光と影に咲き誇る英雄譚   作:トラソティス

127 / 253
最近夜更かしすることに無性に喜ぶ自分がここにいる。
そして閃乱カグラのガチャ引いた結果、菖蒲(ウェディングドレスversion)×2。
忍魂300個近く引いたのにこれには思わず「はっ?」となりました。
菖蒲ちゃんが悪い訳ではないけど…せめてダブりではなく違うキャラにして欲しかった…芭蕉ちゃん欲しい本当に







126話「白熱、各々の実力!」

 

 

 例年形式は変われど、仮免試験には一つの慣習に近いもの、それは雄英潰し――

 個性不明と言うアドバンテージが無くなり、代わりに相手側の個性が不明と言う、如何にも雄英側が圧倒的不利な状況。

 雄英体育祭が行われ、全国に放映された事で良かれ悪かれ人々に影響を色濃く与えたものだ。

 

 敵連合もその内の一つ。

 学生の個性を調べるまでもなく、呆気なく簡単に素性は明かされ、名前まで知られてる身。

 絶対に〝折れない姿勢〟とは言え、其れが必ずしも雄英の生徒に良い影響を受けてる訳でも無いのだ。

 特に襲撃事件や今回の仮免試験が其れを物語ってる。

 

「雄英潰し――別に言わない理由も無ければ、試験の合格に対する合理性を考えて伝えた方が脱落する確率も減るんだろうな」

 

 仮免試験を観戦する相澤とMs.ジョークたること、福門笑はベンチに座りながら軽い雑談を交わしている。

 

「だったら可愛い教え子に言やぁ良かったじゃねーかよ」

 

「だが、そりゃあくまで合格するっつう話で、アイツら将来のためにはならんだろ。

 プロになればこう言った不利な状況、絶え間なく続くし大人からすれば日常茶飯事だ」

 

 しかし其れは合格率が上がると言う話であって、将来プロになる生徒たちの身になる訳では無い。

 全員、仮免許を取得するのが今回の目標ではある。だが一流のヒーローは凡ゆる困難を乗り越えてこそヒーローと呼ばれる。

 たかが雄英潰しで脱落されては将来的に困るし、この先ヒーローとして生きて行くのには厳しいだろう。

 大人の世界とは常に厳しいもの。況してや現場では何が起こるか解らない以上、殉職してしまう可能性もない訳では無い。

 

「ほーん…気に入ってんだあのクラス。全部で20人、一人も除籍処分してないなんてお前にしちゃあ珍しいもんな」

 

「忍学生入れて23人な。

 別に今は除籍処分してないだけ。将来プロへ羽ばたくヒーローになれないと判断したその時は直ぐに除籍処分するさ」

 

「照れんなよ気持ち悪い」

 

「照れてない」

 

 ハッハッハッ!と笑うMs.ジョークを他所に相澤は仏頂面で再び仮免試験の現状に視線を戻す。

 

 結局やる事自体は変わらない。

 ただただ目の前の壁を乗り越えて行くだけ。

 Puls Ultraの校訓を一日欠かせず心得よ。

 

 理不尽を覆すヒーローは、決して挫けない。

 そもそもプロになれば〝個性〟を晒すなんて前提条件、雄英は他よりも少し先を見据えている。

 二年生の受験者も数多くいる中、絶対という言葉が無いように必ずしも全員が受かるという保証はない。

 何せ職場体験を通し、敵との戦闘や救助訓練の経験を積んだ先輩たちもいる中、簡単に通れば其れこそ二年生達の面子が立たない。

 況してや今年は一年生も出るのだ。この好機を狙わずして何になる?

 

 そして今試験で重大なる鍵は、ヒーロー学生と忍学生の関係である。

 

 此方は雄英側が有利になるのだが、他校のヒーロー科と忍学科はお互いの知識が乏しい上に関係性も無い。

 雄英は半蔵学院と繋がっているので、忍術や個性の特徴、効果、能力面など浅いレベルだが知識を身につけている。

 そして双方、合格しなければならない。

 

 

 つまり、半蔵学院と雄英高校は、手を組み闘えるという訳だ。

 

「にしてもイレイザーが忍学生を雇うのも珍しいよな。

 ウチは誰も申請が来てないし、それに忍術なんて教師でも分からねえよ」

 

「俺も最初はそうさ。

 校長直々の頼み…ってのもあるが、霧夜先生に続き半蔵さん、校長にまで頭を下げられたら断る理由は無いし、寧ろ忍学生と供にクラスに溶け込むことで、お互いが成長を成し遂げると見込んだまでだ。

 その方が、アイツらにとっても合理的だ」

 

 お互いが手を組み、互いを、己を知り、成長へと促す。

 コミュニケーションや連携の流れ、ヒーローにとっても忍にとっても、欠けられない絶対必須な能力だ。

 

