今回からとうとう新章です!
「まあまだ物語が大きく動くことはないがな」
まあそうですけどね。さて、前置きはここまでで本編行きましょう!
「それでは本編どうぞ」
あ、それと設定を更新しましたのでよろしければ見てください。
第45話
「ぐっ!」
「はい、俺の勝ち~」
「またミコトの負けか。これで47連敗だな」
「・・・・神楽、一々数えないでくれ、結構凹むんだから」
「いや~でもミコちゃんかなり強くなったよ」
「それでもお前には全然敵わないけどな。というかその呼び方やめろ」
「まあまあいいじゃん別に!それと俺に勝てないのは当然だって!なんせ俺は-----だからな~。俺に勝てる奴なんて-----ぐらいだ!まあでもこのままミコちゃんがちゃんと修行すればもしかしたら万が一、億が一勝てるかもね~」
「そうか・・・・・ならばミコト!もっと修行してこいつを負かせ!私が許す!」
「わかった、任せろ」
「ちょっとカグちゃん!?君は俺の味方じゃないの!?ミコちゃんもそんないい返事しないでよ~!」
side ミコト
俺が幻想郷に来て4ヶ月が経った。幻想郷での生活にも慣れ、外の世界にいた時とは比べ物にならない位充実した生活を送っている。もはや幻想郷は俺の故郷だと断言できるほどだ。ただ・・・・・最近はこの幻想郷で不満に思うことがある。それは・・・・・
「クシュッ」
「大丈夫かミコト?」
「ああ。少し寒いだけだ」
「ならいいけど・・・・・というかミコトって随分と可愛いくしゃみするのね」
「・・・・・ほっとけ」
一向に春が訪れないことだ。俺が幻想郷に来たのが1月。今はもう5月なのに一向に雪が止まず、全く暖かくならない。それどころか日に日に寒くなっている気さえする。そのせいで炬燵もしまえないし。今も俺と霊夢、家に来ている魔理沙の三人で炬燵にくるまっている。
「ほんっと寒いよな。こんなに寒いと何もする気にならないぜ」
「とか言いながらあんたはなんでわざわざ家に来てるのよ」
「いや~家の炬燵の調子が悪くてな」
「直しなさいよ。毎日のように来られるこっちの身にもなりなさい」
「まあ別にいいじゃないか霊夢。その代わりにいろいろ雑用手伝ってもらってるんだから」
「・・・・・結構強引に手伝わされてるような気もするぜ」
「何か言ったか魔理沙?」
「いや、なんでもないぜ」
「そうか。それより二人共、みかん剥けたぞ」
俺は皮の剥けたみかんを霊夢と魔理沙に渡した。
「お、サンキュ」
「ありがと、ミコト」
二人はみかんを受け取り口に含んだ。
「やっぱり炬燵にはみかんね。普段よりもすごく美味しく感じるわ」
「確かにな。炬燵にみかんの組み合わせを考えた人は偉大だと思う」
「全くもって同感だわ」
うん。やっぱり霊夢とはこういう時話が結構合うんだよな。
「まあ確かに私も炬燵にみかんの組み合わせは好きだが・・・・・いい加減桜に酒の組み合わせも楽しみたくなってきたぜ」
「・・・・・それも同感ね」
・・・・まあ確かにいい加減に雪景色にも飽きてきたし寒いのも嫌だもんな。
「ミコトも花見しながら酒飲みたいと思わないか?」
「・・・・・どうだろうな。正直桜ってあんまり好きじゃないから」
