復讐者の世界周り Weltdrehung des Rächers   作:ダス・ライヒ

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輝「柿崎ぃぃぃぃ!!!」


後半の戦闘イメージBGM
https://www.youtube.com/watch?v=X6O4UonfKyM


レッヒャーVSシュヴァルツ・ランツェンライター 後編

 大口径の連装砲が火を噴き、放たれた強力なビームがマリのVF-19Aエクスカリバーに向かってくる。周りにいる超大型戦艦からもビームやレーザー攻撃を受けるが、距離が近く、同士討ちを避けているのか、全く当たらなかった。

 

「砲雷長、なにを外している!?」

 

「敵機が速すぎて狙いが定まりません!連装砲ではなく、対空砲での排除をお願いします!」

 

 一番近い戦艦のブリッジにて、艦長が砲雷長に怒鳴り付けていた。対して砲雷長は対空砲での排除を進言。その返答の通りに対空砲による弾幕が張られた。それに続き、随伴している護衛艦なども対空砲による弾幕を張り始める。

 

「凄い歓迎ね!でもっ!!」

 

 豪雨のような対空砲の弾幕を見たマリは、速度を全快にして突っ切る。ファイター形態からガウォーク形態に変形し、手近に居た超大型戦艦のブリッジまで近付くと、ガトリングガンポッドを撃ちまくる。ブリッジは即座に蜂の巣となり、指揮系統機能を失った。

 だが、未だに対空砲や連装砲は稼働している。完全に沈めるべく、こちらに砲身を向ける主砲の砲口にミサイルを撃ち込む。大口径の砲口はVF-19のミサイルが十分に入る程の大きさであった為、すんなりと入り、飛ばされたミサイルは砲塔内部に命中し、大爆発を起こして真二つに割れる。

 

「プロヴァンス撃沈!」

 

「たかが一機になにをしているんだ。ミサイルも撃つように伝達しろ」

 

「はっ!」

 

 旗艦”大和”のブリッジにて、僚艦の撃沈の報告を受けた提督が即座に指示を出した。命令は各艦艇に伝達され、直ぐさま対空砲に続いてミサイルがファイター形態のVF-19に向けて放たれる。

 

「結構厳しくなってきた・・・!」

 

 対空砲に続いてミサイルまで来たので、マリは操縦桿を巧みに動かし、少し擦れながらも目立った損傷を受けずに次の標的へ進む。

 標的にした二隻に並んだ超大型戦艦は、敵護衛機の防衛網を突破してきた対艦装備のVF-11CスーパーサンダーボルトとVF-171ナトメアプラス、MSZ-006C1ZプラスC1型、MVF-M11Cムラサメ、その他ハーディガンの攻撃を受けるが、目立った損傷はなく、対空砲によって次々と撃墜されていく。

 ただ撃墜されていくワルキューレ宇宙軍の可変系人型兵器だが、赤い粒子を撒き散らしながら高速で移動する機体が居た。

 その機体はGNX-803TジンクスⅣと呼ばれ、GNドライブと呼ばれる粒子を発生させるMS用のエンジンを搭載し、出撃時に五種類の基本装備を選択でき、さらに機体の出力を通常の三倍に引き上げ、性能を向上させるトランザムシステムと呼ばれるシステムを搭載しているが、時間制限があり、時間切れになれば、性能が大幅に低下してしまう。ワルキューレが保有する量産機の中では尤も高性能な機体である。

 

「赤い粒子・・・?あのジンクスって量産型ね」

 

 自分が所属する遠征艦隊の艦載機ジンクスⅣも入っていたのか、それを口にする。しかし、凄まじい弾幕の前に堕とされる機体もあり、前に出ていた超大型戦艦が中破する頃には撤退するか撃墜された。二隻とも目立った外傷は与えられたが、戦闘継続は可能だ。

 直ぐにトドメを刺すべく、マリは下から超大型戦艦に接近することにした。やはり下部にも対空砲が幾つか搭載されており、弾幕を浴びせてくる。

 

「ですよねー」

 

 弾幕を回避しつつ、ダーク・ビジョンを発動して他の弱点を探る。船体中央部に原子炉を見付けることに成功した。直ぐに動力源がある方向へ全速力で飛んでいく。

 船体間近までに近付くと、バトロイド形態に変形し、右拳にピンポイントバリアを溜め込み、中央部へ向けて拳を振り翳す。殴り付けた下部装甲版には、全高16m代のバルキリーが通れるほどの穴が開く。船外に入ったマリはそのまま障害物を潰しつつ、原子炉を目指す。

 

「はぁぁぁぁ!」

 

 原子炉を見付ければ、ガンポッドを数発ほど撃ち込んで破壊し、全力で超大型戦艦内部から外へ脱出する。外の宇宙空間に出れば、撃沈する戦艦から離れ、近場にいる戦艦の元へファイター形態で向かった。