 

「目標を乗り越えることは良いことだが…

 ただ、先着200名っつう甘い課題に目先捉われてたら――返り討ちに遭うぞ」

 

 必死に抵抗する雄英生徒と半蔵学院の忍学生に聞こえるはずもない相澤は、静かに言葉を漏らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「効果は…覿面!!」

 

 空間を切り裂くかのような、強烈な足技はボールを蹴り飛ばす。

 唸る足、空気のブレ、ボールは威力を増して様々な方向へ吹き飛ばされる。

 

 緑谷出久の戦闘スタイルは基本、アクロバティックな身のこなしの動きで相手を翻弄し、主に拳を使った攻撃をするのを得意としていた。

 オールマイトの憧れと身近な人間、爆豪勝己を観察し続けたからこそ、今まで其の動きに倣い、癖となっていた。

 

 そこで新たなコスチューム。

 腕が壊れ、戦場で不利に陥った場合の対処法を考慮した結果、足を使う選択を閃いた。

 元々ワンフォーオール・フルカウルはグラントリノみたく俊敏で、眼にも止まらぬ速度で動き易く、機動性を考えみたもの。

 そこを殺さず活かす為、最小限で効果の大きい装備。

 

『良いですか緑谷さん!

 足って言うのはですね、単に走るだけではなく攻撃メインとしても上手く活躍する事が出来るんですよ。貴方の戦術が体育祭と変わらず、パワーのゴリ押しで行くなら尚更!

 足は手の3〜4倍の威力があると聞きますしねぇ。

 ウチのどっ可愛いベイビーは沢山あるので、もし見合いそうな装具が有れば使ってみて下さい!

 コスチューム開発、サポート科――発目明にお任せあれッてやつです。

 何ならコスチューム依頼も引き受けます』

 

 雄英サポート科、コスチューム開発を発頭としている発目明に新コスチューム開発の依頼を頼みに行った時に、〝足を使用する〟選択肢を得られた、体育祭の騎馬戦時に一時期協力関係として手を組んだ生徒である。

 全てが彼女のお陰…と言う訳でもないが、大半は彼女のお陰でもある。

 何よりプロへと羽ばたくヒーローになるにしろ、サポートアイテムは必要不可欠な代物だ。

 発掘ヒーロー、パワーローダー先生にも『サポート科には世話になるぞ』と言われた。

 

 全くもってその通り――

 

 

 しかしサポート科にコスチュームアイテムを発注するにしろどちらにしろ、其れはあくまで個人の能力や効果を補助するお助けアイテムでしか無く(場合によっては個性並みの威力を発揮するが)、元よりコスチュームや個性によって個人の動き方までは大いにカバーすることは出来ない。

 

 

 況してやオールマイトや爆豪勝己でも、足技を使った攻撃など余り見た事が無い。

 唯一得意とするならば飯田天哉だろう。個性の〝エンジン〟を上手く活かし、素早いスピードを足の攻撃に移すことで驚異的な威力を発揮する。

 しかし飯田曰く、彼が言うからには「誤った使用法」らしく、参考にはなれないと言っていた。

 無理もない、何にせよ飯田の足技は基本レシプロバーストで素早さをより特化してこそ必殺技並みの威力を発揮するのだ。

 使用後、動けなくなることも有り、エンジンの排出口が故障してしまう恐れもあるので、余り得策とは言えないし、参考になるにしろ逆に迷惑を掛けてしまうだろう。

 

 

 

 ――そこで、飛鳥さんに聞いてみた!

 

 

 

「えっ?足技について教えてほしい?」

 

「うん、ゴメンね?僕個性の分析は得意だけど…体術をメインとした体の動かし方は余り…かっちゃんやオールマイトも使わないから」

 

「いいのいいの、気にしないで!

 ホラ、前に私の悩みも相談しに来てくれたでしょ?だから緑谷くんの相談も是非乗るよ」

 

 緑谷が発注したコスチュームの依頼品が来る前の日。

 いつもみたく授業が終わり忍基地へ戻って訓練に浸かろうと意気込んでたところ、廊下で自分の名前を呼ぶ緑谷出久の声に振り向いた時のことだ。

 前に一度、飛鳥は忍術を個性応用の術へと変えるべく緑谷に相談したことがある。

 その件があってか、飛鳥は彼の悩みを聞くことにしたのだ。そのお陰で自分もまた一歩成長することが出来たのだから、勿論相談に乗らない訳がない。

 

「あ、有難う…

 えっとね、ホラ僕って今まで拳だけを使って来たから足を使う発想が上手く浮かばなくて…

 身近な人って言ったら飯田くん位だけど、間違った使用方法だったり危なかったしいとかで参考にならないって本人が言ってるし……

 其れに、僕たちのクラスでは足技を得意とする生徒って数少ないしさ…だから飛鳥さんの身近な人ならそう言う人もいるんじゃないかなって思って」

 

「あ〜確かにね。

 其れなら、葛姉が一番の参考になるけど…緑谷くん拳も主に使うんでしょ?