というかどちらかというと嫌いな部類だし。
「そうなの?桜が好きじゃないなんて珍しいわね」
「まあそうかもな。俺も俺以外で桜が好きじゃない奴なんて会ったことないし」
「なんで好きじゃなんだ?」
桜が好きじゃない・・・・嫌いな理由か。
「・・・・・なんとなくだ」
「「え?」」
「だからなんとなく好きじゃないんだ」
「いや、なんとなくって・・・・」
「お前らだってなんとなく好きになれないものぐらいあるだろ?」
「まあ確かにあるが」
「それと同じだよ」
「・・・・そう。なんかいまいちしっくりこないけどわかったわ」
霊夢と魔理沙は渋々といっか感じでだが納得したようだ。
・・・・本当は桜が嫌いな理由はちゃんとある。俺が桜が嫌いな理由、それは・・・・・・散る姿が美しいからだ。俺は花にとって散るということは『死』を意味すると思っている。そして桜が散る姿は咲き誇る姿よりも美しい。つまり・・・・・誇らしげに生きる姿よりも儚く散る姿の方が美しいということだ。俺はそれが気に食わない。だから俺は桜が嫌いなのだ。
でも・・・・・『あいつ』は桜が好きだって言ってたな。咲き誇る姿も。儚く散る姿も。『あいつ』は桜の何もかもが好きだって言ってたっけな。・・・・・正直かなり似合わないけど。『あいつ』に桜のイメージって合わないし。
「・・・・・なあ霊夢、ミコト」
俺が『あいつ』のことを考えていると魔理沙が口を開いた。
「何、魔理沙?」
「こんなこと言うの今更かもしれないんだが・・・・・・やっぱりこれって異変なんじゃないか?」
・・・・・全く、何を言い出すかと思えば。そんなの・・・・・・
「「間違いなく異変だな(異変ね)」」
俺と霊夢は声を揃えて言った。
「間違いなくって・・・・・ミコトはともかく霊夢は博麗の巫女だろ?だったら行動起こせよ」
「魔理沙の言うとおりね」
「え?」
なんの前触れもなくスキマが開き、そこから紫が現れた。
「・・・・・紫、あんたは普通に出てこれないの?」
「ふふ、残念ながらそれは無理ね」
「・・・・そう」
霊夢は紫の態度に呆れているようだ。
「というかミコト!前にも言ったけど紫がいるんなら言えよ!驚くだろ!」
「そう言われてもな・・・・・今回は俺も気がつかなかったぞ?」
「え?そうなの?」
「ああ」
「まあミコトが気づかないのは当然よ。いつもみたいに様子を見てたわけじゃなくて今来たばかりだから」
流石に今来たばかりの紫の気配なんてわかるわけないな。
「それよりも紫。今日は何しに来たんだ?」
「ええ。今日は異変が起きているっていうのに全く動こうとしない霊夢に活をいれに来たのよ」
「そんなこと言ったって仕方ないでしょ。寒くて動く気になれないんだから」
・・・・それでいいのか霊夢?
「・・・・・本当にそれだけかしら?」
紫が割と真剣な眼差しを向けて霊夢に聞いた。
「・・・・・どう言う意味よ?」
「・・・・・別に、なんでもないわ」
「・・・・・・」
何だ?霊夢の様子が少しおかしい。確信は持てないけど・・・・・何かを心配しているような気がする。
「ただこれだけは言っておくわ。今回のこの異変は霊夢とそして・・・・・ミコトにしか解決できないわ」
俺と霊夢にしか解決できないだと?
