似て非なるもの   作:裏方さん

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またまた、ありがとうございます。

文化祭編終わって、今回から現在に戻ります。

ちょうど、総会終わって、母の日に。

相変わらず、セリフ多いですがよろしくお願いします。


第4章 加速する想い
希望と迷い


”ブ~,ブ~”

 

うん、誰だよ~。 

今何時? げ、まだ7時前じゃん。

土曜日の朝はゆっくり寝かせてくれよ。

 

「あい、美佳だよ~。」

 

「あ、ごめん。 まだ寝てた?」

 

「うん。 昨日さ、総会の打ち上げに生徒会のみんなでカラオケ行ってたの。

 

 つい盛り上がっちゃって。

 

 んで、沙希ちゃんどうしたの?」

 

「あ、あのさ、今日けーちゃんの保育参観あるんだ。

 

 あんたさ、今日何か予定とかあったりする?」

 

「うううん、今日は家の掃除ぐらいだよ。」

 

「ごめん、ちょっと体の調子悪くてさ、もしよかったらだけど、

 

 代わりに行ってくれないかなって?」

 

「・・・・・仕組んでないよね。」

 

「はぁ?」

 

「だってこの前の運動会。」

 

「あ、いや、こ、今度は本当だから。

 

 うち、共働きでさ、今日も仕事なんだ。 だからあたしが行く予定だったんだけど。」

 

「大丈夫? 熱とか出てない?」

 

「うん、熱はないみたいなんだけど頭痛がひどくて。」

 

「わかった、任せといて。 

 

 で、どうすればいいの? けーちゃん迎えに行く?」

 

「うううん、大志が部活行く時に、けーちゃんを幼稚園まで送っていくから。」

 

「じゃあ、幼稚園に行けばいいのね。

 

 たしか、なのはな幼稚園だったね。」

 

「うん。 ごめん頼めるかな。」

 

「任せといて。」

 

「あ、写真送ってね。 あのさ、合唱とかあるらしいから。」

 

「はいはい。 でもさ、しっかり休んでてね。

 

 ちゃんと体治さなきゃ。」

 

「うん。」

 

さてと、それじゃ起きて準備しようっと。

 

”スー”

 

え~と、とうちゃんはまだ寝てるね。

うわぁ~酒臭い。

昨日も飲んできたんだ。

とうちゃん、とうちゃんも体大事にしてね。

ん~、二日酔いには何がよかったかな。

 

     ・

     ・

     ・

 

んっと、困ったなぁ、何着ていこう。

保育参観ってさ、多分一緒に運動とかするよね?

まぁ、いいか、動きやすい様にジーンズにしておこう。

だけど、あんま着るものないね。

最近、服とか買ってないからなぁ。

 

あ、比企谷君とのお出かけ、何着ていこう。

って、まだいつになるかわからないんだけど。

でもさ、いつになってもいい様に、明日なんか服を見に行こうっと。

 

     ・

     ・

     ・

 

とうちゃん、じゃあ行ってくるね。

ご飯と味噌汁とか、温めて食べてね。

じゃあ、行ってきます。

あ、やば、急がなきゃ。

 

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐

 

 

 

 

えっと、確かこの小学校の隣だよね。

あ、あった。

一年ぶりかぁ、なっつかしいなぁ~。

園長先生、元気かなぁ。

 

うわぁ、お母さん方服装気合入ってるね。

なんかじろじろ見られてるけど、ジーンズっておかしかったかなぁ?

