復讐者の世界周り Weltdrehung des Rächers 作:ダス・ライヒ
こんな始め方をして大丈夫かな?
イラク戦争のバグダット制圧から始まります。
※チート能力使用有り
試しに、アクセス数の多い人の句切りをしてみた。
2003年 イラク戦争
イラク戦争で亡くなられた方々にご冥福をお祈りします。
イラク戦争真っ最中なイラク、アメリカ空軍とイギリス空軍の空爆を受ける首都バグダットの郊外にて、首都攻撃に向かうアメリカ陸軍の戦闘車両群の中にあるハンヴィーの車内にこの物語の主人公が乗っていた。
車内にいる周りのM16A2やM21対人狙撃銃、M249E4を持った兵士達と同じBDU砂漠迷彩服の上からPASGTカバーを付け、上にゴーグルを付けた砂漠迷彩のフリッツヘルメットを被っているが、顔は
バラクラバの目線の部分から大きな碧眼が見え、金色の髪の毛が少し飛び出しているのが見える。黒人の兵士が外で行われている戦闘を見ながら車内にいる全員に聞こえるように喋る。
「海兵隊の奴らは派手にやってるな!」
「それなら空軍の連中もだ!紅茶共の連中と一緒にバグダットに大量の爆弾やミサイルをお見舞いしたらしいぜ!」
「ジェシカ・リンチの仇だ!」
白人の兵士が言った後、シールド付きのM2重機関銃に着いていた兵士が、バグダットの地上支援に向かうAH-64アパッチを見ながら叫ぶ。そんな兵士達を無視して、バラクラバの人物はずっと黒煙を上げるバグダットを見ていた。
やがて銃撃戦や怒号、爆音が響き渡る主戦場に到着。車内にいた彼等はハンヴィーから飛び出し、バラクラバの人物は攻撃部隊の指揮官の元へ向かう。
「着いたか。中尉、君はあちらの制圧に加勢してくれ。ミーティング通りにやるんだ」
バグダットの地図に書かれた赤いマークで囲まれている制圧地点が記されている地点に指を指し、バラクラバの人物に告げる。
バラクラバの人物は頷いて、その地点に向かうM2ブラットレーの後へ、他の兵士達と共に続く。後ろに着いた途端、イラク兵や民兵からの銃撃の歓迎を受けた。
先行していたM2ブラットレーの前面装甲に銃弾が当たり、後に続いていた兵士達がM16A2、M240、M249E4、M21対人狙撃銃をこちらに向けて撃ってくる場所に向ける。
「12時方向から小火器による攻撃!敵兵を確認!」
味方のM16A2を持った兵士が叫んだ後、M2ブラットレーの固定武装である25㎜機関砲が火を噴いた。それと同時に攻撃してきた敵兵の銃撃が止んだ。良く見れば壁が血で赤く染まっており、内蔵らしき物も見える。
その間に何名かの味方兵士が敵陣に向かい、一気に制圧しようと試みる。バラクラバの人物もその後へ続いた。
自分達にとって驚異的なブラットレーを仕留めようと、一人の民兵がRPG-7を担いで出て来た。空かさずバラクラバの人物はホログラフィックサイトを瞬時に覗き、ブラットレーを狙う民兵の頭部に照準を合わせ、単発で発砲した。
初弾はRPG-7を持った民兵の胸に命中、防弾チョッキなど着けていない為、RPGを手放し、胸を両手で押さえながら絶命する。
次に、右から何名かのイラク軍に採用されているAKMかAK74、中国製AKを持った敵兵士が出て来るなり手に持つAKシリーズで撃ってきた。味方の兵士が被弾して地面に倒れ込むが、アメリカ軍の容赦ない倍返しが始まり、倍返しにブラットレーも加わる。
「撃ち方止め!撃ち方止めぇ!!敵はミンチになってるっ!」
M4カービンを持った士官が銃撃を止めさせた後、先程敵兵が居た場所には赤く染まり、人間の内臓や手足が転がっていた。それを見ていた一部の兵士が吐いたが、衛生兵に負傷した者を後方に下げさせた後、部隊は前進を再開した。ブラットレーが充分に入れるほどスペースのある路地に入った途端、また敵兵からの銃撃が始まった。
出て来た敵兵達はAKやRPK持ちばかりではなく、RPG-7持ちも居る。
「敵歩兵多数!RPG持ちを排除しろ!!」
心強い味方であるブラットレーが破壊されてしまってはタイムロスと戦死者が増えてしまうので、米陸軍の兵士達はRPG-7持ちを優先的に排除することにした。小火器等を撃ってくる敵兵に対してはブラットレーの機関砲や搭載機銃に任せ、随伴歩兵はRPG持ちを排除に専念し、バラクラバもそれに専念する。
「一気に殲滅してやるぜ!」
そう言って一人の兵士がAT4を構えて、安全装置を外した後、敵兵が密集している辺りに撃ち込もうと、狙いを定めていたが、狙撃されてしまう。親類であった兵士が狙撃された兵士の名を叫んだ後、M4カービンを持った指揮官が怒号を飛ばす。
「スナイパー!全員遮蔽物に退避っ!
