「今回で永遠亭のメンバーが全員揃うな」
はい!今後の話の内容もだいぶ固まってきましたし!これからはスムーズにいく(かもしれない)!
「今ボソッとかもしれないって言っただろ」
え!?いいい言ってませんyo!
「なんでラップ調なんだよ・・・・・」
さ、さて!それでは本編に行きましょう!
「さあ・・・・では本編どうぞ」
side てゐ
「お前ら!ここから出てけ!ここは私の竹林だ!」
私は目の前にいる5体の妖怪たちに叫んだ。
「はあ?そんなん知らねえな」
「誰がいつお前のもんだって決めたんだ?」
「まあお前のもんだろうがなかろうが関係ねえけどな。俺たちは俺たちのやりたいようにやるだけだ」
こいつらわ全く聞く耳を持たない。どうやろこいつらはこの竹林と私のことを知らないようだ。
「そんなんどうでもいいからよお、そこどけよ。早くそいつら喰いたいんだ」
「「「「ヒッ!!」」」」
私の後ろにいる怪我を負った兎妖怪たちが悲鳴を上げた。こいつらはこの子達を喰おうとしている。そのためにこの子達を襲っているところを私は見つけて間に入ったのだ。
「どくわけないだろ!この子達をお前たちに喰わせてたまるか!」
正直兎が食べられることは少し位は仕方がないと私は思う。でも、目の前で泣いて助けを求めるこの子達を放っておけなかった。
「そうか・・・・・なら仕方ねえな。てめえから喰ってやるよ!」
そう言って奴らは近づいてきた。私はそこまで強い妖怪ではない。だからきっとこいつらに敵わない。私は恐怖で目を閉じると・・・・・
「混符『アンビバレンス』!!」
「ぎゃああああああ!!」
知らない声と悲鳴が聞こえてきた。私が目を開けるとそこには・・・・私を襲おうとした奴が黒と白の弾幕に飲まれる光景が目に映った。
「な、なんだ!?」
「何が起こった!?」
突然のことに奴らは混乱している。すると・・・・
「動くな」
妖怪ども中の一体の頭に筒のようなものを突きつける者が現れた。そいつは長い黒髪に黒いコートを着ていて左手がない男(女かもしれない)だった。
「少しでも動いてみろ・・・・・・頭に風穴があくぞ」
そいつは、ものすごい殺気をまとって妖怪を脅した。
「貴様らもだ。動くんじゃないぞ」
「な、なんだ貴様は!」
「答えるつもりはない」
「ふざけんな!」
奴らのうちの一体が忠告を無視して男に襲い掛かる・・・・・・が
ビュッ!
ザシュッ!
そいつの頭に矢が突き刺さり、そのまま貫通した。襲いかかった妖怪は絶命し倒れる。
「だから言っただろ?動けば頭に風穴があくと」
矢が飛んできた方を見てみるとそこには・・・・
「お師匠様!」
弓を構えたお師匠様がいた。そしてお師匠様だけでない。
「てゐ!」
「てゐ!大丈夫?」
いつの間に来たのか、鈴仙と姫様が駆け寄ってきた。
「う、うん。私は大丈夫」
私は二人に大丈夫だと答えた。
「さて、お前ら・・・・・・どうする?ここから消えるなら見逃してやるけど?」
「き、消えます!ですから勘弁してください!」
「・・・・・わかった」
男は妖怪から筒を離した。お師匠様も弓を下ろす。すると・・・・・
「・・・・な~んてな!消えるわけねえだろバ~カ!」
妖怪どもは男に襲い掛かった。
ザシュ!
