東方~儚き命の理解者~   作:shin-Ex-

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第114話!

今回は私の敬愛する知る人ぞ知るあの方が登場いたします!

「テンション高いなおい・・・・」

「それほど嬉しいってことでしょ~」

その通りです!

それでは本編に参りましょう!

「本編どうぞ」


第114話

()()幻想郷には居ないって・・・・・まさかミコトは」

 

竜希の発言から、霊夢はミコトの居るところを察したようだ。

 

「多分霊夢ちゃんの予想通りだよ。ミコちゃんは今・・・・・・神無月神社にいる」

 

「・・・・・やっぱり」

 

どうやら霊夢の予想はあたっていたようだ。

 

「神無月神社?」

 

「どこだそこ?私は知らないぜ?」

 

神無月神社のことを知らない早苗と魔理沙は首を傾げている。

 

「二人が知らないのも無理ないね~。神無月神社は別次元の幻想郷に存在する神社だから。知ってるの実際に行ったことがあるごく一部の人だけだ」

 

「別次元の幻想郷・・・・・それっていわゆるパラレルワールドのようなものということでしょうか?」

 

「まあそう捉えてもらって構わないよ~」

 

「パラレルワールド?なんだぜそれ?」

 

「パラレルワールドというのは・・・・・「なんで?」・・・・霊夢さん?」

 

魔理沙にパラレルワールドの説明しようとする早苗であったが、それは霊夢の声によって阻まれてしまった。

 

「なんでミコトが・・・・・神無月神社に?」

 

「それはまあ・・・・・知らなければならないからだよ。自分の・・・・欠陥を」

 

「欠陥って・・・・・どういう事だぜ竜希?ミコトの欠陥って一体・・・?」

 

どうやらミコトの抱える欠陥がわかっていないらしい魔理沙が尋ねる。

 

「今のミコちゃんにはね大きな欠陥がある。その欠陥が原因でミコトは自身に向けられた愛に気がつけないでいて・・・・・さらに言うと愛されていることを理解できても心がそれを自覚できていない状態にあるんだ」

 

「理解できても自覚できない・・・・?」

 

竜希の言っていることの意味を理解できずにいる魔理沙。早苗もまた魔理沙と同じで分かっていないようであるが、唯一かつて竜希からミコトの欠陥を聞かされていた霊夢だけは悲しげな表情を浮かべていた。

 

「そのせいで実はミコちゃんは非常に危険な状態にあるんだよ。今まではかろうじてだけど大丈夫だったから自分で気がつかせるために放っておいたんだけど・・・・・今はそうも言ってられない状況でね」

 

「そうも言ってられない状況って・・・・・もしかして私が告白したことが原因なんですか?」

 

恐る恐ると竜希に尋ねる早苗。ここ最近で原因となることとなるとミコトへの告白以外にはないので、そう思い至るのも無理はないだろう。

 

「・・・・そうだよ。さなちゃんを責めるつもりはないけど原因は間違いなくさなちゃんが告白したことだ。それが原因でミコちゃんは悩んでしまい、どうすべきなのかを見失ってしまっているんだ。だからこそ・・・・・ミコちゃんは紫さんに神無月神社に連れて行かれたんだよ。あの子から自分の欠陥を教えられるためにね」

 

「・・・・・そのあの子というのは?」

 

「・・・・神無月葵。神無月神社の巫女で・・・・・ある意味では誰よりもミコトに似てる存在よ」

 

早苗の問いかけに、どこか憂いを帯びたような表情で霊夢が答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すみません、ミコトさん。お客さんなのに手伝ってもらってしまって・・・・・」

 

「いいや、気にするな葵。俺が好きでやっていることだからな」

 

現在ミコトは葵と共に、神無月神社の裏手にある畑で作業をしていた。

 

初めはお客であるミコトにそんなことはさせられないと言っていた葵であったが、それでは自分の気がすまないと半ば強引にミコトが頼み込んだ結果、こうして二人で畑作業をすることになったのだ。

 

「本当にありがとうございます。それにしても・・・・・・随分と手際がいいですね」

 

先程からスムーズに作業をこなすミコトを見ながら言う葵。確かにミコトの手際は非常にスムーズで、とても素人とは思えないほどであった。

 

「まあたまに幽香や美鈴の手伝いをしていたからな。そのおかげで慣れているんだよ」

 

幽香も美鈴も花の世話をしている。その手伝いをしていたおかげで畑仕事はある程度こなせるようになっているようだ。

 

「幽香さんと美鈴さんの・・・・・・あのお二人の育てたお花は綺麗ですよね。私大好きです」

 

「俺もだよ。でも・・・・・この子達も負けてないよ」

 

「え?」

 

畑の野菜に触れながら頬笑みを浮かべて言うミコト。対して葵はコテンと首を傾げた。

 

「この子達の命・・・・・凄く活き活きとしている。なんか嬉しそうって感じがして・・・・葵達が愛情を持って育てているっていうのがよくわかるよ」

 

