復讐者の世界周り Weltdrehung des Rächers   作:ダス・ライヒ

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?「愛してるぜぇ~カぁシムぅ~」

フルメタからあのテロリストが参戦します。
そして、三作目が発売中止になったあの大先生も・・・


悪魔の襲来

 地面へと落下するザシャの機体を拾うべく、部下達のハーディガンが急速で接近する。操縦するパイロットである彼女は気を失っており、機体はそのまま落ちていく。

 

「危ない!」

 

 すんでの所でザシャの機体を拾うことに成功した。三機掛かりで機体を抱えながら、直接の上官であるチムーロヴィッチにペトラが問う。

 

「隊長、テーゼナー少尉が乗っていた機体は本当にただのハーディガンなんですか?それと先程のシステムについては?」

 

『あぁ、私も気になるわね』

 

『分からん。命令書では新型機にテーゼナー少尉を乗せろとしか書いていなかった』

 

 通信にマリも割り込んできたので、チムーロヴィッチは本当のことを答えた。一番接することが多い上官であるシャロンは通信を聞いて、自分の上官ですら知らなかった事を知る。

 

「隊長ですら知らない・・・もしかすると?」

 

 自分で導き出した答えを出そうとした瞬間、地面に落ちた愛国心が大爆発を起こし、H小隊に巨大な破片が飛んできた。

 

「危ない!」

 

 直ぐにマリは破片を破壊しようとしたが、その必要はなかった。

 

『おっと、危ない。お嬢さん達、もう少し離れていましょう』

 

 ハイリヒ・フォーゲルを操るエリックが破片を破壊してくれたのだ。それと同時に、都合が良いようにザシャは目覚め始める。

 

「あれ・・・?私、今まで・・・何を・・・?」

 

『あぁ!目を覚ました!!』

 

 チェリーが大喜びした後、ザシャ達を助けたエリックは、彼女が乗っていた機体が変貌したのが気になったのか、目を覚ましたばかりの彼女に質問した。

 

『済まないが、ザシャ・テーゼナー少尉と言ったかい?君が乗っているのはヴァルキリーでかい?』

 

「ヴァルキリー?バルキリーじゃなくて・・・?」

 

 ザシャは全く質問の意味が理解できなかった。どうやら、暴走した時に意識を失っていたらしく、何も覚えていなかったようだ。

 

『覚えていないようだね・・・なら、暴走する前に・・・』

 

『エリック、上だ!』

 

 エリックが次の質問の途中に誰かが通信に割り込んできた。釣られてマリとザシャ達が上の方を向いてみると、何かの物体が拘束でエリックのハイリヒ・フォーゲルの真上から落ちてくる。

 

「えっ?」

 

 気が付いたエリックは回避する間もなく、落ちてきた何かの物体に当たり、断末魔を上げながら機体ごと葬り去られた。

 

『うわぁぁぁぁぁぁ!!』

 

 断末魔が途絶えた後、ハイリヒ・フォーゲルが何かの物体を隠すほどの大爆発を起こす。爆発による火災と煙が舞い上がる中、一緒に爆散したと思われた何かの物体の影が見えた。

 

「な、何なんだよ・・・!?一体何が起きてんだよ!」

 

 目の前で起きた信じられない出来事に、ツチラトがついてこられずに叫び声を上げる中、彼の上官であるアルノー准尉が何かを感知した。

 

「ん?あの煙の中から何か来る!F小隊、警戒しろ!」

 

 F小隊の面々が乗り込むバトロイド形態のVF-11が警戒態勢を取る中、煙の中から何かが飛び出してきた。煙から出て来た物体は人型の形をしており、アルノー准尉が乗るVF-11の間近に近い全高の右手が鉄砲の形をして向けられていた。

 

「な、なに・・・!?」

 

『こういう事が起きているのさ。バン!』

 

