図書室の天使さん   作:史上最強のラーメン

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づかれだぁぁぁ!土曜日の朝からずっと書いてました。なので疲労で文章おかしなところやキャラ崩壊が結構あるかもしれません。すいません。
なんとこの堕天使とAqoursとwithB、part3じゃ終わりませんでした。ほんとはここで終わらせるつもりだったんですが...

批判とか多かったら書き直すかもしれません。
ですが、とりあえず今はこの状態の作品をお楽しみください。


堕天使とAqoursとwithB part3

ーーー天城未来の朝は早い

 

まだ陽が昇っていない時間にけたたましいアラームの音と共に彼、天城未来は目を覚ます。まだ眠気が残っているが為か、ベッドの中でモゾモゾとしている。

 

「ん〜〜〜」

 

十分後、彼は起床しベッドに座り伸びをしていた。

 

ーーー十分も無駄にしてしまって大丈夫なんですか?

 

「えっ、あぁ、グッモーニン。大丈夫ですよ。十分位は布団から出られないとエクスペクトしてアラームをセットしたので」

 

ーーーグッモーニン

 

自分が朝は弱いという事を自覚し、前もってアラームをセットする......流石は匠である。

そして言葉の端々に見られる英単語、ここから匠の意識の高さがわかる。匠にとっては何気ない普段の会話も修練なのだろう。

 

ーーー美容には気を使っているんですね

 

自室を出た匠は洗面所で洗顔料を用いて顔を洗っていた。男性がここまで洗顔に力を入れるのは珍しい事例であると言える。

 

「そりゃそうですよ。だって、毎日彼女達の相手をしなくちゃいけませんから」

 

ーーー彼女達?

 

「そう。二人の、可愛い子猫ちゃんたちのね...」

 

笑みを浮かべながらそう言う匠。きっとこの顔で今までに何人もの女性を魅了してきたのだろう。そう感じさせる不思議な魅力が匠の笑顔にはあった。

 

一通りの身支度を終えた匠は朝食の準備に取り掛かり始める。台所に置かれている食材から西洋風のブレックファーストと察する事ができる。

 

「両親があまり家に居ませんからね。ほぼ毎朝こうやって自分で作ってます」

 

我々、取材陣と会話をしながらも匠は手を止める事は一切せず着々と朝食の準備を進めていく。

 

 

「よし、完成っと」

 

出来上がった朝食をテーブルの上に並べていく匠。メニューはパン、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、etc...と一見平凡な朝食だが、匠はこの朝食が自身の一日を支える上で必要不可欠なものだと言う。

 

「ミソはこれ」

 

匠はテーブルの端の方に置かれたホットミルクを指さす。

 

「このホットミルクだけは毎朝欠かさないんですよ。これを飲むと頭が回りやすくなるんですよね。そう言う効果が科学的に実証されているかは知りませんが」

 

ーーー所謂ルーティーンというものですか?

 

「そうですね。イ◯ローや一日一万回感謝の正拳突きを行うあの人と同じ、ルーティーンです」

 

多忙な日々の暮らしにあえて効能が明確化されていない、一見意味があるか分からない行為を取り入れる。それが匠の溢れんばかりの才をより高めているのかもしれない。ホットミルクを啜る匠の姿には、我々にそう思わせる何かがあった。

 

「さて、今日も頑張りますかね」

 

食器を洗い、家を出る匠。匠によると放課後友人の国木田氏と黒澤氏とデートをする為、帰りが遅くなるとの事だ。流石匠、プレイボーイである。

 

今日も匠、こと天城未来の多忙なる一日が始まる...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っていう夢を見た。ツッコミ所多すぎてどこ

からツッコんでいいのか分かんねぇ...

