東方~儚き命の理解者~   作:shin-Ex-

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第20話です!

「おい。ネタはどうした?」

あ~すみません。ネタが思いつかなくて・・・・・

「ネタ切れ早すぎるだろ」

はい・・・・反省しております。

「はあ・・・・それよりとうとう紅魔郷はクライマックスだな」

はい!今回で紅魔郷は終わりを迎えます!自分の納得いく形に持って行くのに少し時間がかかってしまいが私としては満足いくものができました!

「果たしてどのような結末が待っているんだろうな?」

それでは本編に行きましょう!

「本編どうぞ」


第20話

side 霊夢

 

今私はミコトの戦いを目の当たりにしている。ミコトの動きは先ほどまでより明らかによくなっている。しかもミコトから感じていた霊力、妖力、魔力も強くなっている。一体ミコトに何があったの?

 

「霊夢」

 

「魔理沙・・・いたのね」

 

「ああ。ついさっき来たんだ・・・・・・ミコトが倒れた時に」

 

「・・・・・・そう」

 

見ると魔理沙の目は少し赤く腫れていた。おそらく魔理沙も泣いていたのだろう。

 

「ねぇ魔理沙。ミコトに一体何があったの?」

 

「・・・・・・私にもわからない。あいつらの治療を受けてたミコトが突然起き上がったんだ。・・・・・・でも治療されてたとはいえあんな身体で動けるとは思えないぜ」

 

「その白黒の言う通りよ」

 

魔理沙と話していたら咲夜とレミリアがきた。

 

「確かに私は治療していたわ。でもあくまで応急処置をしただけ。動けるはずがないわ」

 

「ならどうして?」

 

「わからないわ。でもこれだけは言える。ミコトは本来死ぬ運命だったわ。たとえ治療して今は生き長らえたとしても長くはもたなかった。でもミコトは・・・自らの死の運命を打ち消したわ。どうやってかはわからないけれども」

 

「死の運命を・・・・・・」

 

(ミコト・・・・・・あなたは本当に何者なの?)

 

あの2人のこともいい、余計に疑問が生まれてしまった。ただ今私が願うことは・・・・・・

 

「ミコト・・・負けないで」

 

ミコトが負けないこと。ミコトが無事に勝って帰ってくることを私は強く願った。

 

 

 

 

 

 

side ミコト

 

「アハハハハハ!」

 

俺はフランの弾幕を手に持った銃・・・・・・クラマとシラマの力で打ち消している。フランは相変わらず狂ったように笑っている。・・・・・・どこかーーしそうに。

 

「禁忌「恋の迷路」!!」

 

フランはスペルカードを発動する。まるで迷路のような弾幕が俺に迫ってくる。

 

「混符「アンビバレンス・ストリーム」!!」

 

俺はクラマとシラマの力で新たに作ったスペルカードを発動する。互の弾幕がぶつかり合い消滅した。

 

「すごい!すごいよミコト!さっきまでとは全然違う!すっごく楽しい!」

 

「そうか」

 

フランはひたすらに弾幕を放つ。俺は弾幕を打ち消す。それが何度も繰り返された。

 

「じゃあじゃあこれはどお?禁忌「フォーオブアカインド」!!」

 

フランがスペルカードを発動するとフランが4人になった。

 

「「「「行くよ~!禁忌「レーブァテイン」!!」」」」

 

4人のフランは先ほどの巨大な剣を出して俺に向かってきた。

 

「・・・・・・混符「黒と白の驟雨」!!」

 

俺はスペルカードを発動した。弾幕が雨のように降り注ぎ4人のフランのうち3人に当たり弾幕に当たったフラン達は消えた。

 

「アハハ!すごいね!まさかもう破られるとは思わなかった!でも残念だね!本体の私には当たってないよ!」

 

「当たってないんじゃないよ。当ててないんだ。俺にはフランの本体がわかってたからな」

 

「え?どうして?」

 

「それが俺の能力だからだ。俺の能力は『命を理解する程度の能力』。あらゆる命を理解でき、命の力を公使する能力だ。だから俺は本物のフランの命と分身のフランの命を理解して分身にだけ弾幕が当たるようにした」

 

「アハハ!ミコトはすごいね!でも何で本体の私を狙わなかったの?」

 

