東方~儚き命の理解者~   作:shin-Ex-

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第65話!

今回からまたミコトさんが出ることになります!

「この章が始まって3話目にしてようやくか」

「まあこの章は基本俺がメインだから仕方がないよ~」

そうですね。それでは本編にいきましょう。

「オッケ~!それでは本編どうぞ~」


第65話

~博麗神社~

 

side 霊夢

 

「今日もいい天気ね」

 

「そうだな。春だもんな」

 

「・・・・・ええ」

 

よく晴れた日の昼下がり。私はミコトと共に縁側に腰掛けてお茶とミコトが作ってくれたお団子を食べていた。

 

「ふわぁ・・・・」

 

「ミコト眠いの?」

 

「ああ・・・・少しな」

 

「寝てもいいわよ。もう今日の掃除とかは終わってるから」

 

「・・・・・そうか。それじゃあ・・・・・おやすみ」

 

ミコトは横になって目を閉じる。そして直ぐにミコトから規則正しい寝息が聞こえてきた。

 

「・・・・・こうして見ると本当に綺麗な人ね」

 

美しく艶のある長い黒髪に女性のように整った顔立ち、今は見えないが閉じられた瞼の向こうにある月のように淡い金色の目。そして・・・・・誰よりも他人を思いやる優しく暖かい心。

 

本当にミコトは綺麗な人だ

 

身も心も・・・・・私が今までに出会った誰よりも

 

 

 

 

 

 

そんなミコトが愛されていなかったなんて・・・・・信じられない

 

 

 

そんなミコトを愛する人がいなかったなんて・・・・・許せない

 

 

 

そしてなによりも・・・・・

 

 

 

そんなミコトを絶望に突き落とし、その心をずたずたに引き裂いた・・・・・・神楽が憎い

 

 

 

たとえどんな理由があったとしても・・・・・

 

 

 

たとえどんな想いだったとしても・・・・・・

 

 

 

 

私は彼女が憎くてたまらない

 

 

「・・・・ミコト」

 

私はミコトの頬を撫でる。

 

「・・・・大丈夫よ。何があっても私は・・・・・私だけは・・・・あなたを愛し続けるから。私は・・・・・・神楽とは違うから」

 

私はミコトに顔を近づける。

 

そして私とミコトの唇があと少しで重なろうという瞬間。

 

「ミ~コ~ちゃ~ん!」

 

・・・・能天気な叫び声が聞こえてきた

 

「・・・・・ん」

 

ミコトの瞼が開きそうになる。私は急いでミコトから顔を離した。

 

「この声・・・・・・竜希か?」

 

ミコトの瞼は完全に開かれ、ミコトは目を覚ました。

 

「え、ええ。そうみたいね」

 

「あいつは・・・・・折角気持ちよく眠っていたというのに」

 

ミコトは呆れたように額を抑えて言った。

 

「全くね・・・・・あと少しだったのに」

 

「ん?あと少しって何がだ?」

 

「・・・・・なんでもないわ。気にしないで」

 

・・・・・・言えない。ミコトが寝ている隙にキスしようとしただなんて口が裂けても言えない。

 

「ミ~コ~ちゃ~ん!居ないの~?」

 

また竜希の叫ぶ声が聞こえた。

 

「・・・・・はぁ、仕方がない、行ってくる。どうやら俺に用があるみたいだからな」

 

「みたいね。私も行くわ・・・・・用ができたし」

 

「そうか。それじゃあ行こう」

 

「ええ」

 

私はミコトと共に竜希のいるであろう場所に向かった。

 

(竜希・・・・・カクゴシナサイヨ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ミコト

 

俺の能力を頼りに神社の参道に向かうとそこには竜希と妖夢がいた。

 

「やっほ~ミコちゃ「霊符「夢想封印」!!」ってうお!」

 

竜希の顔を見るなり、霊夢は突然スペルカードを発動した。竜希は襲い来る弾幕を全て躱した。

 

「ちょっ!・・・・いきなり何するのよ霊夢ちゃん!」

 

「ちっ、全部躱されたか」

 

「舌打ち!?何!?俺霊夢ちゃんの気に障るようなこと何かした!?」

 

「うるさい。黙れ」

 

れ、霊夢?本当にどうしたんだ?俺は眠りを妨げられたから怒っているが・・・・お前に何があったんだ?

