似て非なるもの 作:裏方さん
文化祭編終わって、今回から現在に戻ります。
ちょうど、総会終わって、母の日に。
相変わらず、セリフ多いですがよろしくお願いします。
希望と迷い
”ブ~,ブ~”
うん、誰だよ~。
今何時? げ、まだ7時前じゃん。
土曜日の朝はゆっくり寝かせてくれよ。
「あい、美佳だよ~。」
「あ、ごめん。 まだ寝てた?」
「うん。 昨日さ、総会の打ち上げに生徒会のみんなでカラオケ行ってたの。
つい盛り上がっちゃって。
んで、沙希ちゃんどうしたの?」
「あ、あのさ、今日けーちゃんの保育参観あるんだ。
あんたさ、今日何か予定とかあったりする?」
「うううん、今日は家の掃除ぐらいだよ。」
「ごめん、ちょっと体の調子悪くてさ、もしよかったらだけど、
代わりに行ってくれないかなって?」
「・・・・・仕組んでないよね。」
「はぁ?」
「だってこの前の運動会。」
「あ、いや、こ、今度は本当だから。
うち、共働きでさ、今日も仕事なんだ。 だからあたしが行く予定だったんだけど。」
「大丈夫? 熱とか出てない?」
「うん、熱はないみたいなんだけど頭痛がひどくて。」
「わかった、任せといて。
で、どうすればいいの? けーちゃん迎えに行く?」
「うううん、大志が部活行く時に、けーちゃんを幼稚園まで送っていくから。」
「じゃあ、幼稚園に行けばいいのね。
たしか、なのはな幼稚園だったね。」
「うん。 ごめん頼めるかな。」
「任せといて。」
「あ、写真送ってね。 あのさ、合唱とかあるらしいから。」
「はいはい。 でもさ、しっかり休んでてね。
ちゃんと体治さなきゃ。」
「うん。」
さてと、それじゃ起きて準備しようっと。
”スー”
え~と、とうちゃんはまだ寝てるね。
うわぁ~酒臭い。
昨日も飲んできたんだ。
とうちゃん、とうちゃんも体大事にしてね。
ん~、二日酔いには何がよかったかな。
・
・
・
んっと、困ったなぁ、何着ていこう。
保育参観ってさ、多分一緒に運動とかするよね?
まぁ、いいか、動きやすい様にジーンズにしておこう。
だけど、あんま着るものないね。
最近、服とか買ってないからなぁ。
あ、比企谷君とのお出かけ、何着ていこう。
って、まだいつになるかわからないんだけど。
でもさ、いつになってもいい様に、明日なんか服を見に行こうっと。
・
・
・
とうちゃん、じゃあ行ってくるね。
ご飯と味噌汁とか、温めて食べてね。
じゃあ、行ってきます。
あ、やば、急がなきゃ。
‐‐‐‐‐‐‐
えっと、確かこの小学校の隣だよね。
あ、あった。
一年ぶりかぁ、なっつかしいなぁ~。
園長先生、元気かなぁ。
うわぁ、お母さん方服装気合入ってるね。
なんかじろじろ見られてるけど、ジーンズっておかしかったかなぁ?
なんかいずらい。
「美佳ちゃん?」
「え、あ、園長先生。 ご無沙汰しています。」
「髪切ったのね。それに眼鏡してるからわからなかった。
どうしたの? あ、失恋でもした?」
「い、いえ、あの~ちょっといろいろありまして。」
「で、今日はどうしたの?」
「あ、あの、友達の 」
「あ、みーちゃんだ!」
”タッタッタッ”
「みーちゃん。」
”だき”
「あ、あの友達の代わりにってことで。」
「あらあら、相変わらず子供さんにだけは好かれるのね。」
「いや、その、その言い方なんか変。」
「あらそう?」
「そうです。」
・
・
・
「おかあさん なあに おかあさんって♬」
うわぁ、振りつきだ。 けーちゃんお歌、上手だね。
あ、しまった! 写真撮らなきゃ。
えっと、ほかのお母さんも撮っているし、いいんだよね。
”カシャ”
よし、まず一枚目ゲット。
「はい、じゃ次のお歌は 」
・
・
・
よし、まずはこれだけ写真撮ったら沙希ちゃんも満足してくれるよね。
”ブ~、ブ~”
え、あ、沙希ちゃん。
ちょ、ちょっと待って~
今まずいって。
「す、すみません。」
ひゃ~、お母さんたちの目怖い。
駄目だって電話してきたら。
”ガラガラ”
「さ、沙希ちゃんどうしたの?
