東方~儚き命の理解者~   作:shin-Ex-

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第119話!

今回から女体化ミコトさんの受難となります!

「受難言うな」

「でも間違ってないじゃん」

「・・・・・悲しくなるからやめてくれ」

ドンマイです。

「貴様が言うセリフかそれは!」

「まあまあ」

それでは本編に参りましょう。

「本編どうぞ~」

「・・・・・できれば本編読んで欲しくない」


第119話

「ミコト・・・・・あなたとうとう女になっちゃったのね」

 

神社に帰宅したミコトを出迎えた霊夢の第一声がそれだった。

 

「霊夢・・・・もう少し驚いてくれ。なんで早々に受け入れてるんだ」

 

霊夢の言動に、ミコトは思わず頭を抱えたくなった。まあ無理もないであろう。

 

「はははっ!ドンマイミコト」

 

「みっちゃん本当にごめんね?」

 

神社まで付き添ってきた魔理沙とリフィアが慰めるように肩に手を置く。だがその表情は非常ににこやかだ。おおかた面白いとでも思っているのであろう。

 

ちなみに魔理沙がともかくリフィアまで付き添っているのはことの発端だからつきそうようにアリスに言われたからだ。

 

「思い切り笑うな魔理沙。それとリフィア、その呼び方は洒落にならないからマジで勘弁してくれ」

 

「でも今は女の子なんだよ?この呼び方の方がしっくりこない?」

 

「・・・・・・しっくりきて欲しくないんだよ。ちゃん付けするなんてあの馬鹿だけで十分だ」

 

よほどちゃん付けは嫌なようだ。まあ普段竜希からミコちゃんと呼ばれることさえ本気で嫌がっているのだからし方がないであろう。

 

「とりあえずどういう経緯でそうなったのか教えてくれないかしら?あとそいつが誰なのかもね」

 

霊夢は初対面であるリフィアに視線を向けながら言った。

 

「ああ。わかったよ」

 

3人は事の経緯とリフィアのことを霊夢に説明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふうん。つまりミコトのこの状態はリフィアのスペカが原因っていうことね」

 

「まあそうなるかな~。いや~ボクはとんでもないスペカをつくっちゃったよ~」

 

あははと笑いながら言うリフィアからはあまり悪びれた様子は感じられなかった。

 

「リフィア・・・・・頼むからそんないい笑顔で言わないでくれ」

 

「リフィア、グッジョブよ(そうよ。やめなさいリフィア)」

 

「霊夢、本音と建前が逆になってるぜ?」

 

本音と建前が逆になってしまっている霊夢に魔理沙が指摘を入れる。

 

「まあ気持ちはわからないでもないけどな。なにせあのミコトが女になっちゃったんだからな」

 

「そうよね。元々女でも違和感ない容姿をしていたミコトが本当の女に・・・・」

 

「お願いしますから本当にもう勘弁してください」

 

弱々しく覇気のない声で霊夢と魔理沙に懇願するミコト。相当まいってしまってるようだ。

 

「ごめんごめん。それで?ミコトいつになったら男に戻れるの?まさかずっとこのままだなんてことないわよね?」

 

「流石にずっとはないよ。せいぜい一週間ってところかな?」

 

「・・・・・俺からしたら十分に長すぎる」

 

「まあまあそう落ち込むなよミコト。一週間女を体験できてラッキーぐらいな気持ちでいようぜ?」

 

「フォローしてくれるのは嬉しいけどな魔理沙・・・・・そんな気持ちにはなれそうにない」

 

魔理沙のフォローはあまり効果がないようでミコトは落ち込んだままであった。

 

「まあ・・・・・とりあえず着替えてきたらどう?その服じゃその・・・・・胸がきついでしょ?」

 

霊夢はミコトの胸を見ながら言う。現在のミコトの胸は推定Dカップ。今着ている服ではだいぶ胸が圧迫されてしまうのだ。

 

「・・・・・そうする。和服なら大丈夫かな・・・・・」

 

ミコトはげんなりしたまま着替えに向かった。

 

「・・・・・・というか、ミコトが女になるのはまあいいとしてあの胸はなんなのよ」

 

「だよなぁ・・・・わかるぜ霊夢。あの胸・・・・・正直ズルいと思うぜ」

 

