今回から妖怪の山突入!そしてあの二人と弾幕ごっこをします!
「それはいいんだが・・・・・あの二人には同情する」
「あはは~・・・・・そだね」
・・・・はい。ちょっと申し訳ないです。
それでは本編に参りましょう。
「本編どうぞ~」
ミコト達が神社を出発して一時間後・・・・・・
「・・・・・間違いないわ。早苗はこの山にいるわ」
ミコト達は幻想郷のとある山の前にいた。
「ここは・・・・・妖怪の山か」
「ミコト知ってるのか?」
「ああ。以前藍から話を聞いたことがある。幻想郷でも特に多くの妖怪が住まう山だそうだ。天狗の本拠地もここにあるらしい」
「へえ、そうなのか。でも本当にここにその早苗って奴がいるのか?」
「何言ってるのよ。私の勘を頼りにして来たんだからいるに決まってるじゃない」
魔理沙の疑問に霊夢が自信満々に答えた。
普通ならば何の根拠もないと思うであるであろうがそこは霊夢クオリティ。幻想郷一鋭いといっても過言ではない霊夢の勘であるので信憑性はかなり高い。
「まあ霊夢が言うなら間違いないだろうな」
「でも一応確かめたほうがいいんじゃないミコちゃん?」
「ああ、そうだな・・・・・って、ん?」
ミコト達の耳になんの脈絡もなくこの場にいるはずのない人物の声が聞こえてきた。
ミコト達3人が声のする方に振り向くとそこには・・・・・
「やっほミコちゃん~」
「どうもこんにちは」
竜希と妖夢が居た。
「竜希に妖夢・・・・・お前たちどうしてここに?」
「紫ちゃんにここに連れてこられたんだよ~」
「紫に・・・・だと?」
「そ。一時間ぐらい前に紫ちゃんが白玉楼に来て多方の事情を説明されてさ~。それで俺も行けって言われてスキマを通ってここに来たってわけだよ~」
ミコトの質問にあいも変わらずヘラヘラとした表情で答える竜希。
「紫の奴・・・・・・どうせなら私達もスキマでここに送れよな」
「全くね。それで妖夢はどうしてここにいるのよ?」
次に霊夢が妖夢に質問した。
「私は竜希さんにそろそろ修行の成果を確認しようと言われて連れてこられたんです」
「修行の成果?」
「修行と言えばいつも俺の相手をしてばかりだからね~。とりあえずよ~むちゃんが今どれくらい強くなってるのかを本人に確認してもらいたかったんだよ。この山は好戦的な妖怪が沢山いるらしいから相手は出てくると思ったしね~」
「なるほどな」
「竜希さんの期待に応えられるように頑張ります」
目を閉じ、刀に手を置きながら言う妖夢を、竜希は微笑みを浮かべながら励ました。
「ところでミコちゃん、能力使って探らなくていいの?俺とよ~むちゃんが直でここに連れてこられたってことはこの山に居るのは確実だけど正確な位置は知っておくべきじゃない?」
「そうだな・・・・・確かめてみるか」
ミコトは正確な場所を知るために能力を発動した。
すると・・・・・
「・・・・・あ」
小さく声を漏らした後に、ミコトは顔色を悪くした。
(な、なんで早苗の近くにアレの気配が・・・・?しかも今までに感じたことがないくらいでかいし・・・・)
「どうしたのミコト?顔色が悪いわよ?」
「な、なんでもない。き、気にするな」
心配して声をかけてきた霊夢にそう答えるミコトであったが、明らかに動揺しているのが見て取れた。
「なんでもないって・・・・・とてもそうは見えませんが?」
明らかに何かありそうだと思った妖夢が言う。
「ほ、本当になんでもないから・・・・・・それはそうと早苗の正確な位置はわかった。ついてきてくれ」
ミコトは誤魔化すようにそそくさと先に山に入っていった。
「ミコトの奴どうしたんだぜ?」
