東方~儚き命の理解者~   作:shin-Ex-

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第32話!

さて、とうとう日常編が始まりますが・・・・・ふふふ。

「なに不気味な笑み浮かべてるんだよ」

いえ~?別にそんなことありませんよ?( ̄∀ ̄)

「・・・・・・スゲエ腹立つ」

まあまあ。それよりも早く本編いきましょうよ!

「まあそうだな。それでは本編どうぞ」



常識はずれのいつもの日常
第32話


side ミコト

 

目を覚ますとそこには懐かしい天井があった。

 

「・・・・・・そうか。俺、博麗神社に帰ってきたのか」

 

一週間見ていなかった天井を見て、自分は帰ってきたんだと、そして・・・・・・自分の帰る場所はここなのだと改めて思った。

 

「・・・・・・朝飯作るか」

 

俺は久しぶりに博麗神社で食べる朝食を作ろうと思い起き上がろうとすると・・・・・・・

 

「ん?」

 

自分が寝ている布団が妙に盛り上がっているのに気がついた。

 

「何だこれ?」

 

俺は何かと気になり布団を捲る。するとそこには・・・・・・

 

「スゥ・・・・」

 

霊夢がいた。霊夢は規則正しい寝息をたてて眠っている。

 

「・・・・・・」

 

パタン

 

俺は何も言わずに布団を戻した。理由は霊夢が俺の布団の中で寝ていたことに驚いたから・・・・・・ではない。もちろんそこにも驚きはしたがもっと他に驚くべきことがあったからだ。

 

 

 

 

それは眠っている霊夢の姿だ。霊夢は寝巻きではなくいつも着ている巫女服を着ている。それだけならまだいいのだが問題は・・・・・・・・その巫女服が乱れていることだ。胸元は大きく開かれていつも巻いていたであろうさらしが緩んでほどけかかっていて・・・・・・隙間から見えそうになっている。下もスカートが大きくはだけて下着がモロに見えてしまっている。

 

(・・・・・落ち着け、俺。冷静になれ)

 

俺は自分に強く言い聞かせた。そしてどうしてこのような状況になっているのか記憶を振り返る事にした。

 

(昨日は神社に帰って来た後、霊夢にちゃんと左手が治った事を確認させて(霊夢は30分程手を握ってきた)この一週間で永遠亭であったことを話して、気がついたら夕食の時間になったから霊夢とふたりでいつもよりも少し豪華な夕食(俺の手が治った祝らしい)を作って、ふたりでその料理を食べて、それから・・・・・・・ん?)

 

俺の記憶はそこで途切れてしまっていた。

 

(それから何があったんだ?)

 

俺はその先のことを必死に思い出そうとした。おそらく夕食の時以降に何かあったからこんな状況になっている筈なのだと思ったからだ。しかし、どんなに思い返してもそれ以降の事が思い出せなかった。

 

(何で思い出せないんだ?一体何が・・・・・・)

 

「・・・・・・クラマ、出てきてくれ」

 

俺が呼ぶとクラマが黒い鈴から元の姿に戻った。

 

「お呼びですか?マスター」

 

「ああ。クラマは鈴の状態でも外の様子はわかるんだよな?」

 

「はい。把握しています」

 

「・・・・・・昨日夕食の時に何があった?」

 

そう、俺がクラマを呼んだ理由は昨日何があったのを聞くためだ。ちなみにシラマを呼ばなかったのはシラマはしゃべれず説明できないからだ。

 

「はい。昨晩マスターは霊夢様と仲睦まじく楽しそうに食事をしていまして・・・・・・」

 

「ちょっと待てクラマ。何だその説明は」

 

「ありのままを話しているだけですが?」

 

「・・・・・・かいつまんだ説明でいい。何があったかだけ話してくれ」

 

正直さっきのクラマの説明は少し恥ずかしい。

 

「わかりました。昨晩、霊夢様とお食事の最中、おふたりが紫様が出したお酒を飲んで・・・・・・」

 

・・・・・・は?