 だったら、菖蒲ちゃんが参考になるんじゃない?」

 

「えっ、菖蒲さん?

 それって他校の生徒?聞いたことないけど…」

 

「ううん、ウチの生徒だよ。半蔵学院の生徒、選抜メンバーじゃないけど」

 

「えっ、あれ!?そんな人いたっけ?てっきり斑鳩さんとか、葛城さんだけかと…」

 

「神野区の一件で、選抜メンバーや補欠でも良いからって生徒を補充したんだって。

 前までは違うクラスで指導を受けてたんだけど、私たちがいない最近じゃ選抜関係なく同じクラスで授業を受けてるって聞いたよ?」

 

 他にも風魔、土方、清明の三人が補充に入ったとか。もう一人の生徒は見つからなかったらしく、補充を用意するのには待つしかないんだとか。

 特に風魔という生徒はかなりの飛鳥ラブらしく、執拗に追い回されることも前に一度あったらしい。

 

「確かに葛姉も良いかもしれないけど…菖蒲ちゃん、聞いたところだと昔はかなりの腕っぷしの良い格闘家らしいし、拳と足の格闘技をメインとして戦うから緑谷くんには丁度良いんじゃないかなって思って。

 足だけだと拳も疎かになるし…足技をメインにする訳じゃないんでしょ?」

 

「う、うん!あくまで護身用の術と、拳の保護代わり…みたいな。

 けど菖蒲さんって人、知らないからこんな僕に教えてくれるのかな…」

 

「大丈夫だいじょうぶ!あの子根っこはかなり優しい性格だし、其れに半蔵学院に入る前まではヒーロー志望の生徒だったくらいだし、少なくとも個性や忍術とか関係なく素手での武術は身につけてるハズだよ」

 

「ほ、本当に!?」

 

「うん!なんだったら今日紹介しよっか?緑谷くんが良ければだけど…」

 

「そ、そんな良いの!?僕は依頼したコスチュームの品が明日届くから、せめて足の活用を少しでも身につけたいとは思ってたから予定では訓練に浸かろうと思ってたけど…知識が身につくなら下手な訓練よりもずっと良いし…

 飛鳥さんこそ、予定は大丈夫なの?」

 

「私も自主訓練しようって思ってたけど…いつでも出来るし、それに前の件でもお礼返さなきゃって思ってたし」

 

 もし前に緑谷に相談していなければ、延々と悩んでたのかもしれない。失礼な話かもしれないが、飛鳥は考えるよりも体を動かすタイプであって、自分の必殺技や退出を考えるのは問題ないのだが、今までの工夫や考え方を覆す程の変化を成し遂げろと言われても難しいものだ。

 もし緑谷と話さなければ、体全身を使うなんて発想、思い付かなかっただろう。

 

「ああ、アレ?僕なんて別にそんな…それらしいアドバイスなんか全然してないし、其れに会話した時なんてほんの少しだったし…」

 

 そんなことでお礼なんかしなくても良いのに…と静かな声で心の中に呟くも、決して口には出さなかった。

 飛鳥がこんなにも嬉しそうに礼を返したいと申すのだから、それなりに受け止めなければ、それこそ彼女に失礼だ。

 

「じゃあ、その…お言葉に甘えて――」

 

 

 

 

 

 そしてコスチュームが届き装着し新技を披露した四日目の日には、付け焼き刃だが新たな戦闘スタイルを編み出すことに成功した緑谷は、自分の想像した以上に良い動きになった。

 現在、全てのボールを捌き蹴ったこの現状が証拠として映し出されている。

 

 その名も、ワンフォーオール・シュートスタイル

 

 十日間の内六日間はひたすらシュートスタイルの戦法を編み、熟練度を上げ、体を慣らし且つサポート科の発目明や菖蒲に色々と世話になった。

 コスチュームは腕の保護サポーターにスパイク兼アーマーのアイアンソール

 

 新コスチューム――コスチュームγ

 

 

 この二つが兼ね備えた今、如何なる予測不能の事態が起きてもこのスタイルを駆使すれば上手く対処する事が可能だ。

 

「菖蒲さんからアドバイスを聞いて見たけど…オールマイトの言う通り、付け焼き刃以上の効果だ!」

 

 飛鳥と話し合った後に、半蔵学院に行き動き方のコツや戦闘スタイルを教授してくれた。

 

『良いですか緑谷さん!

 単に相手を我武者羅に蹴るのではなく、一つ一つの一撃に想いを込めて強く蹴るんです!

 大雑把な動きじゃ喧嘩と変わりません。何より葛姉様を見てください。あの美脚たるや太ももの露出に、無駄のない動きに隙を突くような集中力!!

