さて!今回はなんというか・・・・・結構盛り沢山な話ですよ。
「正確にはゴチャゴチャしているというんじゃないか?」
それは・・・・・否定できませんね。
「そのせいでいつもよりもチョッチ長いしね~」
中々切りをつけるのが難しかったですからね。
「さて、前置きはここまでにして本編いくぞ」
「だね~。それでは本編どうぞ~!!」
side 妖夢
「・・・・・おい竜希。お前に率直に言いたいことがある」
「な、何かなミコちゃん?」
「・・・・・やりすぎなんだよ」
ミコトさんは手で目を覆いながら呆れたような声で言った。
「同感ですね」
「私もよ」
文さんと幽香さんの二人もミコトさんに同意する。
「ア、アハハ・・・・・やっぱり?」
竜希さんは苦笑いを浮かべながら申し訳なさそうにしている。まあ無理もないだろうと思う。なにせ・・・・・
「・・・・・・・綺麗な向日葵だな~」
私たちに背を向け体操座りをしながらじっと向日葵を眺めている空さんが目の前にいるのだから。その小さい背中からは何とも言えない哀愁が漂ってくる。
「ま、まああんな負け方をしたのですから無理もないですけど・・・・」
空さんの気持ちは非常によくわかる。私も竜希さんに負けたあの時はとにかく落ち込んだ。自分と同じ同じ剣士に斬られずに負けるというのは非常に屈辱的だから。
「前からよく思っていたがお前の負かし方は結構ひどいぞ?俺がお前に負けたときどんだけ凹んだことか・・・・・特に最初のときは軽く心が折れた」
ミコトさんは若干目を虚ろにして言った。
「あや?ミコトさんも竜希さんと勝負したことがあるんですか?」
「ああ。まだ外の世界で暮らしてたときに強くなる為に竜希と勝負して鍛えてもらってた」
「ちなみにどんな負け方をしたんです?」
「・・・・・散々俺に攻撃させてようやく構えたと思ったら木刀を弾き飛ばされて連続で7回斬撃を首元で寸止めされた」
「う、うわぁ・・・・・」
そ、それは・・・・・・本当に心が折れますね。
「竜希さん・・・・・あなたという人は・・・・・」
「・・・・・・アハッ♪」
「笑って誤魔化さないでください!私の時もそうですけどどうしてあなたはそういう勝ち方をするんですか!」
「いや~だって俺刀で傷つけるの嫌いだし~」
「体は傷つかないですけど心がズタズタに傷つけられるんです!」
「ごめん。心から反省してる」
「急に真面目にならないでください!対応に困ります!」
「妖夢、竜希は別に真面目になってるわけじゃない。妖夢のツッコミが面白いから真面目なフリをしただけだ」
「さっすがミコちゃん!よくわかってるね~!」
「それたち悪すぎです!」
はあはあ・・・・・す、すごく疲れる。どうして私はこんなに突っ込んでいるんですか?
(まるでコントね)
(この人達は見ていて面白いですね~)
(妖夢がいると竜希へのツッコミがサボれるから楽だな)
・・・・・なんか幽香さん文さんとミコトさんに若干失礼なことを思われているような・・・・ってそんなこと考えてる場合ではありません。今は・・・・・
「ところで竜希さん、どうするんですか?」
「へ?どうするって何が?」
「刀のことです」
「刀・・・・・・ああ!」
「・・・・・・もしかして忘れてました?」
「・・・・・アハッ♪」
「・・・・・はあ」
「ありゃ?ツッコミなし?」
「・・・・・・もう疲れたんです」
正直今日はもう・・・・・ツッコミをしたくない。
(まだ持久力に欠けるな・・・・・まあ竜希と暮らしているんだからスタミナはすぐにつくだろう)
・・・・・またミコトさんに変なことを思われているような気がする。というかミコトさん何かキャラ変わってませんか?
(ミコトさんは昔竜希さんへのツッコミでよく疲れていたのでうんざりしていました。今は妖夢さんにツッコミ役を押し付けようと考えています by作者)
「だが本当にどうするんだ竜希?空があれでは刀を作ってもらえないぞ?」
「あ~・・・・どうしようかな~?」
「・・・・・おい」
「あや?空さん、現実世界に戻ってきたんですね」
「その言い方はやめろ文。まるで私が現実逃避のために異次元の世界に旅立っていたみたいだろ」
・・・・・それは事実では?
「もう大丈夫なの空?」
「・・・・・なんのことを言っているのかはわからないが大丈夫だ幽香」
「ならいいけど」
「ところで空ちゃん。俺の刀の事なんだけど・・・・・」
竜希さんが空さんに尋ねた。すると・・・・・
「/////」
空さんは竜希さんを見ると同時に頬を赤くした。
「?どったの空ちゃん?」
「ッ!なんでもない!」
空さんはフイッと顔を背けた。その頬は赤いままだ。
(空さんもしかして・・・・竜希さんのことを?)