「
指揮官が指示した後、M21対人狙撃銃を持った兵士が大声で返答し、ARTスコープを覗き、敵の狙撃兵を探す。その分隊選抜射手を狙うかのように出て来た敵兵を、バラクラバが誰よりも早く手に持つ
RPG持ちが全て排除されたが、まだブラットレーの脅威が去ったわけではない。まだ生きている敵兵が死んだ味方からRPGを取って、撃ってくるかもしれないからだ。
敵兵が味方の制圧射撃に寄って抑え付けられているので、バラクラバは接近し、地面に落ちているRPG-7を掴もうとした砂漠迷彩服を着た敵兵に狙いを付け、引き金を引いた。
M4A1カービンの銃声が響いた後、イラク軍正規兵の額に穴が開き、地面に這い蹲ったまま息絶える。
気付いた他の敵兵達はバラクラバに向けてAKやRPK、PKM等の銃口を向けてきたが、バラクラバの持つM4A1カービンを単発から連射に切り替え、直ぐに引き金を引いた。排出口から5.56㎜弾の空薬莢が次々と排出される中、敵兵は次々と悲鳴を上げながら血飛沫を上げて倒れていく。
弾切れになる頃には、動いている敵兵など居なかった。
空になった弾倉を排出し、新しい弾倉を装着し、前進を再開した部隊の元へ戻った。開けた場所に着いた後、海兵隊が多数の敵兵とテクニカルと交戦しているのが見えた。
M1A1エイブラムスがバラクラバ達が来たのと同時に現れ、目に付いた敵を44口径120㎜滑腔砲で吹き飛ばす。さらに迫撃砲やアパッチによるロケット攻撃も行われ、イラク兵の人間とは思えない悲鳴が耳に入ってくる。これに生じてバラクラバは米軍とは違う別の場所へ一人で向かった。M4A1カービンを構えながら狭い路地を進む。
その途中、銃剣付きの56式自動歩槍を持った民兵がバラクラバの死角から飛び出してきた。直ぐにM4A1カービンの銃口を向けようとしたが、既に遅く、連射された何発かの7.62㎜弾を喰らって、バラクラバは地面に倒れ込んだ。
銃痕から血が噴き出し、地面が赤く染まっていく。民兵は銃剣を向けながら、屍になったバラクラバの元に近付いた。目の前に倒れた敵兵が動かないのを確認した民兵は、フリッツヘルメットを取り、バラクラバに手を掛けた。力を入れてバラクラバを取った瞬間、抑えられていた長い金髪が現れになり、雪のように白い肌と大きめな碧眼の瞳を持つ綺麗に整ったまだ幼さが残る顔立ちが見えた。
その顔を見て民兵は驚きの声を上げた。
「〔女だ・・・!〕」
驚いた民兵であったが、左手に持ったバラクラバを捨てて、56式自動歩槍を壁に立て掛け、金髪碧眼の美女から装備を剥ぎ取ろうとした途端、左手が動かない死体の右手に掴まれた。
「〔うわぁぁぁぁぁぁぁ!!死体が動いたぁ!?〕」
アラビア語で叫びながら立ててあった56式自動歩槍を取ろうとしたが、M9銃剣で頭を突き刺され、即死して地面に倒れる。起き上がった彼女は地面に落ちていたM4A1カービンを手に取り、長い金髪から砂を叩き始める。
何事もなかったかのように心臓らしき物を取り出して、M4を片手で構えながらそれを頼りに進み始めた。左手に握られた心臓は鼓動しており、何かに近付いているのか、近付くにつれて鼓動が強くなる。
占い師の家らしき場所に近付いた途端、左手に握られた心臓の鼓動がさらに強くなった。彼女の目の前に目当ての物があった。それは不気味に光る水晶玉であり、そこに住んでいた占い師が商売道具として使っていたらしく、大切に保管されていた。家の主人は戦闘になる前に避難していたらしく、慌てて支度をしていた後があった。