なんかいずらい。

 

「美佳ちゃん?」

 

「え、あ、園長先生。 ご無沙汰しています。」

 

「髪切ったのね。それに眼鏡してるからわからなかった。

 

 どうしたの? あ、失恋でもした?」

 

「い、いえ、あの~ちょっといろいろありまして。」

 

「で、今日はどうしたの?」

 

「あ、あの、友達の 」

 

「あ、みーちゃんだ!」

 

”タッタッタッ”

 

「みーちゃん。」

 

”だき”

 

「あ、あの友達の代わりにってことで。」

 

「あらあら、相変わらず子供さんにだけは好かれるのね。」

 

「いや、その、その言い方なんか変。」

 

「あらそう?」

 

「そうです。」

 

     ・

     ・

     ・

 

「おかあさん なあに おかあさんって♬」

 

うわぁ、振りつきだ。 けーちゃんお歌、上手だね。

あ、しまった! 写真撮らなきゃ。

えっと、ほかのお母さんも撮っているし、いいんだよね。

 

”カシャ”

 

よし、まず一枚目ゲット。

 

「はい、じゃ次のお歌は 」

 

     ・

     ・

     ・

 

よし、まずはこれだけ写真撮ったら沙希ちゃんも満足してくれるよね。

 

”ブ~、ブ~”

 

え、あ、沙希ちゃん。

ちょ、ちょっと待って~

今まずいって。

 

「す、すみません。」

 

ひゃ~、お母さんたちの目怖い。

駄目だって電話してきたら。

 

”ガラガラ”

 

「さ、沙希ちゃんどうしたの?

 

 気分悪くなった? お医者さんに電話しようか?

 

 それとも生まれた?」

 

「いや、生まれたってなに?

 

 あ、あのさ、写真撮れたかなぁって。」

 

「ちゃん撮ってるから。 

 

 もう、心配しないでゆっくり休みなよ。」

 

「だって、あ、写真送ってくれない。」

 

もう、どんだけけーちゃん好きなの。

しゃ~ないな。

早速取れた分だけ送っておこうか。

 

”ちょんちょん”

 

え、あ、け-ちゃん。

 

「みーちゃん、先生がゲームするからお遊戯室行きましょうって。」

 

「え、うん、わかった。

 

 あ、そうだ、けーちゃん、さーちゃんが、みーちゃんの言うこと聞いてくれないの。

 

 ちゃんとお休みしなさいって言ってるのに。

 

 けーちゃんも怒ってあげて。」

 

「ちょ、あ、あんた」

 

「さーちゃん、ちゃんと休んでなきゃダメ。」

 

「けーちゃん、言うこと聞かないと口聞いてあげないって。」

 

「さーちゃん、言うこと聞かないと口聞いてあげないから。」

 

「・・・・・はい。」

 

「じゃあ、電話切るね。」

 

「あんた、けーちゃん使うなんて汚いよ。」

 

「ふふふ、いいから寝てな。」

 

「もう。」

 

さて可愛そうだから、写真は送ってあげよう。

えっと”あきらめて寝てなさい”っと。

よし沙希ちゃんに送信完了。

 

あ、遊戯室に行くんだったね。

あ、やばい、みんな行っちゃった。

教室に誰も・・・ん、あの子どうしたんだろう?

 

「ね、けーちゃん、あの子知ってる? 」

 

「あ、大ちゃんだよ。 いつも女の子に意地悪すんの。

 

 けーちゃんキライ。」

 

「ふ~ん。」

 

さっきから窓の外覗いてキョロキョロしてるね。

はは~ん、まだお父さんかお母さん来てないんだね。

わたしも経験あるよ。

もっとも、二年生からはあきらめたけどね。

 

ん~、教室に一人残すわけにもいかないもんね。

 

「大ちゃん、遊戯室行かないの?」

 

「行かない。」

 

「なんで?」

 

「教えない。」

 

「ふふふん、お姉ちゃんの個性は人の心を読み取るんだよ。

 

 大ちゃんの心の中見ちゃおう。」

 

「うそだ。」

 

や、なに可愛い。

へへ、手で胸隠して見えないようにしてるんだね。

ちょっと意地悪かなぁ。

 

「手で隠しても無駄だよ。 よし大ちゃんの心スキャン!」

 

「うわ~」

 