匠の喋り方うざすぎぃ.....あとなんだよ子猫ちゃん達って.....まぁ少しだけあの二人をそう呼んでみたい自分もいるけどね。俺が「hey子猫ちゃん、今日も俺と熱い夜を過ごさないかい?」と言うとルビィちゃんが頬を赤く染めながら上目遣いで「うゅ....もう、恥ずかしいよぉ...でも今日もルビィのこと....可愛がってね?」と言って俺の手を握ってきた為、興奮した俺はそのまま二人で夜の街へ繰り出そうする。しかし突然、後方から「待つずら!」という声が聞こえた為後ろを振り返ってみると、そこには息を切らし、片手に包丁を持った花丸(ヤンデレver.)がいて、「ルビィちゃんばっかりズルいずら!マルのことも...マルのことももっと愛してよ!」と言って俺を刺そうとしてきたので、俺はそれを見事な体捌きで制し、ソフトなキッスをしてから、「バーカ、俺が君を愛さない訳がないだろ?ほら、こんな物騒なものしまって俺とパッションな夜を過ごそうぜ」と耳元で囁く。こうして俺はヤンデレ美少女とロリッ娘美少女に死ぬほど愛されて眠れなくなったのでした。というハッピーエンドなストーリーをプリーズ。

 

「未来く〜ん!」

 

そんなことを頭の中で妄想していると、俺を呼ぶ可愛らしい声が聞こえた。

 

「おはよう!」

 

モーニングルビィちゃん入りました!この笑顔だけでご飯三杯はいけます。今日も良い日になりそうだ。72時間働けますか?って問われても自信を持ってイエスと答えられる自信がある。イエス!と答えるさ〜...おっ、なんか詩を作れそう。突然のインスピレーションが五臓六腑を駆け巡った。俺って作詞の才能あったりして。

 

「なにニヤニヤしてるずら...」

 

ルビィちゃんの国宝級と言っても過言ではない笑顔を脳内に保存し楽しんでいると、横からいつもの冷たい視線が刺さる。

 

「花丸...とついでに津島もおはよう」

 

「ついでって何よ!」

 

俺の言葉に対して津島がいつものように噛み付いてくる。毎度お疲れ様です。

 

「毎年思うけど、内浦ってこんなに人いたんだね」

 

「そうだね。ルビィも海開きの日は人が多くて驚いちゃうもん」

 

俺の言葉にルビィちゃんがそう返してくれた。ルビィちゃん....あぁ^〜心がぴょんぴょんするんじゃぁ^〜。

 

海開き。この日は毎年、朝早くから内浦や沼津の住民がボランティアで砂浜の清掃活動を行う。特に内浦在住者は、海水浴に来る客を相手にビジネスをしている人達も多い為、特に積極的に清掃を行う。

更に周囲を見渡してみると、浦女のジャージを身に纏ったJKが沢山いた。花丸とルビィちゃん、そして津島も同じジャージを着ている。浦女生は全員学校指定ののジャージを着て清掃活動に参加しろ、とでも言われてるのかね?

 

 

 

 

 

●●●

 

 

「あのー!みなさん!」

 

花丸、ルビィちゃん、津島の三人とお喋りしながら砂浜の清掃をしていると、高海先輩が砂浜全体を見渡せる場所に立ち、何かを言おうとしていた。

 

 

「私たち、浦の星女学院でスクールアイドルをやっている、Aqoursです!」

 

「私たちは、学校を残すために、ここに生徒をたくさん集めるために、みなさんに協力して欲しいことがあります!」

 

「ーーーみんなの気持ちを形にするために!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

海開きから数日後、俺は浦の星にやって来ていた。校門付近にいる警備員の目を掻い潜り、なんとか校舎の中に侵入する事が出来た俺は目的の教室を目指す。

 

「こんにちは〜」

 

「あっ!天城君!ごめんね〜、また来てもらっちゃって」

 

って言うのは嘘で、ちゃんと許可を貰って入校してます。女子高に不法侵入して捕まるくらいならもっと大きな事して捕まりたいしね。例えばルビィちゃんにーーーしたり花丸にーーーしたりしてね!あっ、そこの君、ポリスに連絡すんなよ?まだ心の中で考えてるだけだからテロ等準備罪の構成要件には該当しないはず...

