とある一族の落ちこぼれ   作:勿忘草

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新キャラ登場です。
さらに早くも劇場版参戦。
このブウ編はスーパードラゴンボールヒーローズのネタを結構使う予定です。


『謎の戦士、サラガドゥラ』

天下一武闘会当日。

昨日、スパーニの野郎が血相を変えてここへ来た。

ブロリーが忽然といなくなったのだ。

一体何が起こっていやがる。

 

天下一武闘会の予選は昔の予選方式にするらしい。

パンチマシンの数値でやろうとしていたのをミスターサタンがやめたらしい。

マスコミも入らないでくれと言っていた。

普段なら通すが、試合でフラッシュをたかれることを考えたらいやなのが理由だ。

 

しかし予選を見る限りどいつもこいつも雑魚だ。

カカロットや悟飯の奴も残った。

トランクスたちは子供の部だから免除されたらしい。

 

本戦に残っているのは俺とカカロット。

悟飯やピッコロもいる。

だがその一方でおかしな奴が居た。

覆面野郎だ。

妙に胴が長いが手足が短い奴。

 

「それでは五十音順でお呼びいたします」

 

そう言ってまずは正体不明のキビトという奴が呼ばれる。

そいつが7番を引いて次のクリリンは1番。

そして悟飯の奴が8番を引き、キビトという奴との試合が決まる。

 

「サラガドゥラ選手」

 

そう呼ばれて進んでいく。

ゆらりと揺れて歩を進めた瞬間にただならぬ雰囲気を感じた。

俺は一瞬の間に天津飯の眼前にいた。

 

「天津飯、餃子に頼んであのフード野郎の相手を俺に細工しろ」

 

あいつと戦ってみたい。

カカロットとの決着が大事だが、奴に勝てばその願いも叶う。

ここは興味を持った相手を倒したい。

 

「分かった、第何試合だ?」

 

クリリンの奴が1番を引いているからな。

ここは俺が3番で奴が4番が望ましい。

 

「第二試合で頼む」

 

そう伝えた直後、奴がくじを引く。

すると3番を引くが天津飯は驚いていた。

 

「まだ、餃子が超能力発動してないのに引いたぞ」

 

元々の運がいいのか。

これで後の奴らの番号を操作してもらえばいい。

 

「ベジータさん」

 

審判が呼んでくる。

頼んだぞ。

 

「4番ですね、第2試合です」

 

あのフードの下の面を拝ませてもらうか。

俺は場合によっては悟飯と約束した超サイヤ人禁止のルールを取っ払う事にした。

 

「クリリンの奴には悪いがな」

 

この第一試合は勝つだろう。

しかし勝っても次の相手は正体不明の野郎か俺か。

まあ、俺はカカロットと戦えればいいから、後日約束したらくれてやっても構わん。

 

「ベジータ選手、サラガドゥラ選手、両者あがってきてください」

 

そう言われて上がっていく。

奴と向かい合わせになるから声をかける。

しかし、無言のまま所定の位置に立つ。

 

「無視か、かまわんがな……」

 

そう言って構えた瞬間。

奴が前に手をかざす。

すると空間に穴が開いていく。

幸い、俺と審判にしか見えないようにしているようだが……

 

「……」

 

その空間から人一人は優に収められそうな布袋が出てきやがった。

それをカカロットたちに向かって投げる。

その中には……

 

「ブロリー!!」

 

なんと、ボロボロになったブロリーが居やがった。

こいつが一人でやりやがったのか?

 

「面白い……このベジータ様が相手をしてやるぜ!!」

 

悟飯との約束を破って気を高める。

こいつの気が感じ取れない。

今の俺で勝てるか?

