パート1、パート2、パート3などボイスの数も増やします。特定のキャラがレイドとなった場合のペアボイスも新規追加。(作者大丈夫か?
パート1
夜嵐イナサ「あれ?ひょっとして忍学生の…?なら是が非でも…手合わせ!宜しくお願いしまああぁぁぁすッ!!!」
千歳「……暑苦しい、離れて下さい不愉快です」
パート2
夜嵐イナサ「ん〜…千歳さんって、なんかの動物に似てるんスよね、気の所為ッスかね?」
千歳「脳が筋肉に発達した余り、人間と動物の区別も付かなくなりましたか?」
パート3
夜嵐イナサ「千歳さん手合わせお願いしますよ!ね?お互い一年生ですし、これを機に友達になれたら嬉しいッス!!」
千歳「お気楽で良いですね、ヒーロー科の人間は」
イナサ勝利時
パート1
夜嵐イナサ「うひゃあぁ〜…火縄銃の猛攻!冷たい顔でも実力は熱暑だな…!!俺の個性が相性良くて何とか勝てた!けど次やるときは分からんな!!」
パート2
「思い出した!小さい頃道端で捨てられてた野良猫に餌を与えてたあの子猫に似てる!!特に目つきとかまんまですもんね!」
パート3「やっぱ実力は激熱ッ!流石は忍学生ッスね!どう言う訓練受けてるんスか?教えて下さい!!」
千歳勝利時
パート1
「風を操る個性…此処まで強力ですと、銃弾の軌道が不安定になるので相性は悪いですが、勝てたのが奇跡でしょうか…?」
パート2
「は?私が野良猫……いえ、けど…捨てられた、に関しては同じか…」
パート3
「所詮はこの程度か…つまらない」
緑谷出久と雪泉達其々の学生がインターン活動を行ってる間、敵連合は密かに死穢八斎會と密会を交わしていた。
とは言ったものの、敵連合側は死柄木弔一人である。
「おいおい…交渉の件で話がしたいから来てくれと呼び出したクセして、中は随分と殺風景な事務所だな」
「ゴチャついたレイアウトは嫌いなんだ。話をするのが目的だ、衛生面と清潔が保てればどうだって良いだろう?」
部屋は汚れや埃一つない、清潔さと白い空間が保たれた構造だ。ガラス製テーブルに、暖かい緑色のふさふさソファ、壁には「死穢八斎會」の旗が飾られていた。
ソファの上座には若頭のオーバーホールが座っており、隣にはミミックが札束の紙幣を数えているのが見受けられる。
「地下はグルグルと30分も歩かされた…時間感覚が狂っちまうよ…蟻が迷路を彷徨う錯覚…本当にヤクザの家ってどうなってんだ?こんな面倒な構造を建てたお前らの頭が疑わしく思えるよ」
「外では何時何処で誰が監視してるか解らないし、況してやお前は天下の敵連合のボス――全国指名手配犯の中では飛びっきり有名人だ。そんな危険な輩と交渉するのに外部からの詮索の遮断と情報漏洩を防止するのは当然だろう?其れに客が何を考えてるか分からないしな」
此処は八歳會住宅地区の地下に当たる応接間。
どう言う原理で迷宮化した地下が構造されてるかは不明――死柄木弔の交渉に当たる際、外出での遭遇は危険と案じたオーバーホールは、外部からの情報を遮断した状態を整えてる地下に呼び寄せた。
「地下は敢えて幾つかのルートを繋げてやってるのさ。こう言う些細なせせこましさも、八斎會が今日まで生き残ってるお陰なのさッ」
苛立つ死柄木に冷静で対応するオーバーホールの横で口を挟むミミックは、数えてた札束から死柄木に意識を向ける。
「で、だ!先日の電話の件なんだが……
――本当なんだろうね?条件次第ではウチに与すると言うのは。それと一つ、漆月が此方に来ない理由も序でに聞いておこうか」
「其れこそ漆月の件はどうだっていいだろ。アイツとは今コンタクトが取れない、期待を寄せてるのならやめとけ。
