東方~儚き命の理解者~   作:shin-Ex-

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え~みなさんこんにちは(こんばんは)。

「どうした?今日はネタから入らないのか?」

はい。今日はお知らせがあるのでネタはしません。

「お知らせ?」

ええ。私はこの度・・・・・・・






3本目の小説を書く事にしました!

「は?お前何言ってんだ?2本でも結構ギリギリなんだろ?なんで自分を追い詰めてんだよ。やっぱりMなのか?」

Mじゃないですよ!まあ確かに既に2本も投稿しているのにまた新しい作品を投稿するなんて何考えてんだこいつと思われてもしょうがないでしょうが。

「だったらなんで書こうと思ったんだ?」

いやあこの小説って最近シリアスっぽい展開多いじゃないですか。

「まあそうだな」

それでバカテスの方の小説はドタバタって感じなんですよ。まあ端的言いうとほのぼのとゆっくりとした作品を息抜きに書きたいんです。

「自分を追い詰めるんじゃなくて息抜きに書くのか」

はい。ですので今回書く作品は完全に不定期更新になります。具体的に言うと1日1話投稿して余った時間で書く作品なので多くて1週間で2回程の投稿の作品となります。

「そうか。それでどういった題材なんだ?」

はい。こちらも題材は東方です。ですがこちらは現代入りの作品になっています。

「誰が現代入りするんだ?」

それはタイトルを見ればわかりますよ。

「へえ。じゃあそのタイトルは?」

はい。ズバリ!タイトルは『俺と普通の魔法使いと普通?の生活』です!

「ほう。タイトルからして魔理沙が現代入りするのか」

ええ。この作品は魔理沙さんとオリキャラをメインとしたほのぼの系のラブコメ?小説になります。もう1話はほとんど出来ているのですぐに投稿します。

「そうか。まあ頑張れよ」

はい。ではそろそろ本編に行きましょう!

「では本編どうぞ」






第19話

side 霊夢

 

「ミ・・・コト?」

 

私は目の前で起きたことが理解できなかった。いや、理解したくなかった。

 

ミコトが倒れている・・・・・・目を閉じ、体から血を流して、ピクリとも動かない。

 

「な・・・んで?どうして?」

 

なんでミコトが倒れている?どうして血を流してる?どうして目を開けない?どうして動かない?・・・・・・私のせいだ。ミコトは私を庇ってそして・・・・・・

 

「いや・・・いやああああああ!」

 

私はようやく目の前で起きたことを理解してしまった。

 

「ミコト!お願いだから目を開けて!ミコト!」

 

私は必死に叫んだ。だがミコトは目を覚まさない。反応しない。

 

「ミコト!ミコト!ねえ!・・・お願いだからそんな冗談止めてよ!目を開けてよ!」

 

私は涙目になって叫んだ。・・・それでもミコトは何の反応も示さない。

 

「ミ・・・コトォ・・・」

 

私は耐えきれなくなり涙を流してしまった。そんなとき・・・・・・

 

「アハハ!霊夢を壊したと思ったらミコトが壊れちゃった!まあいいや!」

 

ミコトを・・・・・・壊した?・・・・・・そうだ。コイツだ。コイツが・・・ミコトをこんなにしたんだ。

 

「許・・・さない」

 

「え?なあに?」

 

「絶対に・・・許さない!」

 

私は感情に任せてフランに襲いかかった。

 

 

 

side 魔理沙

 

「何・・・だよ、これ」

 

屋敷内を探索していたらデカい音が聞こえたから音のした方向に向かったらそこには・・・・・・血を流して倒れるミコトと目に涙を浮かべ必死に叫ぶ霊夢がいた。

 

(なんでミコトが倒れてる?なんで霊夢は泣いてるんだ?)

 

そんなことを考えていたら霊夢は近くにいた金髪で赤と白の服を着た奴に襲いかかって行った。・・・「絶対に許さない」と言って。

 

(あいつがやったのか?)

 

私はそいつに対して怒りを覚えた。そいつをぶっ倒してやりたいという衝動に駆られた。しかし私の足はそんな感情と裏腹にミコトの元へ向かっていた。

 

「ミコト?」

 

私はミコトの姿を間近で見た。顔は生気が抜かれたように青白く。瞼はかたく閉ざされている。体には斬られたような傷があり傷口からは血が流れている。

 

「は、はは。嘘だよなミコト?何かの冗談だよな?」

 

私はミコトに向かってそう言った。いつの間にか箒を手から落としていた。

 

「あなた邪魔よ!離れて!」

 

突然声が聞こえてきた。声のする方に目を向けるとメイド服を着た女と白い服を着て背中からコウモリのような羽が生えた小さな女がいた。

 

「咲夜!早く治療を!」

 

「はい!」

 

どうやらこいつらはミコトの治療をしようとしているらしい。私はその様子を黙って見ていた。私の頬にはいつの間にか涙が流れていた。

 

 

 

 

 

 

 

side ミコト

 

俺は今真っ暗な空間の中にいた、右を見ても左を見ても、前を見ても後ろを見ても、上を見ても下を見てもただただ真っ暗だった。

 

(これが死後の世界ってやつか?)