「わからないわ。あんなミコト初めて見る」
いつもとは明らかに異なるミコト。それは共に暮らしている霊夢でさえ初めて目の当たりにするものであった。
一方で・・・・・
(ミコちゃんがあそこまで動揺することといえば・・・・・・あれしかないか)
外の世界から付き合いのある竜希にはミコトが動揺している理由を理解していた。
(・・・・ここはミコちゃんを立てて言わないでおいたほうがいいかな~?まあいつかはわかることだとは思うけど)
ただこの場ではミコトの名誉の為に言わ内でおくことにしたようだ。
「はいはい。皆気になるのはわかるけど今は先に進む事を考えようよ~。ミコちゃんもどんどん先に言っちゃってるし~」
「・・・・・それもそうね。行きましょう」
「だな。竜希に急かされるのはしゃくにさわるけど」
「それどう言う意味魔理沙ちゃん!?」
「あはは・・・・・ドンマイです竜希さん」
恒例の竜希弄りを交えつつ、霊夢達はミコトの後を追った。
ミコト達が山に入ってからしばらくして・・・・・
「待ちなさい」
二人の少女が行く手を阻んだ。
一人はまるで茜色の服を身に纏い、髪には紅葉のような髪飾りをつけている。
そしてもう一人は黄色い上着にエプロンを羽織り、蒲萄の飾りの着いた帽子をかぶっていた。
「ん?なんだお前ら?」
突然現れた二人に魔理沙が尋ねる。
「私は秋静葉。紅葉の神です」
「私は秋穣子。豊穣の神よ」
「紅葉に豊穣・・・・・つまり二人は秋を司る神様ってことかな~?」
竜希は二人の自己紹介から推察する。
「ええ、そうよ」
「それで?その秋の神様が一体私達になんのようなのかしら?」
「・・・・・・私達はあなた達に弾幕ごっこを挑みます」
静葉が静かに・・・・だがはっきりとした口調で宣戦布告した。
「弾幕ごっこを・・・・ですか?」
「なんでだ?」
「そんなの決まったるわ・・・・・・・人気を得るためよ!」
「「「「・・・・・・は?」」」」
ミコト達は穣子の発言を聞き、わけがわからないといったように首を傾げた。
「幻想郷でもトップクラスの人気を誇るあなた達を倒せば私と静葉の人気はうなぎ登り・・・・・不遇な立場からから脱することができるわ!」
「だから・・・・・私たちと弾幕ごっこしてください」
困惑するミコト達を尻目に話をすすめる穣子と静葉。もはや二人の暴走は誰にも止められそうにない。
「・・・・・あの、これはどうすればいいんでしょうか?」
「言ってることがよくわからないからできれば回避したいのが・・・・・それは無理そうだな」
妖夢の問いかけにミコトが答えた。
「仕方がないわね。相手をしてあげましょう」
「そうだな。それじゃあ・・・・・」
「「いくわよ(いくぜ)、ミコト」」
霊夢と魔理沙はほとんど同時にミコトに促した。
「・・・・ん?」
「あ~、これは・・・・・」
「なんというか・・・・・先の展開が読めますね」
二人に促されたミコトは首を傾げ、竜希と妖夢は先の展開を予想して苦笑いを浮かべた。
「・・・・あんた何でしゃばってるの?ここは私とミコトの二人で相手をするからあんたは下がってなさい(黒笑)」
「・・・・それは私のセリフだぜ霊夢。ここは私とミコトでやるから霊夢は高見の見物を決め込んでろよ(黒笑)」
互いにいい笑顔(黒)を浮かべて牽制し合う霊夢と魔理沙。二人の周りの気温が下がったように思われるのは気のせいではないであろう。
「あ~・・・・二人共。そんなにやりたいなら二人で行ってきたらどうだ?」
事態を収集しようと案をだすミコト。
だが・・・・・
「「それが一番ありえないでしょ(ありえないだろ)!」」