都合の良い解釈を取りやがって…」
ソファに座り込む死柄木は、土足でテーブルの上に足を乗っけながら、ご立腹な振る舞いで口を開く。
「お前らは敵連合の名が欲しい…俺たちは勢力を拡大したい…お互いニーズは合致しているだろ?」
「足を下ろせ汚れる」
「『下ろしてくれませんか?』と言えよ若頭。本来頭を下げるのはお前の立場だろ?」
挑発地味た態度に乗り出す死柄木に、汚れた行為に眉間に皺を寄せるオーバーホール。対する死柄木は物怖じせず堂々と我を通す。
「結論から言おう――まず敵連合は傘下にはならん。俺たちは俺たちの好きなように動くし、社会ぶっ壊すと言ってる俺たちがお前らの駒として縛られりゃあ本末転倒だろ。
五分…謂わゆる提携という形なら協力してやるよ。元々、そのつもりで話をする気だったしな」
「それがお前の条件か…」
次の支配者は自分と漆月であり、オール・フォー・ワンの後継者として選ばれた。其れなのに支配者になるであろう自分が相手の傘下に入るなど、其れこそ先生の名を恥じに晒す愚行だ。況してや誰かの下に就く気も無ければ、部外者に従われる筋合いは毛頭ない。
だが――お互い提携を取り合う形であるのなら、傘下に入らずとも物事は進める。
名が欲しいのなら、戦力が欲しいのなら、この結果に収まっても文句は無いハズだ。
「それともう一つ…お前の言ってた〝計画〟という話…その内容を俺にも聞かせろ自然な条件だ。名を貸すメリットがあるか否か…そして提携する価値が存在するかを確かめたい…」
計画――以前、八斎會のオーバーホールとの面談に彼が口に出した言葉だ。
別に他人がどう悪事を企んでいようが知ったことでは無いが、支配者になると断言した彼の〝計画〟には耳を傾ける価値が有ると判断し、ご足労掛けてまで聞きに来たのだ。
其の計画が自分たちにどう影響を受けるのか、又は現代社会を壊す決定打になるに相応しいかを、確かめる。
「尤も――「おい、調子に乗るなよ」」
懐から何かを取り出そうとする死柄木の言葉を遮ったのは、白フードを着こなすペストマスクの男性。オーバーホールの側近と思われし人物は、銃口を死柄木の頭部に押し付ける。
其れと同時にミミックの身体からは巨大な筋力の付いた腕が現れては、死柄木の胸柄を鷲掴む。
「自由すぎるっしょ、色々と…」
死穢八斎會若頭補佐〝クロノスタシス〟――本名は『玄野 針』
「テメェクソガキぃ!!さっきから何様なんだこのチンピラがあああぁあぁぁぁぁーーーーーーーッッ!!!!」
キョエエェェェーーーー!!と奇声を叫びながら強い眼力で死柄木を見下ろすミミック。
死穢八斎會本部長〝ミミック〟――本名は『入中常衣』
「……其方が何様だ?雑魚ヤクザの使い捨て前提の肉壁と、
ギラつき妖しく灯る瞳を輝かせながら、ゆっくりと掌を差し向ける。これ以上の接触は不味いと判断したオーバーホールは二人に退がる様に指示を出す。
「クロノ、ミミック、下がれ――折角前向きに検討してくれて来たんだ。最後まで聞こう、話の途中だったな」
渋々と承諾する二人は、仕方なく引き下がる。ペストマスクで表情は読み取れなくとも、余り宜しくないのは空気で察知できる。
どうぞ、とサインを出すオーバーホールの仕草に、死柄木は黙ったまま懐からある品物を見せる。
「これが関係してるんだろ?」
通常の銃弾のサイズの大きさの注射器。此れは以前、コンプレスと蒼志が撃たれた銃弾を回収した物だ。
「コイツを撃ち込まれた直後から、Mr.コンプレスは個性を…蒼志は忍術が暫く使えなくなった。個性を持つ人間だけでなく、忍術まで持つ人間の能力が使えなくなるコイツは何なんだ?
