復讐者の世界周り Weltdrehung des Rächers 作:ダス・ライヒ
編隊を組む連邦宇宙海軍の大多数の敵機に対し、マリのストライクガンダムはたった一機で突っ込んでいく。味方と連携することなく、スタンドプレイに走る一機のガンダムタイプに対し、海軍のパイロット達は獲物がわざわざ狩られにやってきたと思う。
「へっへっへっ、わざわざ一機で来てくれるとは嬉しいぜ!各機、奴を袋叩きにするぞ!!」
『待て、大尉。スタンドプレイをする奴は相当な腕前だぞ!』
「大隊長殿、わざわざ獲物が来てるんですぜ。捕らなきゃ損・・・うわぁぁぁぁ!!」
調子に乗っているパイロットが乗った艦載機型ハーディガンホーネット
「あぁ!俺の獲物が!!」
『ちょっと、勝手に前に出ないで!』
数の多さではワルキューレが圧倒している為、獲物が全てマリに取られてしまうと焦ってしまい、スーパーパック装備のVF-25Aメサイアに乗る柿崎は制止を聞かず、編隊を崩して前に出てしまう。
「たく、そんなに死にたいのかしら。ディーリング、ジーナス、前に出るわよ!」
『はっ!』
柿崎が属している小隊の長を務める白人の中年女性コリンヌ・ビヤール中尉は、マリとは実力の差がありすぎる部下を助ける為、二人の部下達と共に先発隊より前に出た。これに釣られてか、競合師団に属するエリートや腕の立つ者達は功を焦って前に出始める。
「戦果を横取りするつもりか!俺達も前に出るぞ!」
『了解!!』
『おい!勝手に前に出るなじゃない!!』
D中隊を指揮するカスパル・ファル大尉は指揮下に置いている二個小隊が勝手に前に出始めた為、静止の声を上げた。新しく小隊長になった同じVF-25に乗るジョン・ボイス曹長も、戦友達の制止を振り切り前に出た。
「風来坊の金髪女なんかに負けてたまるか!俺達も行くぞ!!」
『お、おい!たく・・・エースはそんなに前に出ないっつーの』
同僚であるツチラト・アビーク軍曹は頭を抱えながら、功を焦って編成を崩して突っ込む自分のライバル達を見て呆れ返る。編隊は崩れてしまったが、航空参謀は競合師団の事は戦力外と見ているようだ。多数の敵機を次々と撃ち落とすマリは、柿崎複数の敵機に包囲されているのを見た。
『た、助けてください、隊長!』
「あいつ、馬鹿ね・・・」
勝手に突っ込んで迷惑を掛ける柿崎が助けを請う通信を聞きながら、マリは三機一体となって襲ってくる敵機を堕とし続けた。柿崎と同様に、一人で突っ込んで敵機に包囲されている競合部隊の隊員達の助けを求める通信が連続して聞こえてくる。
『メーデー、メーデー!周り中敵機だらけだ!助けてくれ!!』
『ケツに着かれた!誰か撃ち落としてくれ!頼む!!』
『わ、私だけに・・・!た、助けて!!』
あちらこちらから救援要請の通信が来るが、マリは無視して敵機を堕とし続ける。二十機目をビームサーベルで両断して撃墜すると、コルベット艦が五隻ほどビーム単装砲を撃ちながら前に出て来た。内一隻は柿崎の緑色のVF-25の方へ向かっている。
無論、彼女は柿崎を助けず、固まって弾幕を張るコルベット艦へ突撃した。
高速で向かってくるストライクガンダムに対し、少数のメビウスやダガーLがコルベット艦守る為に迎撃に向かうが、あっさりと撃ち落とされ、モビルアーマーであるメビウスに対しては、イーゲルシュテンという対空バルカン砲で蜂の巣にされる。
「敵機、来ます!!」
「撃て、撃ちまくれ!!」
レーダー手はストライクの接近を報告し、艦長は直ぐさま弾幕を厚くするよう指示する。だが、対空機銃はストライクの特殊な装甲であるフェイズシフト装甲で弾かれてしまう。ブースターやブリッジをビームライフルで撃ち抜かれ、瞬く間に一機のMSによって四隻のコルベット艦が沈んだ。
敵に包囲されていた柿崎の方はと言うと、上官であるコリンヌと共にやってきたザシャ達に助けられる。