「さあ、何でだろうな?」

 

「む~。ミコトの意地悪!いいもん!だったら話たくしてあげるから!」

 

フランは剣を持ち上げて斬りかかってくる。俺はクラマとシラマをふた振りの剣に変えて応戦する。

 

「アハ、アハハハハハ!」

 

フランはやはり笑っている。ーーしそうに。ーーしそうに。ただ自分の力に忠実に・・・・・・本当にかつての俺によく似ている。かたちは違うが本当によく・・・・・・

 

(・・・・・・ここまでだな)

 

しばらく斬り合っていたが俺はフランと距離を取った。そしてクラマとシラマを黒と白の鈴に変え右手に巻きつけた。

 

「アハハ!どうしたのミコト?もっと壊しあおうよ!」

 

「・・・・・・フラン。もう終わりにしよう」

 

「・・・・・・え?」

 

「もう・・・・・・遊びは終わりだよ」

 

「・・・・・・何で?どうして!どうして終わりなの!こんなに楽しいのに!どうして!」

 

「・・・・・・フラン。本当に楽しいのか?」

 

「え?」

 

「・・・・・・本当に壊すことを楽しんでいるのか?」

 

「何・・・・・・言ってるの?楽しいに決まってるでしょ?」

 

「だったら何で苦しんでるんだ?」

 

「え?」

 

「・・・・・・フランの命を感じてるからわかる。フランは苦しんでいる。悲しんでいる。それこそ命に表れるほどに」

 

「な、何言ってるの?違うよ?私苦しんでも悲しんでもないよ?」

 

「そんなことない。フランは・・・・・・フランの命が苦しいって悲鳴をあげている」

 

「違う・・・・・・」

 

「フランは本当は・・・・・・壊したくないんだ」

 

「違う!!」

 

フランは剣を振り上げ俺に斬りつけた。そして・・・・・・俺の左手が斬り落とされた。

 

「あ・・・・・・」

 

「・・・・・・どうだフラン?嬉しいか?楽しいか?俺を壊してどう思った?」

 

「あ、ああ・・・・・・」

 

「・・・・・・さっき俺を斬った時もそうだったよ。今と同じように・・・・・・泣きそうな顔をしていた」

 

「わ、私・・・・・・」

 

「壊すことを拒めないんだろ?壊すことが自分にできることだから・・・・・・壊すことから逃げられなかった。だから壊すことを楽しいと、遊びだと思おうとした」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「フランの気持ちはよくわかる。俺も同じだったから・・・・・辛かったし苦しかった。誰も愛してくれないのに愛することが。それでも無理にでも愛しようとしていた・・・・・・それが俺にできることだったから。だから愛することを拒めなかった。余計に自分を苦しめるってわかってても。愛することをなによりも大切だと思おうとした」

 

「ミコトも・・・・同じ?」

 

「ああ・・・・・・フラン、もう自分に嘘をつくな。自分の本当の気持ちを偽っても・・・・・・余計に苦しいだろ?」

 

「あ・・あ・・・・わぁぁぁぁぁぁ!!」

 

フランは泣きながら抱きついてきた。俺はフランを優しく抱きとめる。

 

「本当は・・・・・本当は壊したくなかった・・・・・でも・・・逆らえなくて・・・・・だから・・・楽しいって・・・遊びだって思わなきゃって」

 

「わかってる・・・・・・わかってるから。大丈夫。壊そうとするのを拒めなかったら俺が止める。あそびたいなら俺がちゃんと遊んであげる。だからフランもちゃんと壊すことを拒めるようになろう?」

 

「うん・・・・・うん!」

 

フランは泣き続ける。今までの苦しみを、悲しみを全て吐き出すように。そんなフランを俺は泣き止むまで抱きしめ続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 紫

 

「・・・・・・終わったようね」

 

私は霊夢たちの様子を見る為に使っていたスキマを閉じた。随分とヒヤヒヤさせてくれたわ。霊夢に修行を怠らないように釘を刺しておかないといけないわね。それにしても・・・・・・

 

「・・・ミコト」

 

ミコトの能力・・・・・・『命を理解する程度の能力』・・・・・・はっきり言って強力すぎる能力だわ。もし私が思うとおりの能力だとしたら・・・・・・一層彼を警戒しなければならない。それに彼はあの存在になりかけた。

