「いきなりどうしたんだ?」
私は今無性に画力が欲しいんですよ!
「なんでだよ?」
そんなのミコトさんの姿を読者の皆さんに知ってもらいたいからに決まってるじゃないですか!
「そんなにか・・・・」
そうですよ!ミコトさんがいかに美形なのか知ってもらいたいんです!
「そ、そうか・・・・ちなみに俺の顔ってどんな感じなんだ?」
私の中ではFa○e/st○y ni○htのセイ○ーが黒髪ポニーテールで目つきの悪い金眼になった顔です。
「もろ女顔・・・・」
まあ女性に間違えられる程なんでそれぐらいかと、私にとっては美形ですね。
「嬉しいような悲しいような複雑な気持ちだ・・・・・」
あと画力の他にも作詞、作曲する能力も欲しいですね。
「・・・・・・俺のテーマ曲を考える気か」
それ位私はこの小説に大して本気なんです!
「そ、そうか。それよりそろそろ本編に行ったらどうだ?」
そうですね。さあ!今回でとうとう輝夜さんと神楽さんの共通点が明らかに!
「永遠亭編も佳境だな」
それでは本編どうぞ!
side ミコト
「そこで塩を小さじ二杯入れて」
「・・・・小さじ?」
「10gぐらいだ」
「・・・・・10gってどれくらい?」
「・・・・とりあえずその小さいさじで2杯入れとけ」
「わかったわ」
俺は今輝夜と料理をしている。なぜこんなことをしているかというと・・・・・・
「・・・・・暇だ」
今日は満月。ここ永遠亭では例月祭という催しが行われる。その準備が行われている中俺は縁側に座っていた。俺もその準備を手伝おうと思ったが・・・・
「手伝う?別にいいよ。それに片手じゃうまく餅つきできないでしょ?」
てゐのところで餅つきを手伝いに行ったら片手じゃうまくできないからと言われ。
「手伝う?いいですよ!ミコトさんはお客さんなんですからゆっくりしていてください!」
鈴仙のところに行ったらお客さんだから手伝わなくていいと言われた。そして俺は暇になってしまったのだ。
「・・・・・どうするかな」
俺はこれからどうしようと考えていたら・・・・・
「ミコト、ちょっといいかしら?」
輝夜が話しかけてきた。
「なんだ、輝夜?」
「暇そうね」
「・・・・・まあな」
「だったらちょっと付き合って」
「構わないが・・・・何するんだ?」
「お昼ご飯を作るのよ」
昼ご飯を?
「みんな今日の例月祭の準備をしてくれているけど・・・・私は何もしてないのよね」
「・・・・・・」
「な、何よその目は!仕方がないでしょ!皆が手伝わなくていいって言うんだから!」
・・・・・まあ俺もそうだが。
「だからせめて皆に料理を振る舞いたいんだけど・・・・・手伝ってくれる?」
・・・・全くそんな風に頼まれて断れるわけないだろ。
「わかった。俺でよければ手伝おう」
「ありがとう!ミコト!」
と、そういうわけで輝夜と料理をしているわけだが・・・・・
「輝夜!それじゃあ手切るから!」
「え?私だったらちょっと切っても大丈夫だけど」
「そういう問題じゃない!」
輝夜って・・・・・
「輝夜!それ醤油じゃなくてソース!」
「違うの?」
「違うから!」
本当に・・・・
「輝夜!火強すぎだ!弱めろ!」
「え?どうするの」
「それもわからないのか!?」
・・・・・料理できなさすぎだろ。
「・・・・・あとは蓋してしばらく煮込む」
「わかったわ」
よ、ようやくここまで来た。正直尋常じゃないくらい疲れた。
「・・・・・ごめんねミコト」
「何がだ?」
「私・・・・・料理下手で」
「今まで作ったことは?」
「・・・・・ない」
「なら仕方ないさ。初めてなら皆こんなものだ」
まあ輝夜はちょっと・・・・・アレだけど。
「ミコトもそうだった?」
「・・・・・まあ似たようなものだったよ」
・・・・・ごめん。正直輝夜よりはマシだったって思う。
「何か間がなかった?」
「気のせいだ」
「ならいいけど・・・・ミコトって結構容赦ないのね」
「何がだ?」
「料理教えるのよ。ミコトのことだからもっと優しく教えてくれると思った」
「料理は一瞬の油断で台無しになることがあるからな。今回は皆に食べてもらうんだから下手なものは食べさせられなだろ?」