気分悪くなった? お医者さんに電話しようか?
それとも生まれた?」
「いや、生まれたってなに?
あ、あのさ、写真撮れたかなぁって。」
「ちゃん撮ってるから。
もう、心配しないでゆっくり休みなよ。」
「だって、あ、写真送ってくれない。」
もう、どんだけけーちゃん好きなの。
しゃ~ないな。
早速取れた分だけ送っておこうか。
”ちょんちょん”
え、あ、け-ちゃん。
「みーちゃん、先生がゲームするからお遊戯室行きましょうって。」
「え、うん、わかった。
あ、そうだ、けーちゃん、さーちゃんが、みーちゃんの言うこと聞いてくれないの。
ちゃんとお休みしなさいって言ってるのに。
けーちゃんも怒ってあげて。」
「ちょ、あ、あんた」
「さーちゃん、ちゃんと休んでなきゃダメ。」
「けーちゃん、言うこと聞かないと口聞いてあげないって。」
「さーちゃん、言うこと聞かないと口聞いてあげないから。」
「・・・・・はい。」
「じゃあ、電話切るね。」
「あんた、けーちゃん使うなんて汚いよ。」
「ふふふ、いいから寝てな。」
「もう。」
さて可愛そうだから、写真は送ってあげよう。
えっと”あきらめて寝てなさい”っと。
よし沙希ちゃんに送信完了。
あ、遊戯室に行くんだったね。
あ、やばい、みんな行っちゃった。
教室に誰も・・・ん、あの子どうしたんだろう?
「ね、けーちゃん、あの子知ってる? 」
「あ、大ちゃんだよ。 いつも女の子に意地悪すんの。
けーちゃんキライ。」
「ふ~ん。」
さっきから窓の外覗いてキョロキョロしてるね。
はは~ん、まだお父さんかお母さん来てないんだね。
わたしも経験あるよ。
もっとも、二年生からはあきらめたけどね。
ん~、教室に一人残すわけにもいかないもんね。
「大ちゃん、遊戯室行かないの?」
「行かない。」
「なんで?」
「教えない。」
「ふふふん、お姉ちゃんの個性は人の心を読み取るんだよ。
大ちゃんの心の中見ちゃおう。」
「うそだ。」
や、なに可愛い。
へへ、手で胸隠して見えないようにしてるんだね。
ちょっと意地悪かなぁ。
「手で隠しても無駄だよ。 よし大ちゃんの心スキャン!」
「うわ~」
「逃げても無駄だよ。
ほら見えた。 そっか、大ちゃんの親御さんが来るの待ってるんだね。」
「すごい。 お姉ちゃん本当に個性あるんだ。
あのね、お母さん来てくれた時、誰もいないと帰っちゃうといけないから待ってるんだ。」
「そうか。 よし、じゃあ、ちょっと待っててね。」
”タッタッタッ”
誰かいるかなぁ。
”ガラガラ”
あ、園長先生いた。
「園長先生、すみません。
何か紙と書くもの貸してください。」
「え? ああいいよ。 これ持っていって。」
「ありがとうございます。」
「それと、廊下は走らないように!」
「はい。」
”タッタッタッ”
「全然聞いてない! もう、まったく変わらないね。」
”ガラガラ”
「お待たせ。 大ちゃん、これ貼っておこうね。」
”カキカキ”
えっと”大ちゃんのご父兄様、みんなは遊戯室に行ってます。”っと、これでよし。
「あ、この字知ってる。 こっちはお父さんで、これはお兄さんだろ。」
「へぇ~、大ちゃんすご~い。 良く知ってるね。」
「へん! だってお父さんに教えてもらったもん。
でも、お兄ちゃんは来ないよ。」
「え、あ、そうだね、じゃ、じゃあ、ここ直して保護者の方っと。