ムカッ
・・・・・なんだろう?なぜだかムカムカする。私どうしてしまったんでしょう?
(あや?これは面白いことになってますね♪)
(まさかあの空が竜希のことを・・・・・)
(空が竜希に・・・・・・色々大変なことになりそうだ。とりあえず妖夢。頑張れよ)
「・・・・安心しろ。刀はちゃんと創ってやる」
「本当!?」
「・・・・・それが約束だからな」
「ありがと~空ちゃん」
竜希さんはニッコリと笑ったお礼を言った。
「べ、別に礼を言う事じゃない。約束だから創るんだ」
「それでもありがと~」
「/////」
これは・・・・空さん竜希さんにベタ惚れですね。
ムカムカムカ
そしてなぜか竜希さんが空さんに笑顔を向けているのを見るとムカムカが一層強くなってる。本当に私はどうしてしまったんだろう?
「ただ一日待ってくれ。お前に見合う刀となると私もそれなりに集中して創らないといけないからすぐにはできん。明日の未の刻ぐらいにまたここにきてくれ」
「うん。わかったよ~」
ともかくこれで竜希さんの刀が手に入る。私達の目的を果たすことができた。
「それと明日は竜希一人で来てくれ」
えっ?
「ほえ?俺ひとりで?」
「ああ・・・・・お前に話したいことがある。二人でな」
「俺に話ね~・・・・・まあ空ちゃんがそう言うならそうするよ。明日は俺ひとりで来るね」
「ありがとう」
竜希さんと二人で・・・・・一体何の?
「よし。それじゃあよ~むちゃん、ミコちゃん。俺たちは帰ろうか」
「え?あ、はい。そうですね」
「ああ。霊夢も待ってるし早く帰らないとな」
「私も帰ってミコトさんの取材内容を記事にまとめないと」
用も済んだので私達は帰ろうとした。すると・・・・・
「待ちなさい」
幽香さんが引き止めた。
「どうしました幽香さん?」
「ええ。さっきの空と竜希の戦いを見てたら私少し興奮しちゃったの。だから・・・・・・・・
少し相手をしてくれないかしら?」
ゾクッ!
「ッ!!」
幽香さんの笑みを見て私は戦慄した。笑顔は非常に清々しいものだけれど目は狂気の色に染まっている。さらに全身からおぞましいほどの気迫を放っていた。
「え~・・・・俺さっき空ちゃんとやったばっかだからちょっと勘弁して欲しいんだけど」
ただ竜希さんはいつもと変わらない調子で幽香さんにそう返した。幽香さんに気圧された様子は全く見られない。
「安心しなさい。私が相手をして欲しいのは竜希じゃなくてじゃなくて・・・・・・」
スッ
「・・・・・ミコトだから」
「・・・・は?」
幽香さんはミコトさんに傘の向けて言った。ミコトさんは突然のことに疑問の声を上げる。
「そっか。ならいいや~。ご自由にどうぞ~」
「ありがとう。それじゃあやりましょうか」
幽香さんは傘を構えて戦闘態勢に入った。
「ちょっと待て。俺を置いて話を進めるな」
当事者である自分を差し置いて話が進める幽香さんと竜希さんに待ったをかけた。
「というより竜希、俺のことを勝手に決めるなよ。お前にそんな権限はないだろ」
「別にいいじゃん」
「よくない。お前はもう何も言うな。面倒なことになるから」
「え~・・・・」
「え~・・・・じゃない。とにかくお前はもう黙ってろ」
「は~い・・・・よ~むちゃん。ミコちゃんが反抗期突入で辛辣だよ~。俺悲しい~」
「・・・・今のはどう考えても竜希さんが悪いですよ。ミコトさんのことなのに勝手に決めちゃうんですから」
「え~、そんなこと・・・・・・・あるけどさ~♪」
・・・・竜希さんって本当に真剣な時とのギャップが激しい人だ。
side ミコト
「幽香、なぜ俺がお前と戦わないといけないんだ?」
俺は今だに闘争心むき出し状態の幽香に聞いた。
「さっきも言ったでしょう?空と竜希との勝負を見て興奮しちゃったのよ」
「そう言う意味で聞いたんじゃない。なぜ俺なのかって聞いているんだ」
「あなたに興味があるからよ」
「俺に?」
「ええ。以前文の新聞であなたの活躍ぶりを見てからずっと興味を持っていたの」
・・・・・・まさか文の新聞が原因でこんな面倒が起きるなんて。今度から本気で取材断ろうかな?
「それに・・・・さっき見たあなたのマスタースパーク。あれで一層あなたに対する興味が強くなったわ」
マスタースパークで?
