今回は読者様が考えてくださったキャラが登場します!
さらに・・・・・禁断のあるネタをミコトさんに仕込みます。
「・・・・・果てしなく憂鬱だ」
「うん。これは正直ね~」
どうなるかは本編でご確認を。
「本編どうぞ~」
第118話
「お~いアリス、連れてきたぜ~」
「おじゃまします」
この日、ミコトは魔理沙に連れられアリスの家に来ていた。
どうやらアリスはミコトに用があったらしく、魔理沙に連れてくるように頼んだのだ。
「いらっしゃい。わざわざ来てくれてありがとうミコト」
「いや、気にするな」
「連れてきた私に対してはお礼はないのか?」
「はいはい。ありがとうね魔理沙」
アリスはやれやれと肩を竦めながら魔理沙に感謝の言葉を述べる。
「なんかついでみたいな言い方だな・・・」
「当然よ。だってついでですもの。本当なら言うつもりはなかったし」
「薄情な奴だな」
「当然のように人の本を無断で持ってく人に言われたくないんだけど?それに比べれば私に頼みごとされるぐらいどうってことないでしょ?」
「・・・・・魔理沙?」
むっとした表情で言う魔理沙に対してアリスが反論すると、ミコトは魔理沙の方に清々しい黒笑を向けた。
どうやらまた魔理沙の悪い癖が出たのだと思ったらしい。
「そ、そんなことよりアリスがミコトを呼び出すなんて随分珍しいじゃないか。一体なんの用があるんだぜ?」
魔理沙は焦ったように話題を変えた。まあそうしなければミコトからO☆HA☆NA☆SIを受けてしまうことになってしまったであろうから気持ちはわからなくもない。
「ええ、実はミコトに・・・・」
「あ~!!」
アリスが話始めようとしたその瞬間に、それを遮るかのような声が部屋に響き渡る。
3人が声のする方向に振り返るとそこには白のショートポニーでメガネをかけており、その奥に赤い目を煌めかせている少女が居た。
「やあ!会いたかったよみっくん!!この時を待ち焦がれたよ!!」
少女は満面の笑みを浮かべながらミコトに言い迫る。それこそ鼻がつきそうなくらい顔を近づけてだ。
「み、みっくん?」
「はあ・・・リフィア。ミコトに会えて嬉しいのはわかるけどいきなりそれは失礼よ」
初対面であるにも関わらず何故か愛称で呼ばれてしまったせいで困惑するミコト。その一方でアリスが呆れたように少女・・・・リフィアを咎めた。
「ごめんごめん。嬉しすぎてついね~」
リフィアはあははと笑って誤魔化す。
「えっと・・・・・アリス?そいつは一体誰なんだぜ?」
「この子は・・・・」
「ちょっと待った!自己紹介なら自分でできるよアーちゃん!」
「わかったわ。それなら早くしなさい」
「了解!それでは・・・・・はじめまして!ボクはリフィア・アルカード!アーちゃんとは親友でこの家に下宿させてもらってます!よろしくね」
元気よく、快活に自己紹介をするリフィア。その姿はまさに天真爛漫というべきものであり、好感が持てる。
「おう!よろしくなリフィア」
「よろしく。ところでリフィア、さっきのみっくんっていうのはまさか・・・・」
「うん。君の渾名だよ。もしかして気に入らなかった?」
リフィアは首をコテンと傾けながらミコトに尋ねる。
「・・・・いや、別に構わない。少し気になっただけだからな」
そのように聞かれれば流石のミコトも拒否しきれないようで、渾名で呼ばれることを受け入れた。まあどこかの最強道化剣士とちがってちゃん付けされていないだけミコトにとってはかなりマシなのであろう。
「そっか。ならよかった♪」
渾名を受け入れられたことにご満悦なリフィア。
・・・・・よもやこうなることを予期してあのような聞き方をしたのだろうかというツッコミは無しにしていただきたい。
「ところでアリス、ミコトに用ってもしかして・・・」
「ええ。この子がミコトに会いたがっていたからよ」
「リフィアが俺に?それまたどうして?」
「ふふふっ・・・・それはズバリこれだよ!」
