「・・・・・・言い訳を聞こうか」
はい。更新が遅れたのは仕事が忙しかったからです。本当に申し訳ありません。
「・・・・・それだけか?」
え?
「本当にそれだけが理由なのか?」
・・・・・つい先週Vangu○rdをはじめまして・・・・・帰宅後は大体デッキの調整を行っていたからです(汗)
「お前な・・・・」
い、いやだって予想以上に面白いんですもん!はまりもしますって!
「・・・・・もういい。とっとと本編行くぞ」
は、はい。それでは本編どうぞ。
side ミコト
「それにしても早いものだな~」
博麗神社の一室の炬燵に入ってお茶を飲んでいると遊びに来た魔理沙がそんなことを口にした。
「何が早いのよ」
「決まってんだろ?ミコトが幻想郷に来てだよ。もうすぐで2ヶ月になるんだぜ」
・・・・・そうか、もうすぐで2ヶ月なのか。
「そう言われればそうね。もう2ヶ月・・・・・あっという間だったわね」
「本当にな。ミコトもそう思うよな?」
「・・・・・いや、俺はそうでもない。むしろまだ2ヶ月しか経ってなかったのかと思った」
「そうなの?」
「ああ。なにせ・・・・・この2ヶ月は色々と濃かったからな」
俺は目の焦点を少し遠くして答えた。
幻想郷に来て2ヶ月、本当に色々あった。初日には酔った霊夢と藍を宥めた。翌日には空を飛び弾幕を出せるようになった。一週間後には紅霧異変を解決するために紅魔館に乗り込み咲夜、フランとの死闘。その後は失った左手を治すために一週間永遠亭で過ごす。左手が治ってようやく博麗神社に帰ってき後も紅魔館で執事になったり、寺子屋で子供たちの先生になったり、永遠亭で医者になったり。文からの取材を受けたり煙管の羅宇をすげ替えるために優心さんのところにも行ったな。
これだけのことがたったの2ヶ月の間に全部起こった。しかもこれ以外にもまだ色々なことあった。本当に色々なことが。まあ全部説明するとかなり長くなるので説明は割愛するが。・・・・・・というか俺は誰に説明しているんだ?
「普通じゃない?まあ異変は起きたけど」
「そうだぜ。話を聞く限り少し騒がしかったくらいで普通だぞ?」
霊夢と魔理沙は何事もないといった感じでそう言う。
「いや、これで普通とか・・・・・外の世界からきた俺にとってこれはかなり異常だぞ?まず向こうじゃありえないからな」
「そうなの?だとしたら外の世界ってつまらなさそうね」
「全くだ。よくミコトはそんなつまらない世界耐えられたな」
「いや、別につまらないことは(多分)ないんだが」
まあ俺は外の世界での生活を楽しいと思うことが少なかったから正直よくわからないがな。
「まあそれはそれとしてミコト、ひとつ聞いていいか?」
「なんだ?」
「なんでまたお茶淹れてるんだ?私達の分もミコトの分もまだ残ってるだろう?」
魔理沙の言うとおり俺はお茶を淹れている。まだ霊夢のも魔理沙のも俺のも残っているにも関わらずだ。
「必要だからだよ。そうだよな・・・・・・・・・紫」
「え?」
俺が紫の名を呼ぶと魔理沙は疑問の声をあげた。そして・・・・・
「ふふ。本当に気が利くわねミコト」
スキマが現れ、中から紫が出てきた。
「それはどうも」
俺はいきなり出てきた紫に全く驚くことなくお茶の入った湯呑を紫に渡した。
