「今回は少し遅れたな」
ええ。仕事が本格的に忙しくなってきましたので。これからも遅れるかもしれませんね。
「そうか。まあ仕事なら仕方ないな。だが分かっているとは思うが打ち切りにだけはするなよ?楽しみにしてくれている読者がいるんだからな」
わかっていますとも!それでは本編に行きましょう!
「では本編どうぞ」
side ミコト
永遠亭生活3日目。天気がいいので散歩しようと外に出たら・・・・・・
「・・・・・・・・・」
「・・・・・鈴仙」
「・・・・・・なんですか?」
「・・・・・・変わった趣味だな」
「違います!」
鈴仙がいた・・・・・・逆さ吊りの状態で。
「大丈夫だ。たとえ鈴仙にそういった趣味があっても俺は気にしない」
「そう言いながらなんで目を伏せて去ろうとしてるんですか!?引いてるんですか!?」
「違う・・・・・・下着が見えてるぞ」
「・・・・・・え?」
鈴仙のスカートは重力に従っている。そして鈴仙は今逆さ吊り。つまり・・・・・・スカートがもろに捲れてしまっている状態だ。
「っ!!ミコトさん!見ないでください!」
鈴仙は顔を赤くし急いでスカートを抑えた。
「いや、だから目を伏せていただろう?」
・・・まあもう見てしまっているのだが。
「それじゃあ俺はこれで」
俺はその場から離れようとした。
「ま、待ってください!私を降ろしてください!」
「好きでやってるんじゃないのか?」
「好きでこんなことするわけないでしょう!一体私はどれだけ特殊な趣味の持ち主なんですか!?」
「まあ確かにおかしいと思ったが幻想郷では常識に捕らわれてわいけないと聞いたから、てっきり普通の趣味かと・・・・・・」
「いくら何でもそこまで常識外れじゃないです!お願いですから早く降ろしてください!」
「わ、わかった。降ろしてやるから少し落ち着け」
俺は鈴仙の足にくくりつけられた縄を解いて下ろしてやった。見ないように目を閉じていたのでかなりてこずった。・・・・・というか鈴仙が自分で飛んで解けばよかったんじゃ・・・・・・もしかして気がつかなかった?・・・・・・まああえて言わないでおこう。
「あ、ありがとうございます。ミコトさん」
「ああ。にしても趣味じゃなければなんで逆さ吊りになんてなってたんだ?」
考えられるのは永琳のお仕置きだろうか?昨日随分怯えていたし。これくらいの事よくされるのかもしれない。
「てゐの悪戯です!全くあの子は・・・・・・」
「てゐの?てゐってそんなことするのか?」
「はい!いつもなんです・・・・・・あ」
「?どうした?」
急に鈴仙の様子が少しおかしくなった。
「え、えっとですね?てゐは確かに悪戯しますけど悪気があるわけじゃ・・・・・・無くもないんですけど。でもてゐは悪い子じゃあないんです!本当はいい子なんですよ!だからあの子のことを悪く思わないでくださいね!」
なぜか鈴仙は慌てた様子で必死に訴えかけてきた。
「鈴仙、なんでそんなに必死になってるかは知らないけど大丈夫だ。俺はてゐが悪い奴だなんて思わないぞ?」
あれぐらいの悪戯ならまだ可愛い方だし。
「本当ですか!?」
「こんなことで嘘ついてどうすんだよ」
「よ、よかった~」
鈴仙は安心した様子で肩をなでおろした。
「・・・・・・鈴仙は優しいな」
「え?」
「普通は自分に悪戯を仕掛けた奴のことを庇ったりなんかしないぞ?」
「そ、それは・・・・・・確かにてゐはいつも悪戯ばかりするけど、けっこう長い付き合いだし・・・・・あの子のことはわかっているつもりなので・・・・」
「そうか」