「ミコトさん・・・・・ありがとうございます。そう言っていただけると凄く嬉しいです」

 

葵はニッコリと笑顔を浮かべた。

 

「別にお礼を言うようなことじゃあないさ。さて、あと少しで終わるし、もう一頑張りだな」

 

「そうですね」

 

葵が返事を返すと、二人は畑作業に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・鬼灯、お前はどう思う?」

 

ミコトと葵が畑仕事をしている一方で、神社に残ったルカが同じく残っていた鬼灯に尋ねた。

 

「どう思うとはミコトのことか?それとも・・・・・葵のことか?」

 

「どっちもだ」

 

「まあそうだろうな。ふむ・・・・・・まずミコトについては本人は悟られないようにしていつもりであるだろうが不安定な状態にあるのは間違いない。何かに悩んでいるのだと感じた」

 

先ほどミコトと将棋をさしていたからだろう。鬼灯はミコトが悩みを抱いていることには気がついていたようだ。

 

「そうだろうな。でなければ向こうの紫がわざわざこっちに・・・・・葵のところにミコトを寄越すはずがない。問題はミコトが何に悩んでいるかだが・・・・・」

 

「それこそルカの能力でわからないのか?」

 

「無理を言うな。別にミコトは私達に嘘をついているわけじゃあないんだからわかるはずないだろ」

 

ルカの能力の中に『嘘を見破る程度の能力』というものがある。これは相手が嘘をついていたとき、本音が聞こえてくるというものである。

 

これは相手の心内を見抜くことに長けた能力であるといえるが、それでもあくまでも見破ることができるのは相手の嘘のみで相手の隠し事を見破ることができるわけではない。

 

今回ミコトは心内を悟られぬようにしてはいたが一切嘘を言っているわけではない為、ミコトの心内を知ることはできずにいた。

 

「それもそうか。知っているとしたら葵なのだが・・・・」

 

「その肝心な葵が明らかに隠そうとしてるからな」

 

確かに相手の過去を見ることができる葵ならばミコトの心内を知っていてもおかしくはない・・・・・というよりも実際に葵はミコトが何に悩んでいるのか、そしてなぜ神無月神社に来たのかを知っている。

 

しかし・・・・・葵はそれを意図的にルカと鬼灯に知られないようにしている。事実、その話になろうとしたら葵は半ば強引に話題を変えようとしていたのだから。

 

「だがまあ葵のことだ。何か考えがあって私達に知られないようにしているんだろう」

 

「そうだな。おそらく心配する必要はないだろう。ミコトのことは葵に任せて私達は成り行きを見守るとしようかルカ」

 

「そうだな」

 

こうして、ルカと鬼灯はミコトのことは葵に任せることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう・・・・・・」

 

夕食と風呂を終えて葵達が寝静まった頃、ミコトは神無月神社の縁側で物思いにふけりながら煙管を吸っていた。もちろん葵達から事前に許可はとってある。

 

そんなミコトに・・・・声をかけるものが一人。

 

「クスクス、中々良い煙管を持ってるのね♪」

 

上機嫌そうに笑い声を上げながら何の前触れもなく姿を現したのは黒のゴスロリ服を身に纏い、美しい黄金の髪をなびかせる少女。

 

この幻想郷の賢者の一人にしてスカーレット家の始祖・・・・・・レティシア・スカーレットであった。

 

「ああ。俺のお気に入りだからな」

 

突然現れたレティシアに、ミコトは煙管を指で弄びながら平然とした態度で返事を返した。

 

「クスクス、驚かないのねミコト♪」

 

「俺の能力はわかってるだろ?よほどのことがない限り気がつかないなんてことはないよ」

 

「クスクス、今はそのよほどのことがあなたにあったから気がつかないと思ったわ♪」

 

「・・・・・」

 

レティシアの発言に、ミコトは表情を険しくさせる。

 

「・・・・・どこまで知ってるんだレティシア?」

 

「クスクス、さあどこまでかしらね♪」

 

口元に手を当て、意味深に笑みを浮かべながら言うレティシア。

 

「はあ・・・・・その様子じゃ全部わかってるんだな。まああんたのことだから当然といえば当然か」

 

「クスクス、褒め言葉として受け取っておくわ♪それはそうと・・・・・あなた大丈夫なの?」

 

まっすぐとミコトを見据えながら尋ねるレティシア。その表情からは先程までの笑みは消えており、真剣そのものであった。

 

「どうせ隠しても無駄だと思うから白状するが・・・・・あまり大丈夫ではないな。早苗になんて返事を返すべきなのか・・・・・そもそもなんで早苗の気持ちに気がつけなかったのか。俺は・・・・・俺にはわからない」

 

額に手を当て、苦悩を顕にするミコト。その姿は酷く弱々しい。

 

「そう・・・・・・」

 

「レティシア・・・・・お前ならわかるか?俺がなんで早苗の気持ちに・・・・・早苗の愛に気がつくことができずにいるのか」

 

「・・・・ええ。知っているわ」

 

