!ルパン三世の活け作り!」
ウオォォォォォォ
運ばれてくるルパンを見て、周囲の客達から歓声が上がる。
グルメール
「年貢の納め時じゃいルパン、ゆっくりと味わってやるぞぐふふふふふふ」
グルメールが薄汚い笑いを出している頃、グルメールの城に一台のトラックが向かっていた。
トラックの運転席にはコックの姿をした次元と五ェ門とウエイトレスの姿をしたマリア、調、切歌とドレスを着た不二子が乗っていた。
五ェ門
「ルパンを食おうなどとなんとゆう悪趣味、なんとゆうゲテモノ食い」
マリア
「しかもグルメールって男、私の喉まで食べようとしてたのよ、食人族じゃあるまいしどんな頭してるのかしら」
切歌
「マリアはともかく、ルパンは食べても美味しくないデスよ」
次元
「俺ならせめて蒸し焼きにして醤油ぐらいかけて食べるがな」
調
「2人とも、そんな問題じゃないと思うけど」
次元
「それにしても不二子、ピザパイの原料なんかしこたま仕込んでどうするつもりだ?」
不二子
「ディナーパーティーに参加するのよ」
不二子達が乗るトラックがグルメールの城までもうすぐという時
頭だけ出した状態のルパンの頭上に謎の機械が設置されていた。
ルパン
「こっ、こりゃあ何だ?」
グルメール
「お前の脳みそを味わう為に特別に用意した頭割り人形じゃ」
ルパン
「何だそりゃ?チャイコフスキーのくるみ割り人形じゃあるまいし」
カポッ
ルパン
「なっ、何だ?」
すると、コックの手でルパンの頭に筒状の物が取り付けられる。
ルパン
「どっ、どうする気だ?」
グルメール
「今に分かるわ、この人形が一回りした時がお前の最後じゃ」
グルメールがそう言うと、頭割り人形の人形が回り始め、それと同時に機械の歯車が動き出し、筒を通りミキサーなどに良くある鋭利な刃物がルパンの頭に向かって回りながらゆっくりと降りてきた。
ルパン
「わっ、わわわわ!」
シャカシャカシャカ
その頃、厨房では潜入した次元達が何故かピザパイの生地を大量に作っていた。
五ェ門
「なぜ拙者がこの様な事をしなくてはならんのだ」
次元
「おい不二子、一発ぶっ放して乗り込んだ方が早くないか?」
不二子
「手荒な事はしたくないの、ほら早く出来たピザパイを並べて」
マリア
「分かってるわよ、まったく人使いが荒いんだから」
ギィギィギィギィ
グルメール
「ぐふふふふ」
嫌な音を立てながら頭割り人形が一回転したのをグルメールが確認しスプーンを持ち
コック長
「グルメール様、どうぞご賞味くださいませ」
グルメール
「うむ」
グルメールは玉座の椅子から立ち上がりルパンの元に向かって行き、
グルメール
「夢にまで見たルパン三世の脳みそじゃわい、これを食べ終えたら次はマリア・カデンツァヴナ・イヴの喉肉を手にいれるぞ」
そう言って、グルメールはスプーンでルパンの頭の脳みそを一掬いしそれを口の中に入れた。
もぐもぐもぐもぐ
グルメール
「むっ!何だこれは!?ただの味噌の味だぞ!」
驚いたグルメールはルパンの脳みそをスプーンで大量に掬い口に入れる
もぐ!もぐ!もぐ!もぐ!
だが、
グルメール
「があぁぁぁぁぁ!!おまけに石まで入っとる!どうなっとるんじゃ!?」
グルメールは歯に挟まった石を取ろうとして歯を大きく開ける、その時グルメールの歯が宝石の様な輝きを見せた。
ルパン
「見~つけた!」
グルメール
「!?」
死んだはずのルパンの声が聞こえ驚いたグルメールがルパンの方に眼を向けると、死んだはずのルパンが立ち上がり、太った体からいつもの体型のルパンが姿を現した。
グルメール
「きっ、着ぐるみ!?」
ルパン
「グルメール、宝石は、お前の口の中の総入れ歯だ!」
グルメール
「ううっ!」
コック長
「やっ、やばい!」
ルパンにそう言われ、グルメールは口を手で隠し、コック長もグルメールの入れ歯が入ったトランクを背中の後ろに隠す
グルメール
「おのれ!そうと知られたらもう唯ではすまさん!それやってしまえぇぇぇぇ!!」
コック集団
「「「おおおぉぉぉぉ!!」」」
シュンシュンシュン!
グルメールの命令でコック集団はルパン目掛けて巨大フォークを投げつける。
ルパン
「おおっと!」
カンカンカン!
ルパンはコック集団が投げつける巨大フォークを避けながら、壁に飾ってある巨大フライパンを手に取りそれで巨大フォークを叩き落し応戦し始めた。
次元
「どうやら始まったようだぜ」
チン!
不二子
「これで全部出来たわ、不二子特性ピザ風トリモチパイよ」
カン!カン!キン!
ルパン
「ほらっ、あらよっと!」
コックA
「たあぁぁぁ!!」
バンッ!
コックA
「わあっ!」
ルパンに襲い掛かるコックにトリモチパイが当たり、それを皮切りにコック達や客達目掛けてトリモチパイが降りかかる。
バシンッ!
コック長
「うわあぁぁ!!」
バンッ! バシッ! バンッ!