「どう言う意味だ?」
「それは・・・・・・私と勝負すればわかるわ」
幽香は再び傘を構えて戦闘態勢を取る。やる気まんまんだな。だが・・・・・
「・・・・・・悪いがその勝負断らさせてもらう」
この勝負は受け入れられないな。
「あら?どうしてかしら?」
「理由は三つだ。まず一つに俺は単純にあんまり戦いが好きじゃないから。第二に早く帰って夕飯の準備をしなけらばならないから。そして第三に・・・・・・・・・・・俺は竜希と空のように
「上手く戦えない?」
「ああ。俺は二人みたいに・・・・・・・この向日葵たちが傷つかないように戦うなんて器用なことはできないんだよ」
「・・・・え?」
「俺がここで幽香と戦ったらほぼ確実に向日葵を傷つけてしまうだろうな。だからここで幽香とは戦えない」
こんなにも綺麗に咲いている向日葵たちを傷つけるだなんて俺はしたくない。竜希と空は激しく剣戟を打ち合っていたが決して向日葵が傷つかないようにと配慮していたことはわかったいた。だが俺にはそんな風に器用に戦うことはできない。俺のスペカは基本的にどれも攻撃範囲が広いからなおさらだな。
「ということですまないが諦めてくれ」
「・・・・・どうして?」
「ん?」
「どうしてあなたはそう思えるのかしら?あの妖怪たちを吹き飛ばした時も思ったけれど・・・・・・なぜあなたはそこまで?」
幽香は真剣な眼差しで尋ねる。先程までの狂気の色は見られない。闘争心も収まっている。
「・・・・・・感じるからな」
「感じる?」
「ああ。小さいけどこの向日葵たちからは・・・・・しっかりと命を感じる。一つ一つから綺麗な命を。だから俺にはわかる。幽香がこの向日葵たちをどれだけ大切に育てていたのかが」
「・・・・・」
「そんな向日葵を傷つけるだなんて・・・・・忍びないだろ?」
「・・・・・ええ、そうね。わかったわ。あなたとの勝負は諦めるわ」
良かった。勝負せずにすんだな。
「ただし今はよ。あなたと勝負するのを諦めたわけじゃあないわ。あなたには今度改めて勝負を仕掛けさせてもらう。もちろん場所を変えてよ。その時は・・・・・・・断らないでちょうだいね?」
幽香ニコニコと清々しい笑顔で言った。
・・・・・・どうやら勝負すること自体は諦めてくれなかったようだ。これは勝負しないというわけにはいきそうにない。
「・・・・・それじゃあ今度こそ俺たちは帰るな」
「ええ。引き止めて悪かったわね」
「それじゃあまたな」
「またね~」
「失礼します」
俺たちは向日葵畑をあとにしてそれぞれの帰るべき場所へと向かった。
side 幽香
あれが一夢命か・・・・
「フフフ♪」
「機嫌良さそうだな幽香」
空が私に声をかけた。
「あら?そう見えるかしら?」
「ああ。そんなにミコトのことが気に入ったのか?」
「ええ。ますます興味を惹かれたわ」
「へぇ~。素直だな」
「誤魔化す必要なんてないもの。そういうあなたはどうなの?」
「どうって何がだ?」
「竜希のことよ。はじめは鬱陶しそうにしていたのに今じゃあ顔を合わせると真っ赤にさせちゃって」
「なっ!?べ、別に私は竜希のことなんて・・・・///」
空ったら顔を真っ赤にさせちゃって、可愛いわね♪
空は明らかに竜希に惹かれている。原因は間違いなくあの戦いだろう。おそらくあの戦いの時に見た竜希の強さ、気迫、覇気。それに魅了されたのだろう。
やっぱり空も乙女だったということね。
「しかも二人で話がしたいだなんてあなたも大胆ね。まあ私は応援しているから頑張りなさい」
私はからかうつもりで竜希に言った。だが・・・・・そのあとの空の反応は私が予想したものとは全く違っていた。
「・・・・・・」
「空?」
「・・・・違う」
「え?」
「あいつと二人で話したいって言ったのは・・・・・幽香が考えているようなことが理由じゃない。もっと違う理由がある・・・・あいつに聞きたいことがあるんだ」
空は静かに言った。その声のトーンは少し低く表情は先程まで真っ赤になっていただなんて信じられないぐらい真剣そのものだ。
「聞きたいこと?それって・・・・・」
「・・・・・幽香、部屋借りるな。竜希の刀作らないといけないから」
「え、ええ。わかったわ」
「ありがと」
そう言って空は私の家に向かって歩き出した。
(空・・・・・あなたは一体竜希に何を?)
