似て非なるもの   作:裏方さん

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ありがとうございます。
(いつも同じ入りですみません。)

でもこれしかないです。

えっと、今回はちょっと説明が多くて。

いつもに増して読みにくいかと。

オリキャラの問いに八幡は・・・・・

すみません、最後まで読んでいただけたらありがたいです。




求めたいものとそこにあったもの

はぁ、あいつ今日、あま~いいい香りしてたなぁ。

それに、やっぱり想ったより華奢なんだよ。

はは、しきりに50kg、50kgって言ってたっけ。

それにまぁなんだ、3秒ってきっちり数えてやがって。

まぁ、あいつらしいわ。

あいつらしいっか。

 

「おい、聞いてんのか!」

 

「あ、すまん、ちょっと考えごとしてた。」

 

「あんた、なめてんのか!」

 

「お前、刈宿とか言ったな。

 

 それが人にものを聞く態度か。 一応、俺、先輩な。」

 

「関係ない。

 

 もう一回聞くぞ、先週の土曜日、美佳先輩と一緒にいたのか?」

 

「そんなこと聞いてどうすんだ。 それにお前に答えなければならない理由はないだろう。」

 

「あるんだよ。」

 

「どんな理由があるんだ、俺はお前のこと知らん。

 

 まぁ、大食いで俺のサイゼ愛に惨敗したことぐらいしかな。」

 

「な、人の気にしてることを。 

 

 ・・・・・・・・・お、俺は、美佳先輩が好きだ。

 

 世界で一番、笑顔でいてほしい人だと思ってる。

 

 それ以上の理由はいらないだろう。」

 

「・・・・・っそ、そうか。 

 

 出かけたが、どうかしたのか?」

 

「やっぱりあんたか、あんたが美佳先輩を泣かせたのか。」

 

「はぁ、あいつ泣いてたって何のことだ?」

 

「気付かなかったのか!

 

 おい、あんた、美佳先輩のこと、どう思ってるんだ。」

 

「お、俺は・・・・・多分大事なやつだと思ってる。」

 

「あんたのことはいろいろ聞いた。

 

 文化祭のこと、修学旅行のこと、俺は人のうわさを全ては信じない。

 

 それに、美佳先輩、美佳先輩がそんな奴をす・・・・・くっそ! 好きになるわけねえからな。

 

 けど火のないところに煙は立たないんだ。

 

 俺はぜってぇに、あんたに負けないからな!」

 

”ビシ”

 

「あとな、今度、美佳先輩を泣かせたら、思いっ切りぶん殴ってやる。

 

 わかったな! くそ、くそ、くそ・・・・・・・くそ!」

 

     ・

 

あいつくそくそって言いながら行きやがった。

はぁ~、たしか前も似たようなことがあった。

ああ、あれは稲村か。

稲村といい刈宿だったけ、三ヶ木結構リア充じゃねぇか。

 

はは、文化祭、修学旅行か、悪名はなかなか消えないもんだな。

 

『よく頑張ったね』っか、あいつぐらいだそんなこと言ってくれたの。

やっぱりあいつ変なやつだ。

 

 

 

 

‐‐‐‐話は生徒総会の前に‐‐‐

 

 

 

 

”ガタン、ガタン”

 

『ごめんねパソコン、重たくない? 比企谷君、わたしも持つよ。』

 

『大丈夫だ、気にするな。 お前はキーボードだけ持ってろ。』

 

『う、うん。 ありがと。 比企谷君、やさしいね。』

 

『ばっかお前、今日、今日だけだ。』

 

『うん。 えっとうんしょっと。』

 

”ピタ”

 

『お前何くっついてんだ。』

 

『いいじゃん、心ばかりのお礼。』

 

『どうせなら、お礼は形のあるものがいいんだが。』

 

『・・・』

 

『へ? いや、なに急に下向いて黙り込んで。』

 

『スケベ、この体がほしいのね。』

 

『はぁ? ばっか、ち、違う。 どこをどう考えればそうなるんだ。

 

 俺が言ってるのはマ、マッ缶とかだ。』

 

『わ、わかってたわよ。 冗談、冗談に決まってるじゃん・・・・・チッ』

 

『なんだ、そのチッって。』

 

全くこいつは。

なんでこいつとなら、こんなに何でも話せるんだ。

俺はこいつのこと信じれてるのか?

