昨日、合宿帰りに書いたのですが、そこから親に怒られて一日分のご飯を抜かれて瀕死だったためこのように遅れました……。腹減った。
今回も1000文字ギリギリなので短いと思いますが、どうぞ暖かい目で読んでください。
すっかり外は暗くなり、月は煌々と窓の外で光っている。
昨日と違い雨も降らず静かな夜に俺こと比企谷八幡は……
妹に土下座していた。
なぜ俺が土下座しているかというと、昨日の夜ご飯を思い出して欲しい。……誰に何言ってんだ俺。
俺は昨日の夜、冷蔵庫の中身の少なさに驚きながら、仕方なくあるだけの材料で出来る豚の生姜焼きを作った。冷蔵庫の中身をかき集めて作ったようなものだ。
つまり全然食材がないのである。
いつもなら放課後にスーパーに寄って買い物をするのだが、今日は慣れない事の連続だったので忘れていたのだった。家に帰って冷蔵庫見た時には顔から血が引けて行くのが分かったね。こればっかりは弁明しようがない。たとえどんなに疲れたとしても専業主夫志望としてはこんな事があってはならないのだ。養ってくれる相手がいないんじゃねーの?とか言わないで!分かってるから。
「はぁー、これだからごみいちゃんは……」
小町は、この粗大ゴミいつ捨てようかしら?とでも言いたそうな顔で呟いた。あのー、小町ちゃん?粗大ゴミは捨てるのにお金がかかるから捨てないで?いや、まず俺粗大ゴミじゃないからね?
今からでも買いに行こうかと思い、立ち上がり(しかし土下座していた所為か足が痺れてよろめいて小町に怪訝な目で見られた。死にたい……)自転車の鍵を取ろうとした時、インターホンがなった。誰だろう。
「はーい、って川崎かどうした?」
はい、皆さんお馴染み川崎さんでした。学校で会った時とは違い、黒のTシャツにジーパン、その上にエプロンという主婦の鏡のような格好だ。流石似合っていらっしゃる。
「いや、あんた今日冷蔵庫に何もないって言ってたのにスーパーに寄ってなかったから、大丈夫かなって思ったんだけど」
「覚えていたか……いや全くその通りで専業主夫失格だな、と落ち込んでいたところだったんだ」
「やっぱり……ってかその夢まだ捨ててなかったんだ。相変わらずね。で?あんたどうするの?」
「いや、今から買いに行こうかなって」
「じゃあ今日の分はいいから、後3日分の夜ご飯の食材と、鰯を四〜五尾ぐらい入ってるパック買ってきてくんない?割引になってる奴でいいから」
「マジで?分かった。小町にも伝えてくるわ」
マジで助かった。このままじゃ、ただでさえ高校生にしては少ないお小遣いが小町の訴えで減る所だったわ。神様川崎様仏様だな。うん。しかも川崎の料理うまいからな。でも鰯何に使うんだろ?色々学ばせてもらおう。むしろ弟子入りしようかな?
あー、サキサキの飯が食いたい。
次の投稿は一週間後にテストを控えていますので、もしかしたら遅くなるかもしれません。
テスト……不幸だ!