「ありがと」
紫は湯呑を受け取りお茶を口に含む。
「うん。美味しいわよ」
「それは良かった」
「ってちょっと待て!なに自然に会話してるんだよ!」
俺と紫のそんなやり取りをしていると魔理沙が突っ込んできた。
「どうかした魔理沙?急に大声出して」
「いやいやいやいや!なんで急に紫が出てきたのにそんなに平然としてるんだよ!?」
「急にではないぞ。魔理沙が来る前からいたし」
まあ姿は現わさなかったけどな。神社にいるときは基本的に命を感じる能力はONにしているから俺にはわかった。
「だったら言えよ!」
「そんなこと言われても・・・・・なあ?」
「そうよ。だって・・・・」
「「突然出てきて驚かせたほうが面白いだろ(でしょ)?」」
俺は紫と声を合わせて言った。やはり紫とは話が合うな。
「面白いって・・・・・お前らな」
「諦めなさい魔理沙。いつものことだから」
霊夢は少し呆れた様子で言った。そう、霊夢の言うとおりいつものことなのだ。紫が来るたびにこのやりとりは行われている。その度に霊夢は驚いていたがもう慣れたようだ。
「・・・・・霊夢。苦労してるんだな」
「もう慣れたわよ」
魔理沙が珍しく霊夢に同情しているな。そんなに苦労かけるようなことだったのか?だとしたら要反省だな。
「それよりも紫、何しに来たのよ。お茶を飲みに来ただけじゃあないんでしょ?」
霊夢が紫に聞いた。紫が神社に来るときは何かしら用事があるからな。まあ大抵は暴れまわってる妖怪を退治して来いというものだが。
「ええ。実は・・・・・・・ミコトの歓迎宴会をしようと思って」
「ミコトの歓迎宴会?」
「そうよ。ミコトが幻想郷に来てもうすぐで2ヶ月。この間の新聞のおかげでミコトの存在も幻想郷中に知れ渡ることになったし。ミコトも本格的に幻想郷の一員になったって意味合いを込めての歓迎会よ。どうかしら?」
「いいなそれ!やろうぜ!」
「そうね。ミコトが来たばかりの時は簡単な食事会のようなことをしただけだし、まだミコトが来てから一回も宴会はしてないし。いいんじゃないかしら」
「決まりね」
・・・・・おい、中心人物である俺をさし置いて勝手に話すすめて速攻で決まったぞ。俺の意思は無視なのか?まあ別に断るつもりはなかったからいいんだけど。それに・・・・・・
「あら?なんかミコト嬉しそうね」
「ん?そうか?」
「ええ。顔が少し緩んでるわ」
霊夢は微笑みながら言ってきた。・・・・・・まさか顔に出るとはな。
霊夢の言うとおり正直言って結構嬉しい。俺がこの幻想郷の一員として認められたような気がするから。俺はここにいてもいいんだって思えたから。だから今回の紫の提案は俺にとって非常に嬉しいものだ。
「それで、いつやるんだ?」
「明日よ」
「・・・・・・いつだって?」
「だから明日よ」
「・・・・・24時間後?」
「そうよ」
・・・・・・いくらなんでも急すぎないか?それじゃあ人が集まらないで宴会にはなりそうもないぞ?
「紫、いくらなんでも急すぎるわよ。そんなんじゃあ人が集まらないじゃない」
霊夢も同じことを思っていたらしく紫に言った。
「大丈夫よ。だってあなた達以外の人達にはもう言ってあるもの」
・・・・・は?