「逃げても無駄だよ。

 

 ほら見えた。 そっか、大ちゃんの親御さんが来るの待ってるんだね。」

 

「すごい。 お姉ちゃん本当に個性あるんだ。

 

 あのね、お母さん来てくれた時、誰もいないと帰っちゃうといけないから待ってるんだ。」

 

「そうか。 よし、じゃあ、ちょっと待っててね。」

 

”タッタッタッ”

 

誰かいるかなぁ。

 

”ガラガラ”

 

あ、園長先生いた。

 

「園長先生、すみません。 

 

 何か紙と書くもの貸してください。」

 

「え? ああいいよ。 これ持っていって。」

 

「ありがとうございます。」

 

「それと、廊下は走らないように!」

 

「はい。」

 

”タッタッタッ”

 

「全然聞いてない! もう、まったく変わらないね。」

 

”ガラガラ”

 

「お待たせ。 大ちゃん、これ貼っておこうね。」

 

”カキカキ”

 

えっと”大ちゃんのご父兄様、みんなは遊戯室に行ってます。”っと、これでよし。

 

「あ、この字知ってる。 こっちはお父さんで、これはお兄さんだろ。」

 

「へぇ~、大ちゃんすご~い。 良く知ってるね。」

 

「へん! だってお父さんに教えてもらったもん。

 

 でも、お兄ちゃんは来ないよ。」

 

「え、あ、そうだね、じゃ、じゃあ、ここ直して保護者の方っと。

 

 よし、これで大丈夫っと。

 

 じゃあ、大ちゃん、みんな待ってるから遊戯室行こ。」

 

「うん。」

 

「でも大ちゃん、漢字読めるなんてすごいね。」

 

「あ、当たり前だい。」

 

「みーちゃん、けーちゃんもいっぱい知ってるよ。」

 

「うん、こんどみーちゃんにも教えてね。」

 

”ガラガラ”

 

「すみません、遅くなりました。」

 

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐

 

 

 

 

「せんせー、さようなら。」

 

「けーちゃん、さようなら。

 

 あ、美佳ちゃん、またおいでね。」

 

「はい、お邪魔でなければまた寄せて頂きますね。」

 

”タッタッタッ”

 

「個性のお姉ちゃん。」

 

「あ、大ちゃん、お母さん来てくれたんだね。」

 

「うん、あのね、僕が大きくなったら、お嫁さんにもらってあげる。」

 

「え、ほんと?」

 

「うん、だってお姉ちゃんモテそうにないもん。」

 

が~ん、な、なんてことを。

まぁ、あってるからいいけどさ。

子供は正直だね。

でも、少しうれしいな。

 

「よし、じゃあ、指切りげんまん、お約束。」

 

「だめ~、みーちゃんは、けーちゃんと結婚するの。」

 

いや、あ、あのけーちゃん、ありがたいけどそれ無理だから。

多分無理だよね。

 

「それじゃさ、お前も入れてやる。 三人で結婚だ。」

 

「うん、それならいいよ。」

 

えっと、それって・・・・まぁいいか。

三人で結婚か。

はは、まいったね。

ほんとみんなで結婚できたらいいのにね。

は、な、なに馬鹿なことを。

 

「じゃあ、お姉ちゃん、バイバイ。

 

 えっと、川崎もバイバイ。」

 

「「バイバイ」」

 

「あらあら、あのいじめっ子の大ちゃんがねぇ。

 

 ねぇ、美佳ちゃん、保母さんになりたいって言ってたけど。

 

 あなたやっぱりこの仕事に向いてるよ。」

 

「え、あ、ありがとうございます。

 

 それで十分です。

 

 では、お邪魔しますね。」

 

「え? ええ、またね。」

 

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐

 

 

 

 

「あ、たーちゃんだ。 

 

 お~い、たーちゃん。」

 

ん、たーちゃん?