 

俺はこの空間はよくアニメや漫画である死後の世界だと思った。

 

(俺は・・・・・・死んだのか?)

 

ここにくる前に何が起きたかは覚えている。俺は・・・・・・フランに斬られたんだ。一応刀で防御はしていたが刀は砕かれてしまって全く意味をなさなかった。

 

(これで終わりか・・・・・・)

 

正直に言えば俺は自分の生き死には興味がない。あの時・・・・・・神楽を失った時に自分が生きようが死のうがどうでもよくなった。今まで生きていたのは特別死ぬ理由がなかったからだ。だから今死んだとしてもそれでかまわない・・・・・・以前の俺ならそう思っていただろう。

 

(・・・・・・なんでだ?なんで俺は・・・・・・・・・死にたくないと思ってるんだ?)

 

わかなかった。自分が生きることに価値なんてないと思っていたのに。自分が生きることに意味がないと思っていたのに。なんで死にたくないと思うのだろうか?

 

チリン♪

 

そんなことを考えていると鈴の音が聞こえた。俺が幻想入りした時の始まりの音が。俺が音のする方を見てみるとそこには・・・・・・・・・2人の少女がいた。ひとりは黒い髪に黒い服、そして黒い猫のような耳に黒い尻尾が生えている。もうひとりはさっきの子の黒が白になった姿をしている。そして俺が何より気になったのは・・・・・・首に鈴を付けていることだった。

 

「・・・・・・お前たち、あの時の猫か?」

 

「はい」

 

「・・・・・・(コクン)」

 

黒い子が答えた。白い子は頷いている。

 

「なんでここにいる?」

 

「『命』を返すためです」

 

「命を返す?」

 

「覚えてませんか?私達は10年前にあなたに命を救われました」

 

「10年前・・・・・・まさかあの時の?・・・たしかに俺はあの時助けようとした。だが俺は何もしていない。あのときお前たちは自分で起き上がっただろ?」

 

「いえ、違います。あのとき私達はあなたに『命の力』をもらったのです。そしてその力によって傷が癒えました」

 

「『命の力』を渡した?どういうことだ?」

 

「それがあなたの真の能力の一部です。しかし問題が起きました。当時のあなたは力を使いこなす事ができず『命の力』を渡す時に能力の大部分も渡してしまったのです。それによってあなたの命と能力はほとんどなくなってしまいました」

 

「命と能力が・・・・・・」

 

「・・・・私達はもう十分に生きました。だからあなたに『命』を私達ごと返します。・・・・・・あなたにはやるべきことがあるのでしょう?」

 

「・・・やるべきこと」

 

俺は目を閉じた。まず始めに霊夢の姿が見えた。霊夢には幻想郷で世話になった礼をまだぜんぜん返せていない。霊夢だけではない。魔理彩にも、藍にも、橙にも、紫にもだ。咲夜とは賭けをして勝った報酬をもらってないし、レミリアとは約束がある。それにフラン・・・・・・俺を斬った時のあの子の表情・・・あの子はかつての俺と同じだ。だから・・・・・・

 

「お前たち。名前は?」

 

「私はクラマ。霊獣のクラマです。そしてこの子は妖獣のシラマです」

 

「クラマ、シラマ。俺は・・・俺が生きる為に、お前たちの『命』をもらう。いいな?」

 

俺はクラマとシラマに確認した。

 

「はい。これより私達はあなたの・・・・・・ミコト様の『命』として。ミコト様に仕えます」

 

「・・・・・・(コクリ)」

 

クラマは覚悟を決めた表情で答えた。シラマもクラマと同じ表情で頷いた。

 

「ありがとうクラマ、シラマ。・・・・・・行くぞ」

 

「はい(・・・・・・コク)」

 

俺は2人の手をとり、2人から『命』をもらった。

 

 

 

 

 

 

 

 

side 霊夢

 

「はあはあ・・・・・・」

 

「ねぇ霊夢~。もう終わりなの?」

 

私は感情任せにフランに襲いかかったものの疲労がたまった身体は私の意志についていけず、すぐに動けなくなってしまった。

 

(こんなことなら普段からもっと修行しておくべきだったわね)

 

私は普段、修行を怠ったことを激しく後悔した。

 

「あ~あ。なんかもう飽きちゃったし・・・・・・これで終わりしよ~と」

 

そう言ってフランは弾幕を私に放ってきた。私にはもう避けるだけの体力も気力もない。何より・・・・・・

 

(これで・・・・・・ミコトのところに行けるかしら?)