 そして気付かず爆乳が動くたびに揺れて…ほら、わさわさと…はぁぁん!ダメです鼻血が出て多量出血してしまいます!

 あっ、そんでですね。蹴りを数発入れてからの、しゃがみ込んでから体の軸を回転するようにして拳を入れて、数発!

 ゴリ押しで行くなら相手に隙を与えず強烈な連打撃を与えた方が相手もKO出来ます。

 まあ私の場合は葛姉様の魅力に思わず意識そのものが吹っ飛んでKOしちゃうんですけどね』

 

(ただ菖蒲さんって思ったより個性的だったなぁ…

 けど、あの人のアドバイスのお陰で効果は抜群!やっぱり訓練とは違って本場でも自分のスタイルが通るのは素直に嬉しい…!!)

 

 所々、アドバイスの中で私情が挟み込んでるのに幾つか突っ込みを入れたくはなるが。

 菖蒲という生徒は元々忍家系で無ければ、忍と言う存在そのものは知らなかったらしい。

 聞いた話によると実は彼女、雄英高校受験志望者でもあったそうだ。格闘スタイルが良いのも、実は忍に向けての訓練ではなく雄英を目指し一流のヒーローになる為の努力の結果だとか。

 ただある理由で雄英高校の志望を取り消し、半蔵学院に入学希望にしたとか。

 何でもその理由が葛城にあるんだとか。

 

 

「はあ、ほぼ弾くかぁ」

 

「雄英、思ったよりやるね。脱落は狙えなくてもせめてターゲットの一個や二個、当たっても良かったんだけど」

 

「気を付けろよ真壁に軌道、体育祭観た時も感じたが、今年の雄英は一味違う…

 舐めてかかると返り討ちに遭う。どうせ狙ってやるなら出し惜しみせず全力でぶつかるしかない」

 

 安息吐く緑谷を他所に、傑物学園二年生の面々は脱落者ゼロ、ターゲットゼロの雄英を相手に目を細める。

 

「けどまあ…見えてきたな。軌道任せた」

 

「任された」

 

 真壁は手でボールを握りこねるかのようにギュッギュッと詰めこませ、硬質化させる。

 

 真壁漆喰――個性『硬質化』

 触れたものをこねたりすることで硬質化させる個性。但し生物には適応されないので注意。

 硬質度はコンクリート並みにガッチガチに硬める事が可能。

 

 軌道幻月――個性『ブーメラン』

 触れたものに狙いを定め投げることで、軌道よく投げ飛ばす事ができる。

 これも生物には適応されないが、スナイプに似た類の個性である。

 

 コンクリート並みの硬質度に高めたボールを軌道に渡し、狙いを定め地面に投げ飛ばす。

 よってコンクリート以上に硬くされたボールは地中に潜る事が可能であり、狙いは雄英生徒のターゲット。

 

 ――地中にボールを潜らし隠すことで、君たちは反応する事が出来ないのさ。

 

「巻き添え喰らうから皆下がって!ウチがやる!」

 

 ここで出張するかのように前に出てきたのは耳郎響香。

 見たところ、新たなコスチュームを頼んだのか、前よりも少し違う雰囲気を漂わせていた。

 

 

「音響増幅ジャック――【ハードビートファズ】!!」

 

 

 イヤホンジャックで出来てる耳朶を、手の甲に装着してある小型スピーカーにイヤホンを挿入し、爆音を高め地面に付けさせ爆発的な威力を放つ。

 地面は大規模に割れ、軌道が投げたボールが露わとなった。

 

「ってオイラに向かってくるぅぅ!?」

 

「どいてろ」

 

 軌道がロックオンしたターゲットは峰田実。突然自分に向かってくるボールを前に取り乱れるも

 

「烏賊凪!」

 

 横から柳生が峰田を庇う。

 手に持つ番傘が、烏賊の触手一本に絡み纏わせ薙ぎ払う。柳生が忍術を個性になぞらえ身につけた新たな術だ。

 柳生の秘伝忍法は基本、烏賊を出現させた攻撃を使用する、烏賊忍法だ。

 秘伝動物が烏賊だからなのだろう。秘伝忍法が主に烏賊となってるのは、大自然の力を借りてるのは勿論のこと、秘伝動物により色濃く影響を受けている。

 そういう忍は割と居る方で、自分の好みやじゃない動物もいれば、性格上や容姿によって当て嵌まる方もいる。

 昔、蛙が嫌いだった飛鳥が良い例えだろう。

 

「秘伝忍法の使用は体力が削るからな…一本が丁度いい」

 

 秘伝忍法の巨大烏賊。

 その滑りある触手のウチ一本を出現させることで、秘伝忍法より半歩劣るが、威力や効果は抜群。

 戦闘としても救助としても扱える伸縮自在の触手は、ヒーロー活動にも向いてるだろう。

 