・・・・・こいつならあの時のやり方、どう思うかなぁ。

まだ、俺の中で咀嚼出来ていないこと。

それで奉仕部がおかしくなっちまった原因。

 

『な、なぁ三ヶ木、ちょっと聞いてもらってもいいか?』

 

『ん? なんだ、スケが谷君。」

 

『お前までそれ言うのやめろ、結構それいつも無理があるから。

 

 あのな、嫌な話になるかもしれないが、聞いてもらっていいか?』

 

『嫌な話? じゃあやだ。』

 

『あのな、修学旅行でのことなんだが。』

 

『いやだって言っても話すんじゃん、もう。』

 

『あのな、俺の友達に、』

 

『それ、もういいって間に合ってるから。

 

 修学旅行って、あの告白事件の件でしょう。

 

 で、ほんとは何があったの?』

 

『まぁ、簡単に言うとだな、奉仕部に男子生徒Tから依頼があってな。

 

 女子Eさんに告白するんだが、振られたくないから協力してくれっていうんだ。』

 

『ふ~ん、戸部君が海老名さんに告白って話ね。』

 

『いや、お前実名は 』

 

『みんなこのこと、えっと戸部君と海老名さんのことって知ってるし。

 

 その恋路を邪魔した君はちょ~悪人。』

 

『・・・・・・ま、まぁ、その海老名さんだが、戸部の気持ち知っててな、

 

 でも今は誰とも付き合う気がなくて、それでグループの雰囲気がおかしくならないように、

 

 告白させないようにしてくれって言うんだ。』

 

『はぁ、なにそんなことがあったの? わたし頭痛くなてきたんだけど。

 

 そんな依頼、雪ノ下さん受けたの?』

 

『いや、海老名さんの依頼に気付いたのは俺だけだ。』

 

『そう。それで比企谷君は戸部君が振られることと、葉山君のグループがおかしくなるのを

 

 防ぐために、海老名さんに告って振られてあげったってわけね。』

 

『まぁ、そういうことだ。 あまり策を考える時間がなくてな、ああなった。 

 

 で、三ヶ木はどう思う。』

 

『ね、それ雪ノ下さんも結衣ちゃんも見てたの? 海老名さんに告ったとこ。』

 

『ま、まぁな。』

 

『そう。だったら大変だったろうね、まずはご苦労様。』

 

”なでなで”

 

『ばっか、お前やめろ。』

 

『あ~、パソコン落としたら弁償だからね。 即、現金でお願いしま~す。』

 

『くっそ、お前、後で覚えてろよ。』

 

”なでなで”

 

『はいはい、いい子いい子。

 

 比企谷君、マジでとてもよく頑張ったねって思った。

 

 話してくれてありがとう。

 

 でもやっぱ比企谷君だわ、馬鹿だなぁって思った。

 

 そんなことがあったんだ。 やっぱ信じててよかった。』

 

『そ、そうか。』

 

『でも、なんでそんな依頼受けたの? 振られたくないから協力しろなんておかしいじゃん。

 

 は! 結衣ちゃんだね、そういうの好きそうだから。』

 

『まぁな。』

 

『あのさ、修学旅行で気持ちが盛り上がるのはわかるけど。

 

 告るってことは、うまく言えないけど、相手のことが好きで好きで大好きで、

 

 相手のことを思うだけで、好きな人と話してる今のわたしみたいに、

 

 こう胸が”きゅん”って締め付けられて、痛くて痛くてどうしょうもなくて。

 

 振られたらどうしょうとか、もう会えなくなるんじゃないかって悩んで苦しんで、

 

 それでも自分の気持ちをどうしても伝えたい気持ちを押さえられなくて、

 

 覚悟して頑張るもんじゃない?

 

 振られたくないから、ほかの人に協力してもらうなんておかしいじゃん。

 

 それってさ、振られたら奉仕部のせいにするって、

 

 自分の気持ちの逃げ道作っておきたいだけじゃない。』

 

そ、そうなのか?

なんかすごく熱弁振るわれたわけだが、途中でなんか変なこと言ってなかった?

まぁ、俺の聞き違いだよね。

・・・・あの、わかったけど、その頭撫でるのもうよくない?

まだなでるの?