 

「始め!!」

 

その言葉と同時に駆けだしてくる。

思っていたよりも速い。

ひゅんひゅんと風を切るような音と共に拳が繰り出される。

 

「チッ!!」

 

蹴りを放つ。

しかしその蹴りに合わせて手を出し後ろへ飛ぶ。

そのまま後ろ回し蹴りを食らってしまう。

 

「ぐあっ!!」

 

武舞台から出る事は無いが、まさか俺がこうも簡単に一撃を許すとは。

顔が隠れていて表情は分からない。

さらに無言でこっちに向かってくる。

この不気味さがこの相手の恐ろしさに拍車をかけている。

 

「技を借りるぞ、『気円斬』!!」

 

すると反応があった。

その技を受け止めて握りつぶす。

 

「どうやらこの技を食らうのは嫌なようだな」

 

回避をするでもなく握りつぶす。

操作されて僅かに掠るのも嫌。

それが感じられる。

 

「……」

 

無言で構えてくる。

気弾の技のようだが……

 

「……」

 

禍々しい漆黒の気弾。

それを避けると次は螺旋状の気弾だ。

かいくぐっていくがこいつの戦闘センスがかなりのものだとうかがえる。

放ちながら的を絞らせないように円形へと動き回る。

 

「……」

 

ビキビキと音を立てている。

肉体の骨格を凌駕するような一撃。

自らの肉体への負担を考えない一撃。

 

「チッ!!」

 

腕を交差して受け止めようとする。

しかし想像以上の威力に俺は驚きを隠せない。

 

「がっ!?」

 

腕ごと俺の肉体を浮かせたのだ。

さっき食べたばかりのものが胃を遡ろうとする。

まさかこれほどとはな……

 

全員が驚愕の顔で染まっていやがる。

それもそうだ。

ダメージらしいダメージを与えてはいないのだから。

 

「『もうそこらで終わりにしておけ』」

 

どこかから声が聞こえやがった。

その声に従って奴は場外に行こうとする。

いや、従ってというよりもこれは……

 

「お前、操られていやがるな」

 

そう言ってフードの顔の部分を掴む。

その拍子に顔が露わになる。

するとその顔には仮面が付けてあった。

金色のピエロマスク。

そして逆立った白い頭髪。

 

「本当に別人だったか」

 

まさかとは思ったが残念だった。

仮面もはがせそうにない。

 

「場外!! 勝者、ベジータ選手!!」

 

だが、違和感は残っている。

本当にあの姿が本物なのか?

 

「『そこで待機だ』」

 

そう言われて座り込む。

動かしているのは声の主だろうか?

しかし顔が見えない。

水晶玉か何かで監視してたとしてもそれだけで俺を圧倒する力やブロリーに勝てるとは思えない。

おおよそ本能部分だけでも開放しているのか?

 

「しかし、外れたらいいんだがな」

 

そんな事を言っていると徐々に試合は進む。

だがここで異様なことが起こる。

悟飯の奴が変な奴らに器具を刺されてしまう。

それで気を吸収した後に飛び去っていく。

 

それを見たサラガドゥラに新たな指令が飛ぶ。

何かしら関係があるのか?

 

「『追いかけろ』」

 

そう言って追いかけていく。

しかし速度は抑えている。

あいつを泳がせるつもりだろう。

 

「こっちも追いかけた方がいいな」

 

そう言って追いかけるがあの女は来ない。

失望の眼がありありと出ていやがる。

そんなにショックだったか?

もしかしたらこの事態が奴につながっているかもしれないぞ。

 

「オラも悟飯が戻ったら追いかける」

 

カカロットもそう言う。

ブロリーも首を鳴らしていた。

 

「やつには借りがある」

 

そう言えばサラガドゥラにやられているんだったな。

リベンジをするのならばお前が先着。

俺は二番か。

ようやくあの女が重い腰を上げる。

 

「仕方ないわね」

 

俺たちと同じ速度で動く。

流石に修行をさぼっていたとはいえこういった面は未だに鈍っていないか。

ピッコロとクリリンもついてくる。

これで界王神とキビトという奴を含めて9人。

 

「死なないように気を付けろ」

 

相手の懐に忍び込もうとしているんだからな。

しばらくしていると地中からせり出している宇宙船を確認する。

サラガドゥラは離れたところで腕を組んでいやがる。

そしてその傍らには青肌の老人が居やがった。

青肌の男女と関係が深いと見たが……

 

