復讐者の世界周り Weltdrehung des Rächers 作:ダス・ライヒ
親愛なる元偉大な神聖なる女帝と女性の救世主であられるマリ・ヴァセレート様へ。
最後に会ったのはいつ頃でしょうか?貴女はご自分で生んだ子供達と愛を寄せる自身と同じ美しき少女と永久的に生き続け、初めて私と会った時から容姿など変わっていませんね。
貴女とは20年以上の付き合いでしょう。元の職場であった木綿工場の帰り道、売春街で酔った貴女を見付けて私の自宅に連れ帰った時から付き合いが始まりましたね。それから貴女は一階の労働者にしか過ぎない私を政治の世界へと導きました。
政治学校の卒業から今までの生活が一変し、私の支持率が恐ろしいほど上がり、見事国の首相まで上り詰めました。そして貴女の少し暴力的な帝国の女帝をしてらっしゃる一番下の小さな娘さんからこのフォールドを王制にし、言われてから15年でフォールド王国を建国しました。それから毎日頭を悩める日々が続いてます。
私が三十路手前で貴女は私に永久的な若さと美しさをくれると言いましたが、あの時の私は断りました。
あれから20年経って、徐々に老けていく自分の顔を鏡で見て、今更ながら後悔しています。
貴女の神に等しい能力なら、私をあの時の私まで若返らせる事が出来ますが、なんだか心の奥底で今の自分が気に入ってるようなので、断らせていただきます。
昔話はさて置き、今我が国はピンチです。
周辺国の新聞で書かれているとおり、我が国防軍の関係者によるクーデターが噂されています。私は純粋な平和主義者であり、ある者は私のことを偽善者と呼びますが、そんなことは一切気にしておりません。その所為か、私を一国の王にしてくれた政治学校では軍事関係の事は同級生と比べて少し成績が最悪でした。担任の先生が完璧主義者であれば、私は留年か退学されていた事でしょう。
この招待状を出したのは、フォールド王国を遙かに巨大な大帝国の元女帝であった貴女からアドバイスを貰うためです。出来るなら私が貴女が居る宮殿に赴きたいのですが、いつ、私から玉座を奪い取ろうとする輩が居て、私が居ない間に平和なフォールド王国が無くなるのではないのかと心配でならないのです。
失礼ながら貴女にこの王国まで足を運んで貰うことになりました。誠に申し訳ありません。心配ならば、マリ様専属の親衛隊を大勢連れてきて貰って構いません。もちろん貴女が愛を寄せるルリ様もお連れしましても構いません。親愛なる貴女のご到着を待っています。
フォールド王国初代国王 モルコッチ・ローカストより。
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招待状の表紙を剥いたそこに書かれていた文字。
お前から能力と不老不死を奪ってやる。
大丈夫かな・・・これ・・・?
多重クロスなので、原作をその他原作に変更。
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