先に言っておくと自分はISとSAOは原作とアニメを少しずつと後はハーメルン内の小説の知識しかありません。ですからキャラが違うと感じるかもしれませんが。それぞれの原作のキャラとは違うリ・イマジネーションのキャラと考えてください。
彼らはあくまでSSR内のキャラです。
・・・前から、後ろから、右から左から視線が刺さる。まるで動物園の客引きパンダになったみたいだなぁ~
あの時、ISを起動できた俺はそのまま政府のIS委員に連れていかれて精密検査を何度も受け、家に帰れたのは一週間後だった。しかも次の日には保護の名目で何か月も監禁されてIS学園への入学を半ば強制的に決定した。
確かにISが動かせたらな~とは思ったけど、ここまで大事になるとは思わなかったな・・・
女子率99.99%の中、俺ともう1人、第一の男性操縦者【織斑一夏】だけがポツリと置かれた。
視線を斜め前に移すと織斑君も周りの視線に戸惑っていた。
「はい、皆さん席に着いてくださ~い」
暫くすると1人の女の人が教室に入って来た。優しそうな印象のその人は顔つきから同年代の印象を受けるけど服装や手に持つ出席簿と思われる書類、さっきのセリフから教師なんだと分かった。
廊下から俺たちを観察していた女子たちも自らの教室に戻っていき教室のみんなも自分の席に着いた。
「今日から皆さんにISについて教えます。山田摩耶です。宜しくお願いします!」
山田先生が元気に挨拶するけどみんなからの反応はいまいち薄いな。先生というよりも友達の印象を持たれるんだろう。
「えっ・・・と、では!順番に自己紹介をしてください!」
空気を変えようとする山田先生の指示のもと自己紹介が始まった。
「では次は、秋元君お願いしますね。」
山田先生が言うと同時にみんなの視線が俺に集まる。さっきは織斑にも集まっていたけど今は俺に集中砲火だ。
「えっと・・・秋元一です。趣味は読書です。ISの事はまるで分らない素人ですが精一杯付いて行きたいと思います。宜しくお願いします。」
教室中から拍手が聞こえる。とりあえず無難にこなせたかな?
「悪くはないけどちょっと地味かな?」
「うん、織斑君と比べるとね~」
なんか女子たちが言っているけど気にしない。自分が地味だってことは十分理解している。
ISを動かせば少しは目立てると思ったけどまさか1人目が織斑だったなんてな・・・
「織斑君・・・織斑君!」
「はっはい!!」
「あっ!ごめんなさい!あの・・次は織斑君の番なので自己紹介してもらいたいな~なんて・・・」
「あっはい・・・織斑一夏です・・・以上です」
クラス中がこけた。あまりにシンプルすぎる自己紹介だった。
織斑はよくわかってないみたいに周りを見ているとその頭に出席簿が振り落とされた。
「痛って~~んげっ!関羽!?」
「誰が三国の武人だ馬鹿者。満足に自己紹介も