「なら、それを俺に・・・・「ダメよ」・・・・え?」

 

ミコトが最後まで言い終えることなく、レティシアはキッパリと拒否した。

 

「私では・・・・ダメよ。それは葵の役目だから。その為にそっちの紫はあなたを神無月神社に寄越したのよ。それぐらいのことはあなたにもわかるでしょ?」

 

「・・・・ああ、わかっているさ。でも葵は・・・・葵は教えてくれない。俺の過去を見たはずだから事情は理解しているはずなのに葵は・・・・・何も教えてくれない」

 

「ミコト・・・・それは葵に考えが・・・」

 

「わかってる!葵には葵に考えがあるっていうのはわかってる!でも・・・・でも俺は・・・!!」

 

声を張り上げ、怒鳴りつけるミコト。その姿は普段の彼とは明らかに違う。余裕など全く感じられなかった。

 

「・・・・・こんな姿をしても私は長い時を生きているわ。だからあなたの苦悩は・・・・少しは理解できている。だからこそ・・・・・・焦ってはダメよミコト。葵が信用に足る子だということはわかっているでしょ?あの子のことを信じてあげなさい」

 

「レティシア・・・・・そうだな。葵を・・・・信じるよ」

 

優しい口調で、レティシアはミコトを諭すと、ミコトは落ち着きを取り戻した。

 

「取り乱してしまってすまないレティシア」

 

「クスクス、気にしなくてもいいわよ♪あなたには借りがあるもの♪」

 

いつもの調子に戻ったレティシアが言う。

 

「借り?覚えがないんだが・・・・・」

 

「クスクス、あなたは狂気に囚われた二人を助けてくれたじゃない♪」

 

「だがあのレミリアとフランはお前の妹じゃ・・・・・」

 

「クスクス、たとえ世界は違っても二人が『レミリア・スカーレット』と『フランドール・スカーレット』であることにはかわりないわ♪だから十分な借りになるのよ♪」

 

「・・・・・そうか。レティシアらしいな」

 

「クスクス、それはどうも♪それじゃあ私はもう行くわね♪またねミコト♪」

 

「ああ。また」

 

溶けるように闇夜に消えていくレティシアを、ミコトは手を振りながら見送った。

 

「・・・・・・ありがとなレティシア」

 

聞こえるかどうか定かではないが、レティシアに対して礼を述べるミコト。

 

そして煙管を咥え直し、夜空を仰いだ。




あとがき座談会のコーナー!IN東方!!

今回のゲストはルミナスさんの作品において筆頭チートキャラ!レティシア・スカーレット様です!

「クスクスよろしくね♪」

よろしくお願いいたします!ようこそおいでくださいましたレティシア様!

「こいつ・・・・・速攻で傅きやがったぞ」

「どんだけ敬愛してるんだよ」

強いて言うなら一生お使えしたいぐらいですね。

「こんな駄主いらないだろ」

「いても邪魔だしね~」

酷っ!?

「クスクス、でもまあそこまで言うなら執事にしてもいいわよ♪」

本当でございますかレティシア様!?

「クスクス、ええ♪ただし一つミスする事にこのドリンクを飲んでもらうけれど♪」

・・・・・え?それってもしかして・・・・

「クスクス、蓬莱汁(永琳作の激苦健康ドリンク)と乾汁(某テニス漫画の罰ゲーム的ドリンク)を混ぜたものよ♪」

「うわぁ・・・・・さすが天性のドS。えげつないね~」

「・・・・・味覚が死ぬな。主、これは諦めたほうが・・・・」

苦いのに耐性があるから大丈夫苦いのに耐性があるから大丈夫苦いのに耐性があるから大丈夫・・・・・・・・

「自己暗示かけてらっしゃる!?」

「こいつマジだぞ・・・・・」

「クスクス、これは予想以上ね♪」

「・・・・ねえミコちゃん、一応主って自称Sなんだよね?」

「そのはずだが・・・・・」

「クスクス、信憑性皆無ね♪」

苦いのに耐性あるから大丈夫・・・・・よ~し!いける!いけるぞ!レティシア様覚悟は出来ております!どうか私めを執事に・・・・

「クスクス。だ~め」

ええっ!?なんでですか!?

「クスクス、だってそんな暗示をかけたってことは始めからミスする前提なのでしょ?そんな心構えの人を執事になんてできないわ♪」

ぐっ・・・・・もっともすぎるご意見。わかりました。諦めます。

「やけに素直に引いたね~」

まあレティシア様の言うとおりですし。

「レティシアの前だとこいつ物分りいいな」

否定はしませんよ。

さて、今回はここまでにしましょう。

「クスクス、結局本編の話全くしてないわね」

「ここではよくあることだ」

「もはや座談会というより茶番だね~」

・・・・・なんも言えねえ。

ま、まあともかく・・・・




「「「「次回もまたきてくれ(きてね~)(きなさい♪)(きてください)!!」」」」



















今更だけどレティシア様のキャラがこれでいいのかすっごい不安(汗)
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