どこにしまっていたのか、リフィアはたくさんの紙の束を取り出した。
その紙の束を見たミコトは顔を引きつらせる。
「こ、これは・・・」
「文の文々。新聞・・・・しかもミコトの特集記事ばかりだぜ」
「そう!ボクはこの新聞がきっかけでみっくんに興味を持っちゃってね。是非とも会いたいと思ってアーちゃんに頼んだんだよ」
「あの時は大変だったわ・・・・リフィアってば会いたい会いたいって駄々をこねるんですもの」
その時のことを思い返すと頭痛がするようで、アリスは頭を押さえた。
「なんでまた俺なんかに興味を・・・・」
「そりゃ・・・・キミとはボクと同じで幻想入りした存在だからね。気になるに決まってるよ」
「幻想入り?ということはリフィアも元々外の世界の住人なのか?」
「そうだよ。ある日学校帰りに違う道を通ったら気がついたら幻想入りしちゃったんだ♪」
「しちゃったって・・・・随分軽い言い方だな」
幻想入りという結構なハプニングに遭遇してしまったという割には魔理沙の言うとおりリフィアの言動はどこか軽かった。
「実際そこまで深刻に考えてないからね。むしろ未知との遭遇って感じで興奮したし」
「わからなくもないな。でもなんでアリスの家で下宿してるんだ?」
「森で彷徨ってたこの子と偶然出会って・・・・それでまあ色々あってうちで住まわせることになったのよ」
(その色々ってのが気になるんだが・・・・まあいいか)
敢えて暈したのだから本当に色々とあったのだろうと判断したミコトはそれ以上追求しなかった。
「それはそうとみっくん。せっかく会えたわけだからキミに一つお願いがあるんだけど・・・・聞いてくれる?」
「・・・お願いの内容によるな」
「大したことじゃないよ。ただボクと弾幕ごっこして欲しいんだ」
「弾幕ごっこ?」
「そう!アリスから教わって以来すっかり虜になったんだ。いつもはアーちゃんに相手してもたってたんだけど是非ともみっくんに相手してもらいたくて。ダメかな?」
「うっ・・・・・」
真っ直ぐにミコトを見つめながら尋ねるリフィア。その眼差しは何とも断りづらい。
「弾幕ごっこなら私が相手してやるぜ」
「う~ん、マッちゃんがか~・・・・」
ミコトの代わりに弾幕ごっこを引き受けようとする魔理沙。しかしリフィアはあまり乗り気ではなさそうだ。
「なんだ?私じゃダメなのか?」
「そういうわけじゃないよ。ただ今はみっくんとやりたい気分なんだよね」
「そういうことか。わかった。それなら今回はミコトに譲るぜ。頑張れよミコト」
「は?ちょっと待て魔理沙、俺は・・・・・」
「よし!それじゃあ外でやろうかみっくん!」
リフィアは当のミコトの意見を聞くことなく、腕を掴んで外に連れて行ってしまった。
「・・・・魔理沙、あなたミコトをはめたわね」
「へへっ。あの二人の弾幕ごっこを見てみたかったからな」
ジト目で聞いてくるアリスに魔理沙はしてやったりといった笑顔を浮かべながら言う。
「まったく・・・・・後でミコトに何言われても知らないわよ?」
「その時はその時だぜ。さあ、私達も外に出ようぜ」
「そうね」
魔理沙とアリスもまた、ミコト達のあとを追って外に出た。
(はあ・・・・・結局こうなるのか)
アリスの家の前で、リフィアと向かい合うようにして立っているミコトは内心でぼやいていた。
(魔理沙の奴はめやがって・・・・・後で説教だな)
恨めしそうに魔理沙を見つめるミコト。しかし魔理沙はというとそんなミコトの気持ちなどお構いなしといったように笑みを浮かべている。
「どうしたのみっくん?」
「・・・・・いや、なんでもないから気にするな」
「そっか。それじゃあ・・・・やろっか♪」
リフィアはニッコリと笑顔を浮かべながら、ミコトに向かって弾幕を放つ。
不意打ち気味に放たれたそれを、ミコトは軽く体を捻らせるだけで躱した。
「ふふっ。やっぱりこの程度は当然のように躱せるよね」