よし、これで大丈夫っと。
じゃあ、大ちゃん、みんな待ってるから遊戯室行こ。」
「うん。」
「でも大ちゃん、漢字読めるなんてすごいね。」
「あ、当たり前だい。」
「みーちゃん、けーちゃんもいっぱい知ってるよ。」
「うん、こんどみーちゃんにも教えてね。」
”ガラガラ”
「すみません、遅くなりました。」
‐‐‐‐‐‐‐
「せんせー、さようなら。」
「けーちゃん、さようなら。
あ、美佳ちゃん、またおいでね。」
「はい、お邪魔でなければまた寄せて頂きますね。」
”タッタッタッ”
「個性のお姉ちゃん。」
「あ、大ちゃん、お母さん来てくれたんだね。」
「うん、あのね、僕が大きくなったら、お嫁さんにもらってあげる。」
「え、ほんと?」
「うん、だってお姉ちゃんモテそうにないもん。」
が~ん、な、なんてことを。
まぁ、あってるからいいけどさ。
子供は正直だね。
でも、少しうれしいな。
「よし、じゃあ、指切りげんまん、お約束。」
「だめ~、みーちゃんは、けーちゃんと結婚するの。」
いや、あ、あのけーちゃん、ありがたいけどそれ無理だから。
多分無理だよね。
「それじゃさ、お前も入れてやる。 三人で結婚だ。」
「うん、それならいいよ。」
えっと、それって・・・・まぁいいか。
三人で結婚か。
はは、まいったね。
ほんとみんなで結婚できたらいいのにね。
は、な、なに馬鹿なことを。
「じゃあ、お姉ちゃん、バイバイ。
えっと、川崎もバイバイ。」
「「バイバイ」」
「あらあら、あのいじめっ子の大ちゃんがねぇ。
ねぇ、美佳ちゃん、保母さんになりたいって言ってたけど。
あなたやっぱりこの仕事に向いてるよ。」
「え、あ、ありがとうございます。
それで十分です。
では、お邪魔しますね。」
「え? ええ、またね。」
‐‐‐‐‐‐‐
「あ、たーちゃんだ。
お~い、たーちゃん。」
ん、たーちゃん?
あ、沙希ちゃんの弟さんね。
確かよく刈宿君とよく一緒にいる子だね。
「けーちゃん、お帰り。
あ、狩也の彼女さん、こんにちは。」
「え、いや違うから。 彼女じゃないから。」
「え、ほんとっすか。 俺てっきりそうかと。」
・
・
・
「あ、さーちゃん。」
「え、あ、ほんとだ。 もう、寝てなさいって言ったのに。」
まったく、確かにもう着くよってメールいれたけど。
ずっと待ってたの?
どこまでけーちゃんのこと好きなの。
「こら、沙希ちゃん!」
「うへぇ。」
「うへぇじゃない、ほらさっさと家に入りなよ。
それじゃさ、帰るからちゃんと休むんだよ。」
さて、家帰って掃除しなくちゃ。
とうちゃんもう起きたかなぁ。
また二日酔いだぁ~って頭押さえてるんだろうなぁ。
さぁ、介抱してあげなきゃ。
「あ、あのさ、三ヶ木お昼食べていかない?」
ん? お昼。
もうそんな時間だよね。
あ、そうか、たーちゃんだっけ? なんか料理できそうにはないよね。
すぐ沙希ちゃんが作っちゃいそうで。
しゃあない、沙希ちゃんに作らせるわけにはいかないから。
「わかった、わかった。 なんか作ってあげる。
とにかく、家の中に入ろう。」
「あ、いやちが 」
”ガラガラ”
え、いい匂い。
ま、まさか。
「沙希ちゃん、台所はどこ?」
「あ、あっち。」
げ、やっぱり。
アスパラの肉巻きと里芋の煮っころがしに味噌汁って。
それにしてもこの量って。
いつもこんなに作るの?