「うわぁぁぁぁ!!あ、あぁ・・・あ、ありがとうございます!」
『勝手に突っ込むんじゃないの!私の側に居なさい!』
「りょ、了解!」
バトロイド形態に変形していた柿崎機は、ファイター形態に変形して救援に向かうコリンヌと同僚達の後へ続く。ザシャ達は向かってくるコルベット艦に、新手に現れた増援のコルベットと駆逐艦を沈める為、ビームをかいくぐりながら突撃する。何機かの護衛機が前に出て来たが、ガンポッドで蹴散らされる。
二門の対艦対空両用ビーム旋回砲塔を、対空機銃を撃ち続けているコルベットに向けて放った。対戦艦用に考慮して設計されたビーム砲なので、装甲の薄いコルベットは一撃で沈む。続いてマイクロミサイルを発射し、阻もうとするホーネット5とコルベット諸共沈め、駆逐艦への進路を開く。
「弾幕を厚くしろ!対空ミサイル発射!!」
護衛機と僚艦を失った駆逐艦は対空砲で弾幕を厚くし、対空ミサイルまで放つが、彼女にはあっさりと回避され、対艦ビームを撃ち込まれて沈んだ。
「やった!」
『この程度で喜ばないで。敵はまだ居る』
火を噴きながら撃沈する駆逐艦を見て、チェリーが喜ぶが、ザシャは機体を近くに寄せ、こちらへ向かってくる敵機や敵艦を指差しながら注意する。迎え撃つために前進しようとしたが、高速で三機の同じ機体が通り過ぎた。エルミーヌ・レオニー・ド・バルバストル中尉と取り巻きのロア軍曹にエロディ軍曹だ。
あの戦いでヴァンキッシャー隊の何名かは昇進しているはずだが、何故か第1中隊の生き残りであるエルミーヌ達は昇進できなかった。
「おっほっほっ!ザシャさん、この程度の損害を与えても連邦軍は諦めませんわ。このバルバストルの名を継ぐ私目が、戦意を損失する程の損害を与えて差し上げますわ!ロア軍曹、エロディ軍曹、フォーメーション”星の海”!!」
『了解!』
この指示でロア機とエロディ機がエルミーヌ機の両端につき、マイクロミサイルや対艦ビーム砲を敵本隊が居る場所へと放たれた。大量のミサイルや放たれたビームは密集隊形を取る敵機や敵艦に次々と命中し、巡洋艦や戦艦以外の艦艇は沈んでいく。軽空母はデッキにミサイルが入り込み、内部爆発を起こして撃沈した。
爆発の嵐が起こり、何機かの敵機が怯む中、エルミーヌ小隊はその中に突入し、三機ともバトロイド形態に変形して背中を合わせる。
「踊りますわよぉ~!」
背中を合わせた三機のVF-25Fメサイアは、ガンポッドや対艦ビームを撃ちながら回転し始める。周囲を取り囲んでいた敵機やガンポッドやビームを受けて撃墜されていき、コルベットや護衛艦、駆逐艦、巡洋艦も被弾し、たったの三機に撃沈されていく。
「まるで花火のようですわ!それ、それそれぇ~!」
「流石エルミーヌ様!」
「連邦軍なんかが色んな意味では敵いませんわ!」
『おっほっほっ!苦しくなくてよ!』
「なんだろう・・・この気持ち・・・あの人やっぱり馬鹿なんだろうか・・・?」
笑いながら敵機や敵艦を撃破していくエルミーヌを、褒めるか貶すかの分からない取り巻き達の声に対して全く怒り様子もない彼女に、聞いていたザシャは色んな意味で複雑な気持ちであった。
「あっ、私の分が無くなっちゃう!」
大暴れするエルミーヌの活躍を見ていたマリは、爆発の連鎖が起こる乱戦場へと乗り込んだ。本隊よりはぐれた何機かの敵機が道を阻もうとしたが、彼女の撃墜スコアを稼ぐ役割を担ってしまう。乱戦場へ到着すると、敵の巡洋艦が対空砲やミサイルで歓迎する。
「邪魔よ!雑魚艦!!」
そう巡洋艦を罵ると、飛んでくる対空弾幕やミサイルを意図も容易く回避し、直撃ポイントやブリッジ、エンジンに向けて撃ち込み、物の数秒で敵艦を沈める。