ミコトの案は一蹴されてしまった。
「・・・・・竜希、妖夢。俺何かおかしなこと言ったか?」
まさか二人に却下されるとは思わなかったのか、ミコトは竜希と妖夢に尋ねた。
「まあそりゃあね~・・・・」
「あそこであれはないですよミコトさん・・・・・」
竜希と妖夢は呆れた様子でミコトに言う。
霊夢も魔理沙もミコトと一緒に弾幕ごっこをしたいと思っているのだからミコトの提案は見当違いにも程があるのだ。
尤もそのことをミコトに理解しろというのはまず無理であるのだが・・・・・
「仕方がないわね。ここは正々堂々・・・・・ジャンケンで決めるわよ」
「わかったぜ。勝った方がミコトと一緒にあいつらと弾幕ごっこをする。念のため言っておくが一発勝負だぜ」
「わかってるわよ」
どうやらどちらが出るのかはジャンケンで決めるようだ。
「それじゃあ行くわよ・・・・・・ジャンケンポン!」
こうして霊夢と魔理沙による弾幕ごっこの参加権を掛けたジャンケン対決が始まった。
(・・・・・というか今さらだが俺が出ることは決定事項なのか?)
二人がジャンケンをするのを眺めながらそんなことを考えるミコト。
そして・・・・・
「・・・・・なんで私達蚊帳の外みたいな感じになってるの?」
「・・・・・やっぱり私達は不遇なんだ」
誰からも構ってもらえずにいた穣子と静葉は少々いじけていた。
「よっしゃ!勝ったぜ!」
「くっ・・・・・負けたわ」
14回ものあいこの末、ジャンケン対決は魔理沙が制した。
「へへっ、悪いな霊夢。ここは私とミコトに任せてもらうぜ」
「・・・・・わかったわよ」
ニヤリと自慢げに笑みを浮かべる魔理沙を霊夢は恨めしそうに見ながら渋々と返事を返した。
「いくぜミコト」
「ああ」
穣子と静葉に向き直るミコトと魔理沙。
「待たせたな穣子、静葉」
「全くね。それじゃあ・・・・・始めるわよ!豊符『オヲトシハーベスター』!!」
「葉符『狂いの落葉』」
穣子と静葉は同時にスペルカードを発動した。
二人のスペルカードによる弾幕がミコトと魔理沙を襲うが・・・・・
「「甘い(ぜ)」」
ミコトは右に、魔理沙は左に飛ぶことで軽々と弾幕を回避した。
「次は・・・・」
「こっちから行かせてもらう」
次は魔理沙とミコトは穣子と静葉に向かって弾幕を放った。
「うわわっ!?」
「あ、危なかったぁ・・・・・」
様子見程度に放った弾幕であるのでそこまで規模は大きくなかったのだが穣子と静葉は危なっかしい様子でどうにか躱していた。
「・・・・・おい、ミコト。私思ったんだがこいつら・・・・・・弱くないか?」
魔理沙は先ほどの弾幕と拙い回避を見て率直に思ったことをミコトに伝えた。
「魔理沙・・・・・・それは思っていても口に出さない方がいいと思うが?」
「いやだって事実だし・・・・・ミコトもそう思っただろ?」
「・・・・・ノーコメントで」
それはもはや肯定しているのと同じである。
まあ二人がそうい思うのは無理もない。穣子も静葉も弾幕ごっこには慣れていないのだ。
「張り合いないな・・・・・仕方がない。とっとと終わらせるぜミコト」
「わかった」
魔理沙はミニ八卦炉を取り出し、ミコトはクラマを銃に帰る。
そして・・・・
「「恋符『マスタースパーク』!!」」
二人は同時にマスタースパークを放った。
当然弾幕ごっこに慣れていない穣子と静葉が熟練者である魔理沙とミコトのマスタースパークを回避できるはずもなく・・・・・
「「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」」
