東方~儚き命の理解者~   作:shin-Ex-

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第49話!

今回は珍しくミコトさん視点が一切ありません!

「今回は霊夢の視点のみとなっているからな」

「・・・・・ようやくでられたのになんで俺の視点じゃないんだろ?」

それはまあ仕方ないですよ。今はまだ竜希さんの視点だと進みにくいんですから。

「まあそうだけどさ~」

さて、ではそろそろ本編に行きますか!今回は竜希さんがお願いします。

「りょうか~い。それでは本編どうぞ~!」


第49話

side 霊夢

 

「なあ霊夢」

 

竜希を加えて冥界に向かう途中で魔理沙が声をかけてきた。

 

「何?魔理沙」

 

「竜希って・・・・・・本当にミコトの親友なのか?なんかミコトとは違いすぎて合わないような気がするんだが」

 

「魔理沙の言うとおりね。竜希は不真面目というか・・・・・破天荒すぎるわ。ミコトとは違いすぎて友人関係が成り立つとは思えないわ」

 

どうやら魔理沙と咲夜は竜希がミコトの親友であることを疑っているようね。まあ気持ちはわかるわ。私もさっきまでは疑ってたから。でも・・・・・

 

「そうかしら?私は案外納得してるんだけど」

 

「へ?どうしてだよ?」

 

「あれを見てみなさい」

 

私は二人がいる方を指し示す。

 

「う~、寒い寒い。凍えそうだよ~」

 

「寒いに決まってるだろ。そんな薄着をしてるんだから」

 

「ねえミコちゃん。遥々幻想郷にまで会いに来た俺にその「断る」ってまだ最後まで言ってないよ!?っていうかコート貸してよ!マジで凍えそうなんだって!」

 

「竜希・・・・・・・子供は風の子だ」

 

「それどいう意味!?俺子供じゃないよ!」

 

「そんなことない。16なら十分子供だ。だからお前は寒さに強いはずだ」

 

「いやいやいやいや!俺が子供なら同い年のミコちゃんだって子供じゃん!イコ~ルミコちゃんも寒さに強いってことでしょ!だからコート貸してよ!」

 

「残念だが俺はもう飲酒、喫煙を経験してしまったのでお前のような無垢な子供には戻れないんだ。ということで俺は寒さに弱いからコートは貸さん」

 

「俺だって無垢な子供じゃない!汚れ切った大人だ!だからコート貸してください!」

 

「そうか・・・・・・竜希さん。寒いのでやはりコートは貸せません。後少し距離を置いて下さりますか?」

 

「なんで敬語!?しかも言ってることヒデェし!何!?汚れてるって言ったから!?だから距離ちょっと離れてるの!?」

 

「うるさい。静かにしろ。愚痴るな。コートは諦めろ」

 

「今度は雑!?飽きたの?俺に構うの飽きたの!?しかも頑なにコート貸してくれないし!」

 

「グダグダ言ってないでさっさと行くぞ。これ以上文句言うなら帰れ」

 

「待ってよミコちゃーん!」

 

私達の目の前でそんな光景が繰り広げられていた。

 

「な、なんだぜあれ?漫才?」

 

「・・・・・あんなミコト初めて見たわ」

 

「あんなミコト一緒に暮らしてる私でも滅多に見られないわ。竜希はそんなミコトを引き出すことができる。それは竜希がミコトにとって親友だっていうことなんじゃないの?」

 

「・・・・・そうね。言われてみればどことなく嬉しそうだわ」

 

「・・・・・・だな」

 

本当に楽しそうなミコト。口では鬱陶しそうにしているけど竜希に会えて嬉しいんだろう・・・・・・・・少し竜希が羨ましいわね。

 

「ん?なになに?3人ともこっち見つめてどったの?は!まさか霊夢ちゃん達俺に惚れて・・・・・」

 

「・・・・ふっ!」

 

「ゴミャッ!?」

 

ミコトは竜希の鳩尾を殴打した。竜希は奇声を上げてうずくまる。

 

「ミ、ミコちゃん・・・・それシャレにならないくらい・・・・・痛いんだけど」

 

「お前が馬鹿なこと言うからだろ。俺はともかく霊夢達に迷惑かけるな」

 

「じょ、冗談に決まってるでしょ・・・・」

 

「冗談でもそんなこと言うな。次言ったら・・・・・俺のスペカのフルコースを食らわせるぞ」

 

「は、はい・・・・・もう言いません」

 

「分かればいい。三人とも済まないな。竜希の言うことは大体いい加減だから8割くらいは無視してくれていいからな」

 

「せ、せめて6割ぐらいで・・・・・・」

 

「・・・・だそうだ。6割無視しろ」

 

「え、ええ。わかったわ」

 

「そ、そうするぜ」

 

魔理沙と咲夜は若干顔を引きつらせて答えた。

 

「・・・・・なあ霊夢。やっぱり私は信じられなくなったんだが」

 

「・・・・・私も」

 

「・・・・・ま、まああれがあの二人の普段通りってことじゃないかしら?きっとそうよ」

 