 

”なでなで”

 

『そ、それにさ海老名さんもおかしいよ。

 

 そんなに告られるのが嫌なら、ずっと逃げ回ってればいいじゃん。

 

 三浦さんとか沙希ちゃんとかとべったりくっついて隙を見せないとか。』

 

まぁ、修学旅行中ずっと一緒にいるってわけにもいくまい。

まして同じグループに属してんだ。

それにそれだと戸部の依頼がな。

 

『・・・・結果、比企谷君に悪名着せちゃったんだね、

 

 ごめんなさい。』

 

『はぁ、何で三ヶ木が謝るんだ?』

 

『うん、わたしがその時に近くにいてあげられなくてごめんなさい。

 

 わたしが近くにいれば比企谷君に辛い思いさせなくても済んだのに。』

 

『はぁ、お前がいても無理だろう?こんな相反する依頼、他に解決する方法なんてないだろう。』

 

『比企谷君が協力してくれるのなら簡単だよ。

 

 わたしと海老名さんが話してるから、比企谷君がそこに戸部君を連れてきてもらうの。

 

 そんで、二人が近づいたところで、戸部君に聞こえるようにわたしが言うの。

 

 ”海老名さん、わたし戸部君のこと好きなの。

 

   でもなんか戸部君は海老名さんが好きじゃないかって聞いて。

 

   ねぇ、海老名さんは戸部君のことどう思ってるの?”って』

 

『まて、それじゃ戸部振られることになるんじゃねぇか?』

 

『そこでね海老名さんに言ってもらうの、

 

 ”私、今誰とも付き合う気持ちがないの。

 

  たとえ、葉山君に告られても、今は絶対断る”って。

 

 それでおしまい。』

 

『え、それでいいのか?』

 

『だって、葉山君だよ、葉山君でも断るっていうのに、戸部君告ると思う?』

 

『ま、まぁそうだな、告るのやめるか。

 

 だが待て、それじゃ戸部、お前に興味持つんじゃないか?

 

 やっぱり好きって言ってくれる相手って結構気になるものだと思うが。』

 

『う~ん、そん時はわたしと比企谷君が付き合っちゃえばいいんだ。よくある話じゃん。』

 

『はぁ? なんでそうなるんだ。 よくねえしな。』

 

『え、だめなの?

 

 まぁいいや、ね、これだったら誰も傷つかないでしょ?

 

 でもさ、これは女子同士だからできるの。

 

 だからわたしがその時近くにいてあげられなくてごめんなさい。

 

 やっぱ、生徒会終わったあと、奉仕部に入るんだったなぁ。』

 

『お前奉仕部に入りたかったのか?

 

 は、うまくいかないものだな。』

 

『そだね。 

 

 でもさ、話してくれてありがと。』

 

”なでなで”

 

『ばっか、お前それやめろって。』

 

『やだ。 だって、そんなことなら、わたしショートにする必要なかったんだからね。』

 

『ん、なんか関係あるのか?』

 

『だって比企谷君、ショートで眼鏡が・・・・・教えてやらんわ!』

 

”ベシ”

 

『うはぁ!』

 

『でもさ、何でこんなこと話してくれたの?』

 

『いてて。 わからん、なんとなくだな。』

 

『そっか。

 

 ね、わたしごときでいいなら、比企谷君が話したいこと聞いてあげる。

 

 それで少しでも気が楽になるならいつでも話して。

 

 だ・か・ら、これからもそばにいてあげるね。』

 

 

 

 

‐‐‐‐そして現在‐ー‐‐

 

 

 

 

『お前、美佳先輩のこと、どう思ってるんだ。』っか。

 

そうだな。

 

雪ノ下、由比ヶ浜、彼女たちは俺にとって特別な関係。

俺は、あいつ等のことを知りたい、理解したいと願った。

上辺だけじゃない、本当のあいつらを理解したかったんだ。

・・・・俺の、俺のこんなに悍ましくも浅ましい、我儘な願望を許容してもらいたいと。

 

彼女たちに勝手に期待して、理想を押し付け、思い込んで・・・・それで勝手に失望して。

そんなことで彼女たちとの関係を壊したくないと、俺は足掻いて願って追い求めていた。

俺は理解したい、”本物がほしい”っと。

 

     ・

     ・

     ・

 

三ヶ木はどうだったんだろう。

三ヶ木は俺のことを、見つめて、思ってくれて、心配してくれた。

それで俺のこと馬鹿だなぁっていいながら、信じてくれてたんだ。

あの時からずっと。

 

『・・・・・あ、あのね。わたし信じてるよ。

 

 何があったかわからないけど、わたしは比企谷君を信じてる。』

 

こんな俺のことを理解したい、わかりたいって。

 

『わたしごときでいいなら、比企谷君が話したいこと聞いてあげる。』

 

ばっか、わたしごときって言うな。

お前だから、俺のやること馬鹿だなぁって理解してくれるお前だから。

 

そして俺のこと信じて疑わないお前だから。

だから、俺のそばにいてほしいんだ。

 

そっか、やっぱり俺はあいつにそばにいてほしいんだ。

 

 

”ブ~、ブ~”

 

ん、由比ヶ浜?

