東方~儚き命の理解者~   作:shin-Ex-

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第68話!

さて!今週は東方小説執筆ウィークなので連続投稿です!

「結構早かったな」

「そうだね~」

まあ割と調子良かったので。ただ・・・・・今回から出る空さんのキャラちゃんと掴めているのか不安ですけどね。

「そこはまあ・・・・スコーンさんに判断してもらうしかだね」

「だな。それよりも本編行くぞ」

はい!それでは本編どうぞ!


第68話

side ミコト

 

幽香についてしばらく歩いていると開けたところに出た。そしてそこには・・・・・

 

「・・・・・・・」

 

長い髪をポニーテールにして和服を着ている少女がいた。少女はスケッチブックに絵を書いている。

 

「空」

 

「・・・・・ん?ああ、幽香か。お帰り。もうお仕置き終わったのか?」

 

幽香に声をかけられた少女・・・・・空は少し間を置いて返事を返した。どうやら幽香が戻ってきたことにすぐに気がつかない程絵を描くのに集中していたらしい。

 

「ええ。あなたは絵を描いていたのね」

 

「ああ。お前が育てた向日葵は綺麗だからな」

 

「あら?嬉しいこと言ってくれるわね」

 

「本当のことだよ」

 

「ありがとう。見てもいいかしら?」

 

「ああ。いいぞ」

 

幽香空のスケッチブックを覗き込んだ。

 

(・・・・・この子が雲上空か)

 

俺は能力を使って空の命を探ってみた。

 

(・・・・・・なるほど。確かに今までに感じたことのない独特な命だな。これが付喪神の命か)

 

「ところであなたにお客さんよ?」

 

「客?私に?」

 

「ええ。彼等よ」

 

そう言って幽香は俺たちの方を指す。そして空は俺達の方に顔を向ける。

 

「おお文か。さっきぶりだな。んでお前たちは?」

 

「ああ、俺は・・・・・」

 

「お前はいいや。一夢命だろ?お前のことは文に聞いて知ってる」

 

「・・・・・そうか」

 

・・・・・空にまで知られていたのか。俺が知らない人が俺のことを知ってるというのはやはり慣れないな。

 

「んで?そっちの二人は?」

 

「どうも~!俺は紫黑竜希だよ~!よろしくね!」

 

「私は魂魄妖夢といいます」

 

「んあ?紫黑に魂魄?」

 

空は二人の苗字を呟いたあと何か考え込む素振りを見せた。

 

「んにゃ?どうしたの空ちゃん?」

 

「・・・・・おいお前」

 

空は妖夢に声をかけた。

 

「私ですか?」

 

「ああ。お前は・・・・・魂魄妖忌の血縁か?」

 

「お祖父様を知ってるんですか!?」

 

「お祖父様・・・・・・なるほど妖忌の孫か。お前の祖父さんならよく知ってるぞ。何度も剣を交えたからな。あいつの刀も創ってやったし」

 

「それって・・・・この楼観剣ですか?」

 

妖夢は腰に下げた刀を指して聞いた。

 

「おおそうそう!確かそれだった!それで?妖忌は元気か?最近会っていないから少し気になってたんだよ」

 

「それは・・・・・わかりません。お祖父様は現在行方不明ですので」

 

妖夢は少し表情を曇らせて言った。

 

「・・・・・そうか。まああいつのことだから元気にやっているとは思うけどな」

 

「・・・・・はい。そうですね」

 

空の言葉を聞いても未だに妖夢の表情は暗い。心の底から心配しているのだろう。

 

「・・・・・・」

 

ポンッ

 

そんな妖夢の頭に竜希は慰める手を置いた。

 

「あ・・・・竜希さん?」

 

「・・・・・よ~むちゃん、君にそんな表情は似合わないよ~」

 

竜希はいつものように軽い口調で言う。だがその表情は・・・・ヘラヘラしたものではなくて包み込むように優しい笑顔だった。

 

「竜希さん・・・・・・ありがとうございます」

 

妖夢は笑顔になって竜希に礼を言った。

 

「・・・・うん!やっぱりよ~むちゃんは笑顔が一番だよ!ちょ~可愛い!」

 

「みょん!?竜希さん!」

 

妖夢は顔を真っ赤にした。

 

「アッハハハ!」

 

竜希はそんな妖夢を見て満足そうに笑う。

 

(・・・・・本当、コイツは空気読むのが上手い奴だよな。慰め方も的確だし・・・・・器用な奴だ)

 

「・・・・・・お前、竜希って言ったな?」

 

「ん?な~に?俺にもなんか聞きたいことあんの?」

 

「ああ。お前は・・・・・あの『紫黑』の人間か?」

 

空は竜希を鋭い眼光で睨みながら言った。

 

「・・・・・・うん。そうだよ~」

 

竜希はヘラっと笑って答えた。

 

「そうか・・・・・・なんで幻想郷にいるんだ?お前達『愚かな紫黑一族』は300年前幻想郷から出て行ったはずだが?」

 

『愚かな紫黑一族』?空は竜希の一族について何か知っているのか?