 

「僚艦ダンカン撃沈!!」

 

「敵機、こちらへ向かってきます!!」

 

「撃て、迎撃だ!!」

 

 ブリッジ内で、僚艦の撃沈させたマリのVF-19の接近を知らせるレーダー手の報告に、艦長は直ぐに指示を飛ばした。

 即刻、戦艦の防空網が厚くなり、対空砲やミサイルの嵐になったが、マリはこれを避けながらブリッジまで接近し、ピンポイントバリアパンチを打ち込んだ。拳をブリッジから離すと、兵士達が宇宙空間へと放出され、苦しみながら死ぬのが見える。

 無論、戦艦はまだ機能しており、対空機関砲がマリのエクスカリバーを堕とそうと、砲身を向け、凄まじい速さで弾丸を放ってくる。しかし、その戦艦は敵の防衛線を抜けてきたVF-11が持つ強力な対艦ライフルを数十発ほど撃ち込まれ、撃沈された。

 

「良い(もん)持ってるじゃない!」

 

 沈んでゆく戦艦の真上で、マリは対艦ライフルを欲しがった。分捕ってやろうと接近する彼女であったが、ステーションの爆発後、生存が確認し得なかったガチンスキー戦隊のエンブレムを付けたセイバー局地戦闘機やクランシュが襲い掛かってきた。

 

「あいつ等、まだ生きてたのね」

 

 ファイター形態に変形し、迫ってきた数機のセイバーの突撃攻撃を回避し、後ろへ付いて撃破していく。接近戦を挑んできたクランシュに対しては、ビームサーベルを持つ手を殴り、サーベルを奪って返り討ちにする。

 この間にも、対艦ライフルを持ったバルキリー部隊がガチンスキー戦隊の攻撃を受け、数機以上が撃破された。それにより、撃破された機体の対艦ライフルが宇宙に漂い始める。

 

「ラッキー!」

 

 空いた対艦ライフルを見付けたマリは、攻撃を受けながらもそれを回収しに行った。VF-19のスピードで直ぐ対艦ライフルの元へ着き、右手でライフルを取ると、試し撃ちとして護衛艦に狙いを付けた。

 未だに尚、セイバーがその他連邦製戦闘機と共にしつこく追ってきたが、ガンポッドを撃ち込んで退散させる。邪魔な敵が消えると、マリは対艦ライフルを護衛艦に向けて撃った。反動で銃身が上へ跳ね上がった後、護衛艦はたったの一発で沈む。

 

「これなら打ち所が良かったら行けそうね」

 

 対艦ライフルの威力を見たマリは近くの戦艦へと向かった。一番装甲の薄そうな下方へ回り込み、原子炉を再度ダーク・ビジョンで確認して対艦ライフルを撃ち込んだ。強い反動と共に発射された弾頭は甲板を貫通し、原子炉に食い込んだが、沈まなかった。

 

「もう一発!!」

 

 その声の後にもう一発撃ち込み、確実に戦艦を沈める。次の標的を確認すると、獲物の元へ向かう。今度は上から接近することにして、近い距離から対艦ライフルを数発ほど撃ち込んで撃沈させる。

 同じ手で二隻ほど撃沈させた後、強制的な通信が入ってきた。

 

『こちら、攻撃部隊旗艦のダイヤモンド。敵大型戦艦の艦隊と交戦中の友軍機に告げる。これより、新マクロス級やマクロス・クォーター級などの大量破壊兵器を持つ艦艇が一斉射撃を行う。射線上に居る友軍機は直ちに射線上から退避されたし。繰り返す』

 

 事実と確認するため、味方の艦隊が居る方向を見ると、光がこちらへ向かってみるのが見えた。周囲を見渡してみると、味方機が次々と別の方向へ逃げ去っていく。

 

「どうやら本当みたいね」

 

 直ぐにマリも射線上から撤退しようとしたが、取り残された味方の脱出ポッドを見付けた。脱出ポッドは射線上に入っており、このまま放置すれば巻き込まれるだろう。対艦ライフルを捨て、直ぐにポッドを回収して射線上から離れようとしたが、ガチンスキー戦隊の隊長機が追ってくる。

 

「逃がさんぞ!逆翼!!」

 

 戦闘機形態のクランシュはMS形態へと変形し、ドッズライフルを撃ち続けてきた。ガンポッドで撃ち落とそうとするも、そう簡単に敵機は当たってくれなかった。変則的な機動で照準が合わないので、仕方なく撃ちながら後退する。

 

「どうした!これまでか?!」

 

 一気に接近しようと、ガチンスキーはビームサーベルを抜こうとしたが、熱源反応の警報が鳴り響く。

 