 

「いや、いいんですよ。僕も皆さんのファンですから、喜んで協力します」

 

海開きの日から、Aqoursの皆さんは次のライブに向けての準備を進めていた。俺はお手伝いとして浦の星にお呼ばれしていた。

 

「進捗はどうですか?」

 

「順調ではあるんだけど......まだまだ時間が掛かりそうなんだよね...」

 

高海先輩は苦笑いしながらそう言う。ふと黒板を見てみると、そこには『スカイランタン めざせ1000個』と書いてあった。うわぁ...1000は流石にキツイでしょ...

 

 

 

 

 

 

●●●

 

教室の中央では花丸とルビィちゃんが向かい合って座り、お喋りしながら作業をすすめていた。

 

「二人ともお疲れ様!」

 

天井には完成品のランタンが吊るしてあり、机の上には作りかけのランタンが何個か置いてあった。俺は作業を頑張っている二人を激励し、差し入れのポカリを渡す。そして俺は、ルビィちゃんの横に席に座っている人物に目を向ける。

 

 

「ん〜...リトルデーモン達が...ヨハネの事...大好きなのは分かったけど...ムニャムニャ...」

 

 

何をやっとるんだこのアホは。

 

 

「起きろ!」

 

 

気持ち良さそうに昼寝を決め込んでいるアホ堕天使の頭に秘技、『天城流脳天かち割りチョップ』を食らわせる。俺の名字、天城だから〜流って付けるとそれっぽくなるんだよね。どうせなら、このイケメンな名字と共にイケメンフェイスに産んでくれたら良かったのに、とマイマザーに対して何度も思った事がある。

 

「うぅ...痛ったぁ〜!」

 

俺のチョップにより目覚めた津島はあまりの衝撃に頭を抑えていた。ふんっ、戦闘力たったの5のザコ堕天使め。

 

「誰よ!ヨハネの眠りを妨げたのは!」

 

「おはよしこ!」

 

俺はしたり顔で津島にそう言う。

 

「な!?どうしてあんたがここに!って善子ゆーな!」

 

「花丸とルビィに作業させて自分は寝てるだけとか、いい身分だなぁ?」

 

まったく、あんな可愛らしい子たちに労働をさせておいて自分だけサボりとか、けしからんぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

 

 

「ねぇ、千歌ちゃん」

 

「よーちゃん?どうしたの?」

 

私達は次のライブに向けてランタンを製作していた。衣装や歌詞、曲などは海開きの日以前から製作しており、既に殆ど完成状態にある為、ランタン1000個を完成させれば直ぐにライブを行えるようになっている。

 

「学校のみんなも手伝ってくれて、人手は充分なのになんで天城君にも声を掛けたの?」

 

天城未来君。浦女の近くにある男子校、天流川高校に通ってる男の子だ。天流川高校は偏差値は高いが変人、奇人の巣窟らしい。

 

「えへへ...実は私、ある作戦を練っておりまして」

 

そんな高校に通ってる事もあり、彼の事を警戒していた私だったが、最近の彼の花丸ちゃんやルビィちゃんに尽くす姿勢を見て、少し好印象を持ち始めていた。PV撮影も手伝って貰っちゃったしね。この前梨子ちゃんの下着ガン見してたけど。まぁそれは梨子ちゃんには悪いけどPV撮影を手伝ってくれたお礼だと考えたので特に何も....いや、思うところはあるけど何も思っていない。って矛盾してるね。

しかし、だからといって女子校にわざわざ男の子を呼ぶのは理解出来ない。人手が足りない時なら分かるけど、今はそうじゃない。浦女の殆どの生徒が手伝ってくれてる。

 

「作戦?」

 

が、千歌ちゃんには何やら考えがあるらしい。

 

「聞きたい?」

 

千歌ちゃんが私にそう尋ねてくる。今の千歌ちゃんの顔は凄い。すっごくニヤニヤしている。

 

「聞きたーーー」

 

「仕方ないなぁ〜!」

 

そんなに話したかったんだね、千歌ちゃん...