・・・・・正直、私も今のを見てたら二人が本当に親友なのか再び疑問に抱いてしまった。そんな時・・・・・

 

 

 

♪~

 

 

 

「あら?」

 

なにか音が聞こえてきた。よくはわからないけどなにか楽器の音だ。

 

「なんだぜ?この音は?」

 

「わからないわ。けど・・・・・なにか不思議な感じがするわ」

 

「まあそうだろうね。これは普通の音じゃないから」

 

「え?」

 

「竜希、お前なにかわかるのか?」

 

「う~ん・・・・なんていうのかな?この音って耳に届くっていうよりダイレクトに頭や感情にに来るって感じなんだよね。だから普通の音じゃないって思ったんだ」

 

「なるほど。どうする霊夢?異変とは関係ないかもしれないから無視するか?」

 

竜希の話を聞いて魔理沙が言ってきた。

 

「・・・・・・それは無理ね。この音、冥界の入口の方から聞こえるわ。このまま冥界に向かえば嫌でも関わることになるでしょうね」

 

「まあ確かにそうだな。それに冥界の入口から聞こえるってことはなにか異変と関係あるかもしれないしな。どうせ行かなければならないんだから確かめてみよう」

 

「そうね」

 

私達は冥界の入口へと歩を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、練習終わり。そろそろ行くわよ」

 

「そうね」

 

「わかった」

 

冥界の入口に着くとそこには楽器を持った3人の少女がいた。

 

「あら?あなた達、こんな冥界の入口で何をしているのかしら?」

 

少女のうちの一人、金髪の子が声をかけてきた。

 

「あなた達こそ何をしてるのよ?」

 

今度は銀髪の子が聞いてきた。

 

「質問しているのはこっちなのに失礼ね。まあいいわ教えてあげる。私達は呼ばれたのよ」

 

「呼ばれた?誰に?」

 

「冥界の主、西行寺幽々子にだよ」

 

次は茶髪の子だ。

 

「西行寺幽々子に?」

 

「そうよ。白玉楼で花見が開かれるそうだからそこで演奏をして欲しいって頼まれたの」

 

花見って・・・・こっちは春が来なくて困っているっていうのにいい気なものね。

 

「さあ、私達は答えたわよ。あなた達も答えなさい。こんなところで何をしているの?あなた達も冥界に用があるの?」

 

「ええ。私達は・・・・・冥界から春を取り返しに行くの。西行寺幽々子を倒してね」

 

「西行寺幽々子を倒す?それは困るわ」

 

「あなた達が亡霊の主である幽々子さんに勝てるとは思わないけど、雇い主に何かあったら困るからね~」

 

「ということで・・・・・・あなた達にはここで倒れてもらうわ!弦奏「グァルネリ・デル・ジェス」!」

 

「冥管「ゴーストクリフォード」!」

 

「鍵霊「ベーゼンドルファー神奏」!」

 

3人は同時にスペルカードを発動して弾幕を放ってきた。

 

「混符「アンビバレンス・ストリーム」!」

 

それに対してミコトがスペルカードを発動して弾幕を相殺する。

 

「あら?私達のスペカを一人で止めるなんてやるわね。あなた名前は?」

 

「・・・・・命。一夢命だ」

 

「・・・・そう。あなたがミコトなの」

 

「およ?君ミコちゃんのこと知ってるの?」

 

「ええ。今幻想郷で一番話題になっている人ですもの」

 

ああ。そういえば文が新聞にミコトのこと載せて以来、ミコトって幻想郷中に知られるようになったんだったわね。しかもあの後も何度も文は取材に来てミコトの特集記事組んでたし、話題になってある意味当然ね。

 

「だってさ。よかったね有名人になれて」

 

「・・・・・お前に言われるとすごい腹たつな」

 

「そりゃどうも~」

 

「まああなたが誰だろうと関係ないけどね。ここで倒させてもらうから。ね?ルナサお姉さま、メルランお姉さま」

 

「そうね」

 

「・・・・・・」

 

ルナサと呼ばれた子は返事をしたがメルランという子は何も答えない。じっとミコトを見つめている・・・・・・僅かに頬を赤く染めながら。

 

「あ、そういえばメルラン、あなたって・・・・」

 

「!さ、さあ二人共!とっととこの人たちを倒しましょ!」

 

メルランは焦ったように言った。これは確定ね。この子、ミコトに気があるんだわ。

 

「ふふ、わかったわ。それじゃあ行くわよ。メルラン、リリカ」

 

「「ええ(うん)!」」

 

三人は戦闘態勢にはいった。

 

「霊夢、ここは「霊夢ちゃんと魔理沙ちゃんと咲夜ちゃんが相手してくれるかな?」

 

ミコトの言葉を遮って竜希がそんなことを言った。

 

「・・・・・竜希、お前は何を言っている?これは俺が戦う流れだろ?」

 

「ダメだよミコちゃんが戦ったら・・・・・・あの子達と相性悪いんでしょ?」

 

え?