「これでもそれなりに鍛えてるからな」
「流石みっくん。新聞に書かれた活躍は伊達じゃないね」
「・・・・・アレはほとんど文が誇張した内容だ。あまり間に受けないでくれ」
どうやら文々。新聞の内容はミコトにとって頭痛の種らしい。
「そんな謙遜しなくてもいいと思うんだけど・・・・・まあいいや!今はとにかくこの弾幕ごっこを楽しまないと!今度はさっきまでと違うから覚悟してね!」
そう言いながらリフィアは懐からスペルカードを取り出した。
「魔衝『シャドウスター』!!」
スペルカードを発動するリフィア。するとミコトに対して赤い閃光が真っ直ぐに向かってゆく。
「そういうスペカか。それなら・・・・恋符『マスタースパーク』!!」
対してミコトは鈴を銃に変化させ、マスタースパークを放った。
ミコトのマスタースパークはシャドウスターを飲み込んでそのままリフィアに向かっていく。
「嘘っ!?わわっ!!」
まさか自身の放った弾幕を躱すどころか飲み込んで反撃してくるとは思っていなかったようで、リフィアは大慌てで横にとんで回避行動を取る。
「ビックリした~・・・・まさかシャドウスターが飲み込まれるなんて思わなかったよ」
「それにしてはいい反応してるじゃないか。流石は吸血鬼との半妖といったところだな」
ふっと笑いながらミコトはリフィアに言う。
「あ?気がついた?」
「まあな」
ミコトの言うとおりリフィアは吸血鬼と人間の間に生まれた半妖であった。ミコトはイノチからその情報を読み取ったのだ。
「確かにボクは吸血鬼と人間の半妖だよ。まあ今はこの姿は人間のものだけどね」
「人間である俺に合わせてるのか?」
「それもあるけどどっちかって言うと気分の問題かな?」
「そうか」
「そんなことよりも次はみっくんから仕掛けてきてよ」
リフィアは挑発するように指を振る。
「わかったよ。ならこいつを試させてもらう。紅符『スカーレットシュート』!!」
紅の弾幕を放つミコト。それは吸血鬼、レミリアの使うスペルカードであった。
「これは綺麗だね!でも負けないよ!魔障壁『クリム・イージス』!!」
リフィアの前に巨大な赤い壁が出現する。その壁によってミコトの紅の弾幕は阻まれてしまった。
「からの・・・・魔斬『ファントカッター』!!」
(黒い斬撃・・・なかなか器用だな。だがこの程度なら)
リフィアから発せられる黒い斬撃は、ミコトの両手に持った剣で全て切り裂かれる。
「黒と白の剣・・・・・みっくんにお似合いだね。なら次は趣向を変えて・・・・魔幻『スター・イリュージョン』!!」
カッと煌く赤い閃光を浴びるミコト。するとミコトの目のする景色がぐにゃりと大きく揺らぎ始めた。
「これは・・・・幻覚か」
「ご名答!ここからは一気にいかせてもらうよ!魔現『メテオ・ミラージュ』!!」
スペルカードを発動するとリフィアは5人に分身し、赤い闘気を纏いながらミコトに向かってゆく。
(幻覚で惑わせて一気に畳み掛ける作戦か。いい手だが・・・・)
「無駄だよリフィア」
ミコトは5人のリフィアを的確に躱してみせた。
「嘘っ!?どうして!?」
まさか対処されるとは夢にも思っていなかったのであろう。リフィアは驚きを隠せずにいた。
そしてさらにりフィアを驚かせることがあった。
なんとミコトは・・・・・目を閉じていたのだ。
「め、目を閉じてる・・・・確かにそうすれば幻覚を見ないで済むけど普通本当できないよ?流石は命を理解する程度の能力ってところ?」
「我ながら利便性高いと思うよ。さて、それじゃあ・・・・・そろそろ終わりにしようか。混符『黒と白の驟雨』」
黒と白の弾幕がリフィアに降り注がれる。
「甘い甘い!この程度じゃ私は討ち取れない・・・・」
「だろうな」
「・・・・あ」
上空からの弾幕を回避するのに気を取られたリフィアは、肉薄してくるミコトに気がつかなかった。
これで決めようと銃口をリフィアにつきつけようとするミコト。