「まあそうね」
「それに・・・・食事っていうのは命をいただくものなんだ。下手なものを作ったら調理される食材に申し訳ないだろ?」
「命をいただくか・・・・・そうね」
「分かってくれれば一歩前進だ。これから料理するときは今言ったこと忘れずにするんだぞ?」
「うん」
輝夜とそんな話をしていると。
「お腹すいた~」
「あら?何かいい匂いがするわね」
「本当ですね」
てゐ、永琳、鈴仙がやって来た。
「と、3人とも来たか待ってろ、もう少しで完成するから」
「あら?もしかしてミコトがお昼作ってくれたの?」
「いや、主に作ったのは輝夜だ」
「「「・・・・・え?」」」
三人の声がハモった。そして若干青い顔をしているように見えるのは俺の気のせいではないだろう。
「皆は座って待ってて。すぐに持って行くから」
「「「・・・・・・」」」
三人は何も言わずに席に着いた。
「皆、例月祭の準備ありがとう。食べて頂戴」
「「「・・・・・・」」」
皆はなかなか箸を進めようとしない。
(ウドンゲ、てゐ。覚悟を決めましょう)
(・・・・はい)
(私の命運もここまでかな・・・・・)
三人はおそらく目線で何らかの会話をして覚悟を決めた顔をして料理を口にした。
「!美味しい・・・・」
「本当に・・・・」
「・・・・・マジ?」
三人は驚いた表情をしている。そこまで輝夜の料理を信じてなかったのか。・・・・・・まあ輝夜ひとりで作っていたらみんなの不安が的中していたかもしれないが。
「・・・・・よかった」
輝夜はみんなの反応を見て胸を撫で下ろした。輝夜も不安だったのだろう。
「ミコト、食べないの?」
なかなか箸を進めない俺に対して輝夜が言ってきた。
「食べるよ」
俺も料理を口にした。そして皆で団欒して昼食をとった。
「ふう・・・・・」
時刻は深夜俺は今日も縁側で煙管を吸う。
例月祭はどうしたって?・・・・・・正直丸いものと餅を供えて祀るだけだったからそこまで言うことないんだよな。・・・・・強いてあげるなら俺がてゐの作った超激辛の餅を食べてのたうち回っていたことぐらいだろうか?ちなみにこの餅、ブート・ジョロキア(世界一辛い唐辛子・・・・・なぜ永遠亭にある?)が仕込まれていたらしく俺の味覚を冗談ではなくマジで破壊した。もちろんこれはやりすぎと思ったのでてゐには説教した。・・・・・まあちょっと説教してすぐに許したが。俺はやはり甘いのだろうか?
「ミコト、舌はもう大丈夫?」
となりで煙管を吸う輝夜が心配そうに聞いてきた。
「大丈夫だ。問題ない」
俺はお約束の返しをした。・・・・・実際はまだ痺れてるけど。
「そう。ならいいわ」
・・・・・・やはり通じるのは紫だけか。
「・・・・・綺麗な満月ね」
「・・・・・ああ」
「・・・・・あなたの眼と同じ色ね」
「・・・・・ああ」
俺の眼と・・・・・
「ねえミコト」
「・・・・なんだ?」
「どうして月が嫌いで・・・・・好きなの?」
・・・・・そういえば結局答えていなかったな。
「俺の目は・・・・・月と同じ色だ。だから嫌いなんだ」
「え?」
「外の世界ではこの眼は気味悪がられた。だから同じ色をしている月が嫌いなんだ」
「・・・・・そう。じゃあ好きな理由は?」
・・・・・好きな理由か。
「・・・・・俺の目と同じ色だからだ」
「それって嫌いな理由じゃ・・・・」
輝夜は首をかしげた。好きな理由と嫌いな理由が同じであることに疑問に思ったのだろう。
「・・・・・昔、こんなことを言う奴がいた。『月はお前の眼と同じ色をしているな。おかげで月が好きになった』とな」
「それって・・・」
「ああ。輝夜が俺に言ったことと同じだ。その言葉を言った奴はな・・・・・俺にとって何よりも大切な存在だった」
「何よりも?」
「ああ。・・・・・俺が何よりも愛して・・・・俺をたったひとり愛してくれた子だった」
「たったひとり、ミコトを愛した・・・・」
・・・・・今ならわかる。どうして輝夜に神楽の面影を見たのか。
「その子は・・・・輝夜によく似ていたよ」