「って雲雀ちゃんにも向かってるよ!?」

 

「なっ!?しまっ――」

 

 ボールは三つだけではない。

 もう三つのボールは、軌道のブーメランによって雲雀に狙い付けられていた。

 柳生は苦虫を噛み殺したかのような苦の表情を浮かべ、歯軋りを立てる。

 側に居たにも関わらず、肝心な時に救えない自分の不甲斐なさに腹をたてる。

 

「一点集中――ビリビリ雷兎(ライト)でビーム!」

 

 しかし、何も成長してるのは柳生や飛鳥だけではない。

 雲雀は念を生じるかのように強くイメージを集中させ、兎の耳のような短いツインテールの髪を逆立て、雷の点を出現させ放電する。

 上鳴のような無差別放電では無い、どちらかと言えば上位互換たるやその実力。

 個性応用の一つの術でもある。

 

「おぉ、やるぅ!」

 

「ふう…冷やっとしたぞ雲雀」

 

「大丈夫だよ柳生ちゃん!それよりも……雲雀達もそろそろ攻めないと、防戦一方のまま終わっちゃう!」

 

 入学時代の頃とは違い、今では見間違えるほどに逞しく成長してる雲雀をみて、どこか誇らしげになる柳生は、そっと胸をなで下ろす。

 ――どうやら、半蔵学院の皆んなと話し合って、自分の問題は解決したようだな。

 

 曇りなき純粋な瞳。

 活発良い彼女の動き。

 一瞬の迷いのない決意。

 

 それらは自分達の遥か予想以上に、彼女を強くしてくれたようだ。雲雀と柳生は、固唾を飲みボールを強く握りしめる。

 

 

「我々も攻めるぞ――深淵闇躯(ブラックアンク)!!」

 

 

 混乱陥る状況の中、声を張り上げたのはカラス顔の常闇踏影。

 黒き相棒のダークシャドウは常闇自身を飲み込むかのように、体中に纏わり付いている。

 まるで影に覆われた鎧のようなその姿は、何処か林間合宿で暴走した彼の一面と重なる。

 

「【宵闇よりし穿つ爪】!」

 

 暗きダークシャドウの腕が伸び、掌にはボールを装着させてある。狙うは傑物学園の生徒、中瓶畳だ。

 

「うわっと!」

 

 常闇の攻撃をさも間一髪と言ったかのように、顔を身体に引っ込ませて何とか回避できた形となった。

 文章の文字としてこの現状を表せば、見て想像付かないだろう。

 

「危ないなもー!その黒い影の腕が伸びるとか、某海賊漫画の主人公じゃないんだから…」

 

 中瓶畳――個性【折りたたみ】

 折り紙のように体を折り畳んだり、亀のように引っ込ませたりする事が可能な個性は、端から見れば奇怪に見えるだろう。

 

「体育祭で見てたA組じゃないや、成長の幅が大きいね。確かに異端だ。良い意味でも悪い意味でも…相手になるとここまで末恐ろしいなんて…下手すりゃチンピラ敵退治よりも面倒だな」

 

 しかも、忍学生と手を組むという発想には少々驚いた。

 此方は忍学生の情報を知らない、向こうも同じ条件だ。

 だが雄英と手を組む話なら別だ、ある意味一番厄介なのは彼女たち忍学生なのかもしれない。

 如何なるピンチを覆す雄英高校。

 修羅場を掻い潜り、死の戦場で生き残った忍。

 二つの存在が手を組む姿は、敵から見れば絶望でしかないだろう。

 

(て言っても俺たちはヒーロー科…敵じゃないし同情するわけじゃないが…こりゃあ参ったな)

 

 表面上は不敵な笑みを浮かべる真堂も、内心は少しばかり混乱している。

 忍術という不確定で情報が少ない能力は、此方からすれば未知なる力。個性不明のアドバンテージと変わらないが、少しばかり予想がズレた。

 

「まぁだからと言って攻めに入った時点で引く気はねえ!さっきので忍学生の能力も大体分かったしな!!」

 

 全てを把握した訳ではないが、それでも見た限りある程度の実力は理解したつもりだ。

 烏賊、電気…もう一人の赤いスカーフを首に巻いた女子生徒は不明。確認したい所ではあるが、攻めに来る以上は相手にすると返り討ちに遭ってしまう。

 宣戦布告し喧嘩を吹っかけ、見ず知らずの学生にやられたでは笑い話になってしまう。

 

「防御が固いなら、割れば良いのさ!!!」

 

 掌を地面に触れ、歯をくいしばる。

 傑物学園の生徒たちは直様、彼の所在地点範囲から離れて行く。

 何か…来る!