五ェ門
「食べ物をこの様に使うのは気が進まんな」
切歌
「まったくデス」
次元
「どうせ不二子が作ったパイなんざ食える代物じゃねえや、心配すんな!」
コック長
「はあっ!はあっ!うわあぁ!」
ズルッ
落ちていたトリモチパイに躓きコック長はその場に倒れこむ。
コック長
「くっ付いて動けない!」
不二子
「ピザチーズは粘りが良く伸びる程上等なのよ」
トリモチパイを壁に付けパイを伸ばしながら不二子がそう説明していると
バシッ!
不二子
「きゃあっ!」
突然、後ろから不二子の頭目掛けてトリモチパイが投げつけられた。
不二子
「もうっ!何するのよ!」
マリア
「ごめんなさい、手元が狂っちゃって」
マリアはそう言って今度はグルメール目掛けてトリモチパイを投げつけた。
グルメール
「うわっ!」
バンッ!
次元
「そらっ!どんどん投げつけろ!」
ブンッ! バンッ! バンッ!
そして次元達はグルメール目掛けて一斉にパイを投げつける。
グルメール
「うわっ!うわっ!うひゃああ!!」
ドンッ!
パイまみれになってしまって辺りを走り回ったグルメールは柱にぶつかりそのままのびてしまった。
そして辺りはトリモチパイと動けなくなったコックと客まみれになっていた。
コック長
「くっ付いてとれないよぉぉぉ」
バンッ!
コック長
「うわっ!モガモガモガ」
マリア
「ルパン、大丈夫だった」
ルパン
「なに、あんな奴に食われる俺じゃないさそれよりもグルメールの宝石コレクションを頂くとするか」
ルパンはそう言って、玉座にあるグルメールの宝石コレクションが入ったトランクを探すが、
ルパン
「あれ?確かにここに置かれてたはずなんだがな」
玉座の周りにはトランクの影も形もなかった。
そして、
切歌
「そういえば不二子さんも見当たらないデス」
五ェ門
「なにっ?」
次元
「あの女、また抜け駆けしやがったな」
調
「今回の騒動の原因のくせして」
ルパン
「はぁ、そりゃないぜ不二子」
ルパンは糸が切れた様にその場にへたり込む。
マリア
「大丈夫よルパン」
ルパン
「えっ?何が大丈夫なんだよ?」
マリア
「実は・・」
その頃、不二子は
トラックでグルメールの城から抜け出し山の中にトラックを止め、トランクを目の前においていた。
不二子
「この中に7000万$の宝石のコレクションがあるのね、ルパン達には悪いけど、グルメールの口の中にある入れ歯はあげるからそれで大丈夫よね」
そんな事を言いながら不二子がトランクを開けると、
不二子
「あぁ、これが・・・って何よこれ!?唯の入れ歯じゃない!!」
トランクの中には宝石の入れ歯ではなく、普通の入れ歯が入っていた。
不二子
「どうゆう事よこれ?」
あまりの事に不二子はただ呆然とトランクの中の入れ歯を見ているしか出来なかった。
そして宝石の入れ歯はどうしたかと言うと、
マリア
「どう、このきれいな入れ歯」
マリアはいつの間にか持っていた袋から宝石の入れ歯を取り出した。
マリア
「念の為にトランクの中の宝石の入れ歯を普通の入れ歯に換えておいて正解だったわ」
ルパン
「じゃあ不二子が持っていったのは」
次元
「ただの入れ歯が入ったトランクか・・・はははははっ!こりゃ傑作だ」
マリア
「うふふ」
ルパン
「あはははははははっ!」
グルメールの城にルパン達の愉快な笑いが響き渡る。
ルパンの特選 お料理天国
ルパン
「はぁ~い、毎度おなじみルパンのお料理天国、本日のメニューはグルメール男爵のつるし上げでございます、この男の様に腸まで腐った悪党は煮ても焼いても食えません、オマケに頭は空っぽっぽ」
コンコン
マリア
「その代わり宝石のコレクションを入れ歯にして隠しておくなんて悪知恵だけは発達してるのよね」
そう言うマリアは何故か両手にボクシングのグローブを着けていた。
ルパン
「おぁ~い、お前ら来いよ、この悪党ゆっくり料理してやろうぜ」
ルパンはそう言って次元達を誘うが、
次元
「悪いが俺の口にはあわねえな」
そう言って次元はいつもと同じベーコン豆を食べ始め、
五ェ門
「でやっ」
ぱさっ
五ェ門
「う~む、なんとも言えぬ鰹の風味」
五ェ門も斬鉄剣でカップそばの蓋を切りカップそばの匂いを嗅ぎ
調
「いただきます」
切歌
「やっぱり調のシチューは最高デス」
調と切歌は2人でシチューを食べていた。
ルパン
「ちょん」
グルメール
「うっ!」
ルパン
「ちょんちょん」
グルメール
「いでっ!」
ルパン
「ぐさっ!」
グサッ!
グルメール
「ぐわあぁぁぁぁ!!」
ルパンが巨大フォークでグルメールの尻を突き、一気にフォークを尻に突き刺し、痛みのあまりグルメールが口を大きく開けた瞬間、
マリア
「えぇい!」
グルメール
「あむっ!」
マリアがグローブをグルメールの口めがけて打ち込み
カポッ
マリア
「大成功、こんな綺麗な入れ歯はじめて」
グローブに付いたダイヤモンドの入れ歯を見て喜ぶ
グルメール
「はむっ、はむっ」
そして入れ歯を取られたグルメールは口をさびしそうにもごもごしていた。
ルパン
「まぁ、何食べようとそいつの勝手だけどよ、あんまりおかしな物食べて、悪党にならないよう気をつけようぜ、それじゃあルパンのお料理天国はこれまで、皆さんまたお会いしましょう」
もしルパン達とマリア達の絵が描け、挿絵を描いてくれる人がいたら連絡を下さい。