光と影に咲き誇る英雄譚   作:トラソティス

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皆さまお久しぶりです。
そして大変長らくお待たせしまして申し訳ありません。実は作者、また事情がありまして…メッチャ忙しいあまり小説すら読めない。
返事も遅くなり、更新も遅く、中々手に付けれず(精神的な意味も含めて)深く謝罪することが多いですが、落ち着いたら投稿回数の頻度も多くなると思うので、どうか悪しからず…
何故だろう、今やってる章のストーリーではなく、次の章を書きたくなってしまうのは何故なのだろうか?

ヒロアカのストーリーって、話の途中はかなり熱があるのでサクサクかけるのですが、章に入る序盤は何とも…

ではでは、どうぞ。


156話「後継者」

 

 

 

 

 

「ああ、それなら良かっです――私も、注意が足りてなかったようで」

 

 死穢八斎會の若頭・オーバーホールは表情を穏やかにしながら軽く謝罪の意を込める。

 雪泉自身は、この青年がまさかこの地区の極道とは思ってもおらず、敵連合と接触した危険人物だとは知らない。殺意も敵意も一切感じ取れないので、雪泉でも気が付かないのだろう。

 

「ああ言え全然…すみません、其方こそ大丈夫ですか?私が不注意だったばかりに……」

 

「いえ、特に問題は有りませんよ――其方に怪我が無くてよかったです」

 

 敵連合、死柄木弔達に見せたあの冷徹な表情が嘘のようだ。とても穏やかで、その笑顔は本性を隠す贋物の仮面だとは誰も気付かない。

 

「それにしても……」

 

 と、オーバーホールは雪泉の制服姿をマジマジと見つめる。決して卑猥な眼ではないが、何処か珍しそうな視線を彼女に浴びせる。本人は相手の様子に小首を傾げ、「どうかしましたか?」と尋ねてみると――

 

「貴女、何処の学生さんなんですか?」

 

 オーバーホールの問いかけに、少し困ったように目を開く雪泉。なぜ、こんな質問をして来るのか…なんて疑問が湧く前にオーバーホールは口を開く。

 

「ここらの地域では一般からヒーロー学校こそありますが…その学生服を着た学生さんは見たことないですね……」

 

 オーバーホールを始めとした八斎會は指定敵団体こそではあるが、何も警察やヒーローからは追われてる身では無い。監視されてるだけで、犯罪の証拠物や目立った騒ぎを起こさない限り、問われ追い詰められることは無いのだ。

 なので、周辺地域をくまなく調査、巡回しヒーロー学校や一般学校にまで予め頭に入れてるオーバーホールだからこそ、雪泉のような学生服に覚えのない青年は、不思議でならない。

 

「あの…私はこの地域の人間ではなく、遠い方から来た者でして……今日初めて研修に来た訳でして…」

 

「嗚呼、そうだったんですか。どおりで、見ない学生だと…遠くから遥々やって来るなんて、最近の学生さんはいつになく熱心なことで、感心ですね」

 

 まるで近所の人と軽い談笑を愉しむように、ニッコリと笑顔を見せるオーバーホールに、雪泉は「はいっ、有難う御座います♪」と軽くお辞儀をする。

 

 

「んで、何処の研修先に向かうんです?もしかしてヒーロー学生か何かですか?」

 

 

 だが、この男は極道の若頭。

 一度疑惑を芽生えた相手をそう易々と見離す程、甘くはない。この時期はよくインターンという活動でヒーロー学生がその社会奉仕の活動に赴き参加する生徒が居る。そんななか、この地区で研修先に参加するとなると、万が一自分たちの計画に支障が出れば狂わされてしまう。特に…最近忍の存在が明らかになった以上は尚更。

 

「大した場所じゃないですよ、それに他言するのは教師からも禁止されてるんです…申し訳御座いません」

 

「なんだ…それは失礼しました。烏滸がましくてすいませんね、私の悪い癖で…気になった事があるとつい、聞いてしまうんですよ……気分を害されてしまい申し訳ありません。この質問のことは忘れて下さい」

 

「いえ、全然…では私急いでるので、失礼しますね」

 

 雪泉は絶えぬ笑顔で頭を下げ、足早と研修先へと向かう。そんな微笑む彼女の後ろ姿に、オーバーホールは――

 

 

「………アイツも、英雄症候群の一人か。一応、マークを付けとくか」

 