 

もしミコトの下へ行けるならばここで終わっても構わない。そう思った私は覚悟を決め目を閉じた。

 

(ミコト・・・・・・私も行くから)

 

そしてフランの弾幕が私を襲う・・・・・・・・・ことはなかった。いつまでたっても弾幕が私を襲う事はない。代わりに・・・・・・包み込まれるような暖かい感触を感じた。

 

(何?この感触・・・)

 

疑問に思った私は目を開く。そこには・・・・・・

 

「全く。何諦めてるんだ霊夢?」

 

間違いない。間違えるはずがない。そこには私が最も想い焦がれた人・・・・・・ミコトが私を抱きかかえていた。

 

「嘘・・・・・・どうして?」

 

だってミコトはさっき・・・・・・。

 

「霊夢・・・心配かけて悪かったな。俺はもう大丈夫だ」

 

「ミ・・・コトォ」

 

私は嬉しくなり涙を流した。そんなとき・・・・・・

 

「わあ~治ったんだねミコト!じゃあ・・・・・・さっきの続きしよ!」

 

フランは私達の状況を全く意にかえさず弾幕を放ってきた。しかし・・・

 

「え?」

 

その弾幕は私達を襲うことはなかった。私達を襲う前に黒い女と白い女が弾幕をかき消した。

 

「ご苦労様。クラマ、シラマ」

 

「はい。ミコト様」

 

(何こいつらは?ミコトの知り合い?)

 

「霊夢。色々聞きたいことはあるだろうが今は待ってくれ。後で話すから」

 

そう言ってミコトはフランの方に歩き出した。

 

 

 

 

side ミコト

 

「さて、待たせて悪いなフラン」

 

「大丈夫だよ!それよりミコト・・・・・・また遊んでくれるよね?」

 

フランが狂喜の表情を浮かべて言ってきた。・・・・・・能力が戻った今ならわかる。やはりフランは・・・・・・

 

「・・・ああ。いいよ。遊ぼうフラン。・・・・・・クラマ!シラマ!」

 

「はい(コク)」

 

俺が2人の名を叫ぶと2人はその姿を自らの色と同じ銃に変え俺の手に収まった。

 

「・・・・・・いくぞ。フラン」

 

俺は銃を使いフランに向かって弾幕を放つ。この紅魔館での最後の弾幕ごっこが始まった。

 




あとがき座談会のコーナー!IN東方!

ゲストは今回からミコトさんに使えることになりましたクラマさんとシラマさんです!

「よろしくお願いします」

「・・・・・(ペコリ)」

はい。よろしくお願いします。今回は彼女たちのことを少しだけ話したいと思います。

「確かに。いきなり出てきてわからないところが多いだろうからな」

「そうですね」

「・・・・・(コクコク)」

ではまずはじめに・・・・シラマさんは話すことができません。

「まあ本編を見ていたらわかることだろうが・・・・なんでだ?」

まあキャラを立たせようと無言キャラにしたのですが・・・・正直居るのか居ないのかがわかりづらくて表現が一気に難しくなりましたね。

「その辺考えてなかったのかよ」

・・・・はい。

「浅はかですね」

「・・・・・(コク)」

うっ・・・・では次に行きましょう。

((ごまかした))

彼女たちは作中の10年前に絶命しそうなところをミコトさんに『命』をもらい生き長らえました。しかし当時のミコトさんは自身の力をうまく使いこなせずに能力と自身の『命』の殆ども渡してしまいました。

「そこを聞くと俺ってギリギリで生きてきたように聞こえるけど」

ミコトさんは生命力が人に比べて以上に強いんですよ。それで『命』をほとんど渡しても普通の人と同じぐらいの生命力はあるんです。

「そうなのか・・・・・あと俺の力ってやっぱり治癒能力なんだな」

まああくまで力の一部ですよ。ミコトさんの力がどういったものかは次回に分かりますよ。

「それと私とシラマはもともと霊獣でも妖獣でもないただの猫でした」

そうですね彼女たちはミコトさんの力の影響でクラマさんは霊力が、シラマさんは妖力が強くなってそれぞれ霊獣、妖獣になりました。あとミコトさんが霊力と妖力を持っていたのは彼女たちの影響です。

「どういうことだ?」

それまで話すと少々長くなるのでそれはまたの機会にします。あと最後に言うこととしましては彼女たちの能力ですね。

「私たちの能力は『主に応え姿を変える程度の能力』です。この能力はミコト様が望んだ姿と性能に変わる能力です。まあ私たちが変われるのは生き物意外ですが」

その能力についても後ほどということで。紅魔郷編が終わったら少し長い座談会を設けますので。さて、それでは今回はここで締めましょう!




次回
フランとの最後の戦いに臨むミコト!

ミコトの能力とは?

ミコトはフランに何を感じたのか?

紅魔郷編クライマックス!

果たしてどのような結末が待っているのか?

次回 東方~儚き命の理解者~ 第20話

「「「次回もまた来てください(きてくれ)!」」」
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