いや、いろいろ遅れたのには理由があるんですよ。
ハーメルンの作家さんとツイッターで話せて1日中飛んでたり、普通に勉強しながら小説をどう言う風にしようかなと思ってたら寝てて先生の拳骨が飛んできたり(いや、あれは怖かった)
鶴見先生に連れてこられた先は……まぁ普通に調理実習室だった。
「そういえば、川崎さんは知り合いですよね」
「ええ、唯一この学校で話す事の出来る奴ですし」
そうか、そういえばそうだったな去年さんざん勧誘されたもんなぁ。
「それならよかったです。じゃあここで待っててくださいね」
そういうと鶴見先生は教室の中に入っていった。
……それにしても俺が部活か……今でも信じられない
春といえども冷えているモルタルは足と体を凍てつかせていく……すいません。誇張しました。そこまで寒くありません。
「比企谷君、来てください」
えーと、川崎と他は……え?3人?あれ、部の条件って部員5人以上じゃなかったっけ?川崎は俺の顔を見るなり鳩が豆鉄砲喰らったような顔をした。
「ひきぎゃやはちみゃんでしゅ。よりょしきゅ」
あああああ
いや?適当な主人公の名前じゃないからね?
ついにマッカンの効果が切れたか……。
川崎は俺の噛み噛みの自己紹介で正気に戻り、他の面子はニヤニヤしてた。暫くはこのネタでいじられるわ…。
「じゃあ川崎さんからどうぞ」
「知ってると思うけど……2-F、川崎沙希、よろしく」
若干睨みを利かせているからだろうか(本人曰くオートスキルらしいが)よろしくが、夜露死苦に勝手に変換された。仕方ないね。
「えーと、2-B鶴見留美、これからよろしく」
……む?この感覚、もしやお主、ボッチであるな?モハハ……って危ねぇ、このまま行ったら剣豪将軍になる所だったわ。剣豪将軍って誰だっけ?
「2-C、保土ヶ谷保泉ー、よろしくー」
……なにこれこの「働いたら負け」Tシャツきてそうなテンションの奴は。まぁ、俺からすれば「働いたらそこで人生終了ですよ」なんだが。人生終わっちゃうのかよ。って欠伸してるし。後で飴ちゃんあげとこ。
「2-J、港北湊だよ!よろしくね!」
あー、分かった、トップカーストだ。キツイな。ってかJ組って秀才クラスじゃねぇかよ。とてもそうは見えない……。
「取り敢えず自己紹介は終わったし、時間も時間なので解散にします。比企谷君、家庭科部は月水金が活動日だから明日は休みよ。」
なんだこの超ホワイト企業……じゃなかったホワイト部か。
「比企谷君、この後駅前の喫茶に寄らない?」
えー、マジかよ家帰りたいのに……
「……(川崎、どうにかならないか?)」
「……(湊は言うこと聞かないからね、諦めな)」
ちゃんと喫茶店に練乳置いてあるかしら……置いてないな。
はぁ、家帰ってマッカン飲みたい……
なんかグッズグスなんだけど……
また色々手直しを入れる事と思いますが、なんせ生暖かい目で見守っててください。僕は「処女作だから仕方ない!」と開き直ってますから。