似て非なるもの 作:裏方さん
12巻が出る前に、ゲームのほうが発売。
早速買いに回ったんだけど、どこにもありませんでした。 く~
ゆきのんの依頼って何だろう、4人の幸せを考えながら、
今回以降、進めたいなと思います。
※オリヒロも絡めさせてください。
では、よろしくお願いします。
「ふ~ん。それじゃ、本当に先輩とはなんもないんですかぁ?」
な、なに。 顔近いよ~。 そんなにじ~と見つめないで。
なんかあるはずないじゃん。
でもちょっとだけ意地悪したいな。
「うん。なんもないよ。 ただ、ちょっと比企谷君にぎゅって
抱き絞められただけ。」
「な、なんですと!」
いや、会長、ちょっ、ちょっと声大きいって。
ほら、みんな見てるじゃん。 でも、もう少しだけ。 ぐふふ
「んで、彼、なかなか離してくれなくて。
もう、困っちゃった。えへ♡」
できた。 今の完璧よね ”えへ♡”。
「ぐ。・・・・」
へ、か、会長。 下向いて、えっ、ちょっと震えてる?
もしかして、な、泣いてるの。
しまった。ちょっとやりすぎた。
「か、会長、嘘です。 ごめんなさい。 調子に乗りすぎました。
じつは、机の上から落ちそうになったわたしを助けてくれただけで・・・ん?」
「ぐ、ぐ、ぐ、あははははは! わたし見てましたよ、あの場面。
く、くるしぃ~。」
ぐ、このジャリ、やっぱ超きらい。 ちくしょ~
「あ~、苦しかった。 それにあの人にはそんな度胸はありませんよ。
地球がひっくり返っても。
そうですね、例えば目をそらせて頭かきながら、
『すまん。割と好きだったりする。』
とかいうぐらいですよ、おもいっきり頑張って。
まあ、そのことはもういいとして。
それより、いいですか! 今日は本当に少し怒ってたんですよ。
今後、絶対、勝手はだめですよ~。
い・い・で・す・ね。 ほれ返事は?」
ん~、わたしのほうが1個上よね? なんかこの扱いが・・・・
まぁ、これがうちの会長か。
「はい、会長。」
「それと、」
えっ、まだあんの?
「もし、もしもの時ですよ。 その時は絶対、わたしの応援してくださいね。
・・・敵はすっごい強敵ですから。ボソ 」
もしもの時? 会長もしもって、とうとう・・・
「さて、いろいろ聞かせてもらったし、そろそろ帰りましょうか。
それでは、また月曜日です。 美佳先輩!」
「うん、また月曜日ね。 ・・・えっ、美佳先輩?」
美佳先輩か、ふふふ。 なんかへんな感じ。
『応援してくださいね』っか。
でもね、会長。 今までみたいに、葉山君をダシに使ってる間は無理ね。
だって、それは本物じゃない。
それで比企谷君をつれ出したって、それはいつまでたっても・・・偽物。
それじゃあ、比企谷君のこころ掴めないと思うよ。
後悔しないためにも、素のあなたで全力でぶつんなきゃ。なんどでも。
なんてね。 恋愛経験ゼロのわたしがなにいってんのかね。
・・・・・・ それにわたしは、
”ドン”
「あ、ご、ごめんなさい。」
「いぇ、あたしも考え事してって、美佳っちじゃん。」
え、なにこの肉感と香りどこかでって思ったら、
由比ヶ浜さんじゃん。
由比ヶ浜さんってバスじゃなかったっけ。 なんで駅にいるの?
うん、 目が少し赤いし。
「あ、由比ヶ浜さん。 なに、どうしたのこんな遅くまで。
お料理教室とっくに終わったんじゃ?」
「う、うん。 お料理教室の後、三人でゆきのん家にいったの。」
えっ、三人で雪ノ下さんの家。 三人ってあの三人よね。
で、雪ノ下さんの部屋で三人? 密室で三人。
ぐふふふ ・・・・あ、やべ、鼻血が。
「美佳っち、どうしたの。 はな、鼻血でてるよ。
はい、ティッシュ。 大丈夫?」
だって、三人でイチャイチャ。 ん~、it's 比企谷ハーレム。
「なんか、変なこと考えてない?」
「ん、違う。 違います。 けっして、わたしもハーレムに
入れてなんて思ってませんから。」
あっ、墓穴ほった。
由比ヶ浜さん、そんなあとずさりしないで。
お願いひとりにしないで。
「ち、違うの。 さっきまで、会長とチョコケーキ食べてたから。
この鼻血はそれが原因だから。たぶん。
・・・信じて由比ヶ浜さん。」
「えっ、いろはちゃんと一緒にケーキ?