そして体が引き裂かれる・・・・・・
「「「「ぎゃあああああああ」」」」
男ではなく妖怪どものだ。男はいつの間にか黒い剣を手にしている。彼がやったのだろう。
「致命傷は避けてやった。もう一度言うぞ・・・・・・・とっとと消えろ、二度とここに現れるな」
男は先程以上の殺気を放ち言った。
「「「「ひ、ひいいいいいいいい!!」」」」
妖怪どもは一目散に逃げていった。
「ふう、これでいいか?永琳」
「ええ。ありがとう」
「礼はいいさ」
男はお師匠様にそう返した。いつの間にか手に持った黒い剣が消えていた。
side ミコト
「大丈夫か?」
妖怪どもを撃退して俺はてゐに声をかけた。
「う、うん。あんたは?」
「俺は一夢命。訳あってこれから永遠亭で世話になることになった者だ。ミコトと呼んでくれ。お前は因幡てゐだな?」
「なんで知ってるの?」
「輝夜から聞いたんだよ。怪我はあるか?」
「私は大丈夫。でも・・・・」
てゐは後ろの兎妖怪たちを見た。やはり怪我をしているようだ。
「お師匠様!手当を!」
「ええ」
永琳たちは兎妖怪の手当をしようとした。
「ちょっと待ってくれ、永琳」
俺はそんな永琳に待ったをかけた。
「何かしら?」
「ちょっとな」
俺は兎妖怪たちに近づき、俺の生命力を兎妖怪たちに与えた。兎妖怪たちの怪我が癒えていく。
「!これって・・・・」
「怪我が・・・・治った?」
「どうして?」
怪我が急速に治ったのを見て輝夜と鈴仙、てゐは驚いた表情をした。
「・・・・・これもあなたの能力かしら?」
「ああ。俺の生命力を与えて回復力を促進させたんだ」
「便利な能力ね」
「まあな」
「ミコトの能力?それって何?」
てゐは気になったのか聞いてきた。
「それは後でゆっくり話す。お前たちまだ痛むか?」
俺は兎妖怪たちに聞いた。
「いいえ!」
「大丈夫です!」
「ありがとうございます!ミコトさん!」
「気にするな」
兎妖怪たちは俺に向かって礼を言ってきた。
「さて、それじゃあ帰りましょう。永遠亭に」
「はい。姫」
事態が片付いたので俺たちは永遠亭に戻った。ちなみに兎妖怪たちも一緒だ。怪我は治ったが念のため永琳に見てもらうそうだ。
「それで?ミコトの能力って何さ?」
てゐが俺に聞いてきた。ちなみに今は兎妖怪たちの診察が終わり、鈴仙が作った料理(俺も手伝ったがやはり片腕では難しかった)を食べている最中だ。
「俺の能力は『命を理解する程度の能力』。文字通りあらゆる命を理解し、命の力を行使する能力だ。さっき兎妖怪の怪我を直したの俺の生命力を兎妖怪たちに与えて回復力を促進させたんだよ。ちなみにお前たちの居場所がわかったのもこの能力のおかげだな。お前たちの命の気配を察知して見つけた」
「随分と便利な能力だね。でも生命力を与えるって・・・・あんたは大丈夫なの?」
てゐは心配そうに聞いてきた。
「大丈夫だよ。俺は生命力が並の人間よりはるかに強いからな。あのくらい問題ない」
「そう・・・・・・ミコト」
「なんだ?」
「私とあの子達を助けてくれてありがとう」
てゐは笑顔で俺に礼を言ってきた。
「気にするな。俺がそうしたかっただけだからな」
「それでもありがと」
「・・・・・ああ」
「へえ、てゐが素直にお礼を言うなんて珍しいわね」
鈴仙がてゐに向かって言った。
「な、何さ!私だって助けられたんだからお礼ぐらい素直に言えるよ!」
「ふ~ん。そう」
「むむむ、なんかムカつく・・・・」
「普段のてゐは素直じゃないのか?」
俺は気になったので輝夜と永琳に聞いてみた。
「そうね・・・・」
「普段のてゐは・・・・」
「ちょっと姫様、お師匠様!あまり変なこと言わないで!」
てゐは必死な様子で輝夜と永琳を止めた。
「あら?まだ何も言ってないわよ?」
「一体てゐは何を言われると思ったのかしら?」
「うっ・・・・・そ、それは・・・・・」
てゐは何やら顔を伏せてもじもじしている。対してに輝夜と永琳は何やら楽しそうな表情をしている。その様子を見ている鈴仙もだ。
「・・・・あ~輝夜、永琳、やっぱいいや。聞かないどく」
俺がそう言うとてゐは顔を上げた。ぱあっと明るい表情をしている。
「え?いいの?」
「ああ、本人は聞かれたくないみたいだし。まあ一週間ここにいるんだからいろいろわかるだろ」
「そう、わかったわ」
輝夜と永琳は納得したようで再び箸を動かした。それに伴いてゐ、鈴仙も止めていた箸を動かし食事をすすめる。幻想郷に来てから食事のたびに思うがやはり・・・・
(誰かと一緒に食べる食事は楽しいな)
俺もまた箸を動かし食事を進めた。
「ふう」
日付が変わろうかという時間。俺は屋敷の縁側にいた。ちなみに皆は既に寝入っている。俺は煙管を取り出した。もちろん輝夜たちには許可をもらっている。
「火、つけましょうか?」
「ああ、頼むよ・・・・・・・・・・紫」
俺は突然現れた紫に頼んだ。
「あら?驚かないのね」
紫は煙管に火をつけながら聞いてきた。
「ああ。気がついていたからな。紫もそれはわかってたんだろ?」
そう俺は紫のことに気がついていた。永遠亭に着いて能力を使った時に感じた4つの命のうちひとつは紫のものだったからだ。
「こそこそ見てるなんて、趣味悪いぞ?」
「ふふ。ごめんなさいね」
紫はあまり悪びれていない様子で微笑んだ。全く紫は・・・・・・
「・・・・・俺の手、治るそうだ。紫にとっては残念か?」
紫は俺を警戒しているからな。俺の手が治らない方が都合がいいと思っているかもしれない。
「・・・・・いいえ、そんなことないわ。治るとわかって嬉しいくらいよ」
俺はなんとなくだが紫は本心で言ってくれているのだと思った。
「そうか、ありがとう・・・・・・・ところで紅魔館の時も見てたよな?」
「ええ。霊夢たちがちゃんと仕事をしているか気になったもの」
「そうか。なら聞くが・・・・・・あの黒いのはなんだ?」
「・・・・・・」
あれが何かと聞いたら紫の顔は険しくなった。
「あれは・・・・・あなたと同じよ。何者にの愛されなかった者の末路・・・・・哀れで愚かな存在よ」
愛されなかったものの末路、俺と同じ・・・・俺もあのとき、あの存在になりかけていた。・・・・いや俺はわずかの間とはいえとはいえあれになっていた。
「幻想郷にはもともとあれはいたのか?霊夢は知らなかったようだが?」
「・・・いいえ、あれはもともと幻想郷にはいなかったわ。私があれを知っているのは外の世界で見たからだし」
「だったらなんで紅魔館に現れたんだ?」
「わからないわ。だから藍に今調べさせているわ」
「そうか・・・・・・」
(もともと幻想郷にはいなかった・・・・・誰かが手引きしたのか?)