次に数機以上のスコープドックやシャベリンとアデルマークⅡ、戦艦一隻がマリのストライクガンダムに向かって攻撃してきたが、これも全て回避されてしまう。瞬く間に立ち向かった人型兵器は全滅し、戦艦はブリッジをビームサーベルで両断され、ミサイル発射口にビームを撃ち込まれ、内部爆発を超して撃沈した。
「張り合いがないわね。おっと!」
立ち向かっては呆気なくやられる連邦軍のパイロットに張り合いを感じないマリであったが、ビームを弾く機体が現れる。ストライクガンダムの正式な量産機で廉価版である105ダガーだ。頭部と腰、武装を除いてほぼストライクと同格だが、装甲はコストの問題である程度のビームを弾くラミネート装甲に変わった量産機だ。
だが、生産性は簡要版のストライクダガーが勝っており、余り生産はされなかった。ストライクと同じパックは使えるので、性能、火力、汎用性は優る。
「資料で見た装備をしてるじゃない。奪えそうね」
同じエールや白兵戦用のソード、砲撃戦のランチャーなどのストライクパックを装着した105ダガーを見てそう思ったマリは、ビームライフルを撃ってくる同じパックの敵機に突っ込んだ。ランチャー装備のダガーから放たれるMSの携帯火器としては過剰な威力を誇るアグニの砲撃を避け、エールパックのダガーへと接近する。
『キャァァァ!』
途中、勝手についてくる味方のジムⅢがアグニを受けて爆散したが、彼女は気にせずエールダガーに取り付き、本体の近接用武器である腰部サイドアーマーから収納された折り畳みナイフであるアーマーシュナイダーを取り出し、コクピットへと突き刺す。
機能を停止した敵機からエールを無理矢理外し、自分のエールパックを外して敵のエールパックを手作業で装着した。
「あ、あいつ!この戦場の中を・・・!?」
「手作業で付け替えやがった!?」
この芸当を為し遂げたストライクのパイロットの腕前を見て、海軍のパイロット達は驚きの声を上げる。
「やっぱり互角性があるのね。それにエネルギーまで回復するし」
エネルギーが補充されていくのを確認したマリは、予想通り事が進んでかなり上機嫌でいる。不意打ちを掛けようと後ろから迫ってくる敵機に、ライフルを撃ち込んで返り討ちにする。次は単装砲を撃ってくる駆逐艦に対しては、全スラスターを最大にしてから外し、それを駆逐艦にぶつけた。
「パックがこちらに来ます!!」
「回避しろぉー!!」
直ぐに回避を指示する艦長であったが、間に合うはずもなくエールパックは船体にぶつかって爆発を起こし、爆発で船体を抉られた駆逐艦は沈んだ。無装備となったマリのストライクは次の獲物をランチャーダガーに定め、アグニを避けながら敵機を殴り付ける。
怯んだ隙に胴体を掴み、空いた手でパックを外してから胴体にバルカンを数発撃ち込み、アグニを奪う。手作業でパックを着け、早速アグニの試射を戦艦へ向けて行なった。アグニの強力なビームを受けた戦艦は一撃で撃沈、それと引き替えのエネルギー消費量にマリは長期戦には向かないと判断する。
「ペナルティが大きいわね。威力は結構あるけど」
そう評価してからランチャーパックを外し、斬り掛かってくるソードダガーの攻撃を避ける。
「こいつの装備は行けそうだわ」
対艦刀シュベルトゲーベルを見た彼女は早速エールに使った同じ手で無力化し、パックを無理矢理外す。敵の攻撃に晒されながらも、自分の機体へ手作業で付けて装着を成功させた。主武装である対艦刀に対しては、漂流していた物を取り、敵機に向けて構える。
「この野郎、舐めやがって!」
これが挑発と受け取られたのか、エールダガーが腰部サイドのビームサーベルを両方抜いて斬り掛かってきた。無論、この無名の宇宙海軍のパイロットとマリの実力の差があり過ぎ、あっさりと回避され、上半身と下半身に分断されてしまう。
