復讐者の世界周り Weltdrehung des Rächers   作:ダス・ライヒ

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「誰か説明してくれよぉ!!」

カオス回、再び!!

イメージBGMは、前回と同じトランスフォーマー ザ・ムービーの挿入歌「Instruments Of Destruction」


ZEUS

 ロキ達の奇襲を受けることも知らず、戦闘が思い込んでいるワルキューレと守備隊は安心しきっていた。

 まずその悪の牙を突き立てられたのは、敵残存兵力の索敵を行っていた日本国防海軍の駆逐艦とフリゲート艦であった。

 

「北東より、国籍不明機が多数接近!」

 

「北東だと!? 一体何処の敵対国だ!?」

 

 駆逐艦の戦闘指揮所にて、この艦の艦長は接近してくるロキ達を敵対国の部隊と判断する。

 間違った判断だが、それは当然のことである。

 この世界の何処に、ロキのようなヴィランが存在するのか?

 IS登場から十年、あれ程荒れていたアフリカでは銃声は消え、世界のどの国にも紛争地帯は消滅し、社会に反抗するテロ組織が誕生しては消える時代だ。

 平和その物と評すべき所だが、男性差別を行っている時点で平和とは言えない。尤も、否、皮肉と言うべきか、その男性を差別せねば、今の平穏状態を保てないのだが。

 ロキ達が日本国防軍海軍所属の駆逐艦に接近する中、甲板に出た水兵達は銃を持ち、士官は警告のためにメガホンを取り、IS学園に接近するロキ達に警告しようとする。

 だが、既に手遅れであった。

 

『警告する! ここは我が日本国の領海である! お前達は我が領海を侵犯している! 直ちに引き返し・・・ウワァァァ!!』

 

 警告を聞き終える前に、ロキは自分の得物である杖に溜め込んだ魔法を駆逐艦に撃ち込み、一撃で仕留めた。

 現代兵器は、ロキからしてみれば鉄屑の塊という事だろう。

 ゴミを見るような目で炎上して轟沈する駆逐艦を眺めた後、地震に付き従うヴィランを引き連れ、IS学園に向かった。

 

「な、なんだあいつ等!?」

 

『新手の侵略者か?』

 

 再出撃した五十嵐裕也(いがらし・ゆうや)少佐率いるF/A4「紫電」やF3戦闘機を中心とした混成航空部隊は、駆逐艦を轟沈させたロキ達を見付ける。

 オペレーターからの情報を得つつ、彼は同僚達と部下を率いてロキ達に接近しようと試みるが、裕也がロキ等に関しての情報を得る前に、ロキの方が先に気付いていた。

 

「ふっ、カトンボが。スタースクリーム、奴等を始末しろ」

 

「あいよ!」

 

 ロキはF-15戦闘機に形を変えるトランスフォーマー、スタースクリームに裕也等日本国防空軍の混成航空部隊の始末を命じた。

 彼ならば航空機如き、赤子の手を捻るように簡単だが、この時は面倒だったのか、格下であるスタースクリームに押し付けた。

 命令に応じた生前はリーダーの座を狙う野心家であったスタースクリームは、裕也達に襲い掛かろうとする。

 が、その前に海軍の航空隊がスタースクリームを包囲した。

 

『そこの戦闘機に通達する! 領海侵犯だ! 直ちに・・・』

 

「うるせー! これからテメェ等全員は直ぐにくたばるんだ!」

 

 通信に海軍パイロットからの通達が終わる前に、スタースクリームはそう吐き捨て、進路を塞いでいた壱式艦上戦闘機を撃墜した。

 直ちに迎撃態勢を取る海軍の航空隊だが、F-15よりも遙か上の戦闘力を誇るスタースクリームの前ではハエ同然であり、あっと言う間に一機のみとなる。

 

「う、うわぁぁぁ!! 助けてくれ!!」

 

 戦意を損失したパイロットは、直ぐに逃げようとするが、あっと言う間に追い付かれ、コクピットに円陣を吹き付けられて焼死する。

 

「なんだ呆気ねぇ、こんな奴等よりハエか蚊のほうが、手応えがあるぜ」

 

 数秒足らずで海軍の航空隊を全滅させたスタースクリームは、その矛先を裕也達に向けた。

 

『敵機、来ます!』

 

「来るぞ! 全員ミサイル発射!!」

 

 裕也は部下達に、近付いてくるスタースクリームに対し一斉に空対空ミサイルを撃たせる。

 

「ハッ! 止まって見えるぜ!!」

 

 向かってくる数十発の対空ミサイルを、スタースクリームは余裕で回避した。

 これに裕也は度肝を抜かれ、呆然して次の指示を出し損ねた。

 

『隊長! ワァァァ!!』

 

「シューター8!?」

 

 部下の一人が一瞬で撃墜された。彼がキャノピーで爆散するシューター8を見た途端に、また一機、一機と撃墜されていく。

 

「畜生!!」

 