 

「待てクラマ・・・・・・何でそこで紫が出てくる。昨日紫はいなかったはずだぞ」

 

「はい。直接顔を出した訳ではありませんから。マスターは能力をOFFにしていたのでそう思われても仕方ないでしょう。紫様はスキマを開いてマスター達が用意したお酒と紫様が持っていたお酒を取り替えていました」

 

「・・・・・・・それ本当か?」

 

「はい」

 

・・・・・・このとき、俺の脳裏には幻想郷初日の夜の出来事がよぎった。紫が出した酒を飲んだ霊夢と藍の対処をしたあの日のことを。もしかしなくても紫が置いていった酒はあの時と同じ酒だろう。

 

「クラマ、俺と霊夢はその紫が出したっていう酒を・・・・・・」

 

「はい、飲みました」

 

「・・・・・・どうなった?」

 

「完璧に酔っていらっしゃいました」

 

・・・・・・やはりか。紫の奴本当に何考えてんだよ。

 

「クラマ、その後俺と霊夢は・・・・・・いや、やっぱりなんでもない」

 

俺は酔った状態で霊夢に何をしたのか聞こうと思ったがやめた。・・・・・・情けないが聞いたら後に引けなくなると思ったからだ。

 

「心配しなくても大丈夫ですよ。マスター」

 

そんな俺に対してクラマは心配ないと言ってきた。良かった、どうやらマズい事にはなっていない・・・・・・

 

「霊夢様は悦んでいましたから」

 

・・・・・・全く良くなかった。問題大ありだ。

 

「何さらりと爆弾発言してんだお前は!」

 

マズい。マズいマズいマズい!俺は一体霊夢に何をしたんだ!?何をしてしまったんだ!?

 

(落ち着け、落ち着くんだ俺!冷静になれ!)

 

「3.1415926535897932384626433832795028841971・・・・・」

 

俺はなんとか冷静になろうと円周率を暗唱した。正直何でそんなことをしているのかわからないが・・・・・・・間違いなく混乱していたのだろう。

 

「う・・・ん」

 

俺が必死に落ち着こうとしていると霊夢が目を覚ました。

 

「あ、おはよう。ミコト」

 

霊夢は起き上がり呑気に寝ぼけ眼で挨拶してきた。・・・・・・もちろん服は乱れたままだ。

 

「あ、ああ。おはよう霊夢」

 

「うん・・・・」

 

霊夢はまだ眠たいようでぼんやりとして目をこすっている。・・・・・・そんな霊夢を見て心の底から可愛いと思ってしまっている俺は確実に平静を保てていないのだと思った。だがしばらくすると

 

「・・・・・・あれ?どうしてミコトが私の布団の中にいるの?」

 

どうやら意識がはっきりしてきたようで霊夢は現状に疑問を抱き始めた。・・・・・まあ正確には霊夢が俺の布団で寝ていたんだけどな。

 

「おはようございます。霊夢様」

 

そんな霊夢に対してクラマは当然にように挨拶をした。

 

「おはよう・・・・・・ってクラマ、あなたどうして表に出てきてるの?」

 

霊夢は普段鈴の姿をしているはずのクラマが表に出てきていることの少々驚いているようだ。

 

「マスターに呼ばれたからです。それより霊夢様。着衣が乱れていますので整えた方がいいですよ」

 

「え?」

 

クラマに言われて霊夢は自分の姿を確認した。そして自分の現状を理解した霊夢は顔を真っ赤にし・・・・・

 

「きゃああああああ!」

 

霊夢は悲鳴を上げ、俺に弾幕を放ってきた。・・・・・・俺はその弾幕に飲まれて意識が閉ざされていくのを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当にごめんなさい」

 

あれからしばらくして意識が戻った俺に対して霊夢は非常に申し訳なさそうに謝った。

 

「いや、気にしなくていい。あんな状況だったんだから仕方がない」

 

「でも・・・・・」

 

「気にしなくていいって言ってるだろ?俺は気にしていないし。それに悪いのは・・・・・」

 

「・・・・・そうね、元はといえば元凶は・・・・・」

 

「「紫だ(ね)」」

 

紫・・・・・次に会ったら覚えてろよ?

 

「ところでミコト・・・・・あなたは本当にお酒を飲んだ後の事は覚えてないのよね?」

 

「ああ。全く覚えていない。一体何が「気にしなくていいわ」

 

霊夢は俺の最後まで言い終わる前にそう言った。どうやら霊夢は俺が気絶している間にクラマに酒を飲んだあと何があったのかを聞いたらしい。ただ俺が聞いても詳しいことを教えてくれない。クラマに聞こうとしても顔を真っ赤にして止めてきた。まあ霊夢が言うには・・・・・そういうことには至っていないようだ。その点は本当に良かったのだが・・・・

 

「なあ霊夢。やはり気にな「気にしなくていいわ」

 

「いや、でも「気・に・し・な・く・て・い・い・わ」・・・・・わかった。気にしないでおこう」

 

・・・・・本当に何があったのだろうか?気にはなるが霊夢から聞き出すのは無理そうだから俺は気にしないことにした。

 

「さて、それじゃあ朝ごはんにしましょ」

 

「・・・・・昼食の間違いじゃないか?」

 

「・・・・・そうね」

 