彼女は心臓を仕舞った後、その水晶玉を取るなり地面に向けて投げ付け、水晶玉を叩き割った。水晶玉が割れた場所から中にあった藤色の煙が現れ、それが彼女の身体を包み込む。
煙が身体に入り込み、彼女の身体が藤色に光った。何かの力が宿っているのか、彼女は自分の手を見始める。それが終わった途端、口に火の付いた煙草を咥えた男が現れた。
「よぉ、お嬢さん。もう力は取り戻したかな?」
後ろから声を掛けられたので、彼女はM9ピストルを引き抜いて、煙草を咥える男に銃口を向ける。男の容姿は金髪で浅黒い肌、瞳の色は茶色、身体的に優れており、身長は185㎝程で顔立ちは整っている。男は手を挙げながら笑みを浮かべて敵ではないと告げる。
「おっと、早まるな。俺はあんたを殺しに来たんじゃない。ヒントを与えようと思ってきたんだ」
煙草を机の上に置いて、地図を右胸のポケットから地図を取り出した。
「ここから2㎞にモスクがある。そこにあんたの標的も居る。ルートにはアメリカ軍の兵士は一人も居ない、居るのはイラク兵と民兵だけだ」
そう彼女に告げた後、男は地図を彼女に向けて投げた。飛んできた地図を軽くキャッチする彼女は、地図が本物かどうか確かめる。
「そう疑うなさんな。直ぐに疑う女は男にモテないぜ?」
下品な表情を浮かべる男を彼女は睨み付けた。
「おっと失礼、あんたはどう同姓好きだったな。スマンスマン。それよりもあんた、前に会った時より口数が減ってないか?等々この俺の事を無視することにしたか?」
突如表情を変えた男は彼女に問う。その彼女は男の問いに答えず、無視して部屋を出ようとした。
「オイ待てよ。そんなに俺がストーカーに見えるのか!?」
男が彼女の肩に触れようとした瞬間、彼女は男の手を払い除け、汚物を見るような目で男に告げた。
「ついてくんなよストーカー!それとも今すぐここで死にたいの?」
そう告げた後、彼女はM4A1カービンを持って部屋を出て行った。部屋に残された男は手を挙げて、独り言を呟いた。
「やれやれ、感謝もせず、俺を脅して立ち去りやがった。一体どうやって接すれば振り向いてくれるかな?可愛らしい外見で中身はクレイジーな女帝マリ・シュタール・ヴァセレート・カイザー様よ。いや、今はマリ・ヴァセレートか」
笑みを浮かべて男も部屋を後にした。男に殺気を見せたマリであったが、渡された地図に示されたルート通りを進むことにする。敵兵が前に居たが、マリはM4A1カービンを向け、周りに気にすることも無く発砲し、敵兵を排除。マリの存在に気付いた他の兵士達が大声で知らせ、総出で彼女の元へ向かって来る。
「少し邪魔ね・・・一気に突破しますか」
そう言ったマリは左手の拳を握った。時を止める呪文か技であったらしく、彼女以外の周りの物が時が止まる。敵兵全員が止まっている間にマリは敵兵が身に付けている手榴弾の安全ピンを抜いていき、手榴弾のない敵兵にはM9ピストルを撃ち込む。
もちろん撃った瞬間、銃口から発射された銃弾は時が止まったままで、排出された空薬莢もそのままである。唯一動けるマリが触れないと、時が止まったままだ。
「もう良いかな?」