「それはどういう事なんだ紫?」
「私は今回の異変の首謀者を知っているわ」
「「「え?」」」
俺と霊夢、魔理沙は紫から首謀者を知っていると聞いて思わず声を上げた。
「異変の首謀者の名前は西行寺幽々子。亡霊を統べる『白玉楼』の主。そして・・・・私の友人でもあるわ」
「紫の友人?」
「ええ。そうよ」
「だったら紫がその幽々子って奴に言って止めさせなさいよ。友人って言うならあんたが言えばやめてくれるんじゃないの?」
「もう言ったわ。でも止めてくれないの。何故か頑なになって全く止めようとしてくれない」
「なら力ずくで止めさせなさいよ」
「幽々子は私の友人よ。そんなことできるわけないじゃない」
友人だからそんなことできないか・・・・・紫にもそういう情ってあるのか。
「そもそもなんでそいつはこんな異変を起こしてるんだぜ?春を来ないようにさせてなんになるんだよ?」
「わからないわ。聞いても教えてくれなかったもの」
異変をお越した理由は不明か。というか・・・・・
「・・・・・ねえ紫。その幽々子って奴は本当にあんたの友人なの?あんたの話を聞くと全然そんな感じに思えないんだけど」
霊夢が俺の思っていたことを聞いた。
「失礼なこと聞くわね。れっきとした友人よ。あなた達が生まれるよりもずっと前からのね。だからこそ私も戸惑ってるのよ。幽々子がどうしてこんなことをしたのかわからないから」
紫はそう言った。表情には出ていないが様子からして心配そうにしている気がする。
「そうか・・・・・それで?どうして俺と霊夢にしか異変が解決できないんだ?その理由をまだ聞いていないぞ?」
「それは・・・・・幽々子の能力が関係しているわ」
「能力に?」
「ええ。幽々子の能力は『死を操る程度の能力』。文字通り、人でも妖怪でも一切の抵抗を許さずに絶命させる能力よ」
「「!?」」
幽々子の能力を聞いて霊夢と魔理沙は驚いている。まあ無理もないな。死を操れるだなんて強力で恐ろしすぎる能力だからな。
「・・・・なるほど。それで俺と霊夢じゃなきゃ解決できないってことか」
「どういうことだミコト?」
「俺には『命を理解する程度の能力』がある。この能力のおかげで俺には命に影響を及ぼす力が効かない。そして霊夢の能力『空を飛ぶ程度の能力』はあらゆるものから浮いた状態になり、概念に縛られない。つまり能力に縛られずに能力を受け付けないから平気だっていうことだ」
「ミコトの言うとおりよ。仮にあなた達二人以外が幽々子に挑んだとしたら幽々子の能力で十中八九死ぬわ。だから異変を解決するには幽々子の能力が効かない霊夢とミコトの力が必要というわけよ」
正確に言えば死ぬことのない輝夜や妹紅、永琳なら大丈夫なんだろうがな。ただ正直この3人が自分から異変を解決しに行くとは何故か思えないんだよな。それ以外のやつでも文字通り死ぬ気でいけばでもなんとかなるかもしれないけど・・・・・流石にそんなことをする度胸がある奴はいないだろう。
「わかったかしら霊夢?これはあなたとミコトにしか解決できない異変なの。もしあなたたち二人が動かなければ・・・・幻想郷から春が失われるわ。ひょっとしたら春だけじゃなく夏も秋もなくなってしまうかもしれないわね。それでもいいのかしら?」
「・・・・・・わかったわよ。行けばいいんでしょ行けば」
「それでいいのよ。それが博麗の巫女の責務なんだから」
「・・・・・・」
「さて、ミコトはどうするかしら?」
「どうするって・・・・霊夢が行くんなら俺も行くに決まってるだろ?いい加減春になって欲しいし博麗神社で世話になってるんだからちゃんと霊夢の手伝いしないとだしな」
ここで行かないなんて選択肢ははっきり言ってありえないな。
「・・・・・やっぱり」
「霊夢?」
「・・・・・準備してくるわ。ミコトも準備しておきなさい」
「あ、ああ。わかった」
霊夢は準備のために部屋から出ていった。霊夢様子は明らかにおかしい。本当にどうしたんだ?がおかしい。
side 霊夢
「・・・・・やっぱりミコトも行くんだ」
当然だ。ミコトはそういう人だ。ミコトは誰かの為に自分の力を行使することを全くためらわないから。だから私が異変を解決しに行くことになればミコトもついてくることになるのは目に見えている。
でも・・・・・私はミコトについて来て欲しくなかった。
だって・・・・・・前の異変の時のようなことに・・・・・ミコトが死んでしまいそうになるんじゃないかと思ったから。
だから私はミコトについて来て欲しくない。ミコトを危険な目に合わせたくない。
それでもミコトはついて来る。それが・・・・・・ミコトだから。
だったら・・・・・私は・・・・・
「・・・・・・・絶対に守るわ」
絶対にミコトを守る。ミコトを危険な目には合わせない。たとえ何があってもミコトを守ってみせる。
愛しいミコトを。
あとがき座談会のコーナー!IN東方!