あ、沙希ちゃんの弟さんね。

確かよく刈宿君とよく一緒にいる子だね。

 

「けーちゃん、お帰り。

 

 あ、狩也の彼女さん、こんにちは。」

 

「え、いや違うから。 彼女じゃないから。」

 

「え、ほんとっすか。 俺てっきりそうかと。」

 

     ・

     ・

     ・

 

「あ、さーちゃん。」

 

「え、あ、ほんとだ。 もう、寝てなさいって言ったのに。」

 

まったく、確かにもう着くよってメールいれたけど。

ずっと待ってたの?

どこまでけーちゃんのこと好きなの。

 

「こら、沙希ちゃん!」

 

「うへぇ。」

 

「うへぇじゃない、ほらさっさと家に入りなよ。

 

 それじゃさ、帰るからちゃんと休むんだよ。」

 

さて、家帰って掃除しなくちゃ。

とうちゃんもう起きたかなぁ。

また二日酔いだぁ~って頭押さえてるんだろうなぁ。

さぁ、介抱してあげなきゃ。 

 

「あ、あのさ、三ヶ木お昼食べていかない?」

 

ん? お昼。

もうそんな時間だよね。

あ、そうか、たーちゃんだっけ? なんか料理できそうにはないよね。

すぐ沙希ちゃんが作っちゃいそうで。

しゃあない、沙希ちゃんに作らせるわけにはいかないから。

 

「わかった、わかった。 なんか作ってあげる。

 

 とにかく、家の中に入ろう。」

 

「あ、いやちが 」

 

”ガラガラ”

 

え、いい匂い。

ま、まさか。

 

「沙希ちゃん、台所はどこ?」

 

「あ、あっち。」

 

げ、やっぱり。

アスパラの肉巻きと里芋の煮っころがしに味噌汁って。

それにしてもこの量って。

いつもこんなに作るの?

あ、そうか。たーちゃんだっけ育ち盛りだもんね。

たしか部活やってるし、いっぱい食べるんだ。

 

でもさ、沙希ちゃん、あんた休まないで何してたんだ。

 

「あのね、沙希ちゃん。」

 

「あ、いや、あのさ、味噌汁は朝の残りだから。

 

 ・・・・だ、だって何もしてないと、なんか落ち着かなくてさ。」

 

「まったく。」

 

”ぴた”

 

「ひゃい。」

 

ん~、熱は本当にないようね。

顔色はちょっと青いかなぁ。

 

「ね、頭痛はもうないの?」

 

「朝、あったんだけど、もう無い。」

 

「そう、じゃあ過労気味だったのかなぁ。

 

 まぁ、いいや。 早速だからご飯いただくね。」

 

「あ、ああ。気にしないでいっぱい食べてね。

 

 ほら、大志、お茶碗とか準備して。

 

 けーちゃん、部屋にいってご飯だよって呼んできて。」

 

「へ? ご両親いるの?」

 

「うううん、妹と弟。」

 

まだ兄妹いるの?

えっと沙希ちゃん、大志君にけーちゃんっと、ご、五人兄弟。

お父さん、頑張ったんだね。

 

     ・

 

「「いただきま~す。」」

 

”ぱくぱく”

 

ひぇ~、せ、戦場だ。

うわぁ、みるみるうちに無くなっていく。

あ、それわたしの分。

 

「こら、大志、ちゃんと噛みなさい。」

 

「けーちゃん、アスパラだけ残さないの。」

 

沙希ちゃん、大変だね。

いつもこうなの。

へへ、でも楽しい。

よし、わたしも負けないよ。

お肉ゲット。

 

「こら! 美佳、一度に二個取らない。」

 

     ・

     ・

     ・

 

「「せ~の、ご馳走さまでした。」」

 

あ~、楽しかった。

それに沙希ちゃんの料理美味しい。

特にあの里芋の煮っころがし、めっちゃおいしい。

十分お店とかできるんじゃない?