二人はマスタースパークの直撃を受けて吹き飛んでいった。
すなわち・・・・・この弾幕ごっこは魔理沙、ミコトペアの勝利ということだ。
「やっぱり弾幕パワーだぜ!」
(俺はどっちかというと手数重視なんだが・・・・・まあ言う必要はないか)
「ミコちゃん、魔理沙ちゃん。お疲れ様~」
弾幕ごっこを終えた二人に竜希が労いの言葉を掛ける。
「ああ、サンキュ竜希」
「それにしても・・・・えげつないわね。魔理沙一人でも相当な威力なのにミコトのも加わるなんて・・・・」
「・・・・・穣子さんと静葉さんには同情しますね。怪我していなければいいのですが」
霊夢と妖夢は吹き飛んでいった穣子と静葉を憐れむ。
「まあ確かに少し心は痛んだな・・・・・でも吹き飛んだ瞬間に能力使ってイノチを与えたから怪我してても治ってるはずだから大丈夫・・・・・だと思う」
「ミコちゃん・・・・随分と器用なことできるね」
竜希はミコトの器用さに素直に感心していた。
「それよりもさっさと進もうぜ。先はまだ長いんだし」
「それもそうね」
「行くか」
穣子と静葉を退けた一行は、早苗のいる神社に向かって歩を進めた。
あとがき座談会のコーナー!IN東方!!
今回のゲストは魔理沙さんです!
「よろしくだぜ!」
はいよろしくお願いします!それでは進めていきましょう!
「いや、座談会進める前に聞きたいことがあるんだが・・・・」
「なんでゲストが穣子ちゃんと静葉ちゃんじゃないの?」
それはその・・・・・私イマイチ二人のキャラを掴めなくて・・・・
「それで呼ばなかったのか・・・・なんか前にも同じようなことがあった気がするぜ?」
「確かプリズムリバー3姉妹の時だったね~」
「これだから未プレイのにわかは・・・・・」
ぐっ・・・・・・反論できない。
「しかも二人が勝負を仕掛けた理由が人気を得るためって・・・・」
「凄いメタいよな」
「流石に同情するよね~・・・・・」
穣子さん、静葉さん、そして秋姉妹ファンの皆様・・・・・本当にすいませんでした!(DOGEZA発動!!)
「全くコイツは・・・・・」
「まあ本人も反省していることだし・・・・・俺たちからこれ以上何かいうのはやめとこ」
「そうだな。他の話もしないとだし」
「わかった。それじゃあ気を取り直して次の話に行こう」
「今回他に気になったことといえば・・・・やっぱりミコトが動揺した理由についてだな!」
「うっ・・・・・やっぱりその話になるのか」
まあ魔理沙ちゃんが気になるのも無理ないよね~。魔理沙ちゃんはミコちゃんのことが大好きなわけだし~」
「なっ!?何言ってるんだぜ竜希!!」
わかりやすいですね~( ̄∀ ̄)
「・・・・主、ミコトがどうして動揺していたのかとっとと説明しろ。でないと・・・・」
わかりました。わかりましたからどうかそのミニ八卦炉をしまってくださいお願いします(汗)
「わかればいいんだぜ」
えっとミコトさんがあの時動揺した理由ですが・・・・・まあ早苗さんの近くにミコトさんの弱点であるアレのイノチを感知したからですね。
「ミコトの弱点?」
ええ。まあ察しのいい読者ならもうわかっているでしょうね。
「私はまだわからないんだが・・・・」
「・・・・・魔理沙。どうせそのうちわかることなんだから今はまだ知らなくてもいいだろ」
「まあミコトがそこまで言うなら・・・・どうせいつかわかることだしそれまで待ってるぜ」
「あはは~。ミコちゃんは本当にあれが苦手だもんね~」
「黙れ竜希」
さて、今回はここで締めにしましょう。
それでは・・・・
「「「「次回もまたきてくれ(きてね~)(きてください)!!」」」」