 部下達の仇を取ろうと、裕也は自分等の遙か上のレベルであるスタースクリームに格闘戦を挑んだ。

 一方の地上でもヴィランの接近はあり、先程の戦闘では砲撃以外、出番無しだった陸軍が対処する。

 ようやくの出番であるが、相手が悪すぎた。

 

「嫌だ、死にたくねぇ!!」

 

「おい! 逃げるな! 戦え!! 逃げれば銃殺刑だぞ!!」

 

 逃げる歩兵を将校が必死で止めるが、彼等は我先へと逃げていく。

 日本国防陸軍をこれ程統率の取れない状況にまで追い込んだのは、ロキ等が有するザクⅡ、ザクキャノン、グフ、ドム、ドム・トローペン、ザメル、ユニオンリアルド、AEUヘリオン、ティエレンMS部隊と、ゼントラーディのリガードやグラージ、クァドラン・ロー、ヌージェデル・ガー、アームスレイブのM6ブッシュネル、サページ、ミストラル2、M9ガーンズバック、シャドウと言う機動兵器中心の襲撃部隊だ。

 11式戦車と呼ばれる10式戦車の後継戦車ですら全く歯が立たず、スクラップに変えられる。

 

「な、なんだこいつは!?」

 

 一人の兵士が人型の異形の者達に向けて銃を撃ったが、全て弾かれる。

 次に陸軍の士気を下げさせたのは、人間を遙かに上回る超人的ヴィランの出現であった。

 

「フッ、これがこの世界最強の軍隊か。腰抜けばかりだな」

 

 虎のような姿をしたこの獣人の名はキンタロー。腕が四本ある魔界のショカン族の戦士である。彼からしてみれば、人間が使う銃火器は蚊が刺した程度だ。

 かなりの怪力の持ち主であり、戦車や軍艦、戦闘機など、キンタローからしてみれば、木材を叩き割る感覚である。

 キンタローは目の前に群がっている兵士を意図も容易く肉塊へと変えた。

 

「このスーツ部隊はなんだ!? 銃が効かないぞ!!」

 

 兵士達が自分等に襲い掛かってくる謎のスーツ部隊へ向けて、一斉射撃を浴びせていた。

 だが、銃弾は弾かれるばかりであり、逆にスーツ部隊が持つ98式歩銃と呼ばれる北朝鮮使用のAK74の反撃を受け、次々と倒れていく。

 スーツ部隊が着用する特殊スーツの右肩には、北朝鮮の国旗のワッペンが着けられていた。

 

「なんて強さだ・・・!」

 

 友軍部隊が人外やスーツ部隊の攻撃を受ける中、一人の部隊長が、向かってくる高度な連携を取る敵兵等に向けて絶望した。

 全身をアーマーで覆い、性別の特定は不明だ。

 ただ分かることは、自分等が知る第一空挺団と同等の精鋭中の精鋭とだけである。

 三分もしないうちに、高度な統率力を誇る敵部隊に陸軍のIS学園守備隊は壊滅状態となり、敗退した。

 流石のIS学園を守るバトルシティでも、ロキ達ヴィランの接近に気付き、再び敵襲を知らせる警報を鳴らす。

 

『第四勢力接近! 繰り返す、第四勢力接近!!』

 

「第四勢力・・・?」

 

 戦闘が終わったと思ってISを待機状態にしているマリは、聞こえてくるサイレンとアナウンスの第四勢力の事が、ロキ達ヴィランのことだと理解できなかった。

 その答えは、もうすぐやって来る。

 

「何・・・アレ・・・!?」

 

 太陽の光を塞ぐように、ロキの軍勢が現れた。

 これを見たマリは絶句し、身震いを始める。

 他の者達も同様であり、復興作業を行っている将兵や職員等も同様の反応を示していた。

 

「クックックッ、きゃつら驚いているようだな」

 

『は、はい! 我がガミラスの連合艦隊とロキ様に驚いているのでしょう!!』

 

 ロキは第四勢力の出現に驚くIS学園守備隊の将兵等を見て得意げに自分の部下に問う。

彼の後方に浮遊する複数の独特な形な艦艇を統率する肌が青白いゴマすりをする男が映像通信で答える。

 

「ふむ、そうか。では、下々の者達に挨拶に行かねばな」

 

 顎に手を添えて答えを聞けば、ロキはIS学園の中心に降り立った。

 

「こ、こいつは・・・!?」

 

 地下壕に避難していた千冬(ちふゆ)は、降りてくるロキの映像を見て驚愕する。

 復興作業をしていた将兵等は、手に持っている銃の銃口をロキに向ける。

 

「良き歓迎だな。褒めてやろう・・・」

 

 自分を包囲する女兵士達に向け、ロキは敬意を表す。

 守備隊と増援の戦術機にASも、手にしている携帯火器の砲身を向ける。

 

「こいつ・・・なんかかの能力者か魔術師だと思うけど、馬鹿じゃないの?」

 