今回のゲストは霊夢さんです!
「よろしくね」
はいよろしくお願いします!それでは早速進めていきますか!
「今回は新章の最初の話だな」
ですね!まあ今回はまだ大きな動きはありませんけど。次回からが本格的に異変の解決のために動き出すことになります。ただ・・・・・
「ただなによ?」
いえ、タグにもありますが私は東方未プレイににわか。その為話はほとんどオリジナルの展開になりますので・・・・・確実に進みが遅くなるんですよね。
「・・・・・ま、まあそれはある意味仕方ないのか?」
「というより今更だけどなんで未プレイなのに小説書いてるのよ」
そんなの東方が好きだからに決まってるじゃないですか!たとえ原作未プレイでも東方が好きという気持ちは本物だと言い切れます!
「だが未プレイゆえに話を考えるのが大変だという事実」
・・・・・・まあそうなんですがね。ただ逆に考えれば原作を知らないからこそ自分好みの展開に持っていけるというメリットがあるんですが。
「原作が好きな人には怒られそうだけどね」
「特に今回の章は色々と原作とかけ離れるだろうという予定だからな。オリキャラまで出るし」
・・・・・・ま、まあそれでもこの小説を楽しみにしてくださっている人がいるので書く価値はありますよ!・・・・・・多分。
「・・・・・まあ私達はあんたが小説書いてくれているおかげでこうしてここに居れるわけだからいいんだけど」
「そうだな」
・・・・・さ、さて、それではこの話は一旦置いておいて、そろそろ本編のことに触れましょうよ。
「そうね。今回は冒頭と桜の話で今回の章で登場するオリキャラについて少し触れたわね」
「そうだな。特に冒頭ではどんな口調かもわかったな。今までも色々なところで話には出ていたが口調とか性格とかはよくわからなかったから今回の話で少しだがどんな奴かわかったな」
そうですね。彼は私のお気に入りのキャラなのでようやくという感じです。まあ具体的にどういった方なのかはまだわからないようにしていますがね。そこに関しては実際に登場した時のお楽しみにしましょう。さて、それでは最後にちょっとしたお知らせをして締めにしましょう。
「お知らせ?」
「それってなんだ?」
はい。お知らせというのはミコトさんのスペカについてです。
「俺のスペカだと?それがどうかしたのか?」
ええ。この度・・・・・・ミコトさんのスペカを募集しようと思いまして。
「ミコトのスペカを?一体どうしてよ?」
はい。私は読者の方にこの小説に深く関わって欲しいと思っていますので。そこでこういった企画を考えたわけです。
「・・・・・本音は?」
私の想像力じゃあ中々思いつかないからです。読者の皆様。どうかお力を貸してください。
「・・・・・バカテスの方の小説でも同じようなことしてたわよねあんた」
「・・・・・本当にお前どうしようもないな」
分かっとります。それでももう助けてもらわないとマジで大変でして・・・・・ということで募集をします。制限としましてできる限り今まで出てきたスペカに合わせたものにして欲しいということです。まあそこまで深く気にする必要はありませんが。多くて3つ程採用してそのうち2つほど今回の章で使い、1つは今後の話でどこかで使うつもりです。
「応募は活動報告で頼むな」
「期限は8月中にお願いするわ」
みなさんの応募待っています待っています。さて、そろそろ締めますか。それでは・・・・・
「「「次回もまたきてくれ(きてください)(きなさい)!!」」」