最近忙しかったために投稿出来ませんでした。申し訳ありません。
今回は会話がほとんどです。
では、第五話スタート!
俺は森の異変の原因である女を捕まえた。表現が悪いように聞こえるかもしれないが、今は気にしないでおこう。
さて、この女をどうするか…情報を聞かなければいけないので、とりあえずここで目を覚ますのを待つとするか……
「……ううっ……」
どうやら目を覚ましたようだ。しかし、彼女は無理に動こうとするので、俺は止める。
「動くなよ、かなり強い衝撃を与えてしまったし、抵抗してもまた力づくで制圧出来るからな」
「全力を出して負けたのだ、抵抗などしても意味のない事は分かっている」
彼女は意外と物分かりが良く、俺の忠告を素直に聞いてくれた。そして、俺は本来の目的である事を聞き始める。
「まず、お前は何者だ?それと名前を聞かせてくれ」
「私は植物の精霊、名をエスメラルダという」
「そうか、ではエスメラルダ、いきなりだが俺は、こことは別の世界にいたんだ。そこで質問なんだが、他の世界へ渡る方法などを聞いた事はないか?」
「生憎だが、何も知らんな」
やはり。予想はしていたが、収穫はないようだな……しかし、森から感じる気配によるともう一人いる。そのもう一人に希望がある事を願うか……
俺はもう一つの気配の事を正直に、彼女に聞いてみる事にした。彼女の反応が心配だが、仕方ない。
「そうか……では、最後の質問だ。この森の奥には誰がいるんだ?」
彼女の表情がほんの一瞬だが強張った。どうやら、あまり感情を隠すのは得意ではないようだ。
「何故それを知っている?」
「最初から知っていた訳じゃないが、この森に入った時から大きな気配を二つ感じた。一つはお前の、もう一つは何かに
「随分な観察眼だな。ほんの数十分でその全てを見抜いたというのか」
彼女の表情は平静を保っていたが、その目が大きな驚きを表していた。
「ああ。だがこれは自慢出来る事じゃない。ああ、すまない。連れを迎えに行ってくる、その後で、森の奥にいる魔法使いに会わせてもらうぞ」
「分かった」
エスメラルダの了承の声を聞くと、俺は、碧愛を迎えに森の入り口まで戻った。
俺の姿が見えると、碧愛の顔がみるみる内に真っ赤に染まっていく。
「ラティス!無事だったのね!」
彼女は俺を気遣う言葉を掛けるが、俺には彼女の顔の赤さの方が気になった。
「ああ、しかし碧愛、何でそんなに顔が赤いんだ?」
「こ、これはその……なんでもない……」
そう言ったきり、碧愛は黙ってしまった。どうみても異常がありそうだが、理由はよく分からないし、とりあえず、今は置いておこう。
「ついさっき、異変の原因だった奴と和解した。どうやら、森の奥にいる魔法使いを守ろうとしたようだ。今から会いに行こうと思うんだが、君一人で残していくのは心配だから、迎えにきたんだ。一緒に来てくれ」
碧愛はまだ顔を赤くしたままだったが、黙って頷いてくれた。流石にまた抱き抱えるのは申し訳ないと思い、彼女のペースに合わせて歩いていく事にした。
そして数分後、エスメラルダのいる所まで戻って来た。意外と早かったようで、彼女の顔は驚きが
「こっちだ。着いてきてくれ」
彼女はそう言うと、森のさらに奥まで、自身の力で植物を退けながら歩いていく。
恐らく俺達が歩きやすいように、という配慮だろう。俺達はありがたく、彼女の後ろを歩いていった。
俺達はかなり入り組んだ道を通ってきたが、急に周りが拓けた場所に出た。
そこには一つの小さな小屋が建っていた。俺はエスメラルダに何故ここだけが拓けているのかを聞いてみると、彼女はこう答えた。
「ティアが、様々な生物を呼び出して、互いの信頼を築くためのコミュニケーションの場として、私がここだけ植物があまり育たないようにしたんだ」
彼女の言葉から、小屋の中の人物を推測してみる。すると、一つの答えが出た。
「成る程、つまりそいつは
「…その通りだ」
さっきから全てを見抜いていく俺を見て、エスメラルダは悔しそうな顔をした。普通なら、ここまで推測をする事に慣れているはずはないのだから。
「ねぇラティス、サモナーって何?」
碧愛が俺にこう問い掛ける。普通の人間の彼女が知るはずもない事なので、俺は彼女に分かりやすいように、
「様々な動物などを召喚して戦う者の総称だ。その大体の奴等の魔力はとても強い。俺でも、魔法戦では勝てる保証はない」
「そんなに!?」
碧愛をなだめつつ、俺は話を続ける。しっかりと用心しなければ、俺達の命に関わる。
「ああ、だからサモナーには注意して接しなければならない。機嫌を損ねでもしたら危険だからな」
俺達は話している間にドアの前に着いた。エスメラルダが、中の人物に声を掛ける。
「ティア、私だ、客人を連れてきた」
彼女が声を掛けた瞬間、中から小さな叫び声が聞こえた。
「エッ、エル!?誰か連れてきたの!?」
声から推測すると若そうだが、サモナーや魔法に関わる者は人間よりも遥かに長命なため、当てにならない。
ドアが開くと、中から碧愛より少し若い位の女の子が出て来た。俺は驚いた。
この子がサモナーだと?かなり意外で戸惑ってしまったが、この子に意識を集中してみると、強い魔力を感じる……どうやら嘘はついていないようだ。
「俺はラティスだ」
「碧愛と言います。よろしくお願いします」
俺達が簡単な自己紹介を終えると、彼女もゆっくりとだが、自己紹介を始めた。
「あ、あの……ティアです……」
俺は、少し休憩をして彼女落ち着いてもらうため、時間を置いてから話を聞く事にした……
今回は会話がほとんどでした。まだ始めたばかりで、展開が雑なので、これから少しずつ学んでいきたいと思います。
応援や感想、批評でも何でもお待ちしております。
では、今回はこの辺で失礼致します。