マリが指を鳴らした瞬間、時が動き出した。安全ピンを抜かれた手榴弾が爆発、撃たれた兵士は地面に倒れ、マリに立ち向かったイラク兵達は全滅する。意図も簡単に突破した彼女は、標的が居るモスクへ向かった。
道中、敵兵がマリを見るなり破片手榴弾を投げてきたが、彼女はそれをキャッチボールの如く掴み、投げた本人に返した。
もちろんそれを手に取ってしまった敵兵は、飛んできた多数の破片が突き刺さって死亡、あっという間にマリにはモスクの前に来た。
彼女の姿を見たモスク前にいた兵士達は手に持つライフルの銃口を彼女に向けて、何の警告もせずに一斉射撃を行った。
「やっぱりこの格好してるから?」
直ぐに遮蔽物に身を隠して、米陸軍の砂漠迷彩の戦闘服を見ながら一人で呟く。左手に風を纏わせ、銃弾を受け続ける遮蔽物から飛び出した後、左手から強風を放った。
強風は銃弾を巻き込み、発砲された方向に返っていき、自らはなった銃弾で敵兵達は息絶える。RPG-7を撃とうとした敵兵が居たが、マリに気付かれてM4A1カービンの単発で仕留められる。
モスクの前にいた敵兵を全て排除した彼女は、門を開け、モスクの屋内に入った。門を開ける音を聞いて屋内にいた三人ほど敵兵が集まってきたが、それが三人の運の尽きであることも知らずに。一人は転落防止柵に身を隠してAKMを何時でも撃てる準備していた。
だが、既にその兵士の存在はマリに気付かれており、身を隠す遮蔽物も5.56㎜弾で貫通できる為、M4A1カービンで撃たれ、絶命する。
二人目がマリの目の前に現れて、サイガ12を彼女に向けて撃とうとしたが、一瞬で距離を詰められ、撃つ前に手刀で頭を飛ばされた。
最後の一人がマリにAKS74uを乱射したが、どこからとも無く剣を取り出し、人とは思えない早さで最後のイラク兵の突き刺す。それと同時に礼拝の場の門が開き、息絶えたイラク兵から剣を抜き、丁度真ん中にいた標的の男に向かう。標的はマリの姿を見た途端に怯え初め、アラビア語で命乞いを始めた。だが、標的の手にはナイフが握られていた。
不意打ちが出来る距離までマリが近付いた瞬間、標的は叫び声を上げながらマリに斬り掛かった。だが、あっさりとナイフを避けられ、剣で一刀両断にされてしまった。真っ二つにされた男の死体がその場に横たわり、根本から流れ出る血が床に広がっていく。
「始末完了・・・回収ポイントは上ね・・・」
右手に握られた剣を消し、M4A1カービンを左手で持ちながらモスクの屋上へと向かった。屋上に着けば、銃声や爆音が響いていた。市内では未だ戦闘が行われており、上空にはA-10サンダーボルトやアパッチが飛び交っている。
負傷兵を乗せた赤十字マークの付いたUH-1やUH-60ブラックホークまで見える。戦闘が終わらないバグダット市内を見ていたマリの元へ一機のUH-60Kが来た。マリが充分に乗れる場所まで機体を近付け、ホバリングして待機する。
開閉ハッチが開かれ、機内には童顔の茶髪の女性と、顔を隠した特殊作戦仕様のM4A1カービンを持った四人のデルタフォースの隊員が座っている。茶髪の女性は立ち上がって、マリに手を差し延べ、彼女をブラックホークに乗せた。
マリを乗せたのを確認したパイロットは機体を動かし、バグダット上空から去っていった。一人の隊員が開閉ハッチを閉めた後、マリは座席に座り、女性から渡された飲料水を口に含んだ。
そして、今まで起こったことを思い返す。
こんな始め方を大丈夫だろうか・・・?