今の時間は大体13時・・・・・既に昼過ぎだ。どうやら朝の騒動で相当時間を取られてしまったらしい。そもそも俺が起きた時既に11時だったのだ。まさか起きるのが遅くなるほど酔っていたなんてな。二日酔いになっていないのが唯一の幸いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「いただきます」」

 

14時になって。ようやく俺と霊夢は二人で作った遅めの昼食を摂ることができた。

 

「随分遅くなってしまったな」

 

「そうね・・・・それもこれも紫のせいだわ。絶対に退治してやるわ」

 

「その時は俺も全力で手伝おう」

 

「頼むわ」

 

俺と霊夢は次にあったら必ず紫を退治しようと心に強く誓った。

 

「と、そうだ麗夢。俺明日からいろいろ出かけることになるから」

 

「出かける?どこに?」

 

「紅魔館とか寺小屋とか永遠亭とかにだな。左手が治ったらレミリア達に会いに行くことになってたし、慧音と子供たちに勉強を教える約束もしたし永琳に左手の治療費を払わなきゃいけないからな」

 

「そう。色々やることがあるのね」

 

「ああ。それと幻想郷を見てみたいっていうのもあるな」

 

結構長いこと経った気がするけど俺が幻想郷にきてまだほんの2週間ちょっとしか経ってないからな。まだ見てない所とか行ってみたい所がたくさんある。

 

「ふぅん。まあいいけど、その代わりやることはちゃんとやってよ?」

 

「ああ。わかってる」

 

「それと・・・・・ちゃんと夕食前までには帰ってくるようにしてね?」

 

霊夢はどことなく不安そうな顔でそう言った。・・・・・もしかして俺が1週間永遠亭で暮らしてる間寂しかったのだろうか?

 

「ああ。ちゃんと帰ってくるよ。俺の帰る家はここだからな」

 

「そう。ならいいわ」

 

俺が答えると霊夢はどこか嬉しそうな表情をした。

 

 

その表情を見て俺も嬉しく感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがき座談会の・・・・

「神霊『夢想封印 瞬』!!」

「混符『黒と白の螺旋』!!」

って、ぎゃああああああああああ!!


ピチューン!







~しばらくお待ちください~









いきなり何をするんですかおふた方!(包帯ぐるぐる巻)

「「うるさい。黙れ(ゴゴゴ・・・・・)」」

・・・・・え?な、何でそんなにお怒りなんでしょうか?

「今回の話はなんだ?」

え?何と言われましても・・・・・

「早く答えなさい。・・・・・もう一発喰らいたいの?」

答えます!答えますから勘弁してください!

「分かればいいのよ。それでどういうことなの」

そうですね。一言で言えば・・・・・・読者の方へのサービスです♪

「『夢想天・・・」

「天命『命羅万象・・・・・』

ってちょとおおおお!ちゃんと答えたじゃないですか!

「「それとは関係ない(わ)!ムカついたからやっている(のよ)!」」

そんな殺生な!?っていうかミコトさんのそれってまだ出てきてませんから!

「別に構わん」

私が構うんですよ!本当にそれマジでシャレにならないですから!ネタバレ的にも威力的にもそのスペルカードはマジでやばいやつなんですから!

「だったら・・・・・なんだっていうんだ?」

・・・・・すみません。本当に心から反省しています。ですからそれだけは勘弁してください。(頭までめり込むDOGEZA!発動!)

「わかればいい」

た、助かった・・・・・

「全く。本当にあんたは懲りないんだから。それにしても今ミコトが発動しようとしたスペルカードってそんなにヤバイの?」

はい。あれはミコトさんのラストスペルでしてその威力は・・・・・・本当にシャレにならないくらいやばいんです。

「そこまでなの?」

「まあコイツは滅多に使うことがない文字通り俺のラストスペルだからな。できれば俺も使いたくはない」

・・・・・さっき私に使おうとしたくせに。

「お前ならどうなっても構わんからな」

「そうね」

あんまりだああああぁぁぁぁぁ!

「うるさい奴だな。いちいち喚くな」

「鬱陶しいからやめてくれない?」

・・・・・もう涙も出なくなってきました。

「自業自得だ。さて、そろそろ締めるぞ主」

はい・・・・わかりました。それでは超久しぶりの次回予告をして締めましょう。







紅魔館に左手が治ったことを報告に行くミコト。

咲夜に約束通り料理を教えてもらおうとするがレミリアが?

そしてとうとう超執事ミコトの誕生!?

次回 東方~儚き命の理解者~ 第33話

「「「次回もまたきてくださいね(きてくれ)(きなさい)!」」」
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