 拡声器から男の声が聞こえ、VF-11Cサンダーボルトと近い全高9m台の人型の右手が銃の反動のように上を向いた途端、アルノー准尉の搭乗機の頭と胸部が吹き飛んだ。吹き飛んだ途端、ツチラト達は自分の上官を粉々に吹き飛ばした敵に向けてガンポッドを乱射し始めた。

 

『う、うわぁぁぁぁ!!』

 

『化け物だ!撃て、撃てぇ!!』

 

 ツチラト達F小隊の面々が叫び声を上げた後、チムーロヴィッチが部下達に怒号を飛ばし、近くにいた他の部隊にも指示を出した。隊長機が攻撃に巻き込まれて爆発する中、F小隊の面々は攻撃に巻き込まれぬよう、ガンポッドを撃ちながら後退する。

 ザシャとH小隊の面々は攻撃に参加せず、後方へ退避した。マリも残り余った弾丸を謎の人型兵器に撃ち込む。

 

「消し飛べ!!」

 

 一体何処へ行っていたのか、ラディスラオのA小隊のジェノザウラーが現れ、三機分の荷電粒子砲を目標へ受けて撃ち込んだ。

 

「撃ち方止めぇ!!」

 

 凄まじい爆煙が上がる中、チムーロヴィッチの怒号が聞こえ、各員トリガーから指を離した。同じVF-11で編成されるE小隊が確認するべく、攻撃で舞い上がった煙に近付いた。

 

(よう)少尉、気を付けろ。敵は何かを装備して居るぞ』

 

「りょ、了解!E小隊、熱源センサーをフル稼働!」

 

 四機の10m級の人型兵器がゆっくりと晴れ行く煙の中へ足を踏み入れる。隊長機を破壊されたF小隊は、上空に浮遊しているG小隊のVF-11と共にいつでも援護できるよう待機する。煙が晴れた後、E小隊がガンポッドの砲身を向けた先に、敵の正体が見えた。

 頭部にポニーテール状の放熱索を付けた全高9m程のASが透明のシールドのような物を張っていた。

 

「おうおう、派手だね。流石はアメリカやソ連の百倍くらいの物量を持つ勢力だ。火力も半端ねぇーな、こりゃあ」

 

 欧州の中世の悪魔のひとつであるコダールの名を持つ特殊な能力を持った第三世代型ASに乗り込んだ操縦士は、コクピット内で肩を鳴らしながら呟く。

 

「さてと。標的の女を戦術機から引き摺り出して犯してから殺す前に手始めに挨拶でもしてやるか」

 

 コダールの操縦士である長髪を後頭部へ束ねた顔に傷のある東洋人の男は、不気味な笑みを浮かべながら手近に居たE小隊に襲い掛かった。E小隊のVF-11はガンポッドを乱射してコダールを潰そうとするが、機体が放つ特殊な機能により、防がれてしまう。

 攻撃を防ぎながら一機に向けて手持ちの専用ライフルの銃口を向け、コクピットがある部分へ向けて数発撃ち込み、一機を十数秒ほどで仕留める。一機を撃破すると、残った三機を特殊な攻撃で一気に蹴散らした。次にB小隊の量産型百式改三機に牙を向ける。

 

「金ぴかとは贅沢な装備だな」

 

 金色の外装の量産型百式改を見た男はそう呟き、両肩に付いたビーム・ガトリングガンを乱射してくる三機の内の一機の懐へ入り、三機の戦術機を吹き飛ばした特殊な攻撃で腹部に穴を開けた。

 

「こ、この野郎!」

 

 B小隊の隊長機がビームサーベルを抜き、コダールに斬り掛かったが、サーベルを握る右手は相手の特殊な攻撃で引き千切られ、その攻撃で上半身が抉られて倒れた。

 残った一機はひたすらビーム・ガトリングガンを乱射するが、バリアらしき物に封じられ、コダールが蹴りの素振りを見せると、残った量産型百式改は吹き飛ばされ、上空を浮遊していたG小隊のVF-11に命中した。

 

『エッカルト!!』

 

「はっははー!命中~」

 

