東方~儚き命の理解者~   作:shin-Ex-

116 / 151
第105話!

今回はとうとうミコトさんの意外な弱点が判明!

「本当に意外だよね~」

「・・・・・勘弁してくれ」

あはは、こんなミコトさん本当にレアですね。

それでは本編にいきましょう。

「本編どうぞ~」

「・・・・・憂鬱だ」


第105話

「お疲れ様~、よ~むちゃん」

 

「ありがとうございます竜希さん」

 

竜希は戦い終えた妖夢を笑顔で出迎えると、妖夢も笑顔で応じた。

 

「それで?俺と修行してから初めての俺以外との実戦わけだけどどうだった?」

 

「はい・・・・・自分でも信じられないくらい動けました」

 

「そいつはなにより。まだまだよ~むちゃんは発展途上だから修行を続ければもっと強くなれるよ~」

 

「もっと・・・・強く」

 

「まあ何はともあれ・・・・・よくやったねよ~むちゃん」

 

ナデナデ

 

竜希は妖夢の頭を優しく撫でた。

 

「あ、ありがとうございます」

 

妖夢は恥ずかしそうに顔を赤らめながら俯く。しかし、決してそれを拒むことはなかった。

 

「・・・・なあ、霊夢。あれどう思う?」

 

その様子を見ていた魔理沙が霊夢に尋ねる。

 

「どうも何も・・・・・そういう事なんじゃないの?」

 

「だよな。やっぱり妖夢の奴竜希のこと・・・・・というか竜希あれ意識してやってるのか?」

 

「たぶんね。竜希はどっかの誰かと違って鈍くはないみたいだから」

 

「それはタチが悪いぜ・・・・・・無意識でやるどっかの誰かと比べても」

 

「そうね・・・・・」

 

霊夢と魔理沙はミコトの方に視線を向けながら言う。

 

「二人共どうして俺の方を見るんだ?というかどっかの誰かって誰のことだよ?」

 

「「・・・・・はあ」」

 

「なんでため息?」

 

「・・・・別に意味はないぜ」

 

「ええ。魔理沙の言うとおりだから気にしないで」

 

「そうか・・・・わかった(結局どっかの誰かって本当に誰なんだ?)」

 

・・・・・もはやコントのようなやり取りである。

 

「それはそうと文、椛。俺達は先に進ませてもらうが構わないか?」

 

ミコトは戦い疲れて座り込んでいる文と椛に近づいて聞く。

 

「ええ・・・・・私達は妖夢さんに負けてしまいましたからね」

 

「ここで通さないというほど往生際は悪くありません。どうぞお進みください」

 

文も椛もこの期に及んでミコト達の行く手を阻もうとは思いはしないようで、潔く許可した。

 

「ありがとう。それとすまないな」

 

「もういいですよ。それよりもミコトさん、一つお聞きしたいことがあるのですが」

 

「なんだ?」

 

「ミコトさん達はこの山に一体何しに来たのですか?」

 

「ああ、そのことか。俺達はこの山に最近現れた神社に用があって来たんだよ」

 

「神社って・・・・・あの?それはまた・・・・」

 

「なに?その神社がどうかしたの?」

 

意味ありげなことを言う文に霊夢が尋ねる。

 

「それはもう。あの神社は今我々天狗・・・・いえ、この山に住む妖怪の間では悩みの種になっていますから」

 

「悩みの種?」

 

「ああ、そういえばにとりちゃんが言ってたね~。山に居着いた神様が原因でこの山の妖怪は腹の収まりが悪くなってるって」

 

「竜希さんの言うとおりです。我々の長、天魔様も物凄くお怒りですからね・・・・・おかげで私達は居心地が悪いです」

 

椛がゲンナリとした様子で言う。どうやらよほど天魔とやらの虫の居所は悪いらしい。

 

「全く・・・・・早苗の奴相変わらず変なところ抜けてるんだな」

 

「ミコトさんはその神社の方と縁があるんですか?」

 

「まあちょっとな」

 

「でしたら一つ伝言をお願いします」

 

「伝言?」

 

「はい。この山に居座るのならまず先住民達にしっかりと挨拶をするようにと言ってください。そもそも皆が怒るのはあちらがなんの話も通していないからなんで」

 

「それくらい自分達で言いなさいよ」

 

霊夢がいかにも面倒くさそうな表情をして言う。

 

「そうもいかないんですよ。我々は天魔様に神社に勝手に近づかないように言われているのですから。他の種族の者達も長に接触を禁じられているようですし」

 