 

「そんなに聞きたいなら聞かせてあげるね!私が練っている作戦....その名も、『一年生ラブラブ大作戦』を!!」

 

ん?

 

「あの四人...特にルビィちゃんと善子ちゃんからは愛の波動を感じるの!だから私が、あの四人の恋のキューピットになろうと思ってるんだ!」

 

成る程....成る程?いや、言いたい事は分かるけどさ。

 

「天城君と花丸ちゃん達を出来るだけ一緒に居させたいんだけど、私達も色々やる事があるからこういう時を狙っていかないとって思ってね」

 

そういえば千歌ちゃん恋愛漫画好きだったなぁ...漫画の影響を受けちゃったのかも。

まぁでもーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーそんな千歌ちゃんも可愛いよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

 

「おぉう...!?」

 

「未来君?どうしたの?」

 

「いや、なんか寒気が...」

 

寒気と同時に百合の波動も感じた。何だ?どこから感じる?....む?高海先輩と渡辺先輩が何か話している....あそこか?俺はようちかを感知したのか?

 

......ん?

 

「ルビィ...?そ、その格好は?」

 

「次のライブの衣装だよ」

 

なんと俺の目の前には、ドレスのような衣装を身に纏っているルビィちゃんがいた。胸元には大きなリボンが仕立ててあり、髪もドレスと同じカラーであるブルーのリボンで結んである。アイドルの衣装という事でスカートの丈も短く、更に袖がない、所謂ノースリーブである為に肌の露出の多い仕様になっている。

ちょっと長ったらしく述べたが、結局何が言いたいのかと言うと...

 

 

「どう...かな?」

 

 

ルビィちゃん可愛い過ぎた。

 

 

「ルビィちゃん可愛いよ!お人形さんみたい!だよね?天城君!」

 

「ゔぇぇ!?」

 

急に現れて何言ってるんだこの人!同意を求めるな!いや、完全同意だけれども!!

 

「うゅ...」

 

ルビィちゃんが俺の方を何かを期待しているような目で見つめていた。いや、そんな目で見つめられたら......

 

 

「似合ってる.....すっごく可愛い」

 

言っちゃうしかないじゃん。もうどうなっても知んねーや!オラギブアップだぞ!

 

「!?...えへへ...嬉しいなぁ...ありがとう!」

 

こんなフツメン(変態)の言葉だが、ルビィちゃんは喜んでくれたようだ。良かった。もし、「うゆゆ?気持ち悪すぎてルビィ、鳥肌立っちゃった!」とか言われたら内浦の雄大な海に来世は個性が発現することを願いながらワンチャンダイブしてしまうところだった...

 

 

「あ!花丸ちゃんも着替え終わったんだね!」

 

その言葉に俺は、光並みの速さで首を回し後ろを見る。光の速度で首を回した事はあるか〜い?俺は無いね。変な音がしました。もうやりません。

 

「おぉ...」

 

俺の後方に立っていた花丸は、ルビィちゃんとは色違いの、緋色の衣装を身に纏っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ.....ほんと、二人のこんな綺麗な姿を見れて俺は幸せ者だ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わぁ〜!花丸ちゃんすっごく似合ってるよ!可愛い!だよね!?天城君!」

 

「え、えぇ!?マ、マルは...」

 

 

またお前は!いい感じな心境だったのに!それに恥ずかしーんだよこっちは!年齢=彼女無しの童◯なんだよ!俺の◯貞戦闘力(53万)舐めんなよ!?

 

ふと、多方から視線を感じる。周りを見渡すと、浦の星JKの何かを期待するような視線が俺に向けられていた。

 

「えぇ...」

 

あぁ!もう!言えばいいんだろ!言えば!

 

「似合ってる....綺麗だよ、花丸」

 

「!?」

 

『ヒューヒュー!!』

 

「ず、ずらぁ...」

 

もう疲れたので帰ってもいいですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「.....」




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