よかった。 もう、心配してたんだよ。
・・・でも、二人は仲直りできたんだね。」
うん? なんか由比ヶ浜さん。なんかいつもと違う。
おかしいな、三人っていったけどなんかあった?
ふむ。 あるとしたら、今日のお料理教室。
お料理教室、チョコ、バレンタイン、三人。
もしかしたら、お料理教室でなんか進展があった?
でも、あのジャリっ娘、なんもいってなかったけど。
はっ、もしかしてさっきの”もしもの時”って。
「はぁ~。」
げ、なに、その深いため息。 ほんと大丈夫?
ため息を一回すると幸せが1個なくなるって言ってたよ。 だれか。
・・・仕方ないね。
”ポチ、ポチ”
「ん? 美佳っち、電話?」
「あっ、と~ちゃん? 今日も遅い?
ん、了解。
あんま、無理しないでね。じゃあ」
よし、今日も、と~ちゃんは午前様。
ほんと社畜だね。 やっぱりあんたはわたしのとうちゃんだよ。
そんじゃ、
「ねっ、由比ヶ浜さん。 よかったら、ほんとよかったらでいいんだけど、
今日、わたしの家、寄ってかない? お、お泊りしてもいいよ。」
「えっ、美佳っちの家? で、でも美佳っちなんもしない?」
な、なんでわかったのって、冗談よ。 何もしないよ。
わたし、ほんとにそんな趣味ないって。 ちょっとだけしか。
「いや、何をするっていうの?
あのさ、今日もと~ちゃん帰ってくるの遅くなりそうで。
ほら、最近物騒じゃん。 心細くて。」
・・・それに、なんかあったんでしょ? あなた達。
わたしでよかったら話ぐらい聞くよ。
「心細い? うん、それじゃ仕方ないなね。
心細い美佳っちを助けてあげるね。
・・・・・美佳っち。 ありがとう。」
「うん。 わたし、とっても心細いの~。
助けて、由比ヶ浜さん。えへ♡」
「えっ、美佳っち、そんなキャラだった?」
・
・
・
”ギィ、バダン”
「ごめんね。 わたしの家、アパートだから狭くて。
どっか、腰下ろしといて。」
だって、初めてだよ。 と~ちゃんとわたし以外で家に人がはいるの。
クッションでいいかな?
なんか変なもんないよね。
「ううん。 知ってたよ。 この前、部室で言ってたじゃん。
やっぱり庭ないから、砂利は無理だね。」
”ぐぅ~”
し、しまった。 わたしとしたことが。 はずかし。
「あ、あの由比ヶ浜さん、お腹はすいてない?」
「うん、ちょこっとすいた感じ。
本当は三人でご飯食べるとこだったから。」
「よ~し、ちょっと待ってね。」
「あっ、わたしも手伝うよ。」
「うん、家にあるものだけで作るから、期待しないでね。」
なにあったっけ? たしか野菜とウィンナーと。
・
・
・
「ちょっとまった~。 それまだ入れないで。」
「へっくちょん。 あっ、美佳っちごめん。」
「うぁ~、小麦粉が。」
「ゆ、由比ヶ浜さん、み、味噌をマヨネーズと混ぜてて。
それだけお願い。」
・
・
・
「で、できた。 家にあるものだけで作った女子会料理。」
「やったね。 あたし初めてこんなの作った。」
いぇ、あなたは味噌とマヨネーズを混ぜてただけ・・・・
まぁ、いいか。
一緒に作れて楽しかったし。すこし疲れたけど。
「うん。 できたね。 小麦粉でつくったかんたんピザ&スティック春巻き
そして、由比ヶ浜さん特製、味噌マヨ野菜ディップ。」
「美味しそう。ねぇ、早くいただこう。」
「うん。 いっただきま~す。」
・
・
・
「へぇ~、小麦粉ピザおいしい。 ぱりぱりして。」
「由比ヶ浜さんの味噌マヨも美味しいよ。 よく混ぜてある。」
「うん。 愛情込めて混ぜました。
でも食べ過ぎて、明日から少しダイェットだね。」
たはは。 それ言わない。 これ出しづらいじゃん。
「さらなる追い打ち、じゃじゃじゃ~ん、このケーキ食べる?」
仕方ないね。 と~ちゃんと食べよっと思ったけど、
特別にご馳走してあげよう。
「ケーキ?、あっ、いろはちゃんと行ってたんだっけ。 うん、いただく。」
「じゃあ飲み物とってくるね。」
・
・
・
「うっま~。 このケーキ、マジ美味しいね。 どこで買ったの?」
「うん、駅前のケーキ屋さん。 めぐねぇに教えてもらったんだ。」
「めぐねぇ?」
「あっ、城廻先輩。 わたし同中で、昔は家が近所だったの。」
「ふ~ん。 あっ、だから前の生徒会に入ってたの?」
「うん、めぐねぇはわたしの憧れの人だよ。
げっ、恥ずかしい。 絶対内緒ね。 しゃべったらな泣かすよ!えへ♡」
「あっははは。 なんかいろはちゃんみたい。
・・・・・あ、あのね。 美佳っち。」
「うん。な~に。」
「い、いろはちゃんとどうやって仲戻ったの?