 

「ごめんね、あんまりゆっくり食べられなかったでしょう?」

 

「戦場だね。 でもすっごく楽しかった。」

 

「そ、そうかい。 よかった。」

 

”ガチャガチャ”

 

「ね、後片付けやっておくから、沙希ちゃんゆっくり休みなって。」

 

「う、うん。 でも悪いから。」

 

まったく、いうこと聞かないね。

よし、それならば。

 

「けーちゃん、さーちゃんが言うこと聞いてくれない。

 

 怒ってあげて。」

 

”どたどた”

 

「さーちゃん、みーちゃんの言うこと聞かないと、口聞いてあげないからね。」

 

「あ、あんた、そのやり方汚いって。」

 

「はいはい、汚くて結構。 あ、そうだ、ついでに晩御飯作っておくね。

 

 また沙希ちゃん作っちゃうから。」

 

「え、いいって。」

 

「けー 」

 

「わ、わかった。 冷蔵庫のものとか勝手に使っていいから。

 

 お願いします。」

 

「うん、よろしい。 けーちゃん、今日何食べたい?」

 

”どたどた”

 

「みーちゃんが作るの? けーちゃんカレーライスが食べたい。」

 

ん~と、材料材料っと。

ジャガイモ、お肉、玉ねぎ、にんじん・・・・・

ん、いけるね。

 

「沙希ちゃん、カレーにしてもいい?」

 

「う、うん。 ご、ごめん。」

 

「気にしない気にしない。 あ、人数、もう増えないよね。

 

 隠し子とか?」

 

「いや、いないから。 うん七人家族だよ。 あ、あんたも食べていかない?」

 

「うううん、とうちゃん待ってるから。」

 

「そ、そう。」

 

     ・

     ・

     ・

 

「ふふふ~ん、 ふんふんふんふ~ん♬」

 

は、な、なんか熱い視線が。

なに、後ろから? もしかしてまた沙希ちゃんが。

 

「こら沙希ちゃん。 へ? あ、大志君。」

 

「あ、ごめんなさい。 つい。」

 

「もしかして見惚れた? な~んちゃって。」

 

「はい、見惚れてました。

 

 狩也が好きになったのって、先輩のこういうところなんだなぁって。」

 

「ばっか、なに言ってんの、もう。」

 

「へへ、ごめんなさい。

 

 あ、あいつ本当にいいやつなんで、俺が保証します。

 

 それで、絶対、先輩のことは真剣に考えているので、よろしくお願いします。」

 

「へ、い、あ、あの~ 」

 

「よろしくお願いしますっす。 それじゃ。」

 

「・・・・・」

 

それは、わかってるんだよ。

刈宿君はいい子だよ。 

やさしくて、正直で、それでちょっとおっちょこちょいで。

一緒にいて楽しい。

でも、でもわたしね・・・・

 

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐

 

 

 

 

ふう、できた。 どれどれお味は

ん~OK、我ながら上出来上出来。

 

あ、もうこんな時間だ。

長居しちゃったね。

えっと沙希ちゃんはっと。

 

「すぅ~、すぅ~」

 

あは、よく寝てる。

へへ、妹さんと三人で川の字だ。

それじゃ起こさないようにっと。

 

”ガチャ”

 

「それじゃあね、沙希ちゃん。

 

 ありがとう、楽しかった。」

 

「また来てくださいっす。 あ、これどうぞ。」

 

「ひゃ、た、大志君。 あ、ミルクティ―、買ってきてくれたんだ。」

 

「狩也に聞いたっす。

 

先輩、今日はありがとうございました。」

 

「うん、じゃあまたね。」

 

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐

 

 

 

 

う~ん、よく寝た。

昨日は楽しかったなぁ。

あ、沙希ちゃんからメール入ってる。

 

『今日はありがとうね。 

 

 カレーとっても美味しかった。

 

 今度作り方、教えてね。

 

