え~皆さんに重大なお知らせがあります。
「重大なお知らせ?それはなんですか?」
それは・・・・・他ならぬ執事ミコトさんについてです。
「私がどうかしたのでしょうか?」
はい。実は・・・・・・・・・メガネを付けるのを忘れてしまったんです!!
「・・・・・え?メガネですか?」
はい!まさかこんな重大なミスを犯してしまうとは・・・・・
「いや、そんなたかがメガネで・・・・」
たかがメガネ!?何を言ってるんですか!?メガネですよメガネ!今のミコトさんは執事なんですからメガネは超重要アタッチメントなんですよ!
「そ、そうなんですか?よくわからないですけど・・・・」
そうです!読者の皆さんだってメガネがあったほうがいいってきっと思っていますよ!
「そ、そうですか・・・・・あの、それより主さん。そろそろ本編に入ったほうがよろしいのでは?」
っと、そうでした。興奮のあまりつい・・・・それでは本編に行きましょう。ほら!ミコトさん手筈通りに。
「わかっていますよ。それではこれより本編が始まります。どうかお楽しみくださいご主人様、お嬢様(執事スマイル)」
side 咲夜
「それじゃあまずは屋敷内の掃除からね」
私はまずはミコトに掃除の仕方を教えようとしていた。ただ・・・・・・
「わかりました。咲夜さん」
・・・・・本当にこれは慣れないわね。
「ミコト、私の前でその口調と呼び方はやめてくれないかしら?」
お嬢様と霊夢は気に入っていたようだけど私には違和感がありすぎて妙な感じなのよね。
「ですが私は今はこの紅魔館に仕える身。私にとって咲夜さんは先輩にあたります。先輩に敬意を表するのは当然だと思いますが?」
ミコトって形から入るタイプなのね。少し意外だわ。
「その先輩がやめてほしいと言っているのよ。だからやめなさい」
「と言われましても・・・・・・・」
そのうえ結構頑固ね。・・・・・・仕方がない。私が早めに慣れるしかなさそうね。
「・・・・・はあ。わかったわ。もうその口調のことは何も言わないわ」
「ありがとうございます咲夜さん」
ミコトはニコリと微笑んでいった。・・・・・・性格まで変わってないかしら?
「それじゃあ始めましょう」
私は時計を取り出した。
「能力を使うんですか?」
「ええ。この広い屋敷を私とあなたのふたりで掃除するんですもの。時間を止めなければやってられないわ」
「私と咲夜さんのふたりで?確かこの屋敷には他にも妖精のメイドがいましたよね?彼女たち掃除はしないんですか?」
「ええ。あの子達は基本的に自分たちのことしかしないで屋敷の仕事はほとんど何もしてないのよ。はっきり言ってあまり役には立たないしあてにしていないわ」
だからたまにでもミコトが紅魔館の執事になってくれたのはすごく助かるのよね。
「・・・・・・・屋敷の仕事をしていないのに何故彼女たちはメイドとして屋敷にいるのですか?」
「・・・・・・それは私にもわからないわ。まあさっきも言ったけどあの子達は自分のことは自分でするから邪魔にならないし基本的に無給だから特には気にしていないわ。万が一侵入者が来た時には一応戦ってくれるみたいだし」
「あ~・・・・そういえば前に私達が屋敷に侵入したとき確かに襲いかかってきましたね。・・・・・・・あまり問題になりませんでしたが」
まあ所詮は妖精だから弱くても仕方がないわね。
「さて、話はここまでにしていい加減始めましょう」
「はい」
私は能力を使って私とミコト以外の時間を止め、掃除を開始した。
始めてから4時間ほどして(実際に時間は経っていないが)掃除は終わった。
「ふう。ようやく終わりましたね。さすがにこの広い屋敷の掃除は少し骨が折れます」
「・・・・・・ねえミコト」
「なんですか咲夜さん?」
「あなた、随分掃除に手馴れていないかしら?」
正直始めは教えるのに時間を割くことになると思っていたけれどミコトは掃除の仕方を分かっているようで私が教えることはほとんど何もなかった。おかげでいつもよりも遥かに早く掃除が終わった。
「慣れていますからね。これくらいなら問題なくできますよ」
(慣れている?)
私はミコトのこの言葉に僅かな疑問を抱いた。はっきり言ってミコトは手際が良すぎる。それは慣れているというレベルではない。私のように従者でもない限り、普通に生活しているだけでここまでできるようになる必要があるだろうか?