「あれはメチカブラ……」

 

界王神いわくバビディを超える魔術師。

暗黒魔界を統べる者らしい。

 

「『来い』」

 

そう言って杖をかざすと空から降りてくる何人かの戦士。

一人は熊の人形を両手につけた少女。

一人はゴスロリチックな洋装の少女。

一人は痩せた緑色の剣士。

一人はマッチョな赤色の男。

二人は双子の男。

一人は褐色肌の女。

一人は白い肌の女。

一人は三面六臂の男。

そしてブロリーは見覚えのある青肌の男女。

 

「『暴れろ』」

 

そう言った瞬間、青肌の男女以外の先に現れた9人から紫色の気が噴き出す。

強化をしたようだ。

界王神の奴も苦い顔をしている。

 

「やつら……セル並みかそれ以上になっている奴も混ざっているぞ」

 

ピッコロも臨戦態勢を整える。

三面六臂がパーフェクトセル以上。

緑色の剣士と赤い肌のマッチョがセル並み。

褐色肌と白肌はセルの第二形態。

双子はセル第一形態といった所だ。

それ以外の少女はクリリンでもいけるかぐらいの存在だ。

 

「来るぞ!」

 

こちらに目線を配ると襲い掛かってきた。

それと同時に宇宙船の扉が開く。

そこにバビディという奴が出てきた。

緑というよりは黄緑色のハエのようななんだか見た目は奇妙な野郎だ。

だがその傍らにいる奴を見て青肌の女性の反応が変わる。

 

「お兄様、おひさしぶりです」

 

そう言うと赤いマッチョと緑の痩せ型剣士も瞬時に向かっていった。

どうやらあの二人は側近か?

 

「まさかあの女性、ダーブラの妹とは……」

 

界王神も事情通ではないらしい。

まさかといったような顔だ。

 

「魔界の王の妹、魔術に精通していて当然ですな」

 

キビトの言葉になるほどとブロリーが言う。

瞬間移動や強化の術。

そう言った事は当たり前にできることに納得ができたらしい。

 

「ダーブラは僕の味方なんだよ、やっちゃえ!!」

 

そう言ってダーブラに攻撃させようとする。

だがメチカブラの眼が光った。

 

「いい加減にしろ、小童が」

 

そう言って杖を突きつける。

それを見て蒼くなるがすぐに余裕を取り戻す。

 

「そんな事をしても無駄だよ、パパのお師匠様のようだけど、僕はパパよりすごいんだから」

 

そう言って目の前から消えやがる。

ダーブラも同じだ。

 

「フンッ、ミラとトワ、行くぞ、お前は『止めろ』」

 

そう言ってサラガドゥラを放置のまま宇宙船に乗り込もうとする。

再度こっちに向かってくる相手。

 

「いくよ、ヤンバラ!!」

 

そう言って褐色の肌の女がブロリーに攻撃を仕掛ける。

それに合わせて白肌の女も仕掛ける。

 

「リタ、気をつけてね!!」

 

どうやら褐色の女の名前はリタ。

白肌の相手はヤンバラ。

 

「はああ!!」

 

同時の攻撃を腕を交差して受け止める。

足払いを仕掛けると後ろへ跳躍して距離をとっている。

 

俺の方には三面六臂の相手が向かってくる。

一番強い俺を選ぶとは目が高い。

しかし、宇宙船に入らせてもらう!!

そう思ってかわしたが……

 

「……」

 

サラガドゥラが攻撃してくる。

ここは奴の目が届く場所ではないはず。

これでどういった仕組か確信を得た。

本能だけは解放させている。

それで命令に応じて体が動いている。

本能だからこそ体に染みついた動きをあいつは常にしている。

だがあの武闘会のときでの振る舞いを冷静に考えたらその通りだ。

 

『それくらいにしておけ』で無防備に攻撃を食らうでもなく場外に出る。

『待機しておけ』で居眠り。

『追いかけろ』で速度調整。

 

「しかし、どうやら忠実にこなすというのは変わらない」

 