 

 彼女の見え透いた嘘に、只者ではないと確信したオーバーホールは、先ほどの笑みを一瞬で崩し、冷徹な顔に戻る。それこそ、極道の若頭の本当の表顔である。

 

 

 

 

 

 

 同時刻、場所は変わり雄英体育館γ

 先ほどまで火花散るごとく、激戦を繰り広げた雄英生と忍学生達。今広がる光景は、全員が倒れはしてる状態だ。

 とても、歳が一個上な忍学生とは思えぬ程に、彼ら彼女らの実力による壁は、雲泥の差として広がっていた。

 相手が選抜メンバー全員なら解らなくもない…しかし、こうも二度成す術なく負けの連続が続いてしまうと、正直言って心が折れる程に悔しい。

 

「皆様、対戦して頂き、誠に有難うございました」

 

「ッ………あの、私の方こそ、有難う御座います…それと、大丈夫、ですか?」

 

 二人は怪我らしいケガは見受けられず、夕焼は息こそ上がってるが、麗王自身はまたまだ余裕が有りそうだ。

 二丁の木刀を手放した夕焼は、180度豹変した血の気盛んな殺伐の性格から、元の臆病で気弱な彼女に戻ってしまう。どうやら武器を手に取ることで、どうも性格が豹変してしまうらしいそうで、性格が変わった後は詳しいことは覚えていない、記憶が曖昧なのだ。

 

「いや、強過ぎッしょ二人とも……一個歳が上だからって……」

 

「マジ凹むわぁ〜…つか、夕焼さんの気迫と麗王さんの連携がうますぎ…」

 

「気圧されたよね…しかも麗王さんに限っては忍術っぽいの使ってなかったし…」

 

 上鳴、芦戸、葉隠の萎える声色に、麗王は「いえ、そんなことは…」と、謙虚に似た言葉を発する。

 飛鳥、柳生、雲雀の三人と対峙しても、相手によって変わるとは聞くものの、こうも差が違うとなると、経験や年というのはここまで力の優劣を生み出すのかと、考え込んでしまう。

 

「私としても、今日は勝てましたが次は分かりません。そもそも、勝負に確定な勝利というのはありえません。貴方達が日々精進し努力を欠かさなければ何れ…ふふ、我ら選抜メンバーでも危うい…

 それ程に貴方達には成長できる余地を感じました」

 

 謙虚だろうか?しかし、彼女の口からはそんな風には聞こえない。麗王は険しい顔立ちで、でもって凛々しく美貌を兼ね備えた形で語り出す。

 

「先ず、貴方達は先程ミリオさん一人を相手に戦いました。大した傷も無ければそれらしい怪我もしていません。その上で私たちは二人、相手は轟さんに爆豪さん二人と忍学生がいない状態での戦闘。偶々、勝利出来たまでのことです」

 

「それを言うなら麗王さんに夕焼けさんもっしょ、流石に多対一で俺らの方が有利っスよ…そもそも、夕焼さん敵みたいですし、麗王さんなんか一回も忍術発してないですし…」

 

「わ、私が敵っぽい…世の中にはもう一人の私みたいな人がいるんですか……やっぱり、恐ろしい…」

 

「いや、夕焼さん敵のことも知らないんだ…あっ、ヒーローのこと知らないって言ってたし当然なのかな?」

 

 上鳴の仰ることはごもっともだ。

 麗王には忍術らしいものが見受けられない。いや…動き方がプロにしろ、まるで相澤先生と戦わされてるような気がした。そもそも、忍術というのは、必殺技のような効果を発するものばかりなのだろうか?

 夕焼に至っては敵っぽいと言われる始末で、当の本人はネガティヴ気味で豹変した彼女とは思えない程に、落ち込んでいる。

 そもそも夕焼が住む遠野の里は犯罪の起きないのどかな田舎村だ。電子器具や娯楽機などが存在しないので、ある意味正義と悪からかけ離れた理想的な大自然の村だ。

 そんな彼女が敵のことすら知り得てないのは、ある意味当然だろう。

 

「いえ、他の方々と比べて私は無個性に近い部類、相澤先生やミリオさんのような特殊類な能力はありません。

 そんな生身である私が、轟さんの大規模な氷結を出されてしまえば打開できる術は難しく、特に爆豪さんのような最大火力の爆破を出されてしまえば、無事では済みませんよ。上鳴さんだって無差別放電を出されてしまえば、下手すれば気絶してたかもしれませんし」