私は疑問に思いながらも空の後について家へと戻った。
side 妖夢
「いや~なんとか空ちゃんに刀を創ってもらえるようになってよかったよかった!ね~よ~むちゃん」
「・・・・・・」
「よ~むちゃん?」
「え、あ、すみません。聞いてませんでした」
「も~どったの~?ボ~としちゃってさ~」
「な、なんでもありません。気にしないでください」
「そう?ならいいけどさ~」
・・・・・まあ実際はなんでもないということは全くないのだけれど。
私の心の中で引っかかっていることがある。それは・・・・・明日のことだ。
空さんは竜希さんに二人きりで話がしたいと言っていた。一体空さんが竜希さんとなんの話をしようとしているのか・・・・・・とても気になる。
まさか・・・・・空さんは竜希さんに・・・・その・・・・・こ、告白を・・・・
もしそうだったら私はどうすれば・・・・・ってあれ?どうして私そんなことを心配しているんでしょうか?
「・・・・ねぇよ~むちゃん」
「え?なんですか竜希さん?」
「俺さ。どうしても今よ~むちゃんに聞きたいことが一つあるんだ」
「聞きたいことですか?」
「うん。すごく大事なこと」
「大事なこと?」
竜希さん・・・・・一体何を?
「うん。あのさ・・・・・・
未の刻っていつ?」
「・・・・え?」
「いや~空ちゃん明日未の刻に来てくれって言ったけどさ。未の刻って俺いつかわからないんだよね~。アハハハ・・・・・」
こ、この人は本当に・・・・・
「それで?いつなの?」
「え、えっと・・・・未の刻っていうのは八つ時のことです」
「・・・・・ゴメン。それも俺わかんない。24時間で言ってくれる?」
「・・・・・私はその24時間っていうのがよくわからないのですが」
「マジで?・・・・・ど~しよ(汗)」
・・・・はあ、本当にこの人は・・・
「帰ったら幽々子様に聞いてみましょう」
「そだね~。まあその前に夕飯作らないとだけど」
「フフッ。そうですね」
なんだかさっきまで心配していたのが馬鹿らしくなってきました。
とにかく早く帰って幽々子様が駄々をこねないように夕御飯を作らないといけませんね。
竜希さんと一緒に。
あとがき座談会のコーナーIN東方!
今回のゲストは風見幽香さんと雲上空さんです!
「よろしく」
「よろしくな~」
はいよろしくお願いします!それでは進めていきましょう!
「今回の話は色々と盛りだくさんだったね~」
「それは確かに。竜希と空のフラグが立って妖夢がそれにヤキモチを焼いて」
「私がミコトに勝負を仕掛けて」
「ミコちゃんがそれを断って幽香ちゃんとのフラグが立って・・・・・」
「そして私と竜希の話が結構重要っぽいことを醸し出して」
「「「「これを全部一話でやる必要はあったのか(あったの~)(あったの)?」」」」
それは・・・・・・何とも言えませんね。
「全く・・・・・こっちはなんか色々と疲れたぞ」
「俺も今回はちょっとね~」
「わたしもな~」
うっ・・・・
「まあいいじゃない。そのことについては後で皆からスペカを喰らうっていうことで手を打ちましょう」
・・・・・・え?
「それもそうだな」
「だね~」
「そうするか」
「さて、この話はまとまったから次にいきましょう」
あの~これはまとまったんじゃなくて私の意思を無視して強引にまとめたというのでは。
「時間が短いから話せることはあと一つだが・・・・・何にする?」
「私としては空が竜希に聞きたいことっていうのが気になるわ」
「ああ、それか」
「空ちゃんは俺に何を聞きたいのかな~?」
・・・・・・・私の言うことは無視なんですね。
「私が竜希に聞きたいのは・・・・・まあ色々だな。ここで話すと次回がつまらなくなりそうだから言わないけど」
まあそれでは皆さんヤキモキしてしまうでしょうから一つだけ。空さんは紫黑家の使命のことを知っていてそのことに関してが竜希さんに聞きたいことの一つですね。
「紫黑家の使命?」
ええ。その使命がなぜ紫黑家が幻想郷から去ることになったのかにも関わっています。
「それは気になるわね」
「そうだな」
「まあ他にも聞きたいことはあるんだけどな。それは次回に分かるから待ってろ」
「わかった。さて、それじゃあ今回はここで締めよう」
「そだね~」
え?ちょっと早くないですけ?
「いいのよ。これからあなたにスペカを食らわせないといけないんだから」
・・・・・撤退!!
「あいつ・・・・逃げやがったな」
「とっとと締めて追うぞ」
「了~解!それでは・・・・・」
「「「「次回もまたきてくれ(きてね~)(きなさい)(こいよ~)」」」」
「混符「白と黒の驟雨」!!」
「飛天「龍翔閃」!!」
「花符「幻想郷の開花」!!」
「剣技「爪竜連牙斬」!!」
ギャァァァァァァ!!
shin-X-
残機
44→20