あ、そうか。たーちゃんだっけ育ち盛りだもんね。
たしか部活やってるし、いっぱい食べるんだ。
でもさ、沙希ちゃん、あんた休まないで何してたんだ。
「あのね、沙希ちゃん。」
「あ、いや、あのさ、味噌汁は朝の残りだから。
・・・・だ、だって何もしてないと、なんか落ち着かなくてさ。」
「まったく。」
”ぴた”
「ひゃい。」
ん~、熱は本当にないようね。
顔色はちょっと青いかなぁ。
「ね、頭痛はもうないの?」
「朝、あったんだけど、もう無い。」
「そう、じゃあ過労気味だったのかなぁ。
まぁ、いいや。 早速だからご飯いただくね。」
「あ、ああ。気にしないでいっぱい食べてね。
ほら、大志、お茶碗とか準備して。
けーちゃん、部屋にいってご飯だよって呼んできて。」
「へ? ご両親いるの?」
「うううん、妹と弟。」
まだ兄妹いるの?
えっと沙希ちゃん、大志君にけーちゃんっと、ご、五人兄弟。
お父さん、頑張ったんだね。
・
「「いただきま~す。」」
”ぱくぱく”
ひぇ~、せ、戦場だ。
うわぁ、みるみるうちに無くなっていく。
あ、それわたしの分。
「こら、大志、ちゃんと噛みなさい。」
「けーちゃん、アスパラだけ残さないの。」
沙希ちゃん、大変だね。
いつもこうなの。
へへ、でも楽しい。
よし、わたしも負けないよ。
お肉ゲット。
「こら! 美佳、一度に二個取らない。」
・
・
・
「「せ~の、ご馳走さまでした。」」
あ~、楽しかった。
それに沙希ちゃんの料理美味しい。
特にあの里芋の煮っころがし、めっちゃおいしい。
十分お店とかできるんじゃない?
「ごめんね、あんまりゆっくり食べられなかったでしょう?」
「戦場だね。 でもすっごく楽しかった。」
「そ、そうかい。 よかった。」
”ガチャガチャ”
「ね、後片付けやっておくから、沙希ちゃんゆっくり休みなって。」
「う、うん。 でも悪いから。」
まったく、いうこと聞かないね。
よし、それならば。
「けーちゃん、さーちゃんが言うこと聞いてくれない。
怒ってあげて。」
”どたどた”
「さーちゃん、みーちゃんの言うこと聞かないと、口聞いてあげないからね。」
「あ、あんた、そのやり方汚いって。」
「はいはい、汚くて結構。 あ、そうだ、ついでに晩御飯作っておくね。
また沙希ちゃん作っちゃうから。」
「え、いいって。」
「けー 」
「わ、わかった。 冷蔵庫のものとか勝手に使っていいから。
お願いします。」
「うん、よろしい。 けーちゃん、今日何食べたい?」
”どたどた”
「みーちゃんが作るの? けーちゃんカレーライスが食べたい。」
ん~と、材料材料っと。
ジャガイモ、お肉、玉ねぎ、にんじん・・・・・
ん、いけるね。
「沙希ちゃん、カレーにしてもいい?」
「う、うん。 ご、ごめん。」
「気にしない気にしない。 あ、人数、もう増えないよね。
隠し子とか?」
「いや、いないから。 うん七人家族だよ。 あ、あんたも食べていかない?」
「うううん、とうちゃん待ってるから。」
「そ、そう。」
・
・
・
「ふふふ~ん、 ふんふんふんふ~ん♬」
は、な、なんか熱い視線が。
なに、後ろから? もしかしてまた沙希ちゃんが。
「こら沙希ちゃん。 へ? あ、大志君。」
「あ、ごめんなさい。 つい。」
「もしかして見惚れた? な~んちゃって。」
「はい、見惚れてました。
狩也が好きになったのって、先輩のこういうところなんだなぁって。」
「ばっか、なに言ってんの、もう。」
「へへ、ごめんなさい。
あ、あいつ本当にいいやつなんで、俺が保証します。
それで、絶対、先輩のことは真剣に考えているので、よろしくお願いします。」
「へ、い、あ、あの~ 」
「よろしくお願いしますっす。 それじゃ。」
「・・・・・」
それは、わかってるんだよ。