「熱源反応?なっ!?」

 

 時既に遅く、ガチンスキーは強力な光に包まれ、消し炭となった。そして、強力な大量破壊兵器の一斉射撃を受けた超大型戦艦の艦隊は、凄まじい被害を受け、壊滅状態に陥っていた。光が止むと、無事だった旗艦大和のブリッジにて、レーダー手からの報告が入る。

 

「ひ、被害報告!」

 

「当大和には損害はありません。護衛艦は全滅。ドレッドノート級超大型戦艦、モンタナ、キングジョージ、ビスマルク、陸奥、リシュリュー、ドイチェラント、インペラトリッツァ・マリーヤ、武蔵、アイオワ、リットリオ、伊勢撃沈!」

 

「ば、馬鹿な・・・!プロヴァンスとダンカン、紀伊、グナイゼナウ、ノースカロライナ、ソビエツキー・ソユーズが撃沈されたばかりだと言うのに・・・!」

 

 この報告に提督は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、悔しがる。

 

「長門はまだ航行が可能ですが、戦闘不能。当戦闘宙域からの離脱を要請しております!」

 

「クソォ・・・!足手纏いだ!下がらせろ!!」

 

 損傷を受けて、火災が起きている長門を下がらせるよう指示を出す。こうして、艦隊で戦闘可能なのは自分が乗っている大和だけとなった。現状の戦力ではワルキューレの艦隊と太刀打ちすることなど不可能であり、連邦軍は撤退するしかない。

 提督が撤退を指示しようとした瞬間、脱出ポッドを友軍機に預けたマリが、トドメを刺しに高速で大和へ接近してきた。

 

「て、敵機!接近!!」

 

「なにぃ!?」

 

 報告で驚いている間に、対空砲の射程距離内まで到達した。対空砲による弾幕の嵐の中をマリは突っ切り、一気にブリッジ近くまで来る。

 

「う、うわぁぁぁぁ!!!」

 

 ブリッジ前で変形し、バトロイド形態となったエクスカリバーは右拳をブリッジ内に突っ込み、提督を掴む。拳を引き抜けば、宇宙空間へと放り出される乗員達の姿が見え、掴まれた提督は酸素のない宇宙へ出され、かなり苦しんでいる。

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 叫んだマリは、提督を掴んでいる右手にピンポイントバリアを発生させ、残ったミサイルを手当たり次第に放つ。ミサイルをある程度撃った後、提督を握ったまま甲板へ向けてピンポイントバリアパンチを打ち込む。凍った提督の肉体は消滅し、甲板に穴が空くと、残ったミサイルを全て撃ち込み、大和を撃沈させた。

 船体各部で爆発が起こる中、ファイター形態へ変形させ、バルキュリャに帰投した。もうすぐの所でバトロイド形態となり、開いているハンガーへ入り込む。発進後に飛んでいた同じエクスカリバーも帰投しており、整備兵達の整備を受けている。

 

『ファイター形態に変形してください!』

 

「えっ?うん」

 

 整備長からの指示に、マリはファイター形態へ変形させる。キャノピーを開けて降り、ヘルメットを取って汗を振り払うと、医務室がある通路へと入った。

 パイロットスーツを脱ごうとしたが、直接肌から着ていたことを思い出し、着直して自分の勤務服と下着がある医務室へ急ぐ。医務室へ入った瞬間、全裸の女医がマリに抱き付いてきた。

 

「ちょっと・・・!」

 

「きゃん・・・!」

 

 小さく悲鳴を上げ、倒れ込んだ女医は顔を赤らめた。その衝撃でパイロットスーツの形半分がはだけ、片方の乳房がさらけ出される。

 

「レイプする気?まぁ、相手は女の子だから良いけど」

 

「レイプって・・・あんた、相当な淫乱女ね」

 

 マリからの罵倒に対し、女医は小さく笑った後、誘うような仕草をしながら口を開いた。

 

「まぁ、勘違いされた時に中絶手術することになっちゃったんだけど。初めては中出しでモーニングアフターピルを使う羽目になったし。でも、女の子同士だから、コンドームもピルも必要ないでしょ?」

 

 そう告げる女医に対し、マリは呆れた表情をして出て行こうとしたが、股間を触れられ、声を上げてしまう。

 

「きゃっ・・・!」

 

「あら、可愛い声・・・私、あの程度じゃ不満なのよ?せめて私を満足させてからシャワーを浴びる事ね」

 

 顔を赤らめるマリは、仕方なく女医の願い事を聞くことにした。裸の妖艶を漂わせる女医の裸体をベッドへ押し倒し、自分より何㎝か大きい乳房を両手で揉み出す。

 

「良いわよ・・・満足させて・・・!」

 