(マズイ!え~とこういう時は・・・・)
「ま、魔眠変『サイレント・シープ』!!」
焦ったリフィアは咄嗟にスペルカードを発動。羊型の弾幕がミコトを襲う。
「おっと」
しかしそれに反応できないミコトではない。ミコトは武器を銃から剣へと変化させて弾幕を切り裂いた。
だが・・・・・
「なっ!?」
「えっ!?」
急いで発動させたスペカだからなのか、切り裂かれた弾幕は爆弾のように破裂してミコトを飲み込んだ。衝撃によって発生した煙がミコトの姿を覆い隠す。
「・・・・・はっ!?み、みっくん!」
あまりのことにしばし呆然としていたリフィアであったが、煙が晴れはじめると同時にミコトへと駆け寄る。
「み、みっくん!大丈・・・・夫?」
煙が晴れ、ミコトの姿を目にしたリフィアはまたしても呆然としてしまった。
まあ無理もないであろう。なぜなら・・・・ミコトの体には大きな変化が訪れてしまったのだから。
「ふう、流石に今のはビックリしたな・・・・って、あれ?なんか声が・・・・・」
自分の声がいつもより高いことに疑問を抱くミコト。さらに胸が押さえつけられてるかのような苦しさも感じる。
どうしたことだろうと胸に手を置くと、ふにょんとした柔らかい感触がミコトの手に伝わった。
「ん?なんだこの感触・・・・」
「お、おいミコト・・・・」
「あ、あなた・・・・・」
弾幕ごっこを観戦していた魔理沙とアリスがミコトに近づく。その表情は驚愕に染まっている。
「えっと・・・・みっくん。そのなんて言えばいいか・・・・」
リフィアもまた、物凄くいたたまれない表情でミコトに声を掛ける。
「ん?なんだリフィア?」
「本当にごめん。みっくん・・・・・・・・
女の子なっちゃった」
「・・・・・・・・・・・は?」
あとがき座談会のコーナー!IN東方!!
今回のゲストはもちろん澪刹弥凪さん考案のオリキャラであるリフィア・アルカードさんです!
「よろしくね!」
はいよろしくお願いします!それでは進めていきましょう!
「中々天真爛漫な子だね~。そういう子俺結構好きだよ~」
「ありがとうロ・・・・ドラゴン君!」
「・・・・ねえ、今なんて言いかけた?なんて言いかけた?」
「なんでもないよ。気にしないで!」
(・・・・絶対に今ロリゴン君って言おうとしてた)
「まあなんでもないならいいけどさ~。ところでさ、これどうする?」
「・・・・・・」
ミコトさん・・・・かつてないほど落ち込んでますね。
「あはは・・・・・・ほんとにごめんねみっくん」
「・・・・いいんだ。わざとじゃないってわかってるから」
「ならいいけど(・・・・・・密かにいつかワザと使おうって考えてたなんて言えない)」
「覇気が全然ないよミコト・・・・」
あれ?竜希さんミコちゃんって呼ばないの?
「そりゃ今そんな風に呼んだら冗談にならないし」
複雑ですね・・・・・とりあえずミコトさんが女の子になっちゃった経緯を話しましょう。リフィアさんお願いします。
「うん。私があの時使ったスペカは本来被弾した対象を眠らせるものなんだけど希に性別が変換されちゃうんだよね」
「その希にが今来ちゃったっていうことか~。焦って使ったからってのもあるかもね~」
「いや、それなんだけど・・・・・ミコトの場合は多分100%ああなるんだよね」
「・・・・どういうことだ?」
「あれって外見が変化する性別に近ければ近いほど効果が現れやすいから」
・・・・ああ、ミコトさん外見ほぼセイバーだから。
「もう泣きたい・・・・」
「まあまあ。ちなみに効果はどれくらい?」
「ミコトの場合は一週間かな」
「・・・・マジか」
この章はもうこのネタを引っ張る確定ですね。
というわけで読者の皆!楽しみにね!
(・・・・主、後でシメル)
さて、今回はここまでにしましょう。
それでは・・・・・
「「「「次回もまたきてくれ(きてね)(きてください)!!」」」」
「もう・・・・・本当に嫌だ」