 顔が炭だらけな将校は、たった一人で降り立ったロキを馬鹿にする言葉を口にする。

 IS学園を包囲する形で現れたヴィラン連合艦隊に向けても砲身が向けられる。

 直ぐにでも勝てると、守備隊の将兵等の誰もが思っていたが、彼女等は学園にやってきたロキ達ヴィラン勢の恐ろしさを、身を持って覚える事となった。

 

『撃て!』

 

 ロキに銃口を向けていた兵士等は、一斉に標的に向けて撃ち始めるが、発射された全ての銃弾は、全て50㎝の所で止まる。

 

「やはり魔術師!」

 

 一人の兵士が叫んだ途端、周囲にいた兵士等が一斉にロキの波動によって吹き飛ばされた。

 

「この!」

 

 戦術機やASもロキに向けて一斉射を行うが、彼は余裕の笑みを浮かべてバリアを張って全て防ぐ。

 それから上空にいる艦隊に砲撃の合図を送り、バトルシティ中や学園中にある全ての兵器を砲撃させる。

 砲撃ばかりではなく、艦艇より発進した赤い肩のスコープドックや、ダイビングタートル、空戦ポッド、降下艇からの重戦車やガミロイド兵と呼ばれるガミラス軍のロボット兵士を投入した。

 瞬く間に、学園守備隊は劣勢に立たされる。

 ただでさえ戦闘後で疲労感が増しており、もう戦える余力など無かった。

 そんな彼女等を見てか、ロキは守備隊に降伏勧告を行う。

 

「聴け、学園を守りし兵士に戦士達よ。諸君等の抵抗は無意味だ。即刻このロキに降伏し、ここにあるISを私に全て献上しろ。さすれば命だけは取らんぞ」

 

 勝ち誇った表情を浮かべながら、降伏勧告を行うロキであるが、素直に従う者達は少なかったようだ。

 

「バーカ、誰があんたに降伏なんてするもんですか!」

 

 自分専用のIS「クウァエダム・デア」を展開したマリは、ロキに向けてそう吐き捨てた後、ビームライフルを撃ち込む。

 一夏(いちか)達も同様であり、ロキに賛同したヴィラン達に向けて攻撃し始める。

 だが、既に人の範疇を超えているロキに、ビームなど効くはずもなく、周りに張り巡らされたシールドバリアで防がれる。

 

「どうやら、実力行使で分からせる必要があるな。貴様等、行けぇ!!」

 

 降伏する気のないマリ達に対し、今置かれている状況を分からせるべく、配下の者達を差し向けた。

 

「俺達が相手だ!!」

 

 中隊規模のゼントラーディの部隊がマリのクウァエダム・デアに襲い掛かるが、呆気なくビットによるオールレンジ攻撃で全滅する。

 他にもガミラス軍のゼードラーⅡ戦闘機や、ツヴァルケ、デバッケ、スヌーカが襲い掛かるが、惑星国家の兵器とは言え、それらは通常兵器であり、ISに敵うはずもなく、次々と撃墜された。

 一夏達の方も、次から次へと攻めてくるガミラス軍の兵器や、MS、AT、ASの迎撃に追われていた。

 連戦で疲れ切っており、呼吸が乱れている。少年や少女の体力では、命を賭けた戦いの連戦など酷な物である。

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・なんなのよ、こいつ等!!」

 

 甲龍(こうりゅう)を駆る(りん)は次から次へと迫る敵機を撃墜しながら、怒鳴り散らすように叫ぶ。

 だが、既に体力が限界であり、ロキの配下に加わっているゼントラーディのリーダー、カムジン・クラワシェラがグラージを駆って、鈴の側面を突いてくる。

 

「へっへっへっ、懐ががら空きだぜ!」

 

「鈴、懐に!!」

 

「へっ!? キャァァァ!!」

 

 一夏の知らせでカムジンの接近に気付いた鈴であったが、間に合わず、グラージの砲撃を受けて墜落する。

 

「こ、この・・・!」

 

「へっ、死んだふりをしてりゃあ、良い物をよ!」

 

「嘘!? シールドが・・・もう・・・」

 

 反撃を行おうとするが、狙いは定まらず、次なるグラージからの小口径インパクトカノンの攻撃を受け、完全に墜落する。

 

「鈴!!」

 

 学園の方へ墜落した鈴を助けようと、一夏は向かおうとするが、ダイビングタートルに乗るカン・ユーに妨害される。

 

「戦場で余所見をする馬鹿が居るか!」

 

 同型に乗り込む部下達と共に、ミッドマシンガンを一夏の「白式(びゃくしき)」に向けて撃ち込み、鈴の元へは行かせないようにする。

 

「一夏!」

 

 激しい弾幕で身動きが出来ないようになるが、ラファールⅡを駆るシャルロットに助けられる。

 

「一夏、行って! ここは僕が食い止めるから!」

 

「あぁ、サンキューな! シャルロット!」

 

 アサルトライフルでカン・ユー等を牽制し、一夏を行かせるシャルロット。

 しかし、疲れ切った身体でマリを翻弄させるほどの操縦技術を持つカン・ユーに勝つ見込みはシャルロットには無かった。

 