 パイロットスーツを脱ぎ捨てて馬乗りになったマリに対し、女医はさらに彼女を誘う。

 

「もう滅茶苦茶にしてやるんだから・・・!」

 

 先の戦闘で疲労感が溜まっていたマリはそう告げた後、それを吐き出すかのように女医の身体を強引に抱き始めた。二~三時間ばかり、医務室で二人の美女の喘ぎ声が響き渡った。

 

 

 

 その頃、戦力補充と補給を終えた第11遊撃艦隊通称シュヴァルツ・ランツェンライダーはバースステーション陥落の報告を受けていた。

 

「なに、バースステーションが陥落しただと?あそこには二万隻ばかりの艦艇が配備されていたはずだ、三ヶ月くらいは持つはずだぞ」

 

 全長830mのフリッツ・アプト専用の戦艦旗艦シュプリンガーの会議室にて、報告書に目を通したフリッツが疑問を口にした。

 

「それが、僅か一機の可変機に堕とされたようです・・・」

 

 幹部の一人が口にした言葉に、フリッツは机を叩く。

 

「そんな訳あるか!変形するだけの人型兵器一機が、要塞化されたステーションを堕とすなど、何処のプロパガンダ映画の話だ?」

 

「確かに。おそらく一個大体規模の小型機動兵器の侵入を許し、動力源を破壊されたのでしょう。これが妥当な考え方だと、小官は思います」

 

 副官が出した答えに納得したフリッツは次の課題に移った。

 

「それもそうだな。では、作戦の練り直しだ。補充した戦力は九千隻増えたが、人員は敗残兵と新兵、そして女だ。新兵と女はいらんと言ったのに」

 

「提督・・・余りその発言は・・・」

 

「分かっておる!しかしな、男は女を振り向かせようと、馬鹿をやるもんだ。特に新兵は格好付けようとして、勝手に突っ込んでいって無駄死にする。俺はこれが嫌なんだ。男女平等と言う問題じゃない」

 

 フリッツが口にした答えに、会議室にいた一同は納得した。

 

「それに対する対応を考えなければなりませんね。なるべく新兵や女性が乗った艦艇と艦載機は後方に下がらせましょう」

 

「そうですな。我々は他の艦隊とは違って特殊だ。慣れるには実戦を二~三度する必要がある。敗残兵達にも注意が必要ですな」

 

 参謀が対策案を出すと、老練な幹部はそれを承認し、次の敗残兵の問題を出す。

 

「うむ。敗残兵達に前の古巣と同じノリでやられては困る。隊長クラスには絶対にするな」

 

「分かりました。編成は彼等が隊の長にならぬよう編成します」

 

 航空参謀が聞き入れ、データバンクに記録し始める。

 

「よし、これで補充は解決だろう。では、敵の前衛を迎え撃つため、ポイント6-2-8へ向かい、迎撃陣形を取る。解散!」

 

 この艦隊の提督であるフリッツの一言に艦隊幹部達は立ち上がり、敬礼してから会議室を出た。

 

 

 

 して数時間後、フリッツ等の艦隊の標的となる前衛である遠征艦隊所属のバルキュリャの移住区の自室にて、女医との行為を終えたマリはシャワーを浴びた後、全裸のままベッドの上で寝息を立てながら爆睡していた。

 勤務服とパイロットスーツは辺りに脱ぎ捨てており、散らかりようが酷い。そんな夢の世界に浸る彼女に、通知が入る。

 

『艦載機の全パイロットに告げる!偵察機が進路方向に連邦艦隊を捕捉。至急全パイロットは出撃待機に入れ!繰り返す』

 

「ん・・・もう敵と遭遇・・・?」

 

 起き上がったマリは、下着を身に着け、勤務服を纏い、乱れた髪のままパイロットスーツを抱えて部屋を出る。通路は慌ただしく動き回る乗員達で溢れていた。

 

『デフコンレベル2発令!各員は所定の位置へ急行せよ!繰り返す、各員は所定の位置へ急行せよ!』

 

「パイロットはミーティングルームへ集合してください」

 

 乗員に肩を叩かれて知らされたマリは、パイロットスーツを乗員に渡した。

 

「これ、洗っといてね」

 

「は、はい!」

 

 渡された乗員は敬礼し、マリはミーティングルームへと向かう。既にバルキュリャの全パイロットは集合しており、マリを待っているようだ。

 

「少佐、五十秒の遅刻です」

 

「あっ、ごめん」

 

 ミーティングルームに入れば、解説を行う青が混じった黒髪の女性士官に注意された。マリが座席に座ると、それを確認した士官はミーティングを開始する。

 