刈宿君はいい子だよ。
やさしくて、正直で、それでちょっとおっちょこちょいで。
一緒にいて楽しい。
でも、でもわたしね・・・・
‐‐‐‐‐‐‐
ふう、できた。 どれどれお味は
ん~OK、我ながら上出来上出来。
あ、もうこんな時間だ。
長居しちゃったね。
えっと沙希ちゃんはっと。
「すぅ~、すぅ~」
あは、よく寝てる。
へへ、妹さんと三人で川の字だ。
それじゃ起こさないようにっと。
”ガチャ”
「それじゃあね、沙希ちゃん。
ありがとう、楽しかった。」
「また来てくださいっす。 あ、これどうぞ。」
「ひゃ、た、大志君。 あ、ミルクティ―、買ってきてくれたんだ。」
「狩也に聞いたっす。
先輩、今日はありがとうございました。」
「うん、じゃあまたね。」
‐‐‐‐‐‐‐‐
う~ん、よく寝た。
昨日は楽しかったなぁ。
あ、沙希ちゃんからメール入ってる。
『今日はありがとうね。
カレーとっても美味しかった。
今度作り方、教えてね。
あ、そうだ、大志とけーちゃんがまた来てっていってたから。
またカレーつくりに来てね。(冗談)
・・・・・本当にありがとう。
あたしの大事な親友へ』
さ、沙希ちゃん、親友って。
ありがとう。
『こっちこそありがとう。
とても楽しかったよ。
でもカレーのレシピは、一子相伝のため秘密なの。
だから食べたくなったときは作りに行くからまた呼んでね。
わたしの大好きな親友へ』
へへ、送信っと。
さて、それじゃ準備しなくちゃ。
とうちゃんを起こさないようにっと。
・
・
・
”ガチャ”
とうちゃん二日続けてごめんね。
お昼作っておいたからね。
それじゃ、先に行ってきます。
‐‐‐‐‐‐‐‐
かあちゃん、お誕生日おめでとう。
それと今日は母の日だね。
はい、かあちゃんの大好きなアヤメだよ。
それとカーネーション。
ごめんね、高かったからいっぱい買えなかったの。
かあちゃん、わたしね、初めて本気で好きな人ができたの。
ほら、この前言ってたあの人。
とってもひねくれててさ、ロリコンでさ、そんでめっちゃスケベ。
わたし、何度も抱き着かれたり、そ、それで、は、裸も見られたし。
でも、でもね、わたし彼には何でも言えるんだ。
とても生徒会のみんなにも言えないこととかもさ。
だって、彼はわかってくれるだよ。
わたしのやること理解してくれるんだ。
でもね、彼にはね、結衣ちゃんや雪ノ下さん、会長、
・・・・・・・沙希ちゃんって、やさしくて、綺麗で、可愛くて、家庭的な素敵な女子がいてね、わたしなんて全然及ばない。
わかってるんだ、そんなこと。
だからわたしは、わたしは彼の横にいれたらそれだけでいい。
恋人になんて・・・・・
かあちゃん、わたしおかしいかな。
へへ、なに言ってんだろう、やっぱ頭おかしいいや。
あ、そうだ、遅くなってごめん、美紀。
美紀の分も持ってきたよ。
はい、イチゴ味のチロロチョコ。
いっぱい持ってきたからね。
お姉ちゃん、取らないからゆっくり食べてね。
・・・・・・・もう、取り合いっこもできないね。
『はぁ、なに言ってんだお前。
こうなったのも全てお前のせいじゃないか。
それに横にいるだけでいい?
お前がそれで満足するのか?
今度も比企谷を独り占めしたくなって、由比ヶ浜や川崎達を蹴落とす気だろう。
あの時、かあちゃんを独り占めしようとしたみたいに。」
ちがう、そんなことない。
わたしは、わたしはほんとに横に入れればいい。
同じ過ちは繰り返さないもん。
もう誰も失いたくない。
だから、だからわたしは夢もあきらめて・・・・
でも、ほんと? ほんとにわたしそれでいいの?
・
・
・
”ブ~、ブ~”
はっ、あ、とうちゃんからメールだ。
えっと、
『今から家出るよ。
大丈夫か?』
え、もうそんな時間?