これでお前らは何を企んでいる?教えろ――」
個性を封じる抹消ヒーロー・イレイザーヘッドの個性の効果を表した様な、其れに近い現象。だが蒼志や他の忍の忍術を封じる力を持つ者はこの世にはいるのだろうが、個性と忍術を無差別に消す現象は今までに見たことがない。
一体、この品代物に如何なるものが秘められてるのか…計り知れない。だからこそ、奴等が此れで何を企むか話を聞きたかった。
因みにMr.コンプレスと蒼志は一日が経って漸く個性と忍術を扱えるようになったので現段階では問題は無いが、まだ安心出来ると問われると首を縦には頷けない不安定な状況だ。
「理を壊すんだ――ヒーローと忍…二つの社会を決定的に破壊する」
オール・フォー・ワンは〝個性を奪い〟支配したと謳われている。
治崎…オーバーホールはそのやり方を少しブラッシュアップした形で着々と超人社会を支配する目論見だ。
「既に根は全国に貼り巡らせている。今もこうして少しずつ…少しずつ計画的に順調に、準備を進めている」
「………此れを市場にばら撒いて、全国にこの存在を知らしめているって事か?」
「嗚呼、察しが良いな。話が早くて助かる。コイツはまだ粗悪品で未完成な品物だが…充分、大金を払ってでも使えるに値する価値ある物だ。超人社会である現代社会の真っ只中ではな」
「………」
「そうそう、話は変わるが漆月が来れない理由…多忙と言ってはいたが、実際は駒集めに専念してるんだろ?新聞を見ろよ」
パサッ、とテーブルに置かれた新聞を差し出された死柄木は、五指に触れない様に広げて記事を見る。
「隔離施設の敵監視病院の襲撃と脱走者一名――路地裏での焼殺、和歌山の凶悪敵大暴走の鎮圧、謎の怪奇現象殺戮事件、辻斬り…最初の件は間違いなくお前らだよな。ニュースでも取り上げられてたよ」
「新聞なんか読みたくても読めないんだよこっちは。最近は金欠気味だし、漆月の行動は一任してる…」
神野の事件後――其々が警察と忍の追っ手から巻くべく、拡散するように別々で行動をしているのは知っているだろう。
死柄木は護衛としてMr.コンプレスと闇を側近に従え、他はバラバラ、スピナーと荼毘は滅多に顔を出さず、今確認できるのは漆月と共に仲間集めに専念し働いてることだ。
漆月とは離れる際に話し合いはしたものの、彼女は自ら別行動を取ると宣言をし出したのである。
『私は暫く弔とは別行動を取るわ。自分のやるべき事とか色々、思い出したし…仲間集めの事なら私に任せなさいな。
じゃっ、同じ後継者として無事を祈ってるわ――もし、力が欲しいなら、連絡して頂戴な』
今まで自分の側に寄るひっつき虫かと思い込んでいたが、一夜が明けてから別人のように変わった彼女を、死柄木は鮮明に覚えている。
彼女の自由を邪魔したくはないし、自ら考えて行動を移し始めてる今、無意味な行動を取らないと自負している。
信頼しているからこそ任せられる。
同じ後継者だからこそ信頼し合える。
彼女を認めてるからこそ託せられる。
「ただ…もし漆月を駒にしたがるのならやめとけ。お前じゃ絶対にアイツは扱えないし、漆月は俺と同じ後継者だ――先ず俺が其れを許さない」
掌のマスクから見える死柄木の眼差しは、異様な殺気を放っていた。
「随分と、抜忍を統括する筆頭を信頼してるんだな。大物の敵を次々と落としてるのは否定できないだろうが」
「これは忠告だぜ?過去の過程はどうでも良いし、必ずしも次にそうなるとは限らない。
少なくとも俺はアイツだけじゃない、他の奴等だって信頼してるさ」
自分の仲間も信頼できず、何が支配者だ。
誰も信用出来ない者に、支配者の素質はない。