 

「……つまり、私たち全員を組ませたのは、個性が上手く連携を取れないようにするのと、出力を抑えるため…?」

 

「はい、麗日さんの仰る通りでございます」

 

「なるほど…つまり俺一人なら麗王さんに勝てたかも、という事か!」

 

「いやぁ、アンタの場合は大抵の相手がそうでしょ。アホになるのが弱点だけど」

 

「お前さあ!人が気にしてる所を突くなよなぁ!!」

 

 上鳴電気はチャラけてる上に、個性の能力は強力だが、それは多対一との戦闘の場合に於ける、奥の手のような物だ。そんな無差別に味方の巻き添えを防ぐべく、彼は発目に頼み、サポートアイテムを申し込み、仮免試験では一時期役に立ったのである。

 また轟や爆豪のような、初見殺しによる大技を披露されれば、対策案が有ったにしろ、対処出来ないケースだってあるのだ。そう考えると、つい納得してしまう。

 

「えーっ!?けどさ、私たち全員なら大体行けるでしょ?私の酸や青山のおへそレーザーだって…」

 

「いえ、そんなことはありません。各々が計画的に流れで動くのは難しいんですよ。個性によって相性や向き不向きが有りますし、集団戦闘訓練を行ってるのなら、話は別ですが…」

 

 集団による連携…数ある生徒で組んだのは体育祭の騎馬戦以来か、アレでも数ある個性を扱うのは骨が折れるし、二体の脳無で上手く連携を決めれたことだろう。

 そもそも相手は意思がなければ思考能力もない化け物、そんな相手に勝てたのも策略によるだろうし…

 

「少なくとも、敵の襲撃を受けた貴方達なら、理解できる節も有ると思いますよ」

 

「それって、USJか!」

 

 USJ

 災害救助による訓練施設に突如と襲いかかった敵連合。忍の力もない、悪意を募らせた犯罪集団の事件は、今でも覚えている。

 緑谷が思い当たった節は、対集団戦闘だ。向こうは個性も人数も不明な上に、入学したばかりの新米ヒヨッコ生徒達だった自分たちが何とか苦難を突破出来たのも、そういった連携やコミュニケーションと、相手の相性に性格、向こうの連携にも問題があった。有象無象の駒と呼べるチンピラ程度とはいえ、中には強力な個性を持つ輩だっていたのだ。

 成る程、つまり今回の訓練は夕焼や麗王は二人、自分たちは徒党を組んだ敵の集団と想定すれば、大きく納得がいく。

 

「USJ…?かは存じませんが、思い当たる節があるのでしたら話は早いですね」

 

 何となく頭の中で納得した雄英生達。

 因みに悪忍の身柄な上に、表面では数々の会社やグループを統括する彼女にとっては、敵連合襲撃を含めた情報収取は朝飯のモノ。とは言ったものの、重要性と実現性のものしか記憶に残っていないのは無理もなかろう。

 

「私が言えるとは…ミリオさんの仰った言葉と同じで努力と経験を積み、より早く予測を立てることです。

 私も嘗ては、忍なんて呼べる程の技量は有りませんでした…しかし、原点が、目標が、友が、私の背中を押してくれた――」

 

 

 そして…

 

 

『自分の弱さで、誰かの為に涙を流せる君は、決して弱者なんかじゃない――もう大丈夫、私が来た』

 

 

 平和の象徴の、温もりを――

 忘れられない、あの人の暖かな腕。

 現実に打ちのめされ、非力な自分を救うあの人の正義。

 太陽にも負けない、彼の慈悲深い優しさ。

 それらが、彼女を奮い立たせた。

 忌々しい過去と同時に、与えられた希望とも呼べる勇気…麗王には、仲間を含め背中を押してくれる人々がいる。

 己を王と例えるならば、市民や仲間を守らなければならない。その為ならば、誰かの笑顔を壊されたくないのならば、その努力は惜しまない。

 彼女の強さの所以は過去にあり、忍として今を生きてる理由も、過去にある。

 だから、過去を未来に紡ぐ。

 過去に貰った様々な苦難、悲嘆、どれも彼女の心を蔑み、時には心を折らせたこともあった。トラウマとなり、血塗られた記憶は、時折夢に出てくる。

 それでも、非力で弱かった自分を、慰め、背中を押してくれたのが、あの人だからあの人だから――

 