「それはどうしてですか?」

 

「単純な話だよよ~むちゃん。来訪者は向こうなのにどうしてこっちから挨拶に行かなくちゃならないんだってようことさ」

 

「まあそんなところですね。かと言ってこのままにしておくのも面倒ですので・・・・・お願いできないでしょうか?」

 

「わかった。それぐらいなら構わないよ」

 

ミコトは快く文の頼みを承諾した。

 

「いいのミコト?」

 

「ああ、それぐらい大した手間じゃないだろ?」

 

「まあそうだけど・・・・全く、早苗といい神社の奴らは随分なろくでなしね」

 

「あ~・・・・・さなちゃんのことはともかく流石の俺も否定しきれないな~」

 

竜希は事態が事態なので弁明できずに苦笑いをする。

 

「じゃあ俺達はそろそろ行くな」

 

「はい。伝言の件確かに頼みましたからね。それと次会った時には取材もお願いします」

 

「相変わらずちゃっかりしてる・・・・・それじゃあまたな」

 

「・・・・・・待ってください」

 

その場から去ろうとするミコト達一行を椛が引き止めた。

 

「どうしたんですか椛?」

 

「ええ、ちょっと・・・・妖夢さん」

 

「なんですか?」

 

「・・・・・いつかまた勝負してください」

 

「え?」

 

「次に勝負するときは今みたいな無様な姿は晒しません。私は・・・・・あなたに勝つために修行して強くなってみせます!」

 

椛は妖夢にはっきりと宣言する。

 

「・・・・・だったら私は椛さんよりもさらに強くなります」

 

対する妖夢も、微笑みを浮かべながら椛にそう返す。

 

(うんうん、青春だね~)

 

その光景を見て微笑ましそうに竜希はニコニコと笑顔を浮かべていた。

 

「それと・・・・・竜希さん」

 

「俺にも?一体何かな?」

 

「・・・・・私に可愛いって言った責任はいつかとってもらいますから///」

 

椛は顔を赤くしてモジモジしながら小声で言った・

 

「・・・・・え?」

 

「そ、それでは失礼します!いきましょう文様」

 

「ふふふっ・・・・・椛もすみにおけないですね」

 

足早にその場を去る椛、そのあとを文は追っていった。

 

「えっと・・・・・ねえ皆。椛ちゃんの言う責任っていうのは一体どういうことだと思うかな?」

 

竜希は恐る恐るとミコト達の方へと振り向きながら聞いた。

 

「・・・・知らないわよ」

 

「同じくだぜ」

 

「自分で考えろ」

 

「竜希さん・・・・・あなたという人は?(スラッ)」

 

霊夢、魔理沙、ミコトは白い目を向け、妖夢は刀を抜刀し始めた。

 

「皆辛辣!?というかよ~むちゃんはなぜに抜刀してるの!?」

 

「覚悟はいいですか?」

 

「いや、良くないから~!」

 

慌てて逃げ出す竜希、そして妖夢はそのあとを追った。

 

「・・・・・さて、行くか」

 

「そうね」

 

「行こうぜ」

 

残った3人は我関せずといったように神社へと歩みを進めていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが早苗のいる神社ね」

 

文達と別れて30分後、一行は目的地である神社の前に到着した。

 

ちなみに竜希と妖夢のいざこざは道中でどうにか解決したもよう。

 

「さて、それじゃあ乗り込みましょう。そして早苗を・・・・ふふふふっ」

 

「れ、霊夢?お前何する気なんだぜ?」

 

「知りたい?」

 

「あ、いいです」

 

清々しいほどの黒笑を浮かべる霊夢を見て、魔理沙は追求するのをやめた。

 

「それじゃあ皆、行くわよ」

 

「はい」

 

「おっけ~」

 

「わかったぜ」

 

「・・・・・」

 

「?ミコト?」

 

皆が霊夢に返事を返す中、ミコトだけは黙り込んでいた。その顔色はどこか悪いように見える。

 

「どうしたのミコト?顔色も悪いわよ?」

 

「そ、それは・・・・・」

 

「あれ?君たち誰?」

 

突如として、会話に乱入してくる者いた。

 

5人が声のする方に振り向くとそこには・・・・・幼い少女がいた。

 

「およよ?そういう君はどちら様~?」

 

「私?私は守矢諏訪子。この神社の神様だよ」

 

少女・・・・・諏訪子は笑顔を浮かべて自己紹介する。

 

「はあ!?あんたが・・・・・この神社の神様!?」

 