「ミコトの歓迎宴会をすることはもう1週間前に連絡済みで皆にも了承を得ているわ。だから人はちゃんと集まるわよ」
「・・・・・なんで当事者である俺や霊夢達への連絡が最後になっているんだ?」
「そんなの決まってるでしょ・・・・・・・・その方が驚いてくれて面白いと思ったからよ♪」
紫はすごいいい笑顔で言った。実際に俺たちの反応は紫にとって面白かったようだ。
「・・・・・霊夢、魔理沙。済まなかった。これからは驚かせるようなことは自重する」
「「・・・・・分かればいいわ(ぜ)」」
今まであんまりなかったから知らなかったけど・・・・・驚かされると疲れるんだな。本当自重しよう。・・・・・・まあまたするかもだが。
「ああ、それから会場は博麗神社にしてるから」
「はあ!?どういうことよ!!」
「いいじゃない。この神社なら皆場所は知ってるしそれだけの広さがあるんだから」
「準備や後片付けはどうするのよ!」
「ちゃんとみんなでやるから大丈夫よ」
「うちで宴会するとき準備はともかく、後片付けは誰かに手伝ってもらったことなんてほとんどないんだけど?」
「・・・・・・・それじゃあねミコト、霊夢、魔理沙。また明日」
紫はスキマを開いて中に入っていった。
「待ちなさい紫!」
「無駄だ霊夢。紫の命はもうどこにも感じない」
「全くあいつは」
霊夢は額に手を当てながら言った。
「あ~なんかごめんな霊夢」
「なんでミコトが謝ってるんだ?」
「そうよ。私が怒ってるのは紫にでミコトには関係ないわよ」
「いや、俺の歓迎宴会のせいで霊夢に苦労かけることになるみたいだから」
「・・・・はあ」
俺の言葉を聞いて霊夢は一瞬キョトンとした顔をし、その後呆れたようにため息をついた
「ミコトって本当に律儀ね。歓迎される側のあんたがそんなことは気にしなくていいのよ」
「そうだぜ。前々から思ってたけどミコトはいちいち気にしすぎだぜ。もっと気楽いけよ」
・・・・・俺が律儀か。そんなことはないと思うんだがな。充分気楽に生きてるつもりだし。
「まあ魔理沙みたいに気楽になりすぎても困るけど」
「どう言う意味だよ霊夢!」
「そのままの意味よ」
そのまま霊夢と魔理沙は口論になった。俺それを特に止めるわけでもなく眺めていた。二人は仲がいいから言い合いをするのは猫がじゃれ合うのと同じようなものだと知っているからだ。
(・・・・・・明日は俺も可能な限り手伝おう)
俺は少しぬるくなってしまったお茶をすすりながらそんなことを考えていた。
~翌日~
もうすぐ日が沈むという時間帯。宴会に参加するべく俺の知り合い(中には知らない人達)が博麗神社に訪れ皆で宴会の準備をしている。そんな中俺は・・・・・・
「・・・・・・・暇だ」
一人暇していた。というのも俺も宴会の手伝いをしようとしたら
「ミコトは何もしなくていいぞ。これはミコトの歓迎宴会の準備なんだから主役はゆっくりしてるといい」
「ここは私たちがやるからミコトは楽しみにして待っていなさい」
「ミコトさん!準備は私たちがやりますのでどうぞゆっくりしていてください!」
と藍、咲夜、鈴仙に言われてしまい手伝うことができなくなり、暇になってしまったのだ。
「・・・・・・はあ」
本当に暇だ。なんにもやることないし皆宴会の準備をしているからに話し相手もいない(レミリアやフラン、輝夜までも準備に参加している)。
「随分暇そうね。ミコト」
そんな風に暇を持て余していた俺に紫が話しかけてきた。ちなみに今は周囲に人が多すぎて落ち着かないため能力をOFFにしている。なので紫の接近に気がつかなかった。
「全くだ。皆は俺を気遣ってくれてるみたいだが正直俺としては準備の手伝いをしたい。じっと待つだけというのは俺の性に合わない」
「あなたって本当に真面目ね。そんな風に生きてて疲れない?」
「疲れないよ。それが俺の生き方だからな。というよりなんで皆してあんなに張り切って準備しているんだ?正直何人かは面倒くさがると思っていたんだが」
「そりゃあ張り切りもするわよ。なにせこれはミコトの為の宴会ですもの」
俺のための宴会だからだと?