 

あの黒い存在のことは知っている。愛されなかった者のなれの果て。ただ得られない愛を求め続ける愚かで哀れな存在。私はミコトがあの存在になることを恐れている。もし強力な力を持つミコトがあの存在になってしまえば・・・・・・幻想郷は崩壊してしまうかもしれない。

 

第一なぜあれがここに現れたの?私は幻想郷であいつらがいるなんて把握していない。それも1体2体ならともかく十体以上もだ。誰かが手引きしたとしか思えない。

 

「まさか・・・・・・」

 

この時私の脳裏にはある人物がよぎった。でもありえない。あいつは・・・・・・・私が滅してもう存在しないはずだから。

 

「・・・・調べる必要があるわね」

 

私は黒い存在について調べることに決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

no side

 

「あ~あ。思ったよりすぐに終わっちゃったな」

 

幻想郷でも現代でもない空間の一室でひとりの男が呟いた。彼の目の前には大きなモニターが有りそこにはミコトたちが映っていた。

 

「もうちょっと暴れてくれると思ったんだけど・・・・・まあいっか。なかなか面白いものも見つけたし」

 

そう言って男はモニターの中のミコトを見た。

 

「ミコトくんか・・・・・・おもしろい子だ♪」

 

男は上機嫌に言った。その顔は新しいおもちゃを見つけた子供のようだった。

 

「ははは。さ~てと、作戦失敗の報告に行きますか」

 

そう言って男は立ち上がり部屋から出ていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モニターにはまだミコト達の姿が写っていた。

 

 

 

 

 

 

 




あとがき座談会のコーナー!IN東方!

今回のゲストは妹様ことフランドール・スカーレットさんです!

「よろしくね~」

はいよろしくお願いします。

「よろしくな。フラン」

「うん!」

さてそれでは話を始めましょう。まずこの小説のフランさんですが。自身の能力に振り回されている子です。

「自分の『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』が原因で望んでいないにも関わらず破壊の衝動にかられてしまったんだな」

「うん・・・・・我慢しようとするんだけどダメだったの」

それが原因でレミリアさんに危険だと判断され幽閉されていたんです。ただこれはフランさんが嫌いだからでなくむしろフランさんを危険にさらさないためです。周りの者に危険だと判断されたら狙われてしまう可能性がありますから。

「お姉様・・・・」

ただそれが裏目に出てしまっていたんです。そのせいでフランさんの苦しみを知ることができなかったんです。

「フランのことを思うがゆえに理解しきれなかったのか」

そうですね。悲しいですが。

「ねえ主さん?いいかな?」

何ですか?

「ミコトが私に似てるって言ってるけどわかりやすく教えてくれるかな?」

そうですね。私の説明でわかりやすくなるかはわかりませんが教えます。ミコトさんは非常に愛情深いので誰や何に対しても愛そうとしていたんですよ。誰からも愛されなく、必要としてくれる人がほとんどいなかったミコトさんにとって他人を愛することが存在価値になりつつあり、愛することが何よりも大切だと思い込もうとしたんです。ただ誰だって愛せないものはありますしこんな言い方は悪いかもしれませんが愛するに値しないものもあります。ミコトさんは自分の価値を守るためにそういったものまで愛そうとしてました。ですがそれがミコトさんを追い詰め苦しめていたんです。この点がフランさんに似ている部分です。自分にできることからは自分は本当は望んでいないにも関わらず逃げられない。だから自分にとって大切なことに無理やり変えようとした点でね。

「そう・・・・今もそうなの?」

いえ。これは神楽さんと出会うことで解消されました。神楽さんは誰よりもミコトさんを理解していましたからすぐに見破ったんです。そして『無理をするな!』というわずか一言でミコトさんを救いました。彼女は本当にすごいですね。まあ今のミコトさんは愛すること自体に消極的なんですがね。

「そうなんだ・・・・・ミコト」

「なんだ?」

「助けてくれてありがとう!」

「気にするな。俺がしたいようにしただけだからな」

さて、いい感じになったところでここで締めますか!ちなみに次回は今までの話の振り返りをしますので予告はなしです。それでは・・・・

「「「次回もまたきてください(きてくれ)(きてね)!」」」
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