 飛ばした敵機が、別の機体に命中するのを見た男は上機嫌だった。友軍機が居なくなったことで、誤射の心配が無くなったワルキューレの部隊は再びコダールへ向けて攻撃を再開するも、またあの特殊なバリアで全て防がれてしまう。

 

「まただ!あの特殊なバリアの所為で攻撃が貫通しない!!」

 

 VF-11に乗っているジョンは、攻撃がバリアで防がれているのを見てそう叫ぶ。その間にも、攻撃を防ぎながらコダールの操縦士は次なる標的をC~D小隊のラファールへと向けた。

 

「こっちへ来る!?」

 

 六機のラファールは突撃砲を撃ち続けるも、全て防がれてしまう。下部に着いた滑腔砲を撃ち込むも、全く効果が無く、接近を許してしまった。近接戦長刀を抜いて斬り掛かろうとするが、あの特殊な攻撃でC小隊は三機とも弾き飛ばされる。

 長刀を抜いていないD小隊は突撃砲を撃ち続けるが、三機とも一気に破壊された。D小隊を瞬時に全滅させたコダールは、エルミーヌ等が乗るラファールにトドメを刺そうとしたが、チムーロヴィッチが乗る陸戦用ハーディガンが単機で攻撃を仕掛けてくる。

 

「これ以上部下はやらせん!!」

 

『あぁん?』

 

 彼のハーディガンは専用のライフルを振り向いたコダールに全弾当てるが、先のバリアのような物で全て向こうかされてしまう。苛ついたコダールの操縦士は、チムーロヴィッチからの攻撃を特殊な物で弾き返した。

 

『ほれ、お返しだ』

 

「なにっ!?」

 

 一発の大口径弾が返されて頭部に命中し、彼のハーディガンは豪快に地面へ倒れ込んだ。

 

「調子に乗るなよ!一本毛が!!」

 

 そう表したラディスラオは、ジェノザウラーの上部に搭載されたロングレンジパルスレーザーライフルを味方がまだ残っているにも関わらずに撃ち続けるが、全くの無意味であり、エルミーヌ達を誤射する可能性があった。

 

「まぁ、先に三匹のティラノサウルスをぶっ殺してからでも良いな」

 

 エルミーヌ達にとどめを刺すことを止め、標的を今攻撃してくるジェノザウラーに変えた操縦士は、直ぐさまジェノザウラーに向かった。

 

「この!死ね、死ね、死ねぇ!!」

 

 パルスレーザーライフルを撃ちまくるも、バリアで防がれてしまう為、全く意味がない。瞬く間にコダールに接近され、彼の取り巻き達が乗ったジェノザウラー二機が、一瞬にして鉄くずへと変わった。一瞬のうちに自分の部下を失ったラディスラオは、至近距離で荷電粒子砲を撃ち込もうとする。

 

「この一本毛が!消し飛べぇー!!」

 

 部下の無念を晴らすためか、ラディスラオは叫びながら撃ち込もうとした。だが、口腔内の荷電粒子砲の砲口に指を突っ込まれる。

 

「バン!」

 

 コダールの操縦士が銃声の擬音を言えば、ラディスラオのジェノザウラーは頭からグシャグシャになっていき、それが全身まで達すると、大爆発を起こした。本来なら爆風に巻き込まれている筈だが、コダールは先程のバリアの御陰で無傷である。

 三機に減ったG小隊のVF-11が上空から一斉射撃による攻撃を行ったが、当の6mは低いコダールはバリアを張りながら頭を上に向ける。

 

「ラムダ・ドライバで対空射撃は行けるかどうかだな」

 

 空や地上から来る攻撃をラムダ・ドライバと呼ばれる特殊な干渉炉の力で防ぎつつ、左手を構えて撃ったような仕草をする。すると、上空から飛来してきた一機のファイター形態のVF-11が被弾し、地面へと墜落した。

 

「おっ、行けた」

 