あんなにケンカしてたのに。
もしよかったらでいいんだけど、教えてくれない?」
「なに? 雪ノ下さんとケンカした?」
「違うよ。 そういえばあたしたち、ケンカしたことない。」
えっ、雪ノ下さんと由比ヶ浜さん、一度もケンカしたことないの?
由比ヶ浜さん、奉仕部に入って十ヵ月ぐらいたってるよね。
わたしなんか、あのジャリっ娘と何回言い争いしたことか。
すべてわたしの負けだけど。 くやしい、なんで勝てないの。
「わたしもよくわからないだけど、わたしは生徒会のため、
・・・・・それに今は少しあの娘のため。
わたしが思うことを言うの、やろうと思うの。
それで、あの娘に嫌われてもいいし、憎まれても
絶交されても・・・・・かまわないかな。
仕方ないね。 はじめは、なにこのジャリ。
少しはめぐねぇの爪の垢でも煎じて飲みやがれって
何度も思ったけど。
あの娘はあの娘で、結構頑張ってるからね。
おねぇさんとしても、面倒見てあげなくちゃ。
・・・な~んてね。」
「美佳っち、すっごくいろはちゃんのこと好きなんだね」
「えっ、違うよ。 わたしそんな趣味ないから。 少ししか」
「少しはあるんだ。 えへへへ」
「うん、少し。 嘘だよ~、あ、ケーキなくなっちゃたね。
それでは、とっておきのと~ちゃんのおつまみを。
ごめん、由比ヶ浜さん、冷蔵庫に飲み物入ってるから、
適当にもってきてもらっていい?」
「うん。了解!」
・
・
・
「あ、あたしね。 ゆきのんの気持ちわかってんだ。
でも、あたしの気持ちも同じ。
だから、もし、もしもだよ。
あたしがこ、こ、こ、告ったら、ゆきのんのことだから、
絶対、自分の気持ちを伝えない。 仕舞い込んじゃう。
あたしは、それが嫌・・・・・・だけど、そうなったらいいなぁ
って期待するあたしもいる。
あたし、汚いよね。 わかってんだ。
だって、ゆきのんが告ったら、絶対、あたしかなわないもん。
そんな、あたしのことが、・・・・一番嫌い。」
そんなら、わたしはどうなるの。 わたしなんてもっともっと
会長じゃないけど、地球がひっくり返ってもあなた達にはかなわないじゃん。
くっそ~。
「おい、由比ヶ浜! 貴様、飲みが足りん。
もっと飲め!」
えっ、なに、わたし変。 なんか気持ちが”ひっく”
「お~。 もっと飲むぞ! 次は美佳っちの番!
美佳っちは誰が好きなの! 質問は絶対答える決まりだよね~。」
な、なに、それを聞くのか。
今ここで、わたしの気持ちいえるわけないでしょ。
「わ、わたしは好きな人はいないよ。 本当だよ。
あの、き、気になる人はいるけど。」
「え~、だれ? さぁ吐け、吐かないとくすぐっちゃうぞ。」
えっ、なに、由比ヶ浜さん。 それやめて、くすぐったい。
だ、だめ。 そこは苦手。 いや~。
「わ、わかりました。 吐きます。そこはやめて~。」
「うん。 さぁ、だれ?」
「・・・・・・ひ、き」
「えっ、うっそ。 ヒッキー?」
あ、やばっ。 まずいじゃん。
「ち、ちがうよ。 広川比呂紀先生。」
ご、ごめん。 広川先生。 また利用しちゃった。
でも、気になる男の人No.3だから。 嘘じゃないよね。
「えっ、美佳っち。先生と生徒、なんかやばくない?」
「だ、大丈夫。 操は守るから。 それじゃ、由比ヶ浜さん、」
「結衣でいいよ。 結衣で」
「うん、ゆいゆい」
「それはだめ。 絶対!」
「へぇ? じゃあ。無難に結衣ちゃん。 比企谷君のどこに惚れたの」
「うぇっ、まじ、何で知ってんの。 」
「あのう、恐らく比企谷君以外、周りのみんな知ってると思うよ。」
「うへぇ~。
・・・あのね、あたしがこの高校に入って一番最初に話をした男子
ってヒッキーなんだ。
前に言ったよね、入学式の朝にあたしがサブレ、犬だけど散歩
に行ったとき、サブレが道路に飛び出して轢かれそうになったの。
それをヒッキーが助けてくれたの。」
「うん。 そんで比企谷君が轢かれて入院したんだよね。」
「うん、そん時ね、救急車まってるとき、ヒッキーが言ってくれたの。
『犬は無事か?』
『うん、ありがとうございます。 ごめんなさい』
『いや、犬が大丈夫だったらそんでいい。 怪我は治るから。』
って。 そのあと、ヒッキー気絶しちゃったんだけど。」
「へぇー。 比企谷君、カッコいい。
そんで結衣ちゃん、ハートを鷲掴みにされたの。」
「うんって、なに言ってんだろあたし。 めちゃ顔が熱い。 ”ヒック”」
うん、なんかやたら体が熱い。 それに頭がぽわ~って。
まぁ、いいや。
「よし、よく言った。 ゆいしゃん。 もっと飲め。」
「お~、飲むぞ。」
「ゆいしゃん、比企谷君に対する気持ちは本物なんでしょ?