 

「・・・・・まあそうなんだけどね~。俺はちょっち事情があってこの幻想郷で暮らしてるんだよ。と言ってもほんの数日前からだけどね~」

 

「ふうん・・・・・・まあ私には関係ないことだから別にいいけどな」

 

「空?その紫黑一族ってなんなの?」

 

気になったのであろう幽香が空に聞いた。俺も少し気になるな。

 

「・・・・・・話すと長くなるからまた今度教えてやるよ」

 

「・・・・・・そう。わかったわ」

 

・・・・・結局聞けないか。まあいい。今度時間があるときにでも聞いてみよう。命がわかったから探そうと思えば探せるし。

 

「それよりも私の客ってことは私に用があるんだろ?話しなよ」

 

「はいは~い!実は・・・・・」

 

竜希は空に事情を話した。

 

 

 

~少年説明中~

 

 

 

 

「なるほどね~。つまりお前の力に見合った刀を創ってほしいっていうことだな」

 

「まあそうなるね~」

 

「ふぅん・・・・・はっきり言うぞ。嫌だ」

 

空はきっぱりと断言した。

 

「えっと・・・・・なんでかな?」

 

「理由は単純だ。私は弱い奴の刀なんか作りたくない」

 

「・・・・・それは竜希さんが弱いっていうことですか?」

 

妖夢が空に問いかけた。

 

「ああ。そうだ」

 

「なぜそんなことが言えるのですか?あなたに竜希さんの何がわかるんですか?」

 

再び問いかける妖夢。その声は普段よりもいくらかトーンが低く怒気を含んでいるように聞こえる。竜希のことを弱いと言ったのが癪に触ったようだ。

 

「ちょっとよ~むちゃん。落ち着いて」

 

当の本人は全くと言っていいほど気にしていないようだがな。まあ竜希にとって弱そうというのはある意味では非常に嬉しいことなのだろうからな。コイツはそれを望んでいたから。

 

「竜希のことは知らねえけど紫黑のことは知ってる。紫黑の人間とは何度も戦ったことがあるからな。だから私は・・・・・紫黑の人間は偉そうなことばかり言ってるのに大した強さも持ち合わせていないことを知ってるんだよ。どうせそいつも同じさ。所詮紫黒の一族の人間だからな」

 

空は竜希の方を見ながら言った。その目と声からは呆れの感情が読み取れる。昔紫黑の人間と何かあったのだろうか?

 

「そんなことありません!竜希さんはそんな人たちとは違います!何も知らないくせに勝手な事を言わないでください!」

 

「随分とムキになるな。そういうお前はこいつの何を知ってるんだ?」

 

「私は・・・・・私は知っています。竜希さんの強さを。竜希さんは・・・・・・誰よりも強い剣士です。他の紫黑の人間とは絶対に違います」

 

妖夢は空に言い放った。その言葉には強い想いが込められているように感じる。

 

「・・・・・俺も妖夢と同意見だな」

 

「ミコト?」

 

「竜希は・・・・・強いよ。それこそ君が考えるよりも・・・・・いや、君自身よりも遥かに強い。君じゃあ手も足も出ないだろうな」

 

まあ、だからこそ竜希は苦しんでいるんだがな。

 

「・・・・へぇ。私よりも強いか。それって本当か竜希?」

 

空はニヤリと笑って竜希に聞いた。

 

「・・・・・はぁ、ミコちゃんもよ~むちゃん勝手なこと言いすぎだよ~。・・・・・まあ二人の言うとおり・・・・・・・・俺は強いけどな」

 

竜希は口調を真面目なものに変えて空に言い放った。

 

「そうか。なら・・・・・・試させてもらう」

 

そう言って空はどこからともなく二振りの刀を取り出した。そしてその内の一本を竜希に差し出す。

 

「私と戦え。もしも勝ったらお前が勝ったら・・・・・お前の望み通りお前の刀を創ってやるよ」

 

「・・・・・それはどうも」

 

竜希は刀を受け取りながら答えた。

 

「その代わり、私に負けた時は・・・・・・二度と私に関わるな。代わりに今お前が持ってる刀はやるからさ。そいつは今お前が腰にさしてる刀よりはいい業物だからそれで我慢しな」

 

「・・・・わかった」

 

竜希が返事をした後二人は間合いを取るために少し距離をとった。

 

「竜希さん」

 

妖夢が竜希に近づいて声をかけた。

 

「・・・・・なに?よ~むちゃん?」

 

竜希はヘラっと笑い不真面目な態度で答えた。不真面目な態度に戻したのは・・・・・これから戦うからだろうな。コイツは戦い嫌い故に真面目に戦うのを嫌うから。

 

「すみません。焚きつけるようなことをしてしまって」

 