最初に斬った敵機が爆発を起こすと、マリは続けて目に見える敵機を斬り倒して行く。向かってくるマリのストライクに向けて射撃武器で対抗するが、彼女は攻撃を避けながらシュベルトゲーベルを敵機へと振り下ろす。
「て、敵機、こちらへ来ます!!」
「撃ち落とせ!弾幕を張るんだ!!」
一発も当たることなく次々と友軍機を切り裂いたマリのストライクが向かってくることを知ったコルベットの艦長は、直ぐに弾幕を厚くするよう指示を出す。フェイズシフト装甲に、ただの機銃が通じるはずもなく、接近を許し、対艦刀の一振りで撃沈する。
僚艦も同様に一振りで撃沈され、護衛艦や駆逐艦もマリの手によって撃沈した。軽空母のブリッジを両断した後、飛行甲板から敵機や敵艦が旗艦の居そうな方向へと後退して居るのが見えた。下がった敵艦隊はハリネズミの陣を築き、何者も近付けないほどの弾幕を張って後退し始める。
「面倒臭いことやってくれるわね」
ハリネズミの陣を維持しながら後退する敵艦隊を見て、接近しようと思ったが、あることを思い付いて母艦へと戻る。競合師団の兵士達も流石にあの弾幕には近付けないのか、後退していく。暫くは艦隊同士の撃ち合いになりそうだ。
艦隊同士が撃ち合っている間に、マリは母艦であるバルキュリャに帰投し、思い付いたことを実行する。
「ねぇ、全部載せしてくんない?」
『全部載せ?パーフェクトストライクの事ですか?』
「そうよ。直ぐ取り掛かって。この戦闘を速攻で終わらせてくるから」
『は、はぁ・・・』
整備長にストライクガンダムのパックを全て載せるよう告げた後、ヘルメットを脱いでドリンクを口に含んだ。数分ほど経つと、ストライクの全ての装着が済んだ。両肩にはランチャーとソードの装備が付けられ、背中にはエールパックが付けられている。
だが、このエールパックは違い、バッテリーパックが五基連結され、左右にはシュベルトゲーベルとアグニを付けるアームが増設されている。ついでに補給を済ませたマリは高速移動用のサブフライトシステムに機体を載せ、ハッチから発進した。
「ショータイム・・・!」
笑みを浮かべたマリは、ハリネズミの陣を敷く敵艦隊へ向けて飛んだ。無論、この様子はデリアにも見えていた。
「提督、友軍機が単機で突っ込んできます」
「ヴァセレート少佐だ。あの女ならこの戦闘を早期に終わらせる事が出来る。強力な武装を持つ各艦艇は敵艦隊へ向けて撃ち込め。敵が怯んだ隙に第二次攻撃隊を発艦させ、敵艦隊へぶつけろ」
レーダー手からの報告に、デリアは直ぐに指示を飛ばした。直ぐさま強力な武装を持つ艦艇から、強力なレーザーやビームが放たれ、さらには反応弾頭ミサイルまで敵艦隊へ向けて放たれる。
密集隊形であるハリネズミの陣を敷いていた宇宙海軍の艦隊は弾幕を張るも、諸に強力な攻撃を受け、凄まじい損害を負う。敵艦隊は怯んで弾幕を止ませてしまい、マリのパーフェクトストライクガンダムの接近を許してしまった。
「敵機、一機で乗り込んできます!」
「馬鹿目、たった一機で何が出来る!潰せ!!」
直ぐに迎撃態勢を取るように指示する戦艦の艦長であったが、その数秒後に自分の艦が沈んだ。マリは手当たり次第に見える敵艦に向けてアグニを撃ち込んで沈めていく。
ビームが飛んでくると、直ぐに避けて対艦バルカン砲をコルベットや護衛艦に撃ち込んで沈め、シュベルトゲーベルでさらに沈める。瞬く間に数十隻以上の艦艇が沈み、マリに対しての恐怖感が沸いてくる。
「たった一機のMSに二十隻以上の艦艇が・・・!艦載機を全て出せ!!」
報告を受けた敵艦隊の提督は戻した艦載機の再発艦を命じ、防空を厚くするが、彼女を止めることは出来なかった。ビームブーメランのマイダスメッサーやバルカン砲で次々と撃墜され、マリの撃墜スコアを上げる羽目になってしまう。ロケットアンカーであるパンツァーアイゼンを空母に向けて発射して突き刺し、一気に距離を稼ぐ。