「っ!!わ、私、師匠に用がありますからもう行きますね!」
鈴仙は屋敷の中に走っていってしまった。顔を赤くしていたので恥ずかしくなったのだろう。
「・・・・・よかったな。鈴仙に好かれているみたいだぞ。てゐ」
俺は茂みの方を向いてそう言った。
「・・・・・・気づいてたんだ」
茂みの中からてゐが出てきた。
「ああ。一瞬だけど能力使ったからな」
「・・・・ずるい能力」
「かもな」
「・・・・・失望した?」
てゐが心配そうな顔をしてそう言った。
「してないよ」
「本当に?」
「ああ。さっきも言っただろ?嘘ついてどうするんだよ。第一なんで失望されたと思ったんだ?」
「私、いつも悪戯するから・・・・・」
てゐは顔を伏せて言う。
「・・・・・てゐは鈴仙のことが嫌いで悪戯してるんじゃないだろ?鈴仙が好きだから・・・・だから悪戯しちゃうんだろ?」
「・・・・・(コク)」
てゐは無言で頷いた。ゆえにそれが本心だとわかった。
「だったら失望なんてしないよ。まだ俺には二人がどんな関係なのか全部わかるわけじゃあけどそれがふたりの関係なんだろ?まあでも少しやりすぎだったかもしれないから謝るときはちゃんと謝らないとな?」
そう言って俺はてゐの頭を撫でながら言った。
「・・・・・うん」
「じゃあ行って来い」
「うん。・・・・ありがと。ミコト」
てゐは屋敷の中へ向かった。おそらく鈴仙のところに向かったのだろう。
あのふたりがどんな関係なのか細かいことは俺にはわからない。でもふたりがお互いのことを嫌っているなんてことはないだろう。ふたりとも優しい子だしな。
「・・・・さてと」
俺は近くにあった岩に腰掛けた。・・・・・待つために。
腰掛けてから5分ぐらいたっただろうか?待っていた者が来た。さっき能力を使った時に近づいてくるのがわかったのだ。
「ん?誰だお前?」
その者は白く長い髪に独特な服(確かもんぺとかいうのだ)を着ている。そして・・・・輝夜や永琳に似た命の持ち主だ。
「俺は一夢命というものだ。訳あって永遠亭で世話になっている。ミコトと呼んでくれ」
「ミコト・・・・・お前がミコトか!」
「知ってるのか?」
「ああ。慧音に聞いた」
慧音・・・・・・人里で会った寺子屋の先生か。
「慧音の知り合いなのか?」
「まあな。っと自己紹介をまだしてなかったな。私は藤原妹紅だ。よろしくな」
「ああ」
妹紅が手を差し出してきたので俺は握手に応じた。
「ところで今輝夜はいるか?」
「ああ、いるぞ。輝夜に何か用か?」
「ああ・・・・・輝夜を殺しに来た」
「・・・・そうか、わかった。少し待っていてくれ」
俺は輝夜を呼びに屋敷に入った。
「輝夜」
俺は自室で読書していた輝夜を見つけたので声をかけた。
「何、ミコト」
「妹紅がお前を殺しに来ているぞ」
・・・・・・我ながらおかしな物言いだな。
「はあ、またか・・・・仕方ないわね。すぐに行くわ」
そう言って輝夜は部屋を出た。・・・仕方ないと言っているがどこか嬉しそうな気がする。
「・・・・・なんでついてくるの?」
輝夜は後からついていく俺を疑問に思ったのか聞いてきた。
「ダメか?」
「そういうわけじゃないけど」
「ならいいだろ?」
「そうね」
俺たちは妹紅のところに向かった。
「来たな輝夜・・・・・今日こそ殺す!」
「殺れるものなら殺ってみなさい!」
「上等!」
会うやいなや輝夜と妹紅はお互いに向かって弾幕を展開した。
(・・・二人とも本気だな)
二人とも本気で殺し合っている・・・・・でも
「またやっているのね」
「永琳」
いつの間にか永琳が現れた。