妖夢は申し訳なさそうな表情で言う。

 

「いいよ別に。気にしてないからさ~」

 

「でも・・・・・戦いたくないんでしょう?」

 

「・・・・・まあね。でもまあ・・・・・こうなるんじゃあないかって思ってたから。ある意味予定通りだよ。こうなったのはよ~むちゃんのせいだとかそんなこと全然ないからそんな暗い表情しなさんなって。笑ってよ。これから戦いに行く戦士にとってはそれが何よりも嬉しい餞になるんだからさ」

 

「竜希さん・・・・わかりました。頑張ってくださいね」

 

妖夢は竜希に笑顔を向けた。

 

「ん、ありがと。それじゃあちょっと離れててね?」

 

「はい」

 

そう言って妖夢は俺達のいるところに戻ってきた。

 

「話はもういいのか竜希?」

 

「うん。もういいよ~。それじゃあ始めよっか。ミコちゃ~ん、なにか合図お願~い!」

 

「・・・・・わかった」

 

俺は服のポケットから硬貨を取り出した

 

「こいつが落ちたら始めろ。いいな?」

 

「ああ」

 

「りょ~か~い」

 

「それじゃあ・・・・行くぞ」

 

キンッ

 

二人の確認を取り、俺は硬貨を指で弾いた。硬貨は放物線を描き宙を舞う。そして・・・・

 

トスッ

 

硬貨は地面に落ちた。

 

ガキン!

 

それとほぼ同時に金属がぶつかり合う音が聞こえた。空が竜希に斬りかかったのだ。

 

「ほう!初撃を防ぐとは中々やるな!」

 

「アハハ!それはどうも~!」

 

「だが・・・・これはどうかな!剣技「爪竜連牙斬」!」

 

空はスペルカードを発動して連続で竜希に斬りかかった。

 

「おっと」

 

竜希はその斬撃を全て刀で受け流す。そして斬撃を全て防ぎ終えると距離をとって間合いをとる。

 

「ふっ、なるほど。確かに今までの紫黑の人間とは違うようだな・・・・・・面白い!」

 

空は笑みを浮かべながら竜希に斬りかかっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがき座談会のコーナーIN東方!

今回のゲストはもちろんこの方!スコーンさんのところより出張してやってきていただきました雲上空さんです!

「お~。よろしくな~」

はいよろしくお願いします!それでは座談会を進めていきましょう!

「いや~なんか俺と空ちゃんってなんか険悪な感じだね~」

「そうだな。やっぱりそれって紫黑一族に何か関係しているのか?」

「まあな~。紫黑の人間とは昔色々とあったからな。はっきり言って私の中で紫黑の人間に対する印象はかなり悪いんだよ」

「それはまた・・・・・一体俺のご先祖さんは何をやってくれちゃったわけ?」

「具体的に言うと私に自分に相応しい刀を創れって偉そうに言い寄ってきたんだよ。正直かなりウザかった」

その人達に空さんは今回の竜希さんと同じように自分に勝ったら創ってやるって言って勝負したんですよね。

「ああ。はっきり言ってすげえ弱かったけどな。大体初撃か爪竜連牙斬で沈む奴ばっかだたからな」

「あ、それってもしかして・・・・・」

「ああ。お前との戦いでやったやつだ。あれでやられるようならお前も所詮今までの紫黑の奴と同じってことだからな。試させてもらった」

「その結果竜希はそれを全て防ぎ今までの紫黑の人間とは違うということが証明されたな」

「まあまだそれが証明されただけで認めたわけじゃあないけどな」

「アハハ・・・・まあそれは仕方ないかな?それにしても・・・・あれを防げないのに偉そうなことを言ってたって・・・・本当にご先祖さんは何をやってたんだよ」

「はっきり言って剣士としてはかなりしょぼかったな。特に300年前の奴は最低って言ってもいいくらいだった。特に態度がでかくて本当にウザイ。負けても言い訳ばっかだったし」

「300年前?それって・・・・・」

紫黑一族が幻想郷から出ていくことになるきっかけを作った当時の当主ですね。本当にどうしようもなかったようです。

「・・・・・そいつは本当に竜希と神楽と同じ一族の人間なのか?とても信じられんぞ?」

まあ彼らは・・・・・・本当にどうしようもなかったですから。

「一体紫黑一族ってどういう一族なんだよ?今の話でもっと知りたくなったんだが」

それは・・・・・またいずれということで。

「またそれか・・・・・まあいいけど」

さて、それじゃあこのあたりで締めますか。

「なんか今回のゲストって私なのに・・・・・私に関する話ほとんどなかったような気がするんだが?」

それは・・・・・・マジですみません。

「・・・・はあ、まあいいけど。それよりも締めるならさっさと締めろ」

わかりました。それでは・・・・・・


「「「「次回もまたきてくれ(きてね~)(こいよ~)(きてください)!!」」」」
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