 

 そう悟り、警戒を維持したまま後方に退くももう遅い。

 

 

「最大威力!――【振動伝地】!!」

 

 

 刹那。

 巨大振動がこの場のフィールドを崩壊させるかのように、地面は激しく揺らぎ、地響きが鳴り起こり、地割れが生じ、やがて地面は振動によって破壊された。

 まるで地震災害でも起きたかのような、荒くれた戦場。地震の威力はマグニチュード5に近い高威力。

 

「必殺技ならこっちも編んでるよ!こちとら二年生、場数踏んでるのは、君たち雄英だけが特別じゃない。

 悪いけど一年生ゃ忍学生が相手でも、敵である以上…手を抜くなんて選択肢、俺たちには無い!」

 

 真堂揺――個性『揺らす』

 触れたものを揺らす振動的な個性。

 但し、揺れの大きさ・速度に応じた余震が身体に来て動けなくなる。

 

「まぁ…余震で体動けなくなるなら……最初っから本気出せば良いって事よ……やるなら徹底的にな」

 

 余震の影響で体が上手く動かせない真堂は苦笑いしながら、落下していく雄英生たちを見下ろしていく。

 しかしこうなってしまった以上、動けない自分もピンチなことに変わりはない。

 

「うわああぁぁぁ!!落下していくぅ!」

「雲雀!俺に掴まれ!」

「柳生ちゃん…うん!忍兎、可能な限りで良いから他の皆んなも救けてあげて!!」

「クソ!傑物学園…一年上の先輩とはいえ…分離させるのが目的か?!」

「皆んなあああぁぁぁ!!」

 

 それぞれの生徒の悲鳴が上がり、各生徒達はバラバラに隔離されてしまう。

 

「さて…幾重もの現場…数々の不利な状況を覆す有精卵の卵達…君たちなら、どう乗り越えるんだい?」

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇねぇ総司さん!さっきの地震何なんですかね?私、気になって仕方ないんですけど…雄英や半蔵学院に向かわなくて良いんですか?」

 

「何を言う伊吹。

 情報が漏れてるから雄英を狙うなど、私からして見れば猿が知恵を絞った結果にしか見えん…目先に捉われては、いずれ足元を掬われ後悔することになる。忍としても、ヒーローとしても鉄則だろう?」

 

「はうぅん!流石は我らがリーダー、総司さんです!出来れば、雄英生徒の皆さんとぶつかって、罵られ…そして…痛ぶって……恥ずかしめに遭って……はうぅんワンワン!想像しただけで興奮して来ちゃいますよぅ!!」

 

「………伊吹、試験の内容は忘れてるわけではあるまい?」

 

「えっ?勿論ですよ?居眠りすることなくちゃんと聞いてましたもん。心配しすぎですよ総司さん」

 

 傑物学園を始めとした他校の生徒が雄英と半蔵学院を攻め合う一方、蛇女選抜補欠のメンバー、総司、芭蕉、芦屋、伊吹は目的でもあるのか、走りながらも雄英とは反対方向へ向かい走っている。

 伊吹の少し変態混じりの会話に不謹慎に思う部分もあるのだが、悪は寛容という心情を常に心構えとして振る舞う総司は、クールな一面を崩すことなく問いかける。

 

「まぁ、聞いてるのならそれで良いが…ヘマをするんじゃないぞ。我々蛇女の実力が底辺と思われては恥だ。況してや鈴音先生や学園長が不在な今、蛇女を支え、頼れるのは我々学生のみだ」

 

「ふむ…何でも良いのじゃが総司よ。お主は何処に向かっておるのじゃ?何やら人が数少ない場所へ向かっておるようじゃが…」

 

「それにしても千歳さん…私たちとは別行動を取って、どこに行ったのでしょうか?」

 

 芦屋の言う通り、この場所だけはヤケに受験者の姿が見えない。

 隠れてるにしても、忍学生である自分たちは気配を探ることが可能で、下手な隠密など彼女達の前では無意味だ。

 他校の忍学生なら話は別なのだが、攻撃が仕掛けに来ない以上、その線も緩い。

 因みにこの場に千歳がいないのは、彼女だけ別行動を取っているからである。

 

「フッ…私たちの狙いは別にある。

 受験者の数が少ないのは…恐らく、何者かにやられたのだろう。千歳は放っておけ、簡単にやられるタマじゃない」

 

「何者かって…アナウンスは流れてないぞよ?