 

「・・・・ちっ、気づいてたのか」

 

「まあね~」

 

「竜希、ミコトがあいつらと相性が悪いってどういうことだぜ?」

 

「うん。ミコちゃんの能力は『命を理解する程度の能力』でしょ?ミコちゃんはあらゆる命を理解できる。けど・・・・・・命がない者はどうかな?」

 

「「「・・・・・・あ」」」

 

「命が無い者・・・・・例えば彼女達みたいな幽霊にはミコちゃんの能力は適用されないんでしょ?それってミコちゃんにとってかなり戦いづらいんじゃないかな~?」

 

「・・・・・・ああ。そうだよ」

 

命が無い者には能力が適応あされない・・・・・なるほど、だからあの時あの白いのの奇襲を受けそうになったのね。あいつらは命が無いらしかったから気配を察知できなかったのね。

 

「ということでここは霊夢ちゃんたちに任せてミコちゃんは下がってなよ」

 

「そうね。相性が悪いんだったら仕方がないわ。ここは私達に任せておきなさい」

 

「ああ!ミコトは後ろでゆっくりしてるといいぜ!」

 

「・・・・・・わかった、頼む。すまないな」

 

「気にしないでいいわ。ところで・・・・・・竜希は戦わないのかしら?」

 

咲夜が竜希に聞いた。

 

「うん!寒くてうまく動けないから俺はパスね~!」

 

((((こいつ・・・・・一体何しについて来たの(来たんだ)?))))

 

「・・・・・まあいいわ。魔理沙、咲夜」

 

「ああ」

 

「やりましょ」

 

私達は3人と戦うために前に出た。

 

「あら?あなたたちが相手なの?てっきりミコトが出てくるかと思ったんだけど」

 

「こっちにも事情があるのよ」

 

「へえ、そう。やる前に一応名乗ってあげるわ。私はルナサ・プリズムリバー。ヴァイオリン担当よ」

 

「私はメルラン・プリズムリバー。担当はトランペット」

 

「リリカ・プリズムリバー。担当はキーボードだよ」

 

三人は名乗ってきた。

 

「そう。私は博麗霊夢。博麗神社の巫女よ」

 

「霧雨魔理沙!普通の魔法使いだぜ!」

 

「紅魔館のメイドの十六夜咲夜よ」

 

私達も自己紹介をする。

 

「さて、自己紹介も終わったことだし・・・・・・いくわよ!」

 

ルナサが弾幕を放つのを皮切りに弾幕ごっこが始まった。

 

 

 




あとがき座談会のコーナー!IN東方!

今回はゲストなしで進めていきます!

「ゲストなしだと?なんでだ?今回はプリズムリバー三姉妹が出てきただろう?」

まあ確かにそうなんですけど・・・・ちょっと呼べない理由があるんですよね。

「呼べない理由?それって何~?」

はい。私・・・・・・3人のキャラをいまいち把握していないんですよね。そのせいで3人の口調とか性格とかがいまいちよくわからなくて呼んだらその・・・・・・座談会が進まなくなる恐れが・・・・・

「・・・・主、それはいくらなんでもひどいぞ」

「俺もそれはちょっとフォローできないかな?」

はい。自分でもわかっております。もうね?自分のにわかさが恨めしくなるくらい反省しています。

「だからあれほど原作プレイしろと言ってるだろう。それが無理ならプレイ動画見るなりなんなりしろ」

いや~、そうしたいのは山々なんですが・・・・・シャレにならないくらい時間がないんですよね。小説書く時間確保するので精一杯で。

「はあ~。俺がこんなこと言うのもなんだと思うけど本当にこの小説って大丈夫なの?色々不安になってきたんだけど」

大丈夫(じゃない)、問題(しか)ない。

「・・・・・今の言葉、絶対に含みあっただろ。というかプリズムリバーのことよく知らないのになんでメルランにフラグ建ててんだよ」

それはまああれですよ。この章に入ってまだミコトさんが誰にもフラグ建ててないから一人くらい建てないとな~と思いまして。

「・・・・・本当にお前という奴は・・・・・どうしようもないな」

「でもなんで3人の内メルランちゃんをヒロインに選んだの?」

・・・・・なんでかな?

「・・・・・まさか理由ないのか?」

・・・・・まあはっきりと言ってしまえばそうですね。

「・・・・・・はあ」

ちょっとミコトさん!その同情を込めた目でのため息はやめてくださいよ!地味にダメージ来るんですから!

「・・・・・いや主さん?それは仕方ないよ?どう考えても主さんが悪いんだから」

うっ・・・

「そうだ俺からも聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

なんですか?

「この章ってさあ・・・・・一応俺がメインなんだよね?それなのになんで俺を戦わせてくれないのさ?確かに寒いのは由々しき問題だけどこれじゃあ俺が出てきた意味ないじゃん」

それはまあ仕方ないですよ。まだ竜希さんが戦うべき時じゃないんですから。竜希さんが戦うのはもう少し先ですよ。その戦いではそれはもう竜希さんの見せ場が大量にありますからそれまで待っていてください!

「・・・・まあそれならいいんだけどさ」

さて、そろそろ締めますか!それでは・・・・・


「「「次回もまたきてくれ(きてください)(きてね~)!!」」」
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