 あ、そうだ、大志とけーちゃんがまた来てっていってたから。

 

 またカレーつくりに来てね。(冗談)

 

 ・・・・・本当にありがとう。

 

                    あたしの大事な親友へ』

 

さ、沙希ちゃん、親友って。

ありがとう。

 

『こっちこそありがとう。

 

 とても楽しかったよ。

 

 でもカレーのレシピは、一子相伝のため秘密なの。

 

 だから食べたくなったときは作りに行くからまた呼んでね。

 

                    わたしの大好きな親友へ』

 

へへ、送信っと。

さて、それじゃ準備しなくちゃ。

とうちゃんを起こさないようにっと。

 

     ・

     ・

     ・

 

”ガチャ”

                       

とうちゃん二日続けてごめんね。

お昼作っておいたからね。

 

それじゃ、先に行ってきます。

 

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐

 

 

 

 

かあちゃん、お誕生日おめでとう。

それと今日は母の日だね。

はい、かあちゃんの大好きなアヤメだよ。

それとカーネーション。

ごめんね、高かったからいっぱい買えなかったの。

 

かあちゃん、わたしね、初めて本気で好きな人ができたの。

ほら、この前言ってたあの人。

 

とってもひねくれててさ、ロリコンでさ、そんでめっちゃスケベ。

わたし、何度も抱き着かれたり、そ、それで、は、裸も見られたし。

 

でも、でもね、わたし彼には何でも言えるんだ。

 

とても生徒会のみんなにも言えないこととかもさ。

だって、彼はわかってくれるだよ。

わたしのやること理解してくれるんだ。

 

でもね、彼にはね、結衣ちゃんや雪ノ下さん、会長、

・・・・・・・沙希ちゃんって、やさしくて、綺麗で、可愛くて、家庭的な素敵な女子がいてね、わたしなんて全然及ばない。

 

わかってるんだ、そんなこと。

だからわたしは、わたしは彼の横にいれたらそれだけでいい。

恋人になんて・・・・・

 

かあちゃん、わたしおかしいかな。

へへ、なに言ってんだろう、やっぱ頭おかしいいや。

 

あ、そうだ、遅くなってごめん、美紀。

美紀の分も持ってきたよ。

はい、イチゴ味のチロロチョコ。

いっぱい持ってきたからね。

お姉ちゃん、取らないからゆっくり食べてね。

 

・・・・・・・もう、取り合いっこもできないね。

 

『はぁ、なに言ってんだお前。

 

 こうなったのも全てお前のせいじゃないか。

 

 それに横にいるだけでいい?

 

 お前がそれで満足するのか?

 

 今度も比企谷を独り占めしたくなって、由比ヶ浜や川崎達を蹴落とす気だろう。

 

 あの時、かあちゃんを独り占めしようとしたみたいに。」

 

ちがう、そんなことない。

わたしは、わたしはほんとに横に入れればいい。

同じ過ちは繰り返さないもん。

 

もう誰も失いたくない。

だから、だからわたしは夢もあきらめて・・・・

 

でも、ほんと? ほんとにわたしそれでいいの?

 

     ・

     ・

     ・

 

”ブ~、ブ~”

 

はっ、あ、とうちゃんからメールだ。

えっと、

 

『今から家出るよ。

 

 大丈夫か?』

 

え、もうそんな時間?