あ、ほんとだ。
『ありがとう、とうちゃん。
ごめんなさい。』
返信完了っと。
ごめんね、かあちゃん、美紀。
わたしまだとうちゃんと一緒に来れないの。
だってとうちゃんが手を合わせてるとこみると、
また倒れちゃうと思う。
迷惑ばっかりかけられないからね。
でも、いつか必ず一緒に来れるようにわたし頑張るから。
絶対頑張るから。
もうちょっと時間頂戴ね。
んじゃ、また来るからね。
‐‐‐‐‐‐‐‐
ん~やっぱ、わたし的には右のジレンチとデニムワイドパンツかな。
でも、比企谷君、ロリだもんな。
きっとこの左のかわいい系がいいんだろうな。
悩む~、どうしょう。
「うん、やっぱりこっちの花ガラのワンピースにしようかなぁ。
結構かわいいし、ロリの比企谷君喜びそう。
それに、ほら、結構ミニだし。」
「いや、やっぱ右のほうが似合うんじゃねえか。
それに俺ロリじゃねえし。」
「そう? でもどうみてもロリなんだよね。
自分では気付いてないんだよ、あのロリスケベ。」
「おい、ロリスケベってなんだ。 誰のことだ!」
「うっさいな。 だれのことってそりゃ、ひき
へ?
うぎゃー、比企谷君、なんでここにいるのよ。」
「ああん、ちょっとな。
それで、だれがロリスケベなんだって。」
「だ、だってほんとじゃない。
プリキラ―めっちゃ好きだし、小町ちゃんにめっちゃ弱いし。
そ、それに会長に聞いたけど、クリパの時、小学生にも手出してたって。」
「いや、まて、それは誤解だ、小学生には手出してない。」
「ほんと? まぁそういうことにしておいてあげる。」
「先輩、お待たせしました。
え、あ、美佳先輩、こんなとこでなにしてるんですか?」
「え、あ、会長。 いえ、ちょっと服を見に。」
会長こそなんで?
え、もしかして比企谷君と一緒だったの。
それってデートってこと?
「え~、そうですか。 あ、かわいいワンピース。
美佳先輩、絶対こっちのほうがいいですよ。
先輩もこっちが好きですよね、ロリだから。」
「いや、俺は右のほうがいいかなぁって。」
「先輩、いまさらなにいってるんですか。」
「・・・・・・はい、左のワンピースのほうがよろしいかと。」
や、やっぱりそうだよね。
「あ、あの~、会長、ところで今日はどうしたの?」
「え、あ、その先輩がデートの練習に付き合ってくれって、しつこいから仕方なくです。」
「いや、まて、これはお前の依頼で 」
”ぼこ”
「ぐえ。」
「やだな~先輩、先輩がデートの練習に付き合ってくれって言ったんじゃないですか。
で・す・よね。」
「あ、は、はい。」
え、それってもしかしてわたしとのお出かけのため?
そうだったらうれしいなぁ。
比企谷君、ちょっと期待してもいい?
「あ、じゃあ、邪魔したらいけないので、失礼しますね。」
「はい、それではまた明日です。
ほれ、先輩、何お腹押さえているんですか?
行きますよ。」
「いや、お、お前が。」
”スタスタスタ”
い、行ったよね。
えへへ、やっぱりこの可愛い系のワンピースにしょうかなぁ。
比企谷君もこっちがって言ってくれたし。
「お客様お決まりですか?」
「あ、は、はい、えっとこのワンピー 」
え、えーー い、一万五千円!
あははは、はぁ~
「こ、このワンピース可愛いですね。
ま、また今度にしまーす。 ごめんなさ~い。」
やば、バイト探さなきゃ。
最後までありがとうございます。
今章から少し関係を進展(加速?)させていけたらと。
ジャガーさんのサインとの引き換えに、おでかけ(デート?)の約束を取り付けた
オリヒロですが・・・・・
また次話よんでいただけたらありがたいです。
※す、すみません。
さーちゃんとけーちゃんとか間違いがいろいろと。
訂正お願いします。
ごめんなさい。