「ハァァ!!」

 

 カン・ユー以外のダイビングタートルを、シャルロットは圧倒的な性能差を持って排除した。

 

「お前で!」

 

 トドメの一撃であるパイルバンカーを、カン・ユーが乗るダイビングタートルに突き立てようとしたが、すんでの所で回避されてしまう。

 

「しまった!?」

 

「フン! 踏み込みが甘いわ!」

 

 そう少女である自分より遙か上の強者であるカン・ユーに吐き捨てられ、アームパンチを受けて地面に叩き付けられ、気絶した。

 

「ハッ!? シャルロットさん!!」

 

 ブルー・ティアーズを駆るセシリアは、鈴に続いてシャルロットがやられたのに気付き、そちらの方向へ視線を向け、余所見をする。

 

「小娘が、洗浄で余所見をするとは・・・!」

 

「フッ、戦争がどういう物かを教えてやろう。行くぞ! ヤザン!!」

 

 ジム改に乗り込む金髪のリーゼントで浅黒い肌の風貌の男、ヤザン・ゲーブルと、紫色の覆面を被り、空中浮遊するバロン・ジーモが、セシリアに襲い掛かった。

 

「クッ、これでも食らいなさい!」

 

 遠隔無線誘導型の武器「ブルー・ティアーズ」で、ヤザンとバロン・ジーモを死角からのオールレンジ攻撃を行うも、容易に避けられ、近付かれてしまう。

 

「嘘っ!? これなら!!」

 

 残る二機のミサイルビットで、向かってきたバロン・ジーモを倒そうとしたが、彼が持つ剣で全て切り落とされる。

 

「どういう事ですの!?」

 

「甘いわ! そして攪乱成功!」

 

「おらよ!」

 

 バロン・ジーモにミサイルビットが堕とされたことで動揺したセシリアは、ろくな対策も取れず、ヤザンが駆るジム改が持つバズーカの攻撃を受け、吹き飛ばされた。

 操縦者の命を守る絶対防御が働いている物の、衝撃までは防ぎきれず、地面に叩き付けられた。

 

「私はそう簡単にやられんぞ!」

 

 シュヴァルツェア・レーゲンを駆るラウラは、やられた他の三人とは違い、疲弊しながらも奮闘していたが、彼女もまた、ヴィラン達の実力を思い知らされることとなる。

 

『おい小娘! なんだその動は? それでも軍人か!?』

 

「っ!? 何者だ貴様!? この私をシュヴァルツェ・ハーゲンの隊長と知ってのことか!」

 

 拡声器を使った挑発に、意図も容易くラウラは乗る。

 声がする方向を見れば、五機のM9ガーンズバックが立っていた。

 五機ともの左肩には、C.E.L.Lと書かれたマークが付けられている。

 

『シュヴァルツェ・ハーゲン? 黒ウサギってことか? ハッ! お前みたいな小娘が隊長だとすれば、お前と同等の餓鬼が、お遊戯するだけの部隊って事だな!』

 

「な、なにを・・・!!」

 

 中央に立つ指揮官機に乗る操縦者の煽りに過剰に反応したプライドの高いラウラは、指揮官機に向けて突撃した。

 ラウラを挑発した指揮官機に乗るドミニク・ロックハートは、部下達に配置に着くよう指示を出す。

 

「奴が挑発に乗ったぞ。各機、あの素人少佐に戦争を教えてやれ!」

 

『了解!』

 

 部下からの返事を聞いた後、ロックハートは自分が操縦するM9が持つ散弾銃をラウラのシュヴァルツェア・レーゲンに向けて撃ち込んだ。

 

「そんな物は効かん!」

 

 散弾を浴びるシュヴァルツェア・ハーゲンだが、シールドバリアーの御陰で傷一つ付かない。

 だが、その驕り高ぶった行動が、ラウラの敗因であった。

 両側面からロックハートの部下達が煙幕弾を発射し、ラウラの視界を奪った。

 

「しまった!? ガッ!!」

 

 直ぐに赤外線センサーでロックハートのM9を探すが、足を止めた途端に集中砲火を浴びせられる。

 攻撃を受けながらもパンツァー・カノニーアで正面からの攻撃を防ぐが、背面からの攻撃を受け、バランスを崩す。

 

「次はこちらの・・・!」

 

 煙が晴れて、集中砲火が終わったところで空かさず大型レールカノンで目の前にいるM9に向けて撃つが、砲弾は透き通るだけであった。

 

「な、なに!?」

 

 これにラウラは驚き、必死で周りにいるM9に撃ちまくるが、全てが影分身のようであり、どれを撃っても効果がなかった。

 

「何処に・・・!?」

 

『ここだ!』

 

「なっ!? うわぁぁぁ!!」

 

 周りに居る多数の分身体であるM9から本物を探すが、背後からECSと呼ばれる姿を消すシステムを使ったロックハートのM9の攻撃を受け、吹き飛ばされた。

 