(ミコト、あなたは一体どんな生活をしていたの?)
「咲夜さん。次は何をすればよろしいのでしょうか?」
「えっ?」
ミコトに対して思いを馳せていた時に話しかけられ私は思わず間の抜けた声を出てしまった。
「?どうしたんですか、咲夜さん?」
「な、なんでもないわ。次はベットメイキングよ」
「はい。わかりました」
私は誤魔化すようにミコトに次の仕事の内容を言った。
(・・・・・・本当に手際がいいわね)
ネットメイキングをするミコトを見ながら私は改めて思った。一つ一つの動作が丁寧かつ速い。もちろん私もミコトと同じくらい・・・・・いや、それ以上にこなせる自信はある。しかし私が今のミコトのようにできるようになるまでに少なくとも2年はかかっただろう。ベットメイキングは見た目以上に手間な作業なのだ。
「咲夜さん?どうしたんですか?先程からぼんやりされていますけど?」
「な、なんでもないわ」
私としたことが、ミコトに気がいってしまって仕事をおろそかにしてしまうなんて。メイド長失格ね。
「・・・・・失礼します」
「え?」
ミコトは私の額に自分の額を押し付けてきた。
「なっ!?」
私は突然のことに驚きを隠せなかった。今ミコトの顔が私の目の前にある。私は自分でもわかるくらいに顔が赤く、熱くなるのを感じた。
「・・・・・少し熱いですね」
ミコトはそう言って額を離した。
「あっ・・・・・」
「どうしました咲夜さん?」
「な、なんでもないわ!」
・・・・・さすがにもっとああしていたかったとは言えないわね。
「そうですか。それより少し熱がありますよ。今日はよくぼんやりしていましたし無理せずに休んだらどうですか?」
ミコトは心配そうにそう言ってきた。
「だ、大丈夫よ。問題ないわ」
「ですが顔も赤いですよ?無理して体を壊してしまってはレミリアお嬢様が心配なされでしょうしやはり休んだほうが」
「大丈夫と言っているでしょう。しばらくすれば治まるわ」
ぼんやりしていたのも熱があるのもミコトが原因だもの。
「・・・・・わかりました。ですが辛くなったらすぐに休んでくださいね?決して無理はしないでくださいね」
「ええ。わかっているわ」
ミコトに返事を返して私達はベットメイクに戻った。
「これでベットメイク終了ですね」
「ええ。そうね」
しばらくして私達はベットメイクを終えた。ただ・・・・・・ベットメイクは掃除と違ってミコトがいるにも関わらずいつもよりも時間がかかってしまった。というのもミコトと額を合わせてからミコトに目がいってしまい仕事がはかどらなかったのだ。しかも今のミコトは執事服姿、一度意識しだしてしまったらどツボにはまってしまい目が離せなくなってしまうのだ。私もまだまだね。
「さて、次の仕事はなんですか?」
「次って・・・・・あなた疲れてないの?ずっと動きっぱなしでしょう?」
「大丈夫ですよ。これくらい大したことありません」
ミコトは何も問題はないといった感じだ。実際に表情から余裕が伺える。
「それに咲夜さんも休んでいないじゃないですか。先輩が休んでいないのに私が休むわけにはいきませんよ」
・・・・・・執事になってもミコトの律儀さは変わらないわね。
「それじゃあ次はお嬢様と霊夢のお茶の準備をしましょう」
今日は霊夢も客としてきているから霊夢の分も用意しないと。
「お茶の準備ですか・・・・・・」
ミコトは顎に手を当て何かを考えるぞぶりを見せた。
「どうしたのミコト?」
「・・・・・咲夜さん。少しお願いがあるのですが」
「お願い?何かしら?」
「はい。お願いというのは・・・・」
「お嬢様、霊夢。お茶の準備が出来ました」
「ご苦労様。咲夜、ミコト」
私はお嬢様と霊夢の前に紅茶を差し出した。
「こちらもどうぞ」
そしてミコトはお嬢様と霊夢の前に生クリームを添えたシフォンケーキが乗った皿を置いた。
「あら?このケーキは?」
「お茶請けとして作らさせていただきまいた」
「ミコトが作ったの?」
「はい。咲夜さんにお願いして作らさせていただきました」
そう。ミコトのお願いというのは厨房を貸して欲しいというものだった。
「そういえばミコトってお菓子作りが得意だって言ってたわね」