「偵察機の情報に寄れば、連邦軍の艦隊は同盟軍の艦隊と交戦中です。提督は漁夫の利を得ようと考えているようです。連邦軍の戦力は艦艇二万三千隻、同盟軍は一万六千隻、艦載機の数は空母の大きさで不明ですが、連邦軍の艦隊は九千隻以上を後方へ下がらせています」

 

 壁に掛けられている電子版に、矢印棒を指しながら解説する士官だったが、マリは居眠りしている。どうやら開始数秒後に睡魔が襲ってきて、そのまま眠ってしまったようだ。彼女が起きる頃にはミーティングは既に終わっていた。

 

「出撃ですよ、少佐」

 

「う・・・終わってた・・・」

 

 隣に座っていたパイロットに起こされたマリは、欠伸をしながら退室し、更衣室へと向かう。新しいパイロットスーツを着込むと、自分のVF-19の元へ向かったが、機体はそこには無かった。直ぐに近くにいる整備兵に問う。

 

「私のVF-19は?」

 

「機器系統と外装が破損してたんで出撃は不可能です!あちらのガンダムMkⅡにお乗り下さい!」

 

 整備兵が指差した方向には、頭頂高18.5mのMSがあった。

 RX-178ガンダムMkⅡとは、ティターンズと呼ばれる治安部隊がかつての大戦で活躍したRX-78ガンダムを復活させるために開発したMSであり、かつてのガンダムの開発に関わった人材を使って開発され、当時最新的な技術を盛り込まれて開発された。本機は反連邦組織エゥーゴに奪還されて以降、長期に渡り運用される。

 

「あれね・・・」

 

 マリは即刻ガンダムMkⅡに乗り込み、途中で手に取ったマニュアルで操縦方法を覚える。

 

「大体はZガンダムと一緒ね・・・」

 

 同じコクピットタイプであるため、マリはそう呟く。

 

「Gディフェンサー装備で行きますか?」

 

「うん、それにする」

 

 整備兵が聞いてきたので、マリはマニュアルで確認した後に答える。機体をカタパルトまで持って行くと、アームが後方から現れ、背後にGディフェンサーと呼ばれる強化装備を装着させる。専用のビームライフルはサイドスカートに装着され、ロングライフルと呼ばれる強力なビーム砲を持った。

 

『MkⅡ、発進OK。進路オールグリーン』

 

「じゃっ、行きますか」

 

 電子掲示板がカウント0を表示すると、マリが乗ったMkⅡディフェンサーことスーパーガンダムは、戦闘宙域に向けて射出された。宇宙空間へ投げ出された後、光が点いたり消えたりしている方向へと飛んでいく。一方の遠征艦隊に同行した競合師団に属するザシャ達も出撃する。

 

『各機エンジンスタート!各旅団は発進後、戦闘宙域へ急行せよ!!』

 

 全長1700m、全高600mにも渡る超巨大な空母のハンガー内にて、アナウンスが流れる。

 

「最新鋭機ばっかりね・・・」

 

 マリが乗っていたVF-19Aより上位機種であるVF-25メサイアシリーズに乗り込んだザシャは、周囲に並ぶジンクスⅣや戦乙女のようなハーディガンを見て呟く。彼女等元ヴァンキッシャー隊が乗っている空母は最新鋭機ばかりであり、下に見られていた第2中隊にも最新鋭機が配備されていた。

 ちなみに、ザシャが乗っているVF-25Aにはノーズアートが描き込まれており、専用の火力・防御力を上げたアーマードパック装備だ。僚機は生産性の高いスーパーパックを装備する。

 彼女が属している元ヴァンキッシャー隊である第5大隊も、同タイプのVF-25が配備され、全員が乗っている。

 

『D旅団発進用意!各大隊は順次発進せよ!!』

 

『隊長、発進準備です』

 

「え・・・うん、分かった。聞こえてる」

 

 チェリーからの知らせにザシャはそう答えた。各大隊が発進していく中、ザシャ達が属する大隊の発進の出番が来た。

 

『第5大隊発進!!』

 

『総員発進!』

 

『了解!』

 

「了解」

 

 カタパルトに着いた大隊のVF-25は、開いたハッチから一斉に発進していく。宇宙空間へ出た大隊は連邦と同盟の艦隊の攻撃に向かう大編隊に加わる。

 

「あら、最近の奴。ザシャちゃん達が乗っているのかしら?」

 

 他のバルキリーより早いメサイアの集団をモニターで見付けたマリはそう呟いた。戦闘が行われている宙域へ向かっている最中、オペレーターから通信が入ってくる。

 

『戦況を報告します。現在連邦軍が同盟軍を圧勝しており、同盟軍を殲滅後も連邦軍は余裕です。迎撃される恐れがあります。注意してください!』

 

「結構強いのね、連邦宇宙軍って」

 