「あのふたりはそんなに頻繁に殺し合っているのか?」
「ええ。軽く1000回は超えているわね」
そんなにか。
「・・・・・驚かないのね」
「・・・・・・妹紅は藤原不比等の子だろ?」
「・・・・よくわかったわね」
「まあ藤原と聞いてなんとなくな」
藤原不比等・・・・かつて輝夜に無理難題を出され交際を断られた貴族だ。
「妹紅の目的は父親の復讐・・・・・・だがそれは表向き」
「・・・・・なぜそう思うの?」
「憎しみっていうのは命に現れるほどの強い感情だ。妹紅が輝夜を憎んでいるなら俺にはわかる・・・・でも妹紅から憎しみは感じられない。それに輝夜も妹紅も蓬莱人、殺しても死なないだろ」
そう。妹紅は輝夜を憎んでなんていない。だから死なないと分かっていながら殺し合いをしているんだ。むしろ・・・・・
「・・・・・二人とも生き生きしているな」
「ええ。そうね」
俺の目の前で輝夜と妹紅は激しい弾幕を繰り出している。・・・・・お互いに笑いながら。
「・・・・・でも」
「・・・ああ。ちょっとな」
いくらなんでもやりすぎだな。弾幕を打ち合う二人の周辺は焼け野原になっている。このままでは屋敷が焼けてしまうのも時間の問題だ。
「止めてくる」
「ええ。お願い」
俺は二人を止めるために前に出た。
「やるな輝夜!」
「貴方こそ!」
ふたりは周りの状況などお構いなしにさらに戦いを激化させていた。
「これでどうだ!蓬莱「凱風快晴 -フジヤマヴォルケイノ-」!!」
「神宝「蓬莱の玉の枝-夢色の郷-」!!」
二人はスペルカードを発動し、これまでとは比較にならないほどの弾幕が展開される。・・・・・これはさすがにヤバすぎるな。
「混符「黒と白の驟雨」!!」
俺はスペルカードを発動し二人の弾幕を阻んだ。
「なっ!ミコト!なにするのよ!」
「これは私と輝夜の戦いだ!邪魔するな!」
ふたりは戦いに割って入った俺に激しい剣幕で言ってきた。
「ふたりの邪魔をして悪かったとは思う。だが・・・・・・周りを見てみろ」
「「・・・・・・あ」」
ふたりはここでようやく周りが焼け野原となっていることに気が付いた。
「これ以上やったら永遠亭なくなるかもしれないが・・・・・・続けるか?」
「・・・・・仕方ない今日はここまでにしといてやる」
「・・・・・そうね」
どうやらやめてくれたようだな。
「今日はここで退いてやる。だけど次こそはお前を殺す」
「上等よ。返り討ちにしてやるわ」
このやりとりももう数え切れないほどやってるんだろうな。
「じゃあな」
そう言って妹紅は帰っていった。
「さてと、妹紅も帰ったことだしミコト、お茶にしましょ」
「そうだな・・・・と言いたいこところだが無理だと思うぞ?」
「なんでよ?」
「後ろ見てみろ」
輝夜は後ろを振り向いた。そこには・・・・・・ものすごい笑顔の永琳がいた。
「え、永琳?何?そのものすごい笑顔・・・・・」
「姫、ちょっとお話があるんですがよろしいですか?」
「え・・・あの・・・・ミ、ミコト!助けて!」
輝夜は満面の(黒)笑みを浮かべる永琳に恐怖し俺に助けを求めてきた。
「・・・・・諦めろ。輝夜」
「そ、そんな・・・・」
輝夜の顔がどんどん青ざめていく。
「姫・・・・少々やりすぎですよ?」
「い、いやああああああああ!」
輝夜の悲鳴が竹林中に響き渡った。
「今日はえらい目にあったな輝夜」
「全くよ。ミコトが助けてくれないから」
「無茶言うな。あの永琳に逆らえるわけないだろ」
「まあそうだけど・・・・」
深夜になり俺はいつもどおり屋敷の縁側で煙管を吸っている。輝夜も一緒だ。