「この・・・卑怯者・・・!!」

 

『卑怯者だ? ケッ、これだから戦場に出た事もねぇ奴は・・・一度士官学校、いや、ブートキャンプからやり直すんだな!!』

 

 ラウラに卑怯者と罵られるが、歴戦錬磨のロックハートはそれを物ともせず、ラウラに訓練兵からのやり直しを告げた。

 

「クソっ、ラウラまで! お前等許せねぇぞ!!」

 

 自分の仲間達がやられた事に気を取られた一夏は、抱えている鈴を安全な場所まで運んだ後、大将であるロキに斬り掛かろうとした。

 だが、右肩を血のように赤く染めた「レッドショルダー」と呼ばれるスコープドックを中心とした特殊部隊の攻撃を受け、ロキに接近できないようになる。

 

「うわっ!? こ、こいつ等・・・!」

 

「フン、人間風情が。この私に挑もうなどとは、千年早いわ!」

 

 ロキは一夏を相手にせず、自分は何もせず、その無礼者の始末をレッドショルダーに任せた。

 そんな連戦で疲弊しきった一夏は、プロの集団であるレッドショルダーの猛攻に耐えられるはずもなく、地面へと落下した。

 

「うわぁぁぁぁ!!」

 

 絶対防御は働いたが、衝撃で動けず、暫く動けそうにない。

 ISの操縦者である中佐も、既にヴィラン達の前に倒れ、残りはマリだけであった。

 もう一人ミステリアス・レイディを駆る楯無が居るが、彼女もまた、ヴィランとの死闘で加勢に行けなかった。

 

「後は貴様だけだぞ」

 

「バーカ、私はこんな所で負けないの」

 

「強がるではない。もう貴様に打つ手はないようだが?」

 

「どうせ、あんたの作なんて失敗するわよ。あんたそう言う感じがするもん」

 

「ぬっ・・・口の減らぬ女だ・・・! ウィアードウルフ、スカル、ワイプ、あの女に身の程を思い知らせよ!」

 

『ハッ!』

 

 たった一人だけとなったマリは、勝ち誇った表情で問い掛けてくるロキに吐き捨て、更に挑発した。

 あっさりと挑発に乗ったロキは、背後に待機しているスタースクリームと同じトランスフォーマー三人に、マリの始末を命じた。

 三人はそれぞれの形に変形する。変形の仕方はスタースクリームとは違い、頭部が人型に変形し、胴体は動物メカへと変形して、人型をコクピットへ収める。

 この三人のトランスフォーマーは、ヘッドマスターと呼ばれる。

 オオカミに変形するのがウィアードウルフ、ワニに変形するのがスカル、コウモリに変形するのがワイプだ。

 

「何が来たって・・・! キャッ!!」

 

 直ぐに倒せる敵と思って、慢心するマリであったが、連携攻撃を諸に受け、吹き飛ばされる。

 直ぐに体勢を立て直して、反撃に移ろうとするマリであるが、ワイプからの催眠攻撃を受ける。

 

「コウモリアマモリオリタタンデワイプ・・・」

 

「あ、頭が・・・!」

 

 ワイプからの催眠を諸に受け、まともな反撃が出来なくなる。その隙に、スカルからの攻撃が来る。

 

「オラァ!」

 

「がぁ!」

 

「もういっちょ行くぞ!」

 

 ワニの強力な尻尾の攻撃を受け、再び吹き飛ばされ、ウィアードウルフからの追撃を受ける。

 

「良くも・・・!」

 

『トランスフォーム、ヘッドオン!』

 

 遂に地面に叩き付けられたマリは、力を振り絞って立ち上がろうとするが、ロボット形態に変形したヘッドマスターからの集中砲火を受け、シールドバリアーのエネルギーが尽きる。

 

「この・・・私が・・・負ける・・・!?」

 

 衝撃で頭の皮膚が切れ、そこから血を流しながら、自信の敗北を知る。

 

「なんだ、あんだけ同盟軍の大軍とやりあってたのに、見当違いな程によぇじゃねぇか」

 

「まぁ、俺達が乗り込む前にあんだけの大軍とやりあってたんだ、疲れるのは当たり前だ」

 

「それもそうだな。流石はロキ様だぜ。スコルポノック様は小物扱いしてだがな。こりゃ、見直さないとな」

 

 三人はマリを倒したことを、イマイチ実感していなかったようだ。

 その三人の活躍を見ていたロキも、先程の同盟軍との戦いで消耗したマリが負けることは予想できており、些細なミスもせずに倒した三人を少しだけ褒めた。

 

「まぁ、連中にしてみれば良くやったと思うべきだな。これで全ての戦士は倒れたな」

 

『まだ私が残って居るぞ!!』

 

 ロキは周りの戦況を見て、自分側に有利だと思っていたが、まだ戦える者がおり、無謀にも立ち向かってきた。

 そのロキに挑んだ者は、日本の純国産IS「打鉄(うちがね)」で挑む篠ノ野箒(しののの・ほうき)であった。

 