 通信からの報告に、マリは一応フリッツ・アプト提督率いるシュヴァルツ・ランツェンライターの活躍ぶりを褒めた。無論、敵艦隊の哨戒部隊に遠征艦隊が察知される。

 

「ヴァルハラ軍、我が艦隊の右舷より接近!」

 

「なにぃ!右舷よりヴァルハラ軍の大艦隊だと!?もう着いたのか!後方に下がらせた連中を向かわせろ!!」

 

 早速戦闘中の旗艦シュプリンガーのブリッジに伝えられ、フリッツからの指示が飛ぶ。

 

「宜しいので?後方の新兵と敗残兵達をぶつけるなど・・・」

 

「時間を稼がせている間に、目の前のこいつ等を速攻で始末して加勢に行けば良いだけの事だ!分かったら早く伝達しろ!!」

 

「りょ、了解!」

 

 副官から抗議が来たが、フリッツは怒鳴り付けるように答え、通信士に後方の九千隻に指示を出す。後方で待機していた艦隊は空母から艦載機を発進させ、遠征艦隊から発進した大編隊の迎撃へと向かわせる。

 

『相手はヴァルハラ軍です!女ばかりだからって油断しないでください!!』

 

『女ばかりだって?そいつはいいや!』

 

「ふざけるな柿崎。奴等にも男が居るぞ!それに下手すれば同盟軍より手強いんだぞ!」

 

 迎撃に向かうガンダムのような外見を持つMSであるエールパック装備のGAT-04ウィンダムに乗り込むパイロットは、同じ機体に乗る同僚のパイロットがふざけた態度を取った為に注意した。

 

『そりゃあ、確かにヴァルハラ軍にも男性は居るでしょう。でも、大半は女性だ。手強いと言えば面白い』

 

「面白い?もしかしたら死ぬかもしれないんだ!」

 

『どうしたんです?そんなに臆病風を吹かせちゃって』

 

『マイクの言うとおり。女ばっかりだって事は変わりないんだろ?あっ、お前、もしかすると女でもできたか?ふははは・・・うわぁぁぁぁぁぁ!!!?』

 

 突然笑っていた柿崎が断末魔を上げながら爆風に飲まれ、その直後に彼が乗っていた機体が爆散した。

 

「柿崎ぃぃぃぃ!!!」

 

 爆散した同僚の名を叫びながら、飛んでくるビームに対する回避行動を取る。

柿崎が乗ったウィンダムを撃墜したのは、マリが乗るスーパーガンダムのロングライフルの初弾であった。

 

「おっ、当たった!」

 

 柿崎のウィンダムの爆煙が消え去ると、当たるとは思っていなかったマリは喜ぶ。この第一射で両軍の機動兵器同士による交戦が開始された。連邦軍側には戦闘機や攻撃機なども居たが、ワルキューレの可変系統の人型兵器に苦戦していた。

 敵機が大量に目の前から現れたため、マリはミサイル全弾を使って、全ての敵をロックした。発射されたミサイルはロックされた敵機へ飛んでいき、何発か外れたり回避されたが、数機以上を撃墜できた。

 

「あぁん、もう!避けられた!」

 

 三機は撃墜できたが、マリは放ったミサイルが命中しなかったことが悔しかった。後続の機体が続々と到着し、連邦軍機と交戦を開始する。

 乱戦状態と言っても、連邦軍のパイロット達は実戦経験がないのか士気が低いのか、次々とワルキューレの機体達に撃墜されていた。ザシャ達が属する競合師団も到達、これにより敵の防衛戦を総崩れとなる。

 

「ステーションの時とは違って随分と呆気ないわね・・・」

 

 次々とやられる連邦軍機を見てマリはそう呟く。防衛戦も乱れ、艦隊に近付ける程手薄になったので、躊躇うことなく他の友軍機と共に向かう。

 流石に九千隻の艦艇の弾幕は厳しく、何機が撃ち落とされていくが、マリは臆することなくロングライフルを撃ち込む。標的にされたサラミス改級巡洋艦は一撃で撃沈した。

 

「これ凄いわね!」

 

 ロングライフルの火力に興奮したマリは、見える敵の艦艇に強力なビームを撃ち込んでいく。彼女の狙撃が出来るほどの射撃能力で、一発も外れることなく次々と艦艇を沈める。

 

『各機、反応弾発射!!』

 

 強化装備のVF-25の大編隊も防衛戦を抜け、敵艦隊を射程に捉えていた。連邦軍は照準が難しい可変戦闘機に向けて連装砲や主砲を撃ちまくるが、一発も命中しない。

 十分に当たる距離まで接近され、反応弾と呼ばれる純粋水爆に近い大型ミサイルが発射された。発射された大多数の大型ミサイルは標的にされた艦艇に続々と命中し、艦艇を沈める。さらには遠征艦隊の射程距離まで来られ、艦砲射撃で損害を拡大していく。