 

「とにかく・・・・・・いっぺん吹っ飛べ!「夢想・・・」

 

「待て霊夢落ち着け」

 

俺は霊夢の腕を掴んで止めた。

 

「離してミコト。私はこいつを吹っ飛ばさないと気がすまないの」

 

「・・・・・その気持ちには同意するがやめておけ。たとえ「夢想天生」でもこいつに当てるのは不可能だ。無駄な労力になる」

 

竜希なら確実に躱すだろうからな。

 

「むぅ・・・・・わかったわ」

 

霊夢は「夢想天生」のスペカをしまった。

 

「た、助かった・・・・・」

 

霊夢が止まったことに安心した竜希は胸をなでおろした。

 

「竜希さん・・・・あなたは一体霊夢さんに何をしたんですか?」

 

妖夢がジト目で竜希を見つめながら言った。

 

「いやいやいやいや!俺さっきここに着いたばっかりなんだよ?何かするような時間なんてないでしょう!」

 

竜希は大きく首を横に振り潔白を訴えた。

 

でもまあ確かに霊夢は本当になんで怒っていたんだろう?まあ考えてもわからないから今は置いておこう。それよりも本題に入ろう。

 

「それで竜希。お前は何しに来たんだよ?」

 

「よくぞ聞いてくれました!俺がここに来た理由はミコちゃんに用があるからだよ!」

 

「それくらいはわかっている。あんな能天気な大声で名前を呼ばれたんだからな。その用がなんだと聞いているんだ」

 

「能天気って・・・・ひどいなぁ。まあいいけど。用っていうのは・・・・・・これだよ」

 

そう言って竜希は腰に指している刀を抜いた。

 

「!これは・・・・・・」

 

「・・・・この通り、こいつはもう使い物にならないんだよ」

 

竜希の左手に握られた刀は・・・・・・刃こぼれだらけでボロボロになってしまっていた。

 

「これ・・・・・一体何があったのよ?」

 

「・・・・・どうやら『西行妖』を斬った時にこの刀は壊れてしまったようです」

 

「『西行妖』を斬った時に?」

 

「うん。俺の能力『悉くを斬る程度の能力』は斬るものが強大であればあるほど込める力も強くしなければならないんだ。まあつまるところ・・・・・『西行妖』を切るときに込めた俺の力にこの刀が耐えられなかったってことだよ。この刀も外の世界ではかなりの業物に分類されるんだけどねぇ~」

 

竜希は刀を眺めて残念そうに言った。

 

「そうか・・・・・それで?俺に何をしてほしいって言うんだ?言っておくが刀を直すなんて芸当は不可能だぞ。俺が治せるのは命を持つ者だけだ」

 

「それくらいわかってるよ。俺がミコちゃんに頼みたいのは・・・・・・人探しだ」

 

「人探し?」

 

「そ。ミコちゃんに『雲上空(くもがみ そら)』っていう子を探して欲しい」

 

雲上空?

 

「・・・・誰だそれは?」

 

「雲上空、幽々子さんに教えてもらったことなのですが・・・・どうやら彼女は刀の付喪神のようです」

 

「付喪神?確か・・・・・命が宿った物体のことだったか?」

 

「そうです。そして彼女にはある能力が備わっています。その能力は・・・・・『刃を創り操る程度の能力』」

 

『刃を創り操る程度の能力』?・・・・・なるほど。そういうことか。

 

「その子に新しい刀を作ってもらうっていうことか?」

 

「そのと~り!さすがミコちゃん!察しがいいねぇ!」

 

やっぱりか。でも・・・・・

 

「大丈夫なのか?竜希の能力はかなり強いだろ?生半可な刀じゃ作ってもらっても直ぐに壊れるんじゃあないか?」

 

「それなら大丈夫です。彼女の作る刀は十分すぎるほどに強力ですから」

 

「なんでそんなことが言えるのよ?」

 

「・・・・・・この剣『楼観剣』は彼女が生み出した刀です」

 

妖夢は腰にさした長刀に手をかけて言った。

 

「この刀はただ一振りで10の幽霊を引き裂くことができる程の力があります。それほどの力があれば・・・・・竜希さんの能力にも耐えられると思います」

 

それほどの刀を能力で生み出せるなんて・・・・・・その空という子はとてつもないな。

 

「事情はわかった。だが・・・・・・俺に頼んだところで無駄じゃあないか?俺はその子の命のことは知らないからその子を探すのは無理だぞ?」

 

俺は今までに感じたことのある命でないと個人の特定ができないからな。

 

「でも・・・・・付喪神の命ならどう?」

 

「付喪神の命?俺は今まで付喪神にも会ったことないから無駄・・・・・いや、待てよ」

 

「どうしたの?」

 

霊夢が俺に尋ねてきた。

 

「今までに会ったことがないなら今までに感じたことがない命を探ればあるいは・・・・」

 

「それが付喪神の・・・・・空って子の命かもしれないっていうことだね~」

 

「そういうことだ」

 

これなら見つかるかもしれないな。

 

「となれば善は急げ!早速探しに行こうか!」

 

そう言って竜希は俺の手を掴もうとした。

 

「待ちなさい!何勝手に決めてるのよ!」

 

そんな竜希を霊夢が止めた。

 

「え?でもミコちゃんは乗り気だけど・・・・」

 

「いつミコトが了承したのよ!ミコトは行くだなんて一言も言ってないわ!」

 

「・・・・まあ確かに俺の口からは一言も探しに行くとは言っていないな」

 

「・・・・あ」

 