「イヤァァァァ!!」

 

「あのアマ!」

 

 近接用ブレード「(あおい)」でロキに斬り掛かろうとする。

 これには手下達も、迎撃を行うが、箒はこれをISの機動を駆使して避けながらロキに接近し、その刃をロキに振り翳そうとする。

 

「貰った!!」

 

 そうブレードを振り翳した箒であったが、ロキは自分の得物である杖の先で容易く防ぎ、余裕の表情を浮かべていた。

 

「フッ、ここまで接近したことは褒めてやろう。だが、ここまでだ」

 

「こ、この・・・!」

 

 ロキはここまで来た箒を褒め称え、左手に込めた魔力を浴びせようとした。次の攻撃を回避すべく、箒は離れようとするが、ブレードはまるでくっついたかのように離れない。

 

「がはっ・・・!」

 

 そのまま箒は吹き飛ばされ、強く地面に叩き付けられ、気を失った。

 未知の兵器と呼ばれるISであるが、これ程までの操縦者に対しての安全性の高さは折り紙付きであろう。

 だが、負けてしまっては元も子もない。

 

「これである程度は全滅だな」

 

 周囲の状況を見て、ロキは勝利を確信した。

 そんな彼に、首と胴体が離れた状態の異様な姿の軍人らしい男が、専用の飛行要塞「グール」の天上に乗った状態で近付いてくる。

 

「おや、もう私は無いようだな。ロキよ」

 

「これはブロッケン伯爵、もう貴殿の言うとおり、出番は無いようだ」

 

「一暴れしようと思って、わざわざ馳せ参じた物を・・・この始末か」

 

 その異様な姿の軍人の名は、ブロッケン伯爵と言う。

 彼は折角ロキの勢力に参加したのに、一暴れできないことに悔しがる。

 一方の裕也の方も、スタースクリームの圧倒的な強さに押され、劣勢となっていた。

 

『隊長! ウワァァァ!!』

 

「シューター14! クソ、これ以上は!!」

 

 部下達を面白半分に駆るスタースクリーム一矢報いようと、裕也は背中を見せたF-15戦闘機に変形するトランスフォーマーに、機関砲を浴びせた。

 

「うわぁ!? や、野郎!! お遊びはここまでだ!! トランスフォーム!!」

 

 お遊び半分で裕也達混成航空部隊を狩っていたスタースクリームは、ロボット形態に変形し、一方的な虐殺を始めた。

 

「人型に変形しただと!?」

 

 裕也が驚いている間に、三機の友軍機が瞬く間に撃ち落とされた。

 一機、二機、三機と、瞬きする間に味方機が撃ち落とされていく。

 

『やらせるかよ!』

 

「止せお前等!!」

 

 撃ち落とされていく味方に我慢できなくなった味方機が、無謀にもスタースクリームに挑み、返り討ちにされる。

 

『うわぁぁぁ!! た、助けてください隊長!!』

 

「待ってろ・・・今すぐに・・・!」

 

 スタースクリームに取り憑かれた味方機を救おうと、接近して機関砲で撃とうとするが、撃墜する恐れがあり、容易に撃てない。

 

「クソッ、当たっちまう!」

 

『隊長、たいちょぉぉぉ!! 嫌だ! 死にたくない!! 止めろ! わぁぁぁぁ!!』

 

 裕也が躊躇っている間に、無線機から味方のパイロットの断末魔が聞こえ、キャノピー越しからその死体が目に映る。

 

「待ってろ、直ぐに仇を・・・!」

 

「ほら、踊れ踊れ!!」

 

 トリガーを引いて、スタースクリームを攻撃しようとしたが、敵は胸部からミサイルランチャーを展開し、それを裕也が乗る紫電に向けて発射した。

 

「ま、不味い! ブレイク、ブレイク!!」

 

 直ぐに回避行動に移り、裕也は操縦桿を巧みに動かし、無数のミサイルから全力で逃げ切ろうとする。

 機体を上昇させ、フレアを展開させて数発ほど回避に成功したが、ミサイルはまだ残っており、しつこく追尾してくる。

 

「クソッ、フレアを使いすぎた・・・!」

 

 慌ててフレアを撒いてしまった為か、残量が底を尽きており、ミサイルを回避することは出来ない。

 唯一残された方法は、全速力でミサイルから逃げることだ。

 直ぐにエンジンを全開にさせ、複雑な機動を取りながらミサイルから逃げ切ろうとするが、未だにしつこく追ってきた。コクピット内では警報が鳴り響き、サイドミラーを見れば、幾つかのミサイルが追ってくるのが見える。何処の会社が製造したミサイルと言う考えが脳の片隅にあったが、死の恐怖で薄れつつある。

 脱出する手段があるが、戦争中に脱出して無防備になったところを撃ち殺された味方を思い出したので、相手がそれと同じ事をすると思い、脱出装置に手を伸ばせない。

 数秒間逃げ回っていれば、凄まじいGが身体に掛かってくる。

 

「ぐっ・・・Gがこんなにも・・・!」

 

 凄まじいGに耐えながらミサイルから逃れようとするも、距離は着々と近付いてくる。

 裕也も速度を上げて逃げようとするが、既に限界であり、もう奇跡で起きない限り逃げ切ることなど不可能だ。

 

「クソ・・・! こんな所で俺は・・・!」

 

 生き延びてやる!