上に立つ者として、信頼を寄せるのは当然の役割だ。
昔の死柄木は、脳無とステイン同等に簡単に見捨てていただろう。仲間を駒扱いする始末。だが今は過去の幼稚的な彼とは一線を画し、見違えるほどの成長を成し遂げた。
これも、オール・フォー・ワンの教育の賜物でもあるだろうが、なによりも驚異的なのは、死柄木は考えて行動を起こし、成長を促している。
今回の八斎會の交渉案件だってそうだし、護衛を付けずに相手の条件を鵜呑みにしたのも、何の問題も心配も無いからである。
相手は名声が欲しい弱小ヤクザ組織、同盟を組むのに対して自分を殺すのは計画的にとても不味い。だからこそオーバーホールを始め、組の者達は死柄木弔を殺せない。その段階を充分に理解しているからこそ、自分に銃口が向けられようと、胸柄を掴まれようと、子供の様に癇癪を起こさず冷静でいられたし、焦りさえ微塵とも感じなかった。
「まあ、俺たちの事は良いさ…兎に角、計画は聞いたしお前が提携の形を呑むのであれば、交渉成立になる訳だが――その後、お前は俺たちに何をさせるつもりだ?当然、名誉が欲しいだけならあの時の話し合いで既に解決はしていた…今度はこっちが条件を飲む番なんだろう?」
「ああ、交渉の話は問題ない――次は……」
関西地方――江州羽市。
夜中の繁華街はいつになく賑やかで、東京とは違った雰囲気が漂っていた。
街並みを見渡せば飲食店や娯楽を嗜む店が多く並んでおり、匂いが充満し思わず空腹を感じさせてしまう。
この地区でパトロールに勤しんでるのはBMIヒーロー・ファットガム事務所である。
「最近チンピラやらチーマーやら忍者やらのイザコザが多くてなぁ!!腹が減ってしゃアないわ!!」
鉄板ごと持ち上げたこ焼きを食べ歩く姿は何とも奇妙奇天烈な事だろう。風船の如く膨らみのある腹部は全てを沈めさせる様な印象深さが強く固定的だ。
「ここらのヒーロー事務所は武闘派欲しがってるし、忍欲しがってる連中も多いねん、環の紹介で一人、それともう一人は自分から申請してくれた、ホンマ助かるで!」
「いえ…その……私、余り都会の事に詳しくなくて……だから、ヒーローの事に関しても無知な部分が多いんですけど…ほ、本当に大丈夫…何でしょうか?」
ファットガムの激励に、オドオドと声を震わせながらパトロールに同行する夕焼。麗王と同じく雄英高校の郊外活動の説明を受けた彼女は、インターンに参加するべく、声を掛け易かった環に掛け合ってみたのだ。天喰環本人も、ファットガムから忍学生を雇いたいとの事で、声を掛けて欲しいと無茶な難題を突き付けられたのだ。しかし夕焼が自分から申請してくれたので、環曰く「声を掛けずに助かった」と安堵の息を漏らす程だ。
唯でさえ人見知りが人一倍激しい環が、慣れない忍学生に声を掛けるなど、例えるなら大物敵を一人で相手にしろと表現する難易度だ。
「ええんやで!其れに切島くんに聞いたら君ゴッツゥ強い言うてるし、武闘派をも蹴散らすとか見掛け倒しにも程があるしなぁ!!わからん事は環が教えてくれるからノープロブレムや!」
「の、の〜…ぷろぶれむ、ですか?」
「何で俺が…!いや、三年生は俺一人だけだし経験を積んでるのも……」
「後輩に教授するのも先輩の仕事やで!そのヘボメンタル直す良い機会や!!芭蕉ちゃんに切島くんもよ〜ウチの事務所来てくれてあんがとな〜!」
「あ、此方こそ…その、採用して頂き誠に有難うございます…」
「ウッス!俺、精一杯頑張ります!!」
インターン生はビック3の天喰環を含めて四人――切島鋭児郎、夕焼、芭蕉、以上がファットガム事務所のメンバーだ。