 となれば、隠れながら我々を試してるのかもしれん…ここは我が神の偉大たる力を解放し――」

 

「ふむ、着いたぞ」

 

 芦屋の厨二病発言を遮る総司は、不敵な笑みを浮かべ、立ち憚るかのように、佇んでる一人の生徒を見やる。

 その生徒も総司達の気配を察したのか、同じく視線を合わせる。

 

「……貴様は確か……」

 

「選抜補欠メンバー筆頭、総司を始めたした秘立蛇女子学園の学生…所謂、悪忍だ」

 

 誇らしげに語る総司は、美しい顔立ちで相手に人差し指を向ける。

 

 

「私たちの狙いは――士傑高校の貴様らだ」

 

 

 雄英高校に続き追加で半蔵学院が狙われてる中、その分士傑高校は実力や個性、各生徒の能力が不明な点が存在するため誰も近寄ろうとはしない。

 厄介なだけであって、情報が不特定である以上下手に出るなど愚策だと考えるのが多いだろう。

 だからこそ、其処を総司は敢えて真正面からぶつかる事にした。

 例えで言うなら、半額のバーゲンセールが押し寄せる波よりも、高級で多額な値の付いた、誰の手にも渡ることのない品物を手に取った方が買い物としては楽だろう。

 

「あぁ、成る程…雄英が狙われてる中、自ら混戦の火の中に飛び込むのではなく、人が少ない場所で、格上の人を落とす…のでしょうか?」

 

「それにしても道に落ちてるあの肉の塊は何じゃ!?荒ぶる魔王が産み出した魔物か?!」

 

「でもよく見るとウネウネしてますよね。肉の塊…って言うよりも、粘土みたいですし、体のパーツがバラバラになってますけど」

 

 よく見ると一人の士傑生徒を中心に、周りは肉の塊がバラバラになって落ちていた。

 三人の喧騒満ちる言葉など気にせず、口を開く。

 

「我は士傑高校に所属せし生徒、名は『肉倉精児』である――先ほど交戦してた者達を一掃してた所だ」

 

 肉倉と名乗る男はイナサと一緒に同行してた二年生の生徒である。大真面目な分、外見的特徴なポイントが細目である。

 

「蛇女子学園…残念ながら私は忍に関しては無知である故、詳しくは知らない所業の身…

 だが、悪忍と名乗るのであれば…如何なる理由だろうと黙視する訳にもいかぬ」

 

 細い目を更に細め、忌々しいような嫌悪に似た眼光を総司達に放つ。

 

「ほう、他の生徒とは一味違いそうだな。

 少なくとも、目先に捉われてるような獣ではないことは確か…」

 

「それよりもあの細目の男性、目付きが悪いのう…産まれ付きか?視力が悪いのやら知らんが…

 確か紫から聞いた話によると、教育の仕方によって子の顔立ち容姿も変わる…と。つまり、あやつはきっと、さぞや教育の悪い両親なのじゃろうな…家庭内もきっと悪いのじゃろう…迷える憐れな子羊じゃな…」

 

「私の眼は見目良く長大であり決して私の肉親など家庭内など関係ない!!!赤毛の貴様!見ず知らずの他人とは言え失言にも程があるぞ!!」

 

「な、なぬ?なぜ儂が怒られなければならんのじゃ!?」

 

 誰だって怒るよそれは…と、心の中で呟く芭蕉は申し訳なさそうな顔立ちで溜息を吐く。

 芦屋の悪い癖は、悪気が無い上につい反射的に人を怒らせてしまうことだ。

 以前にも似たようなことがあり、伊吹と変わらない変態のドMたる両奈も、前に一度大激怒し芦屋を泣かせた一件がある。

 

「本来ならば私は、爆豪勝己を狙っていたのだが…正義、品位、教授、誇り、其れ等を背負い語る以上、貴様ら悪に仕えし闇の暗殺者達を前に無視することなど論外。

 よってこれより、士傑の名に懸けて、貴様ら蛇女を排除する!!」

 

 ベチャッ!と嫌な音が耳をつんざき、片方の手は切り離され四散し、肉の塊に似た指は大きめのサイズになっており宙に浮いている。一体どう言う個性なのだろうか、不明な点が多い上に奇妙極まりない。

 

「ほう、そうでなくては面白くない。

 せいぜいこの美しき私の甘美たる色となり彩ってくれよ!」

 

「そう言う自尊心は――爆豪勝己そのものだな!!」

 

 肉倉の肉片と、総司の鎖鎌が衝突する――

 

 

 

 

 

 

 場所は打って変わり、真堂の個性により崩壊した足場の悪い荒野となれ果てたステージフィールド。

 緑谷はよろめきながらも、障害物の瓦礫をどかし、辺りを見渡す。

 

「痛ってて…あの真堂さん…凄い個性だな…」

 

(強さは本物…ただヒーローとして動く以上…活動する使用範囲は限られるし…それに建物のある所では使いにくいな…

 それよりも分断されちゃった…マズイぞ、傑物学園の思うツボ、術中にハマってる…)

 

 誰もいないとなると、考えられるケースは自分と同じく何処かへ分断されたか、一人になってるか、数人で行動をしているか…

 出来れば最小限としては数人同行で動いてる方が助かるし、その分落ちる確率も少ない。

 問題なのは一人でいる状態だ。

 多対一なんて状況、この試験では余りにも不利すぎるし、戦闘とは違ってターゲットが全箇所に当たれば終わりだ。

 

 互いを活かす。

 流れる連携。

 戦況判断。

 

 先輩だから当然なのだろう、年季が違う。

 一年と二年の訓練の差…経験値だけでは埋まらない差は存在するもの。

 全国の強い人たちが、自分たちに刃を向けられているのだ。

 

 

 何故かと、気持ち高ぶる緑谷は、つい不敵な笑みを浮かべている。

 

 

 ドッ――!