「「・・・・・・はあ」」

 

溜息を吐く霊夢と魔理沙。その手は自身の慎ましい胸に置かれていた。

 

「あはは~。まあ二人共胸小さいもんね~」

 

「「・・・・・は?」」

 

にこやかな笑顔を浮かべながら言うリフィア。対して霊夢と魔理沙は不機嫌そうな声を出す。

 

その目は・・・・・リフィアの豊満なEカップの胸に注がれていた。それはもう恨めしそうに。

 

「あ?もしかしてこれ羨ましい?羨ましい?」

 

リフィアは自分の胸に手を当て、からかうような笑みを浮かべながら言う。

 

「・・・・・別に。羨ましくなんてないわよ」

 

「霊夢の言うとおりだぜ。そんなの歳食ったらだらしなく垂れ落ちるのがオチだ」

 

「残念。ボクは半妖だから歳をとっても容姿は殆ど変わらないんだよね~」

 

「「ぐぬぬ・・・・・」」

 

悔しさを顕にする霊夢と魔理沙。

 

その時・・・・・

 

「ふ、ふざけるなぁぁぁぁ!!」

 

神社の奥からミコトの怒号が響き渡る。

 

「い、今の・・・・みっちゃん?」

 

「おいおい、どうしたんだぜ?ミコトがあんなに叫ぶなんて珍しいな」

 

「とにかく行ってみましょ」

 

3人はミコトのいる部屋へと移動し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミコト!一体どうしたの!?」

 

部屋に駆け込んだ霊夢達3人。その目には何やら紙を握りしめてワナワナと肩を震わせるミコトの姿が映る。

 

「・・・・・・これ」

 

ミコトは手にした紙を渡す。紙には文字が書かれており、3人はそれに目を通す。

 

ミコトへ

事情は把握しているわ。女の子でいる間は私が用意した服を着なさい。

ちなみにあなたの服は私が預かってるから。男の子に戻ったら返すわね。

 

 

「この手紙・・・・・・紫からだな」

 

「ミコト、紫が用意した服って?」

 

「・・・・・それだ」

 

ミコトが指差す方には、確かに服があった。あったのだが・・・・・

 

「うわぁ・・・・見事に女物ばかりだね~」

 

その服というのが全て女物なのだ。ワンピースやセーラー服、巫女服、浴衣、魔女服、メイド服、果てはCAの衣装やナース服まである。さらには下着まで置いてあり、それももちろん女物だ。

 

「紫・・・・・次会ったら絶対にシメテやる。絶対にだ」

 

紫に対する激しい怒りを顕にするミコト。ドス黒いオーラを纏っている今のミコトは親友である竜希でさえ見たことがないほどに悍ましい。

 

「なんていうか・・・・・ご愁傷様みっちゃん」

 

「お前も大変だな」

 

「心中察するわミコト。さて、それじゃあ・・・・・」

 

「「「どの服着る?」」」

 

「・・・・・・は?」

 

3人がさも当然のように言い放ったその一言に、ミコトは素っ頓狂な声を上げてしまった。

 

「どの服着るって・・・・・・え?3人共何を言っているんだ?」

 

「何って決まってるじゃない。その服じゃ胸が苦しいから着替えるんでしょ?」

 

「だからどの服着るか聞いてるんだぜ?」

 

「みっくんはどれがいい?」

 

物凄くいい笑顔をしながらミコトに迫る3人。対してミコトは冷や汗を流しながらひくついている。

 

「う~ん・・・・私のオススメはこのレースのついたやつかな?」

 

「私はこの巫女服の方がいいと思うけど」

 

「いいや、魔女服にしようぜ」

 

当事者であるミコトを置いてけぼりにして、服を手に取りながら話を進めていく3人。その楽しそうな表情は年頃の女の子らしいものであった。

 

「いやいやいやいやいや・・・・・・・着ないからな?なんか服選んでくれてるけど俺はそれ着ないからな?それ着るくらいなら胸が苦しくても今着てるので我慢するしいっそさらしでも巻けば・・・・」

 

「ダメよ。さらしなんて巻いたら胸の形が悪くなるわよ?」

 