「ねえ、気になったんだけど煙管って美味しいの?」
「美味いというか・・・・気分が良くなるんだよ」
まあ元をただせば薬物だし。
「そう・・・・・少し吸わせてもらってもいいかしら?」
「ああ、いいぞ」
特に断る理由もないので煙管を輝夜に渡した。もちろん咥える部分はきちんと拭いておいた。
「(別に拭かなくてもいいのに)ありがと」
輝夜は煙管を受け取って口に咥えた。
「どうだ?」
「そうね。悪くない・・・・いえ、いいものね」
「そうか」
「・・・・私もこれから吸おうかしら?」
「いいんじゃないか?ただ言っておくがそれはやらないからな」
素人目に見ても素晴らしい施しがしてあるこの煙管は俺のお気に入りだからな。
「残念ね。少し狙っていたのだけれど。仕方ない。明日蔵の中を探してみるわ。探すの手伝ってくれる?」
「ああ」
「ありがとう。はい、返すわね」
輝夜は煙管を返した。俺は再び煙管を咥える(もちろんちゃんと拭いた)
その後は輝夜としばらく他愛の話をし、煙管を吸い終えると部屋に戻って眠った。
あとがき座談会のコーナー!IN東方!
今回のゲストは藤原妹紅さんです!
「連続で私か」
ちょっと!前出たのはバカテスの小説の方でしょう!こっちの妹紅さんは今回初ですよ!
「別にいいだろ?バカテスの方の私もこっちの私も同じお前が書いた私なんだから」
書いたとかそんなこと言わないでください!あとがきだからってタブーですよ!
「そうなのか?」
そうです。
「わかった。なら今後は気をつけるよ」
そうしてください!もう手遅れですが・・・・・
「妹紅・・・・・いくらなんでもメタ発言しすぎだぞ」
「あとがきだからいいかなと思ったんだが・・・・やっぱりダメか」
「まあうちの主ってそういうところは無駄に厳しいからな」
「メタ発言しまくったほうが面白いのにな」
「同感だな」
・・・・・・おふたりとも、私を追い詰めて楽しいです?
「「追い詰めているつもりはない。だが楽しいとは思っている」」
なんでそこでシンクロするんですか!
「なんでだろうな?」
「さあ?」
・・・・・はあなんかもう疲れました。
「しっかりしろよ。私まだ何も聞いてないんだから」
妹紅さんがそれをいいますか・・・・・それで?何が聞きたいんです?
「まあまずは私がミコトのヒロインに入るかどうかだな。読者も気になってると思うし」
まあお答えするとヒロインではないですね。妹紅さんは別の方のヒロインとなる予定です。
「それってオリキャラの方か?それともいつか言っていた他作品のキャラか?」
そこはまだ秘密ということで。今言っちゃうと楽しみが減りますし。
「まあ私もそこまで深いところまで聞くつもりはなかったからいいけど」
他に聞きたいことはありますか?
「そうだな・・・・・特にはないかな?」
「それじゃあ俺が聴いていいか?」
はい、どうぞ。
「この小説のメインヒロインって霊夢だろ?出番ほとんどないぞ?紅魔郷編でも後半はフランの話で霊夢あんまり目立ってなかったし」
まあ今は霊夢さんと離れていますからね。出番は必然的に少なくなってしまいます。ですが今回の章で全く出ないわけじゃあないですよ。というか次の話で出てくる予定になっています。まあミコトさんとは会いませんけど。それにこの章が終わったら霊夢さんの出番は増えるはずですしね。
「そうか、それが気になっていたから聞けてよかった」
さて、それじゃあそろそろ締めましょう。それでは・・・・
「「「次回もまたきてください(きてくれ)!!」」」