 その覚悟で死の追尾ミサイルから逃げようとするが、機体は限界であった。

 これ以上、速度は上がらず、恐ろしいほどのGが身体に負担を掛けている。

 通常の人間ならば、気を失ってもおかしくないほどだが、裕也は不屈の精神力を持って耐え、生き延びようとする。

 

「駄目か・・・!」

 

 残念なことに、機体は悲鳴を上げ、胃から血を吹き出しそうな勢いであり、既に限界であった。死を悟った裕也は、一瞬であの世に召されるように祈ったが、まだ死ねないようであった。警報音が鳴り止み、速度がゆっくりと落ちていく。

 何事かと思って、通常の速度に戻してキャノピー越しから見える空を見れば、青いオーラを纏った謎の戦闘機が、スタースクリームと交戦していた。

 

「はぁ・・・今度は一体何だ・・・!?」

 

 呼吸を整えつつ、裕也は次元の差が違いすぎる戦いを空から傍観した。

 

「どうなってんだよ・・・! 誰か説明してくれよ・・・誰か説明してくれよぉ!!」

 

 一夏は、これ程まで予期せぬ異常な危機的状況に立たされ、困惑と激昂をしながら叫んだ。だが、叫んだところで何も解決するはずもない。

 

「お、終わりなのか・・・!」

 

 この状況を避難壕から見ていた千冬も、ただ絶望するしかなかった。

 

『旦那、学園周辺の雑魚は片付けたぜぇ~!』

 

「抵抗勢力は全て片付いたようだな。さて、ISを・・・何事だ!?」

 

 髪型がモヒカンの柄の悪い男からの報告に、ロキはISの接収を始めようとしたが、前方から聞こえ、そちらの方向へ視線を向けた。

 その方向には、真二つに割れたガミラス軍の宇宙戦艦、メルトリア級航宙巡洋戦艦があった。

 近くにいる味方が直ぐに、戦艦を一撃で轟沈させた正体に向けて攻撃したが、僅か数秒ほどで銃声が聞こえなくなる。

 

「クソッタレ! 何処の馬の骨が知らねぇが、俺達に楯突くなんてな! 野郎共、ゼントラーディの恐ろしさを思い知らせてやれ!!」

 

 カムジンは、部下らに謎の襲撃者の迎撃を命じたが、その襲撃者は攻撃を物ともせず、ただ一直線にロキの方へ向かってくる。道行きを塞ごうと物なら、一瞬で蹴散らされる。

 

「っ!? そうか・・・」

 

 襲撃者の正体が分かったロキは、戦闘態勢を取り、向かってくる襲撃者に備えた。

 して、その謎の襲撃者とは、ムジョルニアと呼ばれる神秘の力を秘めた魔法のハンマーを持ち、神聖的デザインの衣装で身を包み、兜を被ったロキの義兄であり、宿敵であるマイティ・ソーだ。

 ソーは向かってくるガミラス軍やゼントラーディ軍、無人機であるスカルガンナーを破壊しつつ、ロキの元へ迫る。

 

「ロキ! また貴様か!!」

 

「兄上、また私の邪魔をするつもりか!!」

 

 宿敵同士相見えたのか、ロキは向かってくるソーに対し、強力な魔法をぶつける。

 大爆発が起こるが、爆煙の中から無傷のソーが現れ、ロキに向けてムジョルニアを振り下ろす。

 

「チッ、やれやれだぜ。生き返った早々に、その生き返った悪党共の退治とな」

 

 来たのはソーだけでは無かった。

 黒い学帽を被り、黒い改造学ランで身を包んだ背丈195㎝の青年が地上から現れ、ロキ一派の戦闘員に歩いて向かってくる。

 

「な、なんだてめぇば!?」

 

 モヒカンの男は、直ぐに青年に向けて刀剣類を振り翳そうとしたが、突如と無く頬に強力な一撃を食らい、吹き飛ばされた。

 

「い、一体・・・!?」

 

「オラァ!」

 

 何が起きたか分からないモヒカンの男達は、動揺するが、青年は手を出さずに叫び、そんな男達に容赦無しに攻撃する。それも数千発ほど。

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」

 

「ひでばぁ!!」

 

「うべぁ!?」

 

「あべし!!」

 

 青年はただ両手をポケットに手を突っ込んでいるだけだが、彼が何もせずとも周りの男達は何らかの攻撃を受け、吹き飛んでいく。

 その青年の名は、空条承太郎(くうじょう・じょうたろう)