「これは謙虚ではありません。私からして原点が無ければ、貴方達と張り合う欠片もない、非力で貧弱な愚か者のままでした。大事なのは原点――自分が何故、ヒーローを目指すのか…各々ももう一度、心の中で問いかけて見ては、如何でしょうか?」

 

 一年の差だけで、これだけ力量が広がるのか。

 一年先、経験豊富な彼女、それは夕焼も同じであり、ミリオ達は二年先だ。問題はこの一年で、どの位の成長を成せれるか…また、どれだけの成長の幅を見せてくれるのか。

 夕焼にとっては、ある特殊な戦闘傀儡のお陰でより広い幅の成長を成せる事が出来たし、彼女が強いその秘訣は、己の中に住まうもう一人の自分が大きな原因とも呼べるだろう。

 

「私も是非とも、オールマイトが背負ってきた大切な存在を、守り、ヒーローと供に背負わせて下さい。私は、其れが出来ませんでしたから――」

 

「――?」

 

 できなかった?

 麗王の少し意味深い発言に、オールマイトの弟子である緑谷は眉を顰める。

 彼女の気高き品性のある、お嬢様のような柔らかな笑みとは裏腹に、その言葉には何処か後悔に似たような物が混ざっていた。

 

「私からは以上です…夕焼さんは……?」

 

「わ、私のような気弱な人間には到底…それに、私から言えることなんて、麗王さんの言葉で気持ちがいっぱいになりましたし……」

 

 夕焼は首を横に振ると、麗王は「そうですか…」と一言。

 特に何も言うことが無くなった麗王は、軽く相澤先生に視線を移す。意図を察した相澤は「まッ、ザッとこんなもんだ」と軽く手を叩く。

 

「直に解ったろ、これが実力だ。良いか、よーく心の中に刻んどけ。それと二人の言葉を忘れんなよ、一つや二つ歳が上なだけでこうも差が開く。ただそれは本人の努力次第だ。己がより壁を越えれるか、どれほど先へと成長出来るかが鍵だ。

 林間合宿でも言ったように、原点を思い出せ――」

 

 原点――

 何人かがそのワードに心が揺らぎ、熱き火が灯る。

 

 オールマイトに憧れ、個性を貰った緑谷出久

 父親に野望を託され、全てを背負わされた轟焦凍

 嘗て、恐怖を前に挫折した切島鋭児郎

 他の生徒も想いを募らせてはいる。しかし其れは口だけの言葉と化してないだろうか?常に強き信念を抱き続けるのは難しい。それを可能にする者は精々ヒーロー殺し位だろう。時間が、人が、環境が、全てを狂わせる。だからこそ、人は変わってしまう。

 だからこそ、維持を続けると言うのは大変なのだ。そう言う意味では、ヒーロー殺しがヒーローを贋物と呼び、日々粛清という罪を重ねた道理も、今では少しだけ理解も出来る。

 

 インターン…成る程、ここでトップを狙うには、正にピッタリな奉仕活動だ!!

 

 

 

 

「はぁ!?いんたぁん!?誰だ君は!?」

 

 インターンの講習、そして授業を終えた緑谷は、グラントリノに連絡を入れた。

 体育祭を終え、職場体験で指名が有ったのは一人だけ、その相手が古豪グラントリノ。オールマイトの師であり、ワン・フォー・オールの詳細を知っている人物。他に事務所を頼んでも良いのだが、あの老人相手なら都合も良いし、ズルで言えばコネもあるので、真っ先に電話をかけたという訳だ。

 

「あの僕、体育祭で指名貰いましたし…良ければと思って…」

 

「無視するたぁお前も大物になったなぁ小僧!」

 

 この手の付き合いに構っていられる暇は無いのか、グラントリノのボケを空気の如くスルーする。

 経験を積めれる機会があるならば、逃さずチャレンジをこなす。その繰り返しだ。授業の中だけでは取得できない経験だからこそ、何十倍もの価値がある。それを目の前で見せられては、ジッとしていられないのが、今の緑谷出久だ。

 

「校外活動、そいやもうそんな時期か…体育祭の時のオメェは俺を除いて指名ゼロの半人前だったしなぁ!!」

 

「半人前の自分だからこそ、もっと上を目指さなきゃいけないんです!他の誰よりも、何倍もの努力をしないと…」

 