 一機をラムダ・ドライバで撃墜した操縦士は、ガンウォーク状態と呼ばれる戦闘機に両足が生えたような形態をしている二機に向けて同じような仕草をして撃墜した。

 

「あんなの・・・反則でしょ・・・!」

 

 あれに類似した能力を見たことがあるマリであるが、今の自分にとってラムダ・ドライバのような物理の法則をねじ曲げるような能力を持つ相手なら反則その物である。

 二人の中隊長と残ったF小隊は同僚達や上官を他の部隊と共に機体ごと運び、撤退を始めている。コダールへ向けての榴弾砲やロケットによる砲撃が始まり、この場にいた他の部隊も動けない者達を担ぎながら撤退し始めた。

 

『さぁ、貴方も早く』

 

 マリと同じタイフーンに乗った衛士が退くことを勧め、彼女は同意した。だが、コダールの操縦士は易々と逃がしてくれはしない。

 

「待てよ、女帝様。この俺と遊ぼうぜぇ~!」

 

 降り注ぐ砲弾やロケットをラムダ・ドライバで防ぎながら、操縦士はマリのタイフーンを追う。拡声器(スピーカー)から操縦士の笑い声が聞こえ、マリの隣にいる同じ機体に乗る衛士は鳥肌が立った。

 

『やっ!なによこいつぅ!』

 

 追い払おうと滑腔砲を撃ち込んだが、ラムダ・ドライバで弾かれ、その干渉炉で一気に接近されてしまう。

 

「悪いな、お隣さん。あんたには用がないんでね」

 

 そう標的の隣にいた戦術機に告げると、ラムダ・ドライバで吹き飛ばした。

 

「こいつ!」

 

 コダールから瞬時に距離を取り、突撃砲の銃口を向けて撃ち込んだ。だが、ラムダ・ドライバで先程と同じく防がれてしまう。

 

「(あいつがアレで防ぐ前に!)」

 

 ラムダ・ドライバを発生させる前に、早く動こうとしたマリであったが、いざそれを実行した途端、タイフーンが彼女の反応速度についてこられず、間に合わなかった。

 

「嘘っ!?」

 

「自分の機体は棺桶にならないように大事に扱わんとな」

 

 操縦士がそうマリに告げた後、ラムダ・ドライバで彼女のタイフーンを吹き飛ばした。だが、悪運でも強かったのか幸運だったのか、操縦室がある胸部がへこむ程度で済み、マリは強い衝撃で気絶する程度で済んだ。胸部へ強烈な打撃を受けたタイフーンはザシャ等H小隊が居る場所まで吹っ飛び、彼女等のハーディガンラタトスクに激突する。

 

「ん?まぁ、中の人間はミンチだろうがな。後で調べてみるか。さて、怒ったら恐いヒヨコちゃんにもトドメを刺しますか」

 

 吹き飛んで地面に横たわる胸部がへこんだタイフーンを見た操縦士は、次なる標的をザシャのスツーカとラタトスクに変えた。

 

「さーて、ヒヨコちゃんのお顔を御拝け~ん」

 

 上機嫌な表情を浮かべながら、操縦士はライフルを構える千鶴、ペトラが乗った二機のラタトスクと、ザシャが乗るスツーカを抱えるチェリーのラタトスクへ歩みながら向かう。

 ザシャの部下である三人の若い女性パイロットは恐怖し、身震いや失禁をしながらゆっくりと向かってくるコダールから自分等の上官を守るべく、立ち向かおうとする。だが、気持ちは恐怖感が勝っており、瞳から涙が浮かび、両手も震える。

 

『おい、ガウルン!何をしている!?さっさと標的にトドメを刺せ!何のために蘇らせてもらったと思っている!!』

 

「ちっ、うるせーな。人を勝手に蘇らせておいて使い捨てかよ。まぁまぁ、そう焦りなさんな。ちょいとばかし楽しんだ後でも良いじゃねぇか。相手は例え生きていてもあの有様じゃ出て来るのに時間は掛かる。ゆっくり楽しもうぜ。あんたも来ねぇか?」