「私に?」
「ああ。輝夜と同じで・・・・・愛されていて・・・・愛することを恐れていた」
「え?」
「・・・・・恐いんだろ?誰かを愛することが」
「!そんなこと・・・・」
「ないと言い切れるか?」
「それは・・・・・・」
「誰かを愛することが恐いから拒絶したんだろ?自分を愛しているという者を、かつてお前に求婚してきた者たちに無理難題を与えて」
「・・・・・・」
「輝夜は永遠に生き続ける。だから・・・・愛する人ができてもその人は先に逝ってしまう」
「・・・・めて」
「だから愛することを恐れた。愛する者は必ず自分を残して逝ってしまうから」
「・・・・やめて」
「だから輝夜は・・・・共に永遠の時を生きる永琳以外を・・・・鈴仙とてゐを心から愛そうとしない」
「やめて!」
輝夜は俺に怒鳴った。その顔は怒りと悲しみを秘め、その目は・・・・かつての神楽と同じだった。
「・・・・・悪かった」
「・・・・・私こそごめん」
俺と輝夜の間に沈黙が流れる。
「・・・・もう行くわね。おやすみミコト」
「・・・・・ああ。おやすみ」
輝夜は自室に戻っていった。
「・・・・・・」
『私は・・・・恐いんだ。誰かを愛することが・・・・・私の愛で人が変わってしまうことが怖い』
神楽と輝夜、愛することを恐る理由は違う。でも・・・・・やっぱり同じだ。
「・・・・どうすればいいんだ?」
輝夜を救いたいと思った。神楽と同じ目をした輝夜を。神楽と同じように愛することを恐る輝夜をを。たとえそれが・・・・・
神楽を殺したことに対する罪悪感からくるものだとしても。
「俺は・・・・・輝夜を救うよ。神楽」
俺は神楽が好きだった月に向かってそう呟いた。
あとがき座談会のコーナー!IN東方!
今回のゲストはスペシャル!神楽さんです!
「また私か。死んだ人間を使うなと言っただろう」
まあまあいいじゃないですか!今回の話は神楽さんも関わっているんですから!読者のみなさんも知りたいことがあるんですよ!
「そうか?」
そうですよ!だからここで話しましょう!あ、ちなみに今回はミコトさんはお休みですので。流石にあとがきとはいえおふたりを会わせるわけにはいきませんので。
「まあそうだな。それでまずは何を話せばいい?」
まずは神楽さんが愛することを恐る理由からお願いします。
「ああ、それか。自分でこんなことを言うのもなんだが私は全てのものから愛されている自覚があったんだ。そんな私が誰か個人を愛したらどうなると思う?愛された者は自分が特別だと思い舞い上がる。場合によっては人格さえも変わってしまうかもしれない。私にとってそれが恐ろしかったんだ。自分の愛が誰かを変えてしまうことがな。だから私は誰も愛そうとしなかった」
そうですか・・・・・でしたらなぜミコトさんのことは愛したんですか?
「あいつは誰からも愛されていなかった。だからあいつを愛することはあいつを救う事に繋がる。しかもあいつは愛するということを誰よりも理解していたからな。あいつならば変わったとしてもマイナスな変化はないと思ったんだ。実際にあいつ自身の人格は変わらなかったがな。まああいつを愛し始めたときはそんなこと関係なしに愛したがな」
ふむふむなるほど。では次の話にいきましょう。次はミコトさんが神楽さんを殺したということですが・・・・
「あいつはそんな風に考えていたのか・・・・・結論から言ってあいつは私を手にかけていない。あいつが私を殺すなどありえないからな」
ではなぜミコトさんは自分が殺したと思っているんでしょう?
「詳しいことは私の口からはまだ言えん。だがヒントはやろう。まず第一に私はミコトを愛さない世界を憎んでいて復讐しようとしたこと。次に私は全てから愛されていたこと。そして・・・・・私を殺せる者はあの世界でただひとりだけ。これがヒントだ」
まあこれだけのヒントがあれば気がつく人はいるでしょうね。
「まあ最悪本編に出ているキャラに知られなければいいだろう。さて、これで話すことはないな。主、とっとと締めろ」
はい!それでは・・・・
「「次回もまたきてください(こい)!!」」