 

「おう。」

 

「あ、ヒッキー、今いい?」

 

「ああ。」

 

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐

 

 

 

 

「あの~由比ヶ浜さん、ね、そこはどうかなぁ~

 

 ほ、ほらこっちのほうが。」

 

「え~、いいじゃん。

 

 ほ、ほら、綺麗だよ。

 

 いいなぁ~あたしこういうのがいいなぁ。」

 

そこ、まじのやつだろうが。

ね、ねぇ、一桁、いや二桁違うだろう。

 

「あははは、ヒッキー、大丈夫だって。

 

 見てるだけだよ。」

 

「そ、そう。 そうしてもらえるととてもうれしい。」

 

「でもさ、将来、こういうの貰えたらなぁ~って。

 

 あ、あははは、何でもない何でもない。

 

 なに言ってんだろうあたし。」

 

いや、そんなにジーって見つめないで。

熱い、今日の千葉はめっちゃ熱い。

なんだろなぁ~。

 

「あ、あのね、ヒッキー。」

 

「だめだぞ、ぜってぇ駄目だから。

 

 そんなの買えないから。

 

 誕生日プレゼントは他にしてくれ。」

 

「わかってるし、そんなんじゃないし。」

 

「じゃあなんだ。」

 

「あのね・・・・・・いつもゆきのんと何してるの?」

 

「えっ」

 

「最近、奉仕部終わるの早いじゃん。

 

 ゆきのんは受験に備えて、職員室で先生にわからないとこ聞いて帰るっていってるけど。

 

 あたし、いつも校門で待ってたんだよ。

 

 そうしたら・・・・」

 

「お前、いつもいたのか。」

 

「ヒッキー、あのね、あたし、ヒッキーもゆきのんも大好きだよ。

 

 ゆきのんがヒッキーを好きなのも知ってる。

 

 だから、別にバレンタイン待たなくても、その、し、仕方ないと思ってる。

 

 でもさ、秘密は嫌だよ。あたしだけ知らないのって嫌だよ。

 

 ヒッキーもゆきのんもひどいよ。」

 

「由比ヶ浜、いや、その、なんだ、えっと。」

 

「話してくれないの。やっぱりあたしだけのけ者なの。

 

 あたし、覚悟決めてるって言ってるじゃん。」

 

「く、あ、あのな 」

 

「ごめん、結衣ちゃん! わたしのせいなんだ。」

 

「「えっ」」

 

「あ、つけてたわけじゃないよ。

 

 ほ、ほら、わたしこれ買いに来たんだから。

 

 とうちゃんのポロシャツ。

 

 ぐ、偶然だからね。」

 

「う、うん。」

 

「あのね、実は日曜日さ、ほら18日、学校の近くの商店街でお祭りがあってね。

 

 それでクレープの模擬店出すんだけど、わたし足を捻挫しちゃって。

 

 それで雪ノ下さんと比企谷君にクレープつくるお手伝いをお願いしてるの。

 

 比企谷君、下手だから売り物にならなくって、雪ノ下さんに練習してもらってるの。

 

 それでさ、18日って結衣ちゃん誕生日じゃん。

 

 だから、わたしから二人に結衣ちゃんに内緒にしてって。

 

 ごめん。」

 

「え、なんだ、じゃあ、ヒッキー、ゆきのんとクレープの練習してたの。」

 

「お、おう。」

 

「あはは、そ、そうなんだ。」

 

「ごめんね、結衣ちゃん。」

 

「うううん、あ、ごめん、泣いちゃったからちょっと。」

 

”スタスタ”

 

「お前、クレープ作るのと捻挫って何も関係なくね?」

 

「なによ、折角助けてあげたのに。

 

 あのさ、さすがに誕生日前に言えないよね。

 

 ね、誕生日終わってから、ちゃんと話してあげてね。」

 

「は? いや、話すも何も今お前が言った通りなんだが?」

 

「へ? クレープの練習て? え、なんで、ん?。」

 

「いやクレープ練習してんだ。 祭りに模擬店するから。」

 

「はぁ?」




最後までありがとうございます。

今回、久しぶりに八幡サイドでした。

しばらく奉仕部の出番が少なかったので増やしていけたらと。

次話、キャラ多くなりそうで、タダでも書き分け難しいのにどうしょうかと。

また読んでいただけたらありがたいです。

※奉仕部とオリヒロに対する八幡の気持ちの違い、わかりにくいと思ってます。
 今後の展開の中で、補足していきたく、お願いいたします。
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