切島鋭児郎は最初、職場体験先のフォースカインドに申請を試みたのだが、向こうはどうやらインターンは受け付けてない様で、何よりも手一杯で雇える余裕すらないらしい。
勿論、リューキュウ事務所で郊外活動を行ってる麗日お茶子、蛙吹梅雨も、職場体験でお世話になったガンヘッドとミルキーの事務所は受け付けてなかったらしい。
「にしても夕焼ちゃん、内気な性格とかホント環に似てるなぁ〜!将来このまま上手く行けばコンビ組んでやってけるんちゃうか!?」
「コンビ…ですか?私なんかが、そんな…」
「洒落にならないから冗談は止してくれファット…何よりプレッシャーや偏見が俺の心を吐血する…!」
二人とも気弱でネガティヴな性格をしているが、実力は二人共引けを取らないし、プロの世界でも通じる腕は持ち合わせている。其処はファットガムもお墨付きなのだろう。
「でも良いじゃないッスか先輩!俺はお似合いだと思うし、ファットさんの激励の言葉と聞こえます!」
「俺はミリオや君のような明るい性格じゃないから、前向きにはなれない…自分でも心の弱さをどうにかしないとって分かっていながらも…」
「そりゃあ俺だってそうです。林間合宿ではダチが攫われてるわ苦しんでるわで必死な時に駆けつけれなくて、そん時スゲェ悔しくて、何もできない自分に腹が立ってどうしようも無かったんすよ…
他の連中やB組とかの他クラスと開いた差を少しでも埋めたくて、その為には普段以上の経験値が必要なんだって!」
「あっ、其れ私も解ります…やっぱり、私って気が曇天したり弱くて頼りなかったり、いつも肝心な時に失敗したりして……役に立たない自分を何とか更生したいって意味合いも兼ねて、インターンに参加しましたから…」
仮免試験に於いてギャングオルカとの一騎打ち、蛇女子学園に侵入した憑黄泉、結局いつも自分より上の強敵相手には怖気付いたり、歯が立たなくていつも足を引っ張ってしまう傾向がある。
内心は穏やかで優しいからこそ、悪忍には向いていない、心が枷となり実力を発揮できない部分が数多い。自分で自分の弱さに気付いた彼女は、恐怖心や弱さを克服するべく、自分とは無縁であり不向きな戦闘向けのヒーロー事務所を志望した。
そうする事で、次にゴリゴリのパワー押しを始めた相手に対して対処する可能性が増えるからだ。
「喧嘩だぁ誰かァ!!」
パトロールの途中、突如悲鳴に似た叫び声が離れた場所から響き渡る。喧嘩…という物騒な言葉から察して、恐らく敵グループ同士の争いが起きたのだろう。
「噂をすれば…!」
どうやら此処からファットガム達の仕事に入るらしい――
「ちくしょう!ついてねぇ…折角これから一旗揚げてこうって言う時によぉ!!」
「警察やヒーローが集まる前にズラかるか!クソが…まさか俺達の縄張りに他の連中が勝手に商売してただなんてよぉ…!!今度会ったらブッ殺してやる!!」
二つの敵グループが、離れる様に街に散らばり退散していく。何方も違う方角に逃げており、警察が追跡を開始している。
「俺達抜忍チーム――『ファントムズ』が、闇商売を通して上層部や共に一泡吹かせてやろうと思ったのに…こんな所でブタ箱行きにされてたまるかってんだ!オイ――俺達一旦バラけて拠点を目指すぞ!」
彼方の敵闇商売人とは違い、抜忍チーム――ファントムズはオールマイト不在以降から、忍社会に攻撃を仕掛けようと息巻いてる元は善悪の忍だった者達だ。例えで表すなら愚連隊の存在に似てると推測してくれれば早いだろう。
闇のローブを纏い、悪魔のオカルト宗教地味た格好をしている5、6人の抜忍は、棟梁と思われしき人物の指示に従い、別行動を取り始めようとするが…