 

 ガウルンと呼ばれる操縦士は、小声で自分の上司に当たる人物の悪口を言った後、上司を誘おうとする。ザシャの方は恐怖しながらも立ち向かおうとする部下達を見て、責任を感じ、自分の腕で彼女等をヴァンキッシャー隊から転属させようとする事を諦め、逃げるよう告げる。

 

「みんな、逃げて!私はもう・・・」

 

『な、なな何言ってるんですか隊長!』

 

『部下が隊長を置いて・・・逃げるなんて駄目・・・』

 

『これ以上規律を、破れないつーの・・・』

 

 震えながら返答する彼女達の声を聞き、ザシャは部下を道連れにしてしまうことに自分の責任を感じ、なんとか機体を動かそうとするが、機体は言うことを聞かない。組織のアガムストの手によって蘇ったガウルンが乗るコダールが迫る中、ザシャは「万事休すか」と思い、目を瞑った。

 

「私はこんな所で死ぬわけには・・・!」

 

 壊れて横たわった機体へ閉じこめられたマリは、開閉ハッチを蹴り続けて脱出しようとするが、ハッチはへこんで全く開かない。コダールの右腕が翳された途端、彼女等は死を覚悟したが、どうやらまだ死なせてくれないみたいだ。突如コダールの右腕と上腕との間に何かが命中し、腕が下がった。

 

『右上腕と前腕の間接部の回路に30-06スプリングフィールド弾の徹甲弾仕様が命中。右腕機能不能』

 

「なにぃ、三十口径弾が間接の隙間に入っただとぉ?そんな骨董品で当てた狙撃手は何メートルから撃ちやがった?」

 

 機体に搭載されたAIからの知らせに少し驚いたガウルンは、狙撃手の位置を問う。

 

『当機の右側面から2200mの距離から発射された模様』

 

「2200mだと?スナイパーモデルのスプリングフィールドライフルの有効射程距離から五倍も離れてるじゃねぇか。一体何処の化け物だ?精密射撃をする奴は?」

 

『不明』

 

「チッ、運が良かったな」

 

 舌打ちをしたガウルンは次なる狙撃が確実に自分の命を殺める物と思い、退くことにした。勝手に撤退しようとするガウルンを見た上司は、直ちに彼元へ来て、任務に戻るよう勧告する。

 

『おい!任務はどうした?!何故勝手に逃げようとしている!』

 

「馬鹿野郎、化け物狙撃手が居るってのに・・・」

 

 ガウルンが上司に対して哀れんでいると、先程コダールの右腕を使えなくした狙撃手が狙撃した位置から移動し、上司が乗ったディマージュを狙った。

スコープを覗いて排出口へ狙いを定め、風速を読み、距離を測り、引き金に指を掛ける。

 息を止めて意識を集中させ、やや照準を上に向けると、引き金を引いた。銃声が鳴り響き、銃口から飛ばされた30-06スプリングフィールド弾はディマージュに向かって飛ぶ。銃弾は奇跡の如く上手く跳弾して排出口へ入り込み、内部機関に命中して爆発を起こす。

 内部爆発を起こしたディマージュは燃え盛りながら地面へと落下する。

 

「あーあ、いわんこっちゃない」

 

 自分の上司がライフル弾一発で機体と共に運命を共にしたのを見て、ガウルンは即座に撤退した。助かったザシャ達は、一体何が起きているのか分からず、呆然としていた。ようやくの所でマリが横たわるタイフーンから出て来たが、既に戦闘は終わった後だった。

 

「あれ?戦闘・・・」

 

 周囲を見渡すと、遠くの方でスコープ付きスプリングフィールドM1903A4小銃を持った短髪の男が去るのが目に入る。

 

「またZEUS(ゼウス)の連中ね・・・」

 