「どういうことだ?」
「今日ここに来た皆はあなたに感謝しているのよ。皆あなたに助けてもらった。あるいはあなたに手を貸してもらった。そんな人たちばかりよ。だからあなたをもてなそうと準備しているのよ」
・・・・・俺をもてなす為に。
「・・・・・ミコト。あなたが外の世界でどんなふうに暮らしたのかは詳しくは知らないし少なくとも私は知ろうとは思わない。でもこれだけは言っておく・・・・・・・ここはあなたが以前まで暮らしていた世界じゃない。ここではあなたを拒む人はいないしあなたを虐げる人もいない。あなたは・・・・・・この幻想郷の一員よ」
紫はいつもの胡散臭い笑顔でなく、優しく暖かい笑顔でそう言った。
「・・・・・昨日も思ったけど、紫は俺を警戒しているんだろ?俺は幻想郷を滅ぼすかもしれないから。そんなふうに思ってもいいのか?」
「いいのよ。あなたが幻想郷の敵になるのならその時に相応の対応をする。でも少なくとも今は違うでしょう?ならあなたは・・・・・大切な幻想郷の一員よ」
「・・・・・そうか」
本当に紫のことはいまいちよく掴めないな。でも・・・・・
「紫・・・・・・ありがとう」
「・・・・・・ふふ。どういたしまして♪」
俺の礼の言葉に対して、紫はいつもの胡散臭い笑顔を浮かべて返した。
「ミコト」
「ん?」
声のする方に振り向くとそこには霊夢がいた。
「宴会の準備できたわよ。行きましょ」
霊夢は手を差し出してきた。
「ああ」
俺は霊夢の手を掴み、霊夢と共に宴会の会場に向かう。
さっきまで俺がたところを振り返ると紫はそこにはいなかった。
あとがき座談会のコーナー!IN東方!
今回はミコトさんはお休みで紫さんをゲストとして迎えております!
「よろしくね♪」
はいよろしくお願いします!それでは進めて行きましょう!今回の座談会は紫さんはミコトさんのことをどう思っているのかについて話していきたいと思います!
「なるほど。それでミコトはお休みなのね」
ええ。流石に本人の前でどう思われているのかの話はしづらいですからね。それでは紫さん、単刀直入に聞きますがミコトさんのことはどう思っていますか?
「面白い子だと思うわよ。当たり前のように他人の気遣いができてそのことに自分の力を行使することに全く迷わない。その上自分の価値観をしっかりと持ち考えた上で行動する。たったの16歳の少年とは思えないわね」
中々の高評価ですね。ですが同時にミコトさんのことを警戒してもいるんですよね?
「ええ。彼は愛されていなかったし愛されているのに気がつこうとしていないもの。いつあの『愚者』になるのかわからないから警戒する必要はあるわ」
あの愚者というと・・・・・紅魔館で出てきたあの黒いのですね。
「そうよ。彼ほどの力を持った存在があれになってしまったら厄介なんて言葉じゃあ片付かないわ。あんな風に自らの欲望のまま得られない愛と同士を求めて彷徨い続け、仇なすものには容赦なく攻撃するようになってしまえば・・・・・幻想郷は壊滅してしまう恐れがあるもの」
そんなに危険なんですか?
「ええ。彼の能力は・・・・・・それほどまでに恐ろしく、悍ましいもの」
う~ん・・・・・今のところミコトさんの能力ってそんなふうに危険には感じられないんですけど。
「まあ、今のところはそうかもしれないわね。でも私の思っている通りならミコトの『命を理解する程度の能力』は私の知る限り上位に入るほどの危険な能力よ。多分ミコトもそのことには気がついているでしょうね」
・・・・・・そうですか。
「さて、私から彼について話すことはここまでよ。次は私からあなたに聞きたいことがあるのだけどいいかしら?」
はいなんでしょうか?
「気になっているのだけれど・・・・・・さっきから何を小芝居しているの?あなたは作者なんだからミコトの能力の危険性は知っているはずでしょ?それなのになんであたかも知らない体で話を進めていたのかしら?」
・・・・・あの、紫さん。そこはあまり突っ込んで欲しくないところなんで勘弁してもらえません?
「そんなこと言われても気になるもの。答えて頂戴」
・・・・・・強いて言うなら雰囲気作りのためです。それ以外の理由はありませんよ。
「そう、わかったわ」
・・・・・・あの、自分から聞いておいてあっさりしすぎじゃありません?
「元々少ししか興味なかったもの。答えも予想通りだったし」
・・・・・さいですか。じゃあそろそろ締めますか。それでは・・・・・
「「次回もまたきてください(きなさい)!!」」