「嘘だろ!?こんなちんちくりんが!?」

 

「なっ!?ちんちくりんって何さ!」

 

驚く霊夢と魔理沙に対して、諏訪子はちんちくりんと言われたことに対して怒りを顕にする。

 

「いや~、まさかこの神社の神様があんな小さい子だったなんて意外だねミコちゃ・・・・・って、あれ?」

 

竜希がすぐ隣にいたミコトに声をかけようとするがそこにはミコトはいなかった。

 

「ミ、ミコト?あんた何やってるのよ?」

 

ミコトがいたのは・・・・・霊夢の後ろであった。ミコトはなぜか霊夢の背に隠れるように身を縮こまらせている。

 

「あ・・・・いや・・・・その・・・・それは・・・・・」

 

霊夢の問いかけにしどろもどろになるミコト。その姿は・・・・まるで何かに怯えているようであった。

 

「君どうしたの?」

 

「く、来るな!」

 

様子のおかしいミコトに近づこうとする諏訪子。しかしミコトはそれを激しく拒絶した。

 

「・・・・・え?」

 

「あ・・・・・す、すまない・・・・でも頼むから・・・・・俺に近づかないでくれ」

 

申し訳なさそうにするミコト。しかし依然として様子はおかしく、涙目になっている。

 

「ミコちゃんのこの様子・・・・・もしかして」

 

竜希は何かに気がついたかのようにはっとする。

 

「ねえ諏訪子ちゃん・・・・・君ってもしかしてだけどカエルと縁があるのかな?」

 

「う、うん。まあそうだけど・・・・・」

 

「あ~・・・・・それでか。能力のせいでそれを感じとちゃったんだね~ミコちゃん」

 

「どういうことですか竜希さん?」

 

「あ~・・・・・これ言ってもいいのミコちゃん?」

 

「す、好きにしろ・・・・・・」

 

一応はミコトに許可を取る竜希。ミコトは今更隠すのは無理だと判断して了承した。

 

そして竜希は・・・・・・

 

「じゃあ言うけどミコちゃんは・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カエルが大の苦手なんだよね~」

 

ミコトの意外すぎる弱点を口にする。

 

「「「・・・・・・・えぇぇぇぇぇぇぇぇ~!?」」」

 

あまりにも意外すぎる事実に霊夢、魔理沙、妖夢は驚きを顕にするのであった。

 

「カエルは・・・・・カエルだけは本当に嫌・・・・・」

 

 




あとがき座談会のコーナー!IN東方!!

今回のゲストは守矢諏訪子さんです!

「よろしくね」

はいよろしお願いします!それでは進めていきましょう!

「いや、座談会進めるよりも私気になることがあるんだけど・・・・・・なんでミコトいないの?」

あ~・・・・それはその・・・・・まあ諏訪子さんがいるからとしか言えませんね。

「ミコト・・・・・そこまでカエルが苦手なんだ」

「そりゃもうね~・・・・・あれは筋金入りだよ」

万能で才能の塊のようなミコトさんの数少ない弱点ですね~。ちなみにこの弱点は私のものを反映しています。

「え?主はカエル苦手なの?」

はい・・・・・昔触って目が痛くなったことがありましてね。それ以来苦手となっております。

「そのせいでミコちゃんもカエルが苦手になっちゃったのか・・・・というか主、カエル苦手なのに諏訪子ちゃんといてもいいの?」

まあ諏訪子さんは見た目は可愛らしい少女ですからね。ミコトさんみたいに命を感じているわけではないので大丈夫ですよ。

「なんかそれは複雑なんだけど・・・・・というか主はなんで私をさん付けするの?」

「ああ、そういえば主って小さい子には基本的にちゃん付けだったっけ」

いやいやいやだって相手は神様ですよ?流石にちゃん付けはダメでしょ。

「なんか変な基準があるんだね~」

「まあ私は別にさん付けでもいいんだけどね」

「というかさ・・・・・ミコちゃんこれからどうすんの?諏訪子ちゃんの前じゃあ基本あの状態なんでしょ?」

それに関しては察している方もいるかもしれませんが・・・・・・言っちゃ悪いですけど基本的にミコトさんここから先殆ど役立たずになりますね。

「ミコちゃんが役立たず・・・・レアすぎるでしょ」

まあたまにはいいんじゃないですかね?

「本当にいいのかな・・・・・」

さて、今回はここまでにしましょう。

それでは・・・・・・





「「「次回もまたきてね(きてください)!!」」」



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。