「やめとけよ雑魚共――」
突如、三人の背中に鮮明な激痛が走る。
刃物で斬りつけられた事で、足が止まり道端にすっ転んでしまう抜忍は、苦痛な声を漏らしてしまう。
「なッ――「次は筆頭のテメェを潰しゃあ上出来か」んだぁテメェは!?」
二刀丁を持つ殺伐とした褐色肌の女性に恐怖の念を抱く抜忍は、弱腰口調になってしまう。
「さて、民間人も見てる事だし…早く終わらすか」
刀を舐め、ギラついた瞳を差し向ける夕焼は、お淑やかな彼女とは違うもう一つの面を備えている。
やはり武器を持ってしまうともう一人の自分が移り変わってしまうのは仕方のない事だ。
「邪魔を…するなぁ!!」
ファントムズの筆頭は、死神の鎌に似せた大鎌を振り回し、空間を切り裂いていく。
(コイツ…適当に武器を振る阿保とは違って…空間に斬撃を残して斬りつける、トラップ系統の忍術持ちか……外の世界にゃあそう言うゴロツキもいると聞いたが…甘え)
戦闘面での彼女は血の気盛んで猪突猛進のイメージが強いが、内心は静かに物事の判断や観察をしながら、相手の懐を攻めると言った、戦闘慣れした動きが見受けられる。
「秘伝忍法――【カムイ・ルヤンペ】!!」
怪き斬撃の猛攻は、残された斬撃を意図も容易く相殺し、風圧を重ねた素早い攻撃で、相手諸共吹き飛ばす。
二本の刀による剣圧と、秘伝忍法による威力で、敵は成す術なくやられてしまう。
「がハッ――そ、んな…」
呆気ない、余りにも。
秘伝忍法を使われる前に、先を打たれてしまった。
その上、早い…行動に一瞬の無駄な動きがない。
熟練された腕と、何よりも異様な殺気。
「だから言ったろ三下、早く終わらすって。んと…誰だテメェは?」
取り敢えず名前を呼ぼうとしたのだが、生憎名前を知る前に倒してしまったので、結局分からず仕舞いのままになったが、別にどうでも良いので気にはしなかった。
「夕焼さん、此方も終わりました。その…凄いです、ね…先程とは違って性格がまるで別人…」
「おっ、芭蕉そっちも終わったか!」
芭蕉の言葉に振り向く夕焼は、活気な声を張り上げる。夕焼に斬りつけられた三人の敵は墨字忍法の応用で札に描かれた「縛」で拘束し、序でに残りの一人は何とか芭蕉一人でも実戦で完封出来た。
「一先ずこれで任務は完了でしょうか…?」
「いや、俺が見た時はコイツらのグループ内のメンバーは六人だったハズ…後一人見当たらねえな」
夕焼は観察眼が鋭いだけでなく、一度見た獲物や顔は直ぐに覚える傾向が強く、烏の特性に似た性質を持っているのだ。なので幻覚でも見ていない限り、見間違いという誤りは絶対にない。
「何処かに隠れたか、或いは逃亡してしまったのでしょうか…?」
「チッ…だがそう遠くには逃げてねぇハ――」
辺りを見渡すのを辞め、芭蕉に視線を戻した刹那――彼女の背後からグループの抜忍が一人、銃口を差し向けていた。
「危ねえぞ芭蕉――!!」
瞬時に彼女の横腹を蹴りで退かし、芭蕉の被弾を阻止するも、発砲された銃弾は夕焼を目掛けて放たれた。
「夕焼さ――」
ダァン!と、鋭く被弾された衝撃の音が木霊し、見事に夕焼は銃弾に命中してしまう。
「ッ――!!」
受けた衝撃に、思わず肺に溜まった酸素が吐き出されてしまう。不安定な体勢でそのまま倒れ込んでしまう彼女に、芭蕉の顔色は青ざめる。
「よっしゃあ!やりぃ…!八斎會の方から貰った銃弾が忍にも効いたようだぜ!!」
隠れ潜んでた仲間が、反撃の機会を伺っていたのだろう。実力はさておき、気配は完全に消えていた。なので敵の存在すら全く気が付かなかった。
「夕焼さあぁぁぁんッッ――!!!!」
月閃中等部のご報告&キャラクター紹介!