 

 刹那。気配を感じ悪寒が背中を襲い、ゾッとする緑谷は咄嗟に反応を取るも、その前に右胸のターゲットに鈍い衝撃が伝わった。

 ピカッ――ターゲットが光り始めだ。

 

「ダメですよぉ〜、ボーッとしてたら背中、取られちゃいますよ?てか当たってますし」

 

 ふと、宙に舞う一人の女性の声が聞こえた。

 突如現れた謎の女性に、なす術なく当てられた緑谷は唇を噛み締めながら相手を見やる。

 

「でもピンチなのに笑ってるの、不思議。

 余裕とも違うこの感覚…変なの、雄英って貴方みたいな生徒が数多くいるんですかァ?なんだか気になっちゃうなぁ私」

 

 プルンと色の潤った唇を揺らしながら、黒いスーツに士傑高校の学帽を被った少女は微笑を浮かべる。

 

(油断はしてなかったし気配も感じた…なのに、反応が追いつかなかった…!

 この人…士傑の学帽に顔…あの時身近にいた…!)

 

 イナサと肉倉と供にいたもう一人の女性、名は『現見ケミィ』。

 

「キミ、カッコイイねえ」

 

 

 どうやら、この試験…一筋縄ではいかないようだ。

 

 




紹介プロフィール

飛鳥

本名・服部??
所属・国立半蔵学院(現在、雄英高校)
好きなもの・じっちゃんの太巻き
スリーサイズ B90/W57/H85
誕生日・9月8日
身長・155㎝
血液型・A型
出身地・不明
戦闘スタイル・近接戦闘、先陣切り込み

ステータス ランクA

パワーB
スピードB
テクニックS
知力C
協調性S

秘伝動物 ガマガエル

緑谷「小太刀の二刀流で、斬撃を得意とするのが飛鳥さんのさが得意とするスタイルなんだ。合同でヒーロー基礎学の授業でも、いざ相手となるとかなり手が焼けるよ…えっ?生徒相手に刃物は危ないんじゃないかって?その時は大丈夫だよ!オールマイトや相澤先生もそのことを考えて、授業用では木製の刀…まあ木刀で使ってるんだよ!もしあんな刃物で戦うなら…肝が冷えちゃうし殺されてるかもしれないから…
飛鳥さんの忍術は風刃忍法!揺らぐ風が刃物のような繊細な風を纏わせて操ることで、対敵退治なんかだとかなり活躍できるし、人を傷つけない程度の風も放出できるんだって!飛鳥さんの風って雪泉さんにも似てるけど…でもヒーロー向きでもある彼女の個性は称賛してるよ!勿論分析ノートに纏めてあるし、個性で名付けばカマイタチって呼んでるんだ!ただ謎なのが忍の忍術ってどんな風になってるんだろ…〇〇忍法は分かるんだけど…遁術ってそもそも人が身につけれる物なのだろうか…忍の血筋を引いてる者は遁術や忍術が最初っから存在するってのは聞いたことあるし、代々引き継がれてきたって噂には聞いてるけど…実を言ってどうなんだろ……無個性だった僕ももし忍の道に進んでたら、きっと変わった人生を歩んでたのかな……何より忍転身なんかどうなってるんだろ?特撮ヒーロー番組、可変ライダーみたいなのを考えた方がいいのかな?個性でもない限りあんなこと出来るわけないしな…いやでも個性や能力は科学でも解明されない不明な物が存在するってエライ・ヒトが言ってたし……てかそもそも忍って身体能力が高いんだよな?じゃあ僕も飛鳥さんたちと合同に訓練を受ければもしかしたら…いややってみる価値はあるけど相澤先生なんて言うかな?オールマイトもいるんだし、やっぱこう…ブツブツ…」

飛鳥「あの…緑谷くん。気になることが多々あるのは良いんだけど…解説紹介が分析紹介に変わってるからね?」

緑谷「え?あっ!本当だ!!ご、ごご、ごめんなひゃい!!」

飛鳥「プッ――ごめんなひゃいって何緑谷く〜ん?」

緑谷「えっ?!あっ、これはその…ち、違う!舌噛んだの!」

飛鳥「緑谷くん本当に面白いよね」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。