俺が近づいていないから硬直している。

ジェスチャーで誰か侵入させようとする。

幸い、相手の数と俺達の数に穴がある。

 

「くっ!」

 

ピッコロは二人を相手にしていやがる。

隙がないといった感じだ。

クリリンも二人の少女に防御を固めており、侵入の隙を見いだせていない。

余っているのはピオーネあたりだが……

 

「なんだ、あのやる気の無さは…」

 

突っ立っているだけ。

お好きにどうぞと言わんばかりの無防備。

いっそ、死なせてくれと言わんばかりの覇気の無さ。

目にキラリとした光もない。

あの最強の女が愛しいものが無くなった途端、このざまだ。

 

「……」

 

止めるといった指令だったがさすがにあの覇気の無さに触発されたのかサラガドゥラが動く。

だがそれをするという事は……

 

「がら空きになった、行くぞ!!」

 

そう言うが奴のリカバリーは速い。

あっという間に手の届く範囲まで行くが……

 

「はっ!!」

 

界王神も近づいていたのだろう。

悟飯を硬直させた超能力でサラガドゥラを止める。

 

「くっ、入れるのは少ないです!!」

 

どうやら超能力があまり効いていない。

速くも動き始めている。

ここは……

 

「カカロット、悟飯、行って来い!!」

 

俺まで行くと兵站が崩れる。

あの女が仕事をすれば俺も入れたが……

界王神とキビトも入っていく。

あとは頼んだぞ。

 

「良いのか?」

 

ピッコロが聞いてくる。

これ以外に手はほとんどない。

俺の本気でこいつらをまとめてつぶす。

その後に侵入すればいい。

 

「はああああああ……」

 

天下一武闘会では髪の毛が金髪になる程度で済んだが、これは使えなかった。

流石に……

 

「髪の毛が伸びて、眉が無くなったなんて言い訳できないからな」

 

超サイヤ人3で一方的な展開にしてやる。

八面六臂の奴の前に立つ。

 

「終わりにしてやるぞ」

 

そう言って腹に一撃。

そしてそのまま蹴り上げる。

六本の腕で防いでいたとしても浮き上がるようだ。

 

「がっ……」

 

浮いた瞬間に飛び上がる。

だがその隙を見逃さないやつらがいた。

 

「シェエアア!!」

 

剣を振るってくる。

どうやらカカロットと悟飯が抜けたからその焙れた奴らが俺を狙ってきやがった。

界王神やキビトの相手が居なくてよかったぜ。

このレベルでもコンビネーションがあれば厄介だからな。

増えれば増えるほど面倒だ。

 

「うぉおお!!」

 

ピッコロが気を爆発させて双子を吹き飛ばす。

そして何かを閃いたのか。

にやりと笑う。

 

「ほら、止めてみろ!!」

 

掴んだ双子を入り口に向かって投げる。

なるほど、その手があったか。

 

「……」

 

そしてその考えは裏切られなかった。

命令を本能で完璧に遂行するサラガドゥラ。

双子の片割れの腹に一撃を叩き込んで弾き出す。

そして時間差で投げ込まれた奴は……

 

「……」

 

殴ってピッコロに渡そうとしてきた。

しかしピッコロは避ける。

これで二人撃破だ。

 

「随分と粘っていたが終わりだ!!」

 

病み上がりの体とはいえ後れを取るわけもない。

ブロリーも女二人を気絶させている。

クリリンもどうやら息も絶え絶えの状態ではあるが何とか勝利を掴みとっていた。

あとは俺だけだな。

そう思って構えた瞬間、けたたましい声が聞こえる。

 

「『こうなったらお前らの場所を変えてこれで蹴りをつけてやる!!、パッパラパー!!』」

 

呪文のような言葉が聞こえた瞬間、カカロット達が現れる。

そしてそこにはミラとトワ、メチカブラもいる。

ダーブラの奴も額に有った文字が消えている。

バビディは二つの『オルゴール』を掲げる。

 

「ある魔術師から奪ったこの『オルゴール』を使ってお前らを一網打尽してやる!!」

 

そう言うとオルゴールの音色が響きだす。

すると二人の男性が出てくる。

これが切り札か?