ハッチに入り込んだ後は、対艦刀を振り回すだけだ。人型の敵機は迂闊に火器を撃つことが出来ず、ただストライクに斬り捨てられていく。ハンガー内が火に包まれる中、遠慮なしにマリはランチャーを撃ち込み、船体に穴を開ける。
そこから沈んでいく空母から脱出し、バッテリーパックを一つ外した後、直ぐアグニを戦艦クラスの艦艇に撃ち込む。
「これ以上味方の艦を沈めさせるな!」
また艦隊の艦載機がマリを止めようと立ち向かうが、返り討ちにされる。さらには第二次攻撃隊の到着もあり、艦隊の防空戦力は低下の一歩を辿る。両方の武器を仕舞ったマリは、漂流しているダガーLのビームカービンを二挺回収し、向かってくる敵機や弾幕を張るコルベットへ向けて撃ちまくる。
護衛艦を沈めると、ビームカービンを捨て、再びアグニとシュベルトゲーベルを取り出し、艦艇を沈めながら旗艦を目指す。
「あれが旗艦ね・・・!」
数十隻ほどを沈めて道を作っていけば、護衛艦に囲まれた旗艦を見付けた。既にフルアーマー形態のVF-11にVF-117ナイトメアプラス、ジンクスⅢが旗艦付近まで張り付いていたが、必死の弾幕で近付けないでいた。
「こんなの、ヌルゲーよ!!」
マリは近付ける自身があったのか、バッテリーパックを外し、護衛していた戦艦をアグニで沈め、突破口を開く。護衛機や護衛艦の弾幕をかいくぐりながら旗艦のブリッジまでに辿り着くと、シュベルトゲーベルを突き刺した。
「うわっ、うわぁぁぁぁ!!!」
提督はブリッジを貫いて向かってきた刃先に突き刺さり、凄まじい血飛沫を上げながら壁に串刺になり、やがて肉塊となる。ブリッジから対艦刀を抜いた後、アグニを二発ほど撃ち込み、旗艦を沈めた。残りの敵残存艦は味方機に堕とされ、敵機も殆どが破壊されていた。
連続して起こっていた爆発もなくなり、敵機も敵艦もこれ以上の抵抗は無意味と判断し、降伏するか撤退した。
「終わった・・・でも、これは本番前・・・出し過ぎちゃったかしら?」
周囲を漂流する敵味方の残骸を見ながら、マリはバイザーを開いてドリンクを口に含む。過少程度の損害を負った第二次攻撃隊が母艦へ戻っていくのを見ると、マリも次の本命である連合艦隊との戦いに備えるため、母艦へと帰投した。途中、敵機体の残骸から偶然にも残った写真がメインカメラに張り付く。
「なにこれ・・・」
張り付いた写真は偶然にも面であり、戦死したパイロットの家族写真が写っている。普通の神経を持つ兵士なら、殺した相手に家族が居ることを知って戸惑うところだが、生憎とマリの心は冷酷その物だった。
「こんなので私が敵に躊躇する訳がないじゃない」
そう一人で呟いて、機体の手を器用に動かして写真を剥がし、帰投を急いだ。
ストライクガンダムって、格好いいよね。特にパーフェクトストライクは。
HD版で見た時はムウさんが凄いくらい敵をぶっ壊してたけど。
次回はあの某魔術師・・・ゲフン!
~今週の中断メッセージ~
今更連載一周年美ィ!
マリ「もう一周年・・・作者は一年経っている事に今更なんで気付いたのかしら?」
ルリ「気付いたのは9月だってさ。遅いよね~、そんなんだから更新も遅くなっちゃうだから」
マリ「確かに更新が遅いわね・・・それは作者が色々と見てる所為かしらね・・・」報告書を見ながら
ルリ「そうだね。今年は色々と面白いアニメも多いし」
マリ「へぇー、そうなの。私朝のアニメとドラマしか見てないから分かんない」
ルリ「大人だね~。そう言えばBLとGL物も見てなかったけ?」
マリ「あっ、それも見てた」
ルリ「折角の一周年なのに、作者は思い付かないから無いんだって」
マリ「まっ、更新で忙しいから許してあげましょ」
ルリ「お姉ちゃん、なんか優しいね」
マリ「たまにちょっと優しくしてあげたら色んな事は許してくれるでしょう」
ルリ「だね☆」