ほんで、ゆきのん、雪ノ下さんのことも好きなんでしょ。
多分、雪ノ下さんもゆいしゃんのこと大事に思ってる。
だったら、ゆいしゃんがその気持ちを押しつぶしてたら
雪ノ下さんが一番悲しむよ。
雪ノ下さんが自分の気持ちを隠したら、ゆいしゃんが一番悲しむように。」
「えっ。」
「でも~、一番悪いのは、”ヒ・キ・ガ・ヤ”。
あの女たらしやろ~。 許さん。」
「そうだ。 ヒッキーが一番悪い。」
「よし、四人も女の子を泣かしてる天罰だ。
え~と今、十二時半? よし、行動開始。」
「へぇ? ・・・・・ ん、四人?」
”ポチ、ポチ”
・
・
・
”ブー,ブー”
「・・・おい、三ヶ木、今何時だと思ってんだ。」
「比企谷君、あのね。・・・」
”プー、プー、プー”
「おい、三ヶ木、三ヶ木? 切れやがった。」
”ポチ、ポチ”
・
・
・
「で、でねぇ。 なんだったんだ。 くっそ、眠れねぇだろ。」
「へ、へ、へ。 大成功。」
「美佳っち、知能犯。 あたしも今度やってみよう。
でも、美佳っち、ヒッキーの電話番号知ってたんだね。」
やっばー、つい初めて電話しちゃった。
へへへ、、あいつ電話でてくれんだ。 ってまずい。
「ゆいしゃん、飲もー」
「おー」
・
・
・
「ただいま~。 うぃ。 美佳ちゃん、今帰ったぞ~。
あっれ、美佳ちゃんがかわいくなってる。
いやこっちで寝てる、ふつ~のが、美佳ちゃんか。」
・
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・
「だれ? この娘。
なんで酔っぱらってるの?」
‐‐‐‐‐‐‐‐
ん~、あったまがいた~。
なんか変なもん飲んでたみたい。
と~ちゃん。 朝からなんか泣いてたし。
そういえば、なんか見たことのないラベルだったな~。
「う~ん。 頭痛~いよ~」
「あ、結衣ちゃん、大丈夫?」
「うん、なんとか。 それじゃ、そろそろ帰るね。」
「うん。駅まで送ってく。」
‐‐‐‐‐‐‐‐
「じゃね。 美佳っち、また月曜日。」
「うん。 月曜日。」
「あ、あのね。 昨日はありがとう。
あたし、少し整理できた気がする。
そ、それでね。
もし、もしもだよ。
あたし頑張ったとき、また話聞いてくれる?
美佳っち、応援しくれる?」
「へっ。 ・・・うん、任せておいて。」
いつでも、聞いてあげる。
わたしごときでいいのなら、いつでも付き合うよ。
「うん、じゃあね。」
「うん、また。」
えっ、あ、しまった。 会長からもなんか同じこと言われてた。
ど、どうしょう。
・・・・・どうしょうかね。 わたしの気持ち。
えらそうなことばっかいって。 わたしが一番、ばか。
‐‐‐‐‐‐‐‐
”ガラガラ”
「あれ、電気ついてる。
あつ、広川先生。 徹夜されてました?」
「へっくしょん。 あっ、おはようございます。
も、もう帰ります。 ぐす。」
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
これから、オリヒロの過去少しずつ出せたらと思います。
※興味なくてもごめんなさい。
もう、12巻でないのかな。
その場合、話どう進めよう。
三人とも魅力的過ぎだから、なやんでます。
あっ、サキサキも・・・・・どうしょうか。