そう思った直後、共鳴するように立ち上った存在が合体する。

実体化をして地面に降り立った。

 

「こいつは……」

 

邪悪なエネルギーを固めたような存在。

そしてデカすぎる。

俺たちの大猿などの比ではない。

 

「行け、『ヒルデガーン』!!」

 

額に文字を浮かべた存在が突進してくる。

速い奴だ、しかしこの対処法は分かっている。

 

「こうすればどうする!!」

 

サラガドゥラを利用すればいい。

避けて入り口に行くように誘導する。

それを……

 

「……」

 

殴り飛ばそうとする。

それを肉体で受け止めるヒルデガーン。

 

「ギィイイイイアアアア!!!」

 

カウンターで一撃を叩き込む。

その一撃は重く後ろに飛んだにもかかわらず吹き飛ばした。

 

「『全力でやれ』」

 

そう言った瞬間、気が立ち上る。

掴みどころのない淀んだ気。

 

「……」

 

サラガドゥラが消えた。

ヒルデガーンの懐に入り込んでいた。

そして……

 

「……」

 

アッパーで浮かせる。

空に浮かせた方向へ先回りをするとそのまま地面へ叩きつける。

大質量でも戦いの型が崩れない。

 

「ガァアアアアア!!」

 

咆哮を放つがそれはまるでそよ風だという様に歩を進める。

それどころか……

 

「……!!!!」

 

声にならない声で咆哮を放つ。

それを見たメチカブラは苦い顔をしている。

何かしらの不都合があるのか?

尻尾を掴んで持ち上げる。

それを宇宙船に向かって叩きつける。

それを感じ取ったバビディはその周りと自分をバリアーで守る。

 

「ギィイイイ!!」

 

尻尾を伸ばして悟飯を狙う。

なるほど、狙いを変更して攪乱させていく気か。

 

「こんなもの!!」

 

そう言って避けて攻撃をする。

しかし驚愕の光景があった。

 

「これはっ!?」

 

煙のような形にヒルデガーンとかいう奴が変わっていく。

まさかこんな真似ができるとはな。

実体化しないとダメージが与えられん。

 

「くっ!!」

 

後退して様子見をする悟飯。

だがそこにサラガドゥラが来る。

 

「……」

 

本能で戦っている。

しかも気が常に噴き出ている。

さらに大きくなっているような感じさえする。

 

「どいて」

 

そう言って悟飯を掴んでどかすピオーネ。

ついにやる気になったか。

 

「きっとこの怪物は強化されているから私かブロリーじゃないと対処は難しいわ」

 

そう言ったピオーネにヒルデガーンが牙をむく。

大きな尻尾を振っていく。

それを下がって回避する。

相手が幻影になっていく、これの打開策は何処にある?

 

「……下らないわ」

 

ピオーネが攻撃を放つ。

するとヒルデガーンの顔が歪んでた。

一体何が起こった!?

 

「……」

 

サラガドゥラも同じように蹴り飛ばす。

ピオーネも大概だがこいつは一体何者なんだ。

 

「幻影とはいえど魔術の類、殺気を宿して気合の拳を放つとか魔族の方法で打開できるのよ」

 

ガタバルを探し続けていた中でピッコロに教わったらしい。

殺気に満ちた拳を旦那に叩き込むつもりだったのか?

 

「…グゲェエエエ」

 

実態を表しながら疲労困憊といった感じのヒルデガーン。

身体にかなりの傷を負っている。

その上には勝者の余裕を纏ったサラガドゥラが座っていた。




ブロリーと超サイヤ人2ベジータ、さらにはヒルデガーンを圧倒する謎の戦士サラガドゥラ。
彼はいったい何者なのか。
そしてピオーネは旦那不在によりヒロイン指数ダダ下がりです。
たとえるなら原作でセル編後にサボった悟飯ぐらいに落ちてます。

指摘などありましたらお願いします。

サラガドゥラ 
由来:『【サラガドゥラ】・メチカブラ・ビビディ・バビディ・ブー』

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