さて、どうしたものかな。別に探しに行くのはいいんだが・・・・・・竜希にはさっき眠りを妨げられた恨みがあるからな。と、そういえば・・・・・

 

「なあ竜希。ひとつ聞かせてくれ。どうして刀が必要なんだ?」

 

「それは・・・・・「私の為です」

 

妖夢が竜希の言葉を遮って言った。

 

「私は今後竜希さんに剣で戦う術を教わることになりました。そしてその為には・・・・・竜希さんに見合う刀が必要なんです。私は強くならないといけない。だから・・・・・お願いしますミコトさん。空さんを探すのを手伝ってください」

 

妖夢は頭を下げて俺に頼んできた。

 

・・・・・そうか。妖夢は・・・・・・竜希の望みを叶えるために・・・・・竜希以上に強くなる為に竜希から戦い方を教わろうとしているのか。その為に刀を・・・・ならこの頼みは断れないな。

 

「・・・・・わかったよ」

 

「ミコト!?」

 

「その子を探すのを手伝ってやるよ」

 

「おお!さっすがミコちゃん!頼りになる~!」

 

「・・・・・言っておくがお前のためじゃあないぞ。妖夢が頭を下げて頼み込んできたからだ。お前一人の頼みだったら聞くつもりは一切なかった」

 

「・・・・・うわぁ。俺ってば人徳ねぇ」

 

「それと条件がある」

 

「条件・・・・ですか?」

 

「付き合ってやるのは今日だけだ。明日は用があるから手伝えん。今日中に見つからなかったら俺はもう知らないからな」

 

明日は紅魔館で執事の仕事があるからな。

 

「わかった。それでいいよ。それじゃあよろしくね~!」

 

竜希はヘラヘラと笑みを浮かべて言った。人にものを頼む態度ではないがそれは竜希だから仕方がないと納得しておこう。それよりも・・・・

 

「済まないな霊夢。勝手に決めてしまって」

 

「いいわよ。それがミコトの長所だってわかってるし」

 

「そうか」

 

「それよりも早くその子を見つけて帰ってきなさいよ?夕御飯作って待ってるから」

 

「ああ。それじゃあ行ってくる」

 

「行ってらっしゃい」

 

霊夢に見送られて、俺、竜希、妖夢の3人で空という子を探すために博麗神社をあとにした。




あとがき座談会のコーナー!IN東方!

今回はミコトさんと竜希さんのお二人で進めていきましょう!

「オッケー!いや~今回は久しぶりにミコちゃんが出たね~」

「そうだな。まあこの章に入るまでは出ずっぱりだからようやく休みができたくらいの感覚だったな」

休みですか・・・・・いいですねぇ。私は忙しくてなかなか休む暇とかもないので。

「そうなんだ。まあ頑張ってね~」

はい。それでは本編のお話ですが・・・・・今回はついに投稿されたオリキャラ空さんの登場フラグが建ちました!応募してくれたスコーンさんには本当に感謝です!

「そうだね~。しかも俺の刀を創るとか結構重要なポジだよね~!」

「確かに。彼女が今後どう物語に絡んでくるのか楽しみだな」

はい!次回かその次ぐらいに本格的に参戦いたしますのでお楽しみに!

「さて、他に話すことといえば・・・・・俺が霊夢ちゃんにピチュられそうになったこととか?」

まあそうですね。あれは霊夢さんの邪魔をした竜希さんが悪いです。

「しょうがないでしょ~。まさかあんなことになってるなんて知らなかったんだから。というか知る術もないし」

「それは・・・・・まあそうだな。そういえば・・・・」

「ん?どったのミコちゃん?」

「混符「黒と白の奈落」!!」

「って、うおぉぉぉぉっ!?いきなり何すんのミコちゃん!?」

「本編で俺の眠りを妨げてくれた礼だ。ありがたく受け取れ」

「いやいやいやいや!全然ありがたくないから!食らったら痛いだけだから!」

「だったら全部躱してろ、あとスペカ3,4枚ぐらい発動するから。混符「アンビバレンス・スプラッシュ」!」

「ちょっ!本気で勘弁して~!」

・・・・・何かすごいことになってきましたねぇ。巻き込まれないように退避しておこう。

~主移動中~

ということでミコトさん達から少し離れたところにきました。それにしても・・・・・やっぱりミコトさんのスペカって結構えげつないなぁ・・・・・あ、そういえば皆さんに聞こうと思ってたことがあるのでした。

ミコトさんのスペカについてですが名前はわかってるけどどういうものかはわかりにくいと思いますのでスペカの説明とかってあったほうがいいですかね?

もしもあったほうがいいって思う方がいればメッセージで連絡ください。

「さて、それじゃあそろそろ締めに入るか」

あ、ミコトさん、竜希さん。もう終わったんですか?

「ああ」

「・・・・・ま、マジでしんどかった」

ただその様子では全て躱したようですね。流石です。ではここで締めにしましょう。それでは・・・・・・


「「「次回もまたきてくれ(きてください)(きてね~)!!」」」

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