 

「これで時間稼ぎをさせているつもりか?弱すぎるな、これならあの精鋭もやれそうだ」

 

 次々と沈み行く敵艦を見たデリアは呆れ返る。無論、この醜態は上官のフリッツにも知らされた。

 

「右舷の味方艦隊より救援要請!至急増援を請うとの要請です!」

 

「時間稼ぎも出来んのか!!」

 

 報告を耳にしたフリッツは、モニター映し出された時間稼ぎに出した艦隊の醜態ぶりを見て、怒鳴り散らす。その直後に、目の前で圧倒されていた同盟軍の艦隊がこれ以上撃ち合うのは不可能と判断したのか、撃つのを止めて白旗を揚げていた。

 

「敵艦隊戦闘中止!白旗を掲げています!」

 

「えぇーい、そんな暇があるか!適当なところに撃って追い払え!!」

 

 怒るフリッツの指示に対し、参謀の一人が注意する。

 

「それでは、規約に違反することに・・・」

 

 だが、フリッツは異議を唱えた参謀に怒鳴る。

 

「今は戦闘中だ!傷付いた敵艦を拿捕したまま拠点まで背中を晒しながら撤退しろと言うのか?!それでは帰って被害を拡大することが分からんのか貴様!良いから撃って追い払え!」

 

「は、はっ!」

 

 フリッツの指示は直ぐに実行され、威嚇射撃が始まると、同盟軍の残存艦艇は自軍領域内へと一目散に逃げていく。だが、この間が仇となり、時間稼ぎを担当していた艦隊を打ち破った遠征艦隊の接近を許してしまい、対応が遅れてしまう。

 

「右舷より敵艦隊!!」

 

「怯むな!反撃しろっ!!我が艦隊が数ばかりで押すしか脳のない連中とは違うことを知らしめるのだ!!」

 

 側面より来た攻撃に臆することなく、反撃を指示するフリッツであるが、先の同盟軍艦隊との戦いとは違って、数も多くてデリアの能力は彼より上である。瞬く間に千隻以上の黒い艦艇が沈められ、反撃に移った艦艇も沈められていく。

 

「指揮官の腕前が良いが、無能に側面を任せたのが失敗だったな。高火力を有する艦艇はそれを惜しまなく使え。少しでも早く戦闘を終結させよ」

 

 対応が遅れて損害を拡大するシュヴァルツ・ランツェンライターを見たデリアは、強力な兵器を搭載する艦艇にそれを使うよう指示を出す。

 

「艦長、旗艦よりアルテミシオンの使用許可がおりました!」

 

「は、はい!直ちに発射シークエンスを行ってください!」

 

 その指示を受けたバルキュリャは、搭載されている強力なレーザー砲を撃ち出す大量破壊兵器アルテミシオンの発射準備を行う。艦首が開き、そこから大口径の砲身が現れ、エネルギーをチャージしていく。十分以上敵から来る攻撃を耐えしのいでいると、エネルギーのチャージが溜まった。

 

「エネルギー充填完了、撃てます!」

 

「砲雷長、アルテミシオン発射してください!」

 

「了解!照準、敵艦隊中央部!アルテミシオン発射!!」

 

 艦長のオロンピアの指示に、砲雷長は艦隊中央部に狙いを定め、強力なレーザーが砲口から発射した。同時に発射された他の艦艇の強力なビームやレーザーと共に、シュヴァルツ・ランツェンライターへと飛んでいく。それらの強力な攻撃は敵の艦隊に命中し、多数の艦艇を焼き払う。

 強力な光から視界を守りながら、フリッツは退避命令を出す。

 

「うわぁぁぁぁ!!」

 

「回避だ!回避運動!!」

 

 忽ち精鋭のシュヴァルツ・ランツェンライターの艦隊は大半が消し去られ、ギリギリ戦闘継続が可能であっても、士気低下は紛れもない程であった。

 

「損害多数!戦闘継続は可能ですが、勝算は限りなく低いです!」

 

「ぬぅぅ、おのれ・・・!撤退だ!撃ちながら後退しろ!!」

 

 的確な指示を出すフリッツであるが、この後に自分の艦隊が再編不可能なほど叩き潰される事となる。アルテミシオンを撃った後のバリキュリャの戦闘ブリッジ内では、シミュレーションでしか撃ったことがなかったのか、呆然としていた。

 

「す、凄い・・・」

 

 第一声に声を放ったのはオロンピア艦長だけであったが、そんなブリッジにいる彼女等に、Gディフェンサーを目の前で外したマリが声を掛けてくる。

 

『ちょっと、シールドとバズーカ頂戴。この装備返すから』

 

「え?あっ、はい!整備長、MkⅡのシールドとバズーカを出してください!」

 