 そう呟いたマリは、ザシャ達の元へと向かった。こうして、惑星アスターにおけるワルキューレと叛乱軍、連邦・同盟双方の捕虜、組織との戦いはワルキューレの勝利で幕を閉じた。この戦いでワルキューレの鎮圧軍の損害は半数以上であり、予想よりも上回る損害を被ってしまった。

 損害を被った数ある部隊の一つであるヴァンキッシャー隊は、他の部隊と同様に再編成を余儀なくされる。幾つか壊滅的な損害を被った部隊は解散され、残った隊員は編成の余地ありとされた部隊に振り分けられた。




相変わらずの超人ぶり・・・流石はカール大先生だ!この狙撃手に掛かればグラドスの人型兵器なんて怖くないぜ!
次は誰を出してやろうか・・・

~今週の中断メッセージ~
C小隊とH小隊と一緒な水着回。※ザシャのバストサイズは作者の勝手な推測です。

マリ「はぁ~たまには息抜きは必要ね」

水着姿のマリがバスト93㎝の巨乳を揺らしながら浜辺に現れる。

チェリー「あっ、上級大尉さ~ん。こっち、こっちでぇーす!」

ザシャを初めとした水着姿のチェリー、千鶴、ペトラがマリを出迎えた。
彼女等も中々のスタイルを持っており、中でもビキニなチェリーは豊満なバストを持っていた。
ペトラの方に見える美乳のレベルで、中々の物である。
ザシャは恥ずかしがっており、スクール水着の千鶴の後ろへ隠れている。

マリ「あら、あんた等も息抜き?ここ女の子しか居ないから、裸になっちゃおうかしら?」

ザシャ「そ、それは駄目ですぅ!」

周囲を見渡し、同姓しか居ないことで水着のヒモを解こうとしたが、ザシャに止められた。
飛び出してきたザシャの水着はヒヨコ柄のビキニであり、彼女のバストも中々あった。

マリ「可愛い水着じゃん、ヒヨコって」

ザシャ「み、見ないでください!」

チェリー「私が選びました~」

マリが可愛いと言った後、ザシャは恥ずかしがり、チェリーが選んだと告げた。
そんな時、マリはザシャの胸元に視線を向け、バストサイズを口にする。

マリ「ひよこちゃん85」

ザシャ「はっ・・・?」

マリ「あっちは89で、スク水は78、タンキニは83」

ペトラ「なんのサイズを言ってんの?デカパイ」

マリ「なにって、バストサイズ」

H小隊面々『はっ!?』

H小隊面々はそれに驚き、声を上げた。

千鶴「それ、貴方が言うのはおかしい・・・」

ペトラ「あんた、あっちの方?」

チェリー「じょ、じょじょ上級大尉さんは下着メーカーの・・・」

マリ「いや、11の時からいっぱい女の子としてきたから、胸とか腰とか、お尻とかのサイズ憶えちゃった。見たら直ぐに分かっちゃうし」

ザシャ「れ、レズの人じゃないの・・・」

この質問で、ザシャ達はマリに狙われるのではないかと心配した。
そんな時に、規格外のサイズを持つ女達が彼女等の前に現れた。

?「オッホッホッ!皆さ~ん、ご免遊ばせ!」

?「ヤッホー!来たよ~」

そのザシャに取っては聞き覚えのある声がする方向へ振り向くと、100は越えて居るであろう豊満なバストを持つ二人の桃色の長髪を靡かせる女が現れた。
お嬢様口調がエルミーヌで、テンションの高い方がシューベリアだ。
彼女等が身に付ける水着は露出が多く、この場に男性陣がいれば恐らく目のやり場に困るほどであろう。
そして彼女等の後ろには、エルミーヌの取り巻き二人が続いてきている。
二人も中々の美乳レベルであった。
空かさずマリは、やって来た四人のバストサイズを口にする。

マリ「あの露出狂令嬢は108で淫乱ピンクとは何回もしてきたから127。あの二人は87と88ね」

エルミーヌ「なんの数字かしら?」

シューベリア「さぁ?」

自分等のバストサイズとは知らず、取り巻き二人も分からなかったようだった。
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