「私も聞いていいかしら?」
俺が煙管を吸いながらの頭の中であの存在のことを考えていると紫が聞いてきた。
「なんだ?」
「・・・・・神楽っていう子のことを聞いていいかしら?」
・・・・・やはりか。そんな気はしていた。
「神楽は・・・・・以前紫に話した・・・・・俺を愛してくれたたったひとりの子だよ」
「・・・・・そう。もうひとついいかしら?」
「ああ」
「なぜ輝夜を見てその子の名をつぶやいたのかしら?」
「・・・・・・・」
「輝夜は・・・・その神楽という子に似ていたのかしら?」
「・・・・・いや、髪の色と長さは似ていた。だがそれ以外に外見上の特徴は見られなかった」
「ならどうしてかしら?」
「それは・・・・俺にもわからない」
「・・・・・そう」
そう。輝夜は特別神楽に似ているわけではない。それでも俺は・・・・・輝夜に神楽の面影を見た。
「・・・・・もう行くわね。あなたの手が無事治ることを祈っているわ」
「ああ。またな、紫」
「ええ。また」
紫はスキマを開いてその中に入っていった。そして俺は月を眺めながら煙管を吸う。
・・・・・・もうすぐ満月だな。
あとがき座談会のコーナー!IN東方!
今回のゲストは因幡の素兎、因幡てゐさんです!
「よろしくね~」
はいよろしくお願いします!
「それにしても・・・・・てゐのっけからピンチだったな」
「ほんとだよ。危うく喰われるかと思った」
いやあすみませんてゐさん。この演出はミコトさんの今の能力を見せるために必要なものでしたので・・・・・ですがおかげでミコトさんとフラグが建ったじゃないですか!
「ま、まあそうだけど・・・・・まさか私が永遠亭で一番初めにフラグを建てることになるとは・・・・」
おや?意外でしたか?
「というか二次創作では私が恋愛するとかってあまり見ないような気がするからさ」
「まあ確かにな」
まあその点は私が知らないだけで実際にはたくさんあるかもしれませんがね。それで?どうですか?
「どうって・・・・何が?」
ミコトさんのことですよ!どう思いますか?
「ま、まあそりゃあ、助けてくれたときは・・・・その・・・・・カッコよかった、かな?」
「ありがとな。てゐ」
「///ううう・・・・私もともとこういうキャラじゃないのに・・・・・」
まあまあいいじゃないですか。たまにはそういう乙女なてゐさんもいいと思いますよ?
「なんかその顔すごいムカつく」
「今度何か悪戯しかけてやれ」
「そうする」
ってミコトさん!何吹き込んでるんですか!
「大丈夫だよ。吹き込まれなくてもやるつもりだったし」
何が大丈夫です!?
「さて・・・・・どうしてやろうか」
ごめんなさい!私が悪かったですからやめてください!
「ふう、しょうがない、勘弁してやるか」
アザース!
「その代わり、ちゃんと私のキャラ普段のに戻してよ」
はい!善処します!
「やっぱり『善処』なのか・・・・・」
「まあ普段のキャラに戻ってなかったら悪戯するだけだね」
さて、それでは今回はここで締めますか!
ちなみに次回予告ですが・・・・・今後書かないかもしれないです。理由はバカテスの小説でも書きましたが結構考えるのが大変ですし、場合によってはなかなか予告したところまで終わらずに内容が長くなることがあるためです。どうかご了承ください。それでは・・・
「「「次回もまたきてください(きてくれ)(きてね)!」」」