 マリからの要請に対し、オロンピアは整備長に指示を出し、カタパルトからMkⅡのシールドとバズーカを出させる。出て来たシールドとバズーカを受け取ったマリは、補給を終えて戦地へと戻るアーマードパックとは違う機動性を高めたスーパーパック装備のVF-25に捕まり、戦場へと戻る。

 パイロットから注意を受けたが、マリは気にすることなく捕まって、エネルギーを節約する。戦場へ到着すると、後退しながら主砲を撃つ艦艇を護衛する艦載機が、味方機と乱戦状態になっていた。

 

「前とは違うけど、十分居るわね・・・」

 

 メサイアから離れ、レーダーに表示された赤い反応を示す敵機の多さを見て呟く。そして自分へ向けてビームを撃ってくる黒いヘビーガン三機に対し、パック式のビームライフルを撃ち込んで撃墜する。

 

「や、奴はエースか!?」

 

 同じ色のNRX-009バリエントに乗ったパイロットは、マリの異常な早撃ちを見て叫ぶ。そうしている内にマリに撃墜され、他の機体も次々と葬られていく。数分間に十機以上を撃墜した彼女は、次なる矛先を巡洋艦へ向け、バズーカに切り替えてから向かった。

 対空弾幕は来るが、バズーカの散弾を浴びて何基かの対空砲が無力化され、それによりマリのMkⅡの接近を許し、抜かれたビームサーベルでブリッジを両断された。次の標的を地球連合軍のネルソン級戦艦に向け、ビームライフルを撃ちながら接近する。

 黒い数機のダガーL等の護衛も着いていたが、ビームライフルの射撃を受けて大破し、ビームサーベルで両断されてしまう。バズーカに持ち替えたマリは、対空砲の弾幕を避けながら船体へバズーカを数発発射、ネルソン級は二つに分裂して沈む。

 

「これで十五機は墜とせたかな?」

 

 破壊した敵機の数を指で数えていると、ザシャ達が乗るVF-25が大量のミサイルを発射して敵機や戦艦を次々と沈めていくのが見えた。ミサイルを撃った後、ザシャは機体をバトロイド形態に変形させ、ビームサーベルで斬り掛かってくるジェガンをガンポッドで蜂の巣にする。

 

「私もあれに乗りたい!」

 

 VF-25に乗りたいと思って叫ぶマリであったが、そんな彼女に二十機以上の黒い塗装の敵機がビームやミサイルなどを撃ち込んでくる。

直ぐにシールドで防御するが、ミサイルを伏せきれず、シールドは爆散する。

 

「やったか?!」

 

 煙で見えなくなるガンダムMkⅡを見て、シャベリンのパイロットはそう確信したが、煙の中から飛んできたビームを受けて撃墜される。それと同時にマリのMkⅡが飛び出し、周りに見える敵機にビームを撃ち込んでいく。何機かには回避されたが、十分に怯ませることは出来た。

 バズーカを全弾撃ち込み、六機を撃墜、予備の弾が無いバズーカを捨てビームサーベルを抜き、五機ほど切り裂いて撃墜する。

 

「後、八機!!」

 

 瞬く間に十二機を撃墜したマリは、弾切れのビームライフルを捨て、退こうとする残り八機に向けてもう一本サーベルを抜き、二刀流で挑む。ライフルを撃ち続けながら退く連邦軍機だが、彼女は回避しつつ、追い付いた二機を一気に両断し、三機目を一刀両断にした。次の標的に対しては、左手に握るサーベルを投げ、串刺しにして引き抜き、もう一機を切り裂く。

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

 恐ろしい強さを見た連邦軍の三人のパイロットはライフルを撃つのを止めて逃げようとする。無論、彼女が逃すことなく、ブースターを噴かせて接近し、一機を串刺しにして二機目を上半身と下半身に分断、最後の一機を四つに両断した。

 

「これで、終わり!!」

 

 最後は縦に切り裂いた後、ビームサーベルを仕舞い、元の位置へ戻し、流れてきたジムⅡのビームライフルを手に取り、周囲を確認する。戦闘は既に終わったらしく、再編が不可能となったシュヴァルツ・ランツェンライターが損傷した艦艇を連れながら撤退していく様子が見える。

 ようやく戦闘を終えたマリはヘルメットを脱ぎ、シートへ深く座って大きく息を吐いた。




大艦巨砲主義者達との熱い(?)艦隊戦から柿崎ぃぃぃぃ!!!

ネタバレ的に言うと、柿崎は後一回死ぬんだな(笑)。
ちなみに、マクロスのステーキとミンメイが大好きな柿崎じゃありません。

~今週の中断メッセージ~

ビッテンフェルト「今日は休みだ!」

※ネタが思い付かないのでお休みします。
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