「いや、別に知ったことじゃないから。というか霊夢だってさらし巻いてるだろ」

 

「・・・・・・私はいいのよ。崩れるほど大きくないから」

 

「・・・・・・うん、なんかごめん」

 

少々声のトーンを落として言う霊夢に、ミコトは思わず謝ってしまった。

 

「ともかく、今着てる服でいいって言うけど一週間ずっとそれを着るわけにはいかないぜ?」

 

「マッちゃんの言うとおりだね。それにボクとの弾幕ごっこで汚れちゃってるし」

 

「「「というわけで・・・・・・」」」

 

「と、というわけでなんだよ?やめろ・・・・・来るな。来ないでください。お願いだから勘弁してください」

 

少々イってしまっている目でミコトに迫る3人。ミコトはジリジリと後ずさりながら逃れようとするが・・・・・・

 

「「「大丈夫!ミコト(みっちゃん)なら絶対に似合うから!」」」

 

「それなにも大丈夫じゃない!こうなったら・・・・クラマ!シラマ!」

 

ミコトが叫ぶと、クラマとシラマが姿を現す。

 

「クラマ、シラマ。あの3人をどうにか抑えて・・・・・って、おい?何をしている?」

 

クラマとシラマに3人を抑えるように指示するミコトであったが・・・・・なぜか2人は霊夢達でなく、ミコトの体を掴んで押さえ込んでしまった。

 

「ミコト様、着替えないのは衛生面でよろしくありません。ここは諦めてあの服を着ましょう」

 

「・・・・・(こくこく)」

 

「クラマさん!?シラマさん!?」

 

予想だにしない使い魔の裏切り。あまりのことにミコトは思わず2人をさん付けで呼んだ。

 

「「「さて・・・・・・覚悟はいい(か)?」」」

 

「や、やめろ!服を掴むな!服を脱がせるな!」

 

ミコトの懇願も虚しく、5人はミコトに女物の服を着せようと迫った。

 

この日のことはミコトにとって一生のトラウマとして胸に刻まれることであろう。

 

 




あとがき座談会のコーナー!IN東方!!

今回は霊夢さんをゲストに迎えております!

「よろしくね」

はいよろしくお願いします!それでは進めていきましょう!

「ミコト・・・・・女物の服を・・・・・」

「俺の意志じゃない・・・・・無理やりだ」

「ごめんなさいミコト」

「霊夢・・・・・そんないい笑顔で言われても説得力がないんだが?」

まあでもね、女体化するにあたって避けては通れないネタですから。

「ネタ言うな・・・・・俺はかなりきついんだぞ?」

「まああれはね~。服はともかくとして下着までだもんね~」

「・・・・・・もう死にたい」

「大丈夫よ。似合ってるもの」

霊夢さん、それは追い打ちでしかないです。

「おい竜希、お前の服いくつか寄越せ。それで乗り切る」

「あ~・・・・・残念だけどそれは無理だわ。紫さんに服貸さないように念を押されちゃってるからね~。もし貸したりなんかしたら俺の服まで女物とすり替えられちゃうらしいし」

「親友の頼みだぞ?女物の服ぐらい着てみせろよ」

「いやいや・・・・・流石にそれはないって。俺が女物の服着たりしたら完全な変態よ?俺の容姿は黒崎一護(正確には志波海燕)なんだよ?」

「大丈夫だ。お前が変態なのは今に始まったことじゃない」

「どう言う意味よそれ!?俺変態扱いされたことはないはずだよ!?」

「ロリコン、ショタコン扱いはされてるけどね」

「それ今言わなくてもよくね霊夢ちゃん!?」

「たくっ、仕方がないな。こうなったら霖之助のところで服を調達・・・・」

初対面時に女と間違えられて告白されたの忘れちゃったんですか?今のミコトさんが言ったらあの時の再現ですよ?

「・・・・・・逃げ場無しか」

「諦めなさい。一週間の辛抱よ」

「・・・・・本気で泣きそう」

あはははは・・・・・さて、今回はここまでにしましょう。

それでは・・・・・









「「「「次回もまたきてくれ(きてね~)(きなさい)(きてください)!!」」」」












「この章でいくつトラウマが生じるのだろうか・・・・・・はあ」

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