 そして正体は、幽波紋(スタンド)と呼ばれるパワーを持った像で超常的能力を発揮する守護霊のような存在だ。

 姿は人によって人間に似たものや、動物や怪物、果ては無機物までと千差万別。

承太郎のスタンドは人間に近い姿をしたスタンド「スター・プラチナ」と呼ばれる桁外れたパワー、スピード、精密動作性、視力、動体視力を持つスタンドである。

忽ち承太郎の進路を塞ごうとするロキの兵隊達は、全てスター・プラチナの圧倒的強さの前に全滅した。

 

「学園外でもロキに組みする者達か・・・市街地の被害が広がる前に片付けるか」

 

 緑色の戦闘用パワードスーツ「ミョルニル・アーマー」で全身を包んだ大柄の人物が、IS学園付近の市街地で暴れるロキの兵隊等の迎撃に向かった。

 

「貴様、なにも!?」

 振り返った黒いスーツを来た北朝鮮の兵士が言い終える間に、アーマーの男は撃ち殺した。

 彼が持つ未来的デザインのライフルは、日本国防軍が使う銃器類の遙か上の火力を持っており、幾ら銃弾を防げるスーツと言えど、耐えられるはずもなかった。

 

「なんだぁ、この全身鎧の奴ぁ?」

 

「これ程の人数だぁ!()っちまえ!!」

 

 承太郎に立ち向かったと同様のモヒカンの男達が、アーマーの男を見るなり襲い掛かるが、次々と返り討ちにされていく。

 

「後ろががら空き・・・ひでぶ!!」

 

 背後より迫ったモヒカンの男が斧で斬り掛かるも、既に気付かれており、左手で殴られ、近くのビルに突き刺さる。

 数秒もしないうちに、モヒカンの男達はアーマーの男によって殲滅された。

 

『重装備兵を確認! 集中砲火だ! 撃ちまくれ!!』

 

 次に、高度に統率された「レプリカ兵」と呼ばれるクローン兵の部隊がアーマーの男に立ち向かうが、男の方が上なのか、次々と撃ち殺されていく。

 これを見た指揮官は、直ぐに増援を要請して圧倒的な数で圧そうとする。

 

『増援を要請する! NANOスーツ部隊を呼べ!!』

 

 増援を要請するが、来たのはそのNANOスーツを纏った死体であった。

 

『し、死体!?』

 

「チーフ、増援に来てやったぞ」

 

 そこに居たのは、北朝鮮のNANOスーツとはやや形状が違い、性能が上のタイプのナノスーツ2.0を身に纏ったプロフェットと呼ばれる人物であった。

 直ぐにレプリカ兵らは、プロフェットに向けて銃撃を行うが、あっさりと避けられ、彼が持つ弓から放たれた矢で、次々と殺されていく。

 更にチーフと呼ばれるアーマーの男の突撃もあり、レプリカ兵達は撤退も出来ぬまま全滅した。

 

「感謝するプロフェット」

 

「なに、少し通りかかっただけだ。次が来るぞ」

 

 同じ全身を包んだ者同士顔合わせするが、彼等に向けて次なる増援が送られる。

 それはASのサページだ。数は一個中隊ほどであり、圧倒的な火力で集中砲火を浴びせてくる。それでもこの二人相手に足りない気もするが、狭い市街地なので密集は出来ないであろう。

 瞬く間に接近を許し、サページ一個中隊分はチーフとプロフェットの手によってスクラップへと姿を変えた。

 

「あ、あれは・・・!?」

 

「ZEUS!!」

 

 学園に視点を戻せば、ソー、承太郎、チーフ、プロフェットと他の英霊達が学園に駆け付け、ロキ一派と参加したヴィランと対峙していた。

 

「ロキよ、貴様の野望、既に終わったも同然だぞ!!」

 

「何を・・・! たかが数百名の英霊相手に、臆する私ではないわ!!」

 

 次々と次元の歪みから出て来る英霊達に、ソーは勝利宣言を出すが、負けを認めないロキは、更に強力な魔法で仕掛ける。

 

「ぬぅぅ・・・! ZEUSにサイバトロンか・・・! しかし、数はこちらの方が上、者共、出撃せよ!!」

 

 ZEUSに属する者達を含める英霊達の襲来に、ブロッケンは自分の飛行要塞グールから多数の搭載機を発進させた。

 

「ど、どうなってんのよ・・・これ・・・!?」

 

 状況を理解できないマリは、ロキ一派が英霊達と死闘を繰り広げる光景を見て、呆然とするほか無かった。

 そんな次元の違いすぎる戦いを見つつ、唯一彼女が分かった事があった。

 それは、以下に自分が彼等にとって小さな存在だと言うことを。




新稲結城さんとISファンの皆様、お許し下さい!



タスクマスターとかデストロン軍団、ニムバスを出そうかと思ったけど、多すぎて没に。
ヒーロー側も登場させようかと思ったけどな・・・こちらも没に。

本当はサブ・ゼロや相良宗介、一条輝も出る予定でした。

次話はどうなる?まぁ、キンクリしますわ・・・
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