「お前さんの意気込みとやらは大いに関心するが、生憎こちとら警察の方で手を焼いててな…敵連合の捜索を兼ねてお前の面倒は見れねえんだ、悪いな」

 

 グラントリノは現在、塚内刑事と供に敵連合を捕らえるべく全力を尽くしてまでも、捜索を行なっている。それでも目撃情報は滅多に噂を聞かず、完全にお手上げに近い状態だ。上層部から派遣された忍達も敵連合を目撃した話はないそうで、忍も手を焼いてるんだとか。

 

「となると他を当たれってことになりますよね?……どこにしよう」

 

「だったらお前、俺以外にもう一人適任者がいるだろ、オールマイトから紹介されてないか?」

 

「えッ、誰です?」

 

 

「例えば、オールマイトのサイドキックを務めてた…サー・ナイトアイの事務所とかな」

 

 

 

 

 少しずつ、運命の歯車は動き出し、走り出す。

 加速し、時は進み、物語は動き出す。

 

 

 

「おい、クロノ…今日もやるぞ。壊理連れてこい」

 

「へい、了解しやした」

 

 死穢八斎會、拠点地下の研究室…らしき真っ暗な通路を歩む若頭・オーバーホールはクロノと呼ばれる者に指示を出すと、彼は首を縦に頷き了承する。

 

「どうでした?外の空気は?」

 

「汚れてた…どいつもこいつも、大義を成そうとしない病人どもばっかが、世を蔓延んでいる。収穫は…一部を除いて問題はなったよ」

 

「はぁ、一部?」と首を傾げるクロノは、ペストマスクを被ってるので、表情も素顔も見えない。

 オーバーホールは何の表情を変えることなく、変化のない顔で手袋を脱ぐ。いつもの、アレが始まる合図だ。

 

「サンプル品の物流はどんな感じだ?」

 

「ええ順調です。闇市場で出回って忍までその匂いに噛み付くほどですし、計画の方は着々と…」

 

「よしッ、後は時間の問題と名声…だな。奴らから連絡は?」

 

「まだッスよ、そもそも会ってから数日も経っていやせんし、無理もないかと」

 

「そうか、まあ良い…立ち話もなんだ、早く始めるぞ」

 

 

 オーバーホールが手袋を脱ぐ瞬間は、二つ――

 一つは、排除、殺処分として人間の命を分解して消すこと。

 一つは、計画を進行すべく、核から摂取する異能破壊弾の作成のため。

 

 

 

 全ては、個性と言った異能の病気を治し、支配者となる為、己の為、全ては――オーバーホールのために。

 今の死穢八斎會は、その為の……

 





次回から後書きに、月光・閃光のコーナーをやるよ!キャラ紹介、情報提示活動、etc…正直、ペアリングでの紹介は難しさがあるので(例えば緑谷と飛鳥のペアは良いのだが、他のキャラが難しい、例えばマスタードは誰に?とか、ヒーロー殺しの紹介は誰?とかになるため)、彼女二人が紹介すると、飽きずとも面白いなぁと思ったのです!異論は認めん(無慈悲)と、閃光が申しておりました。

閃光「私じゃない!!後どうでも良いがアニメでの私たちがアレだったのに読者に良い評価は貰えるのだろうか?」

月光「アニメとアプリではパラレルワールド設定になってるから大丈夫よ閃光♪私たちこの作中で登場しても脇役でしかないでしょ?ここで私たちが解説、感想、そして報告活動をすれば私たちの影が深まるわ!」

閃光「私たちのことを知らない奴が見てどうだろうか…」

月光「特別編でアニメの話は考えてるそうよ、設定部分や作中と合わさるから本編でのネタバレや、未登場のキャラも来るようですし♪」

閃光「ああ、今の話の具合で特別編をやると、紅蓮隊や月閃に新キャラが出るのか…」

月光「アニメもアプリも、そして明日の水曜日から配信される漫画アプリ、閃乱カグラの連載もね!」

閃光「シノマス一周年記念か、新情報が兎に角盛りだくさん…是非読んでくれると幸いだ」

月光「今後とも、私たちを含めた閃乱カグラと僕のヒーローアカデミア、そしてこの作品の小説を愛読して下さると嬉しいです!!」

ではでは…!!

注意:作者はこれで後書きコーナーが潤えて嬉しいのと、最近月光閃光姉妹が好きになったので、これは割と楽しみだったり。
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