麗日お茶子
ヒーローネーム『ウラビティ』
所属:雄英高校ヒーロー科1年A組
誕生日:12月27日
血液型:B型
出身地:三重県
好きなもの:星空、和食
戦闘スタイル:近接戦闘
ステータス ランクC
パワーD
スピードE
テクニックA
知力C
協調性A
個性技:マイ・フィールド
敵一体に中ダメージを与え、攻撃力と防御力を30%アップ[クールタイム中]
必殺技:彗星ホームラン!
敵全に特大ダメージを与える[クールタイム大]
リーダースキル
[ヒーロー学生][忍学生]の体力を30%アップ
パッシブスキル
自身が攻撃する度に体力を小回復する
リンクスキル
恋する乙女 攻撃力が30%アップ
対象キャラクター 麗日お茶子+トガヒミコ
貧しき民こそ清潔 攻撃力50%アップ
対象キャラクター 麗日お茶子+詠
期待のインターン生徒達 攻撃力50%アップ
対象キャラクター 麗日お茶子+蛙吹梅雨+波動ねじれ+総司
雄英高校ヒーロー科 攻撃力10%アップ
対象キャラクター 麗日お茶子+雄英高校
月光「麗日お茶子…彼女の個性は無重力を操る個性であり、触れた対象の物の重力を無くし、浮遊状態にする事が可能なのですよ♪自身を浮かす事も可能、相手を浮かして無力化することも可能なので、応用が利く上、かなり強力な個性の類になりますね」
閃光「元は災害救助向き、確かスペースヒーローに憧れてたんだよな。そんな彼女が肉弾戦を主体としたゴリ押しに移るとなると、対処出来る幅が広がるな」
月光「空中に浮かし無力化した相手を格闘で翻弄する事も出来れば、ある程度の近接戦闘では彼女も対応出来ますし、成長が見受けられますねぇ♪」
閃光「………」
月光「あら?どうしたの閃光?」
閃光「なぁ、月光。麗日は確か触れた対象を浮かし、攻撃するのがメインなんだよな?」
月光「ええ、その分個性の弱点としては許容範囲が有り、重力に限界を迎えてしまうと…その、下品ですけど…ね?」
閃光「無重力ってどんな気分なんだ?」
月光「………えっと、多分…宇宙ステーション内の状態を指してると想定しても良いから…無防備な状態で身体の自由が効かないんじゃないかしら?そもそも訓練された宇宙飛行士の人間だって、数時間の運動を毎日してる位だし、その分長時間浸ると人体の影響を受けるって書物で読んだ事があるし…」
閃光「遠距離戦のお前は兎も角、私の様な肉弾戦を強いる近接メインの私は無力化され易いと言う訳か…?」
月光「だ、大丈夫!!個性や忍術にだって立ち回りは勿論、相性という物が存在するから!ね?麗日さんも遠距離戦には相性が悪いと思いますし!」
閃光「本気も出せずに完封されるのは、全力で闘って負けるよりも重いからな……可能であれば私も無重力に陥った状態になっても対処できるようになりたいな。
それはそうとヒーローネームも随分と凝ってるな」
月光「えっと…麗日をウラビにして、お茶子の茶を英語でティーに変えて、ウラビティだったかしら?可愛らしくて素敵じゃない♪」
閃光「私には可愛いの傾向が良く分からん…だからお前がいつも私や八神に女性用の服を着こなせたい理由が分からん…」
月光「アレ?でも閃光この前施設の点検の際に迷い込んでた子猫を可愛がったり、餌を与えて毎日お世話してるじゃない」
閃光「おい待て!!其れは言わないお約束だぞ!!??」