あ、ほんとだ。 

 

『ありがとう、とうちゃん。

 

 ごめんなさい。』

 

返信完了っと。

 

ごめんね、かあちゃん、美紀。

わたしまだとうちゃんと一緒に来れないの。

 

だってとうちゃんが手を合わせてるとこみると、

また倒れちゃうと思う。

迷惑ばっかりかけられないからね。

 

でも、いつか必ず一緒に来れるようにわたし頑張るから。

絶対頑張るから。

もうちょっと時間頂戴ね。

んじゃ、また来るからね。

 

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐

 

 

 

 

ん~やっぱ、わたし的には右のジレンチとデニムワイドパンツかな。

でも、比企谷君、ロリだもんな。

きっとこの左のかわいい系がいいんだろうな。

悩む~、どうしょう。

 

「うん、やっぱりこっちの花ガラのワンピースにしようかなぁ。

 

 結構かわいいし、ロリの比企谷君喜びそう。

 

 それに、ほら、結構ミニだし。」

 

「いや、やっぱ右のほうが似合うんじゃねえか。

 

 それに俺ロリじゃねえし。」

 

「そう? でもどうみてもロリなんだよね。

 

 自分では気付いてないんだよ、あのロリスケベ。」

 

「おい、ロリスケベってなんだ。 誰のことだ!」

 

「うっさいな。 だれのことってそりゃ、ひき

 

 へ?

 

 うぎゃー、比企谷君、なんでここにいるのよ。」

 

「ああん、ちょっとな。

 

 それで、だれがロリスケベなんだって。」

 

「だ、だってほんとじゃない。

 

 プリキラ―めっちゃ好きだし、小町ちゃんにめっちゃ弱いし。

 

 そ、それに会長に聞いたけど、クリパの時、小学生にも手出してたって。」

 

「いや、まて、それは誤解だ、小学生には手出してない。」

 

「ほんと? まぁそういうことにしておいてあげる。」

 

「先輩、お待たせしました。 

 

 え、あ、美佳先輩、こんなとこでなにしてるんですか?」

 

「え、あ、会長。 いえ、ちょっと服を見に。」

 

会長こそなんで?

え、もしかして比企谷君と一緒だったの。

それってデートってこと?

 

「え~、そうですか。 あ、かわいいワンピース。

 

 美佳先輩、絶対こっちのほうがいいですよ。

 

 先輩もこっちが好きですよね、ロリだから。」

 

「いや、俺は右のほうがいいかなぁって。」

 

「先輩、いまさらなにいってるんですか。」

 

「・・・・・・はい、左のワンピースのほうがよろしいかと。」

 

や、やっぱりそうだよね。

 

「あ、あの~、会長、ところで今日はどうしたの?」

 

「え、あ、その先輩がデートの練習に付き合ってくれって、しつこいから仕方なくです。」

 

「いや、まて、これはお前の依頼で 」

 

”ぼこ”

 

「ぐえ。」

 

「やだな~先輩、先輩がデートの練習に付き合ってくれって言ったんじゃないですか。

 

 で・す・よね。」

 

「あ、は、はい。」

 

え、それってもしかしてわたしとのお出かけのため?

そうだったらうれしいなぁ。

比企谷君、ちょっと期待してもいい?

 

「あ、じゃあ、邪魔したらいけないので、失礼しますね。」

 

「はい、それではまた明日です。

 

 ほれ、先輩、何お腹押さえているんですか?

 

 行きますよ。」

 

「いや、お、お前が。」

 

”スタスタスタ”

 

い、行ったよね。

えへへ、やっぱりこの可愛い系のワンピースにしょうかなぁ。

比企谷君もこっちがって言ってくれたし。

 

「お客様お決まりですか?」

 

「あ、は、はい、えっとこのワンピー 」

 

え、えーー い、一万五千円!

あははは、はぁ~

 

「こ、このワンピース可愛いですね。

 

 ま、また今度にしまーす。 ごめんなさ~い。」 

 

やば、バイト探さなきゃ。

 




最後までありがとうございます。

今章から少し関係を進展(加速?)させていけたらと。

ジャガーさんのサインとの引き換えに、おでかけ(デート?)の約束を取り付けた

オリヒロですが・・・・・

また次話よんでいただけたらありがたいです。

※す、すみません。
 
 さーちゃんとけーちゃんとか間違いがいろいろと。
 訂正お願いします。

 ごめんなさい。
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