「はい。手前味噌ですがお菓子作りならそれなりに自信がありますので」
「そう。それじゃあいただくわ」
お嬢様と霊夢はフォークで一口大にしたケーキを口に含んだ。
「!美味しい・・・・」
「さすがミコトね」
どうやらお嬢様と霊夢の口にあったようだ。二人は本当に嬉しそうに笑みを浮かべている。その気持ちは私にもよくわかる。私もさっき味見させてもらったからだ。ミコトの作ったシフォンケーキは本当に美味しかった。特に生クリームは絶品で甘すぎないでシフォンケーキをうまく引き立てていた。
「咲夜が淹れてくれた紅茶にもよくあうわ。やるわねミコト」
「お褒めの言葉ありがとうございますレミリアお嬢様。今回は時間があまりありませんでしたので簡単なものになってしまいましたが次回はきちんとしたものを用意させてもらいます」
「こ、これで簡単のものなんだ」
ミコトにとってこれが簡単なものだと知り霊夢は驚いた表情をした。
「ええ。霊夢様にも帰ったら私のとっておきを作らさせていただきます」
「ふふ。楽しみにしているわ」
霊夢はさらに嬉しそうな表情をして言った。よほど楽しみなのでしょうね。
「私も次を楽しみにしているわよ」
「はい。レミリアお嬢様」
(お嬢様も心から楽しみにしているようね。・・・・・・正直お嬢様にあんな表情をさせられるミコトが羨ましいわ)
・・・・・この時、私はミコトからお菓子のレシピを聞こうと心に決めた。
あとがき座談会のコーナー!IN東方!
本日のゲストは咲夜さんです!
「よろしく」
はいよろしくお願いします!さて咲夜さん!早速執事ミコトさんと一緒に仕事をした感想を話して頂けませんか?
「本当に早速ですね。主には遠慮というものがないのですか?」
そんなものはない!
「はあ・・・・・全く、あなたという人は」
「まあ私は聞かれて特に困ることはないから構わないけどね」
「そうなんですか?」
「ええ。だってここで何を言っても本編には反映されないもの」
・・・・・咲夜さん。そういうメタいことはあまり言わないで欲しいんですが。
「いいじゃない。事実なんだから」
そうですけど・・・・・・まあいいです。それで?どうだったんですか?
「そうね・・・・はっきり言って心臓に悪かったわ」
「え?どうしてですか?」
「そんなの執事服姿のミコトがすぐ近くにいたからに決まっているじゃない。本編ではあまり詳しく描写されていなかったけれど正直私は平静を保つのに必死だったのよ?」
「そんなにですか・・・・・」
まあ執事服姿のミコトさんが近くにいたんですからね。そうなっても仕方がありません。
「前回から思っていたんですが・・・・・・私の執事服姿ってそこまで言うほどなんでしょうか?自分ではよくわからないのですが、読者の方もこれは小説なのでわからないのでは?」
そうですね・・・・・・それじゃあ読者のみなさんは想像してみてください。黒髪ポニーテールで金眼のFa○eのセ○バーさんが執事服を着ている姿を。
「カッコイイわね。断言できるわ。きっと読者の皆も同じことを思っているいはずよ」
ですよね!
「そうですか・・・・・ですが結局私にはわからないのですが」
でしたら鏡を見てください。それが答えです。
「いえ、私は別にナルシストではないので鏡を見ても自分がカッコイイとは思えないのですが。というか私は自分の顔に若干コンプレックスを抱いていますし」
あ~そういえばそんな設定でしたね。
「ご自分で考えたんですから忘れないでくださいよ」
まあまあ。とにかくミコトさんはカッコイイはずなんです!異論は認めません!
「そんな力説しなくても・・・・・」
「いえ、今回は主の言うとおりね。執事姿のミコトは超絶にカッコイイわ」
「咲夜さんまで・・・・・・というより咲夜さん若干キャラが崩壊していませんか?」
「いいのよ。さっきも言ったけどあとがきなんだから。それに今のあなたにキャラ崩壊のことは言えないと思うわ」
咲夜さんの言うとおりですね。
「そこまで言いますか・・・・・・・」
まあ通常じと比べて結構キャラ変わってますからね仕方ないですよ。さて、そろそろ締めましょう!それでは・・・・・
「「「次回もまたきてください(きなさい)!!」」」