それではどうぞ。
クリスマスの夜・・・・・・そのイベントは紅魔館にて開催された。
「レーディース&ジェントルマン!!」
「ジェントルマンは圧倒的に不足してるけどね~・・・・・」
「ちょっと竜希さん!横槍入れないでくださいよ!」
何やらそれっぽく仕切っていた文に、竜希がテンション低めでツッコミを入れると、文はプンプンとわかりやすく怒ってみせた。
「まあ気を取り直して・・・・・今宵は聖夜!そしてそれに相応しいイベントがこの紅魔館にて今まさに行われようとしております!その名も『ドキッ!サンタだらけのコスプレコンテスト!』」
文が宣言すると同時に、会場中から歓声が響きき渡る。
「まあポロリはないそうだけどね~・・・・・」
「そんなもんは水着コンテストでやればいいんですよ!今回はとにかく出場者で誰が一番サンタのコスプレが似合っているのかを審査するのです!あ、ちなみに参加者以外の方もコスプレしてますので読者の皆さん安心してください!」
「安心ってなにに?てかメタいよ・・・・・・」
「進行はこの私!清く正しいミニスカサンタの射命丸文!そしてアシスタントは・・・・・」
「・・・・・紫黑竜希で~す」
堂々と自己紹介する文。対して、アシスタントであるにもかかわらず、竜希のテンションは酷く低い。
「あややや?竜希さんテンション低いですよ~?せっかくのお祭りなんですからもっと盛り上がりましょうよ!」
「俺だって盛り上がりたいよ・・・・・・こんな格好でなければね!」
竜希の格好・・・・・それは赤と白で彩られたサンタではなく、茶色に赤い鼻のトナカイであった。
「いいじゃないですか。似合ってますよ?トナカイはサンタにとってなくてはならないあ・・・・・相棒ですからね!」
「今足って言おうとしたよね?絶対に足って言おうとしたよね?」
「それはどうでもいいとして「良くないからね!?」はいはい、愚痴なら後でたっぷり聞きますから進行妨げないでください」
「ぐっ・・・・・わかったよ~」
「それでいいのです。ではここで5人の審査委員をご紹介いたします!まず一人目!今では知らぬ者はいないといっても過言ではない外の世界から訪れしハイパー美形!コンテスト参加者でなかったことを嘆く女性も多数いた!一夢ミコトさんです!」
「文・・・・・・なんだよその紹介は?」
紹介されたミコトは、頭が痛そうに抑えていた。ちなみに衣装はオーソドックスな厚着である。
「ミコちゃ~ん。今からでも参加しようとは・・・・」
「お前は黙ってソリでも引いてろ」
「いつにも増して辛辣じゃね!?」
「まあ参加するようにしつこく誘われてましたからね~。それでストレスが溜まっていたのでは?」
「・・・・・わかってるならそれ以上言うな。次いけ次」
ぶっきらぼう気味に進めるように促すミコト。どうやら相当イライラしてしまっているようだ。
「了解しました。それでは二人目の審査員を紹介!二人目は魔法の森に住まう普通の魔法使いこと、霧雨魔理沙さんです!」
「私の紹介簡単すぎだぜ!?」
自身の自己紹介があまりにも簡潔すぎることに若干ショックを受けている二人目の審査員の霧雨魔理沙。ちなみに衣装はミニスカサンタ。
「すみません。他に紹介の仕方が思いつかなくて・・・・・」
「だからってそれで酷いぜ・・・・・」
「嘆くな魔理沙・・・・・・俺よりマシだ」
肩を落とす魔理沙をミコトが励ます。
「ミコト・・・・・ありがとうだぜ。そういえばこの衣装・・・・・似合ってるか?」
「ああ。いいと思うぞ」
「そっか・・・・へへっ」
ミコトに褒められて嬉しそうな魔理沙。機嫌は完全に治った模様。
なお、それを見た会場のミコトに惚れている女の子たちは羨ましそうにしていたのは言うまでもないであろう。
「では続きまして3人目。幻想郷の創設者にして妖怪の賢者!サンタとなってもその胡散臭さは微塵も揺るがない!八雲紫さんです!」
「ふふふっ。よろしくね♪」
3人目の審査員は八雲紫。衣装はスマートなドレスタイプのサンタコスプレであり、大人の優雅さを醸し出す。もっとも、胡散臭い笑顔は消えていないが。
「紫さんあの紹介には何も思わないの?」
「だって事実だもの。特に気にしていないわ」
「流石は賢者!器も大きいですね~」
「褒めてくれてゆかりん嬉しい♪」
((((ゆかりんって・・・・・・自分の歳考えていいなよ))))
今の紫の発言に会場にいる全員の気持ちが一つになった。もっとも、口に出そうものなら何をされるかわからないため心の内にとどめたが。
「では4人目・・・・ここからは審査員兼スペシャルゲストになります。いつもクスクス笑顔を絶やさぬ麗しき令嬢!しかしその実態は究極にして超絶なサディスティック!ルミナスさん作の『東方〜もう一人の巫女〜』よりおいでのレティシア・スカーレットさんです!」
「クスクス、よろしくね♪」
紹介をうけ、ご機嫌な笑顔を浮かべるレティシア・スカーレット。衣装はサンタカラーのゴスロリ服である。
「よ、よく来てくれましたねレティシアさん・・・・・」
「クスクス、こんなに楽しい催しに呼んでもらえて光栄だわ♪でも竜希、どうして笑顔がひくついているのかしら?」
「い、いや・・・・それはその・・・・・あの・・・・・」
「クスクス、安心しなさい。コンテストが終わったらたっぷり弄ってあげるから♪」
「それが嫌なんですけど!?」
・・・・・どうやらレティシアには竜希が何に怯えていたのかわかっていた模様。
「というか弄られるの俺だけ!?ミコちゃんも弄ってよ!」
「俺を巻き込むなこの駄トナカイ!」
「クスクス、安心しなさいミコト。あなたも後で弄ってあげるから♪」
「勘弁してくれ・・・・・・」
ミコトも竜希同様いじられることが確定した。もはや哀れとしか言えない。
「あやややや・・・・・これは聞きしに勝るドサドっぷりですね。では最後の審査員の紹介に移ります。ある意味では我々にとって神とも言える存在!彼がいなければこの世界は成り立たない・・・・・・この作品の作者!Exさんです!」
「はい、よろしくお願いします」
「「「「「帰れ」」」」」
「第一声がそれって酷くないですか!?」
その場にいた全員(紹介した文含む)に言われ、凹むEx。ちなみに衣装は・・・・・もうめんどいから説明なしで。
「ナレーターさん!?というか私ここにいるんだからナレーター誰よ!?」
誰でもいいでしょ。一々突っ込むなめんどくさい。
「すっごく辛辣ですね!?というか話戻しますけど第一声が帰れってなんですか!?そこは普通なんでお前が的なリアクションになりません!?」
「クスクス、仕方ないわ。だってあなただもの♪」
「レティシア様!?」
「うわぁ・・・・・本当にこの人レティシアさんのこと様付けで呼んでるんですね」
「あれでも主はサドらしいから崇拝してるらしいよ?」
「「「「「このキャラでサドとかないわ~」」」」」
「・・・・・あれ?目から汗が流れてきたよ?」
あまりの対応の良さに嬉し涙が出ているようだ。
「扱いひでぇ・・・・・というか竜希さん、同じ弄られ系なら助けてくださいよ」
「帰ればいいんじゃないかな?」
「・・・・・・こうなったら意地でも最後まで居座ってやる」
「というわけで審査員4人+αの紹介も終わりましたのでお次はいよいよ参加者の紹介です!エントリーNo.1!幻想郷最強の人間にして名物巫女!同じ紅白でも今宵は巫女服ではなくサンタ服を着て現れるのは・・・・・博麗霊夢さんです!」
「なんで私がこんな・・・・」
ブツクサと文句を言いながら登場するのは博麗の巫女、博麗霊夢。その衣装は脇を大きく露出させたサンタ服だ・・・・・まあ、ようはいつもの巫女服をサンタっぽく仕立てたものである。
「エントリーNo.2!このコンテストの会場である紅魔館で働くメイド長!ミニスカートからチラリと覗く銀のナイフがいい味出してる・・・・・十六夜咲夜さんです!」
「い、いくらなんでも丈が短すぎるわ」
スカートの裾を押さえながら現れたのは紅魔館のメイド長、十六夜咲夜。衣装はミニスカサンタであり、恥ずかしそうに顔を赤くしている。
「エントリーNo.3!人形を魅せれば幻想郷一!だが今回はあなたの魅力を見せてもらうぞ!トナカイ上海人形を携えし・・・・・・アリス・マーガトロイドさん!」
「・・・・たまにはこういうのも悪くないかしら?」
トナカイにコスプレした上海人形を肩に乗せ、満更でもなさそうな様子でアリス・マーガトロイドが現れる。その衣装はオーソドックスな厚着のサンタだ。
「エントリーNo.4!その笑顔の奥に秘めたるはサディスティックな本性!だけど本当はお花が大好きな乙女!幻想郷のUSCこと・・・・・・・・風見幽香さんです!」
「よろしく」
ドレスタイプのサンタ服を身に纏い、余裕な笑顔を見せながら登場した風見幽香。だが、よく見るとその頬は恥ずかしさでほんのり紅く染まっていた。
「エントリーNo.5!いつもは大人な優雅さを持つ魅力的な亡霊達をすべし者!サンタになってもそれは健在か・・・・・・西行寺幽々子さんだ!」
「よろしくね~」
最後に登場したのはニコリと微笑みを浮かべる西行寺幽々子。来ている服は和服をサンタカラーにしたものだ。
「以上の5人によって競われるサンタコスコンテスト!果たして優勝の栄冠は誰の手に輝くのか!そして優勝するために待ち受ける試練とは!」
「「「「「ちょっと待って、試練って何?」」」」」
「詳しくは次回のコンテスト本編でわかるよ~」
「というわけで読者の皆さん!次回をお楽しみに!」
「「「「「まさかの次回へ続く!?」」」」」
まだクリスマスではないので仕方がない。
後編はクリスマス当日に更新いたします。
なお、コンテスト優勝者を決める投票を活動報告にて行っています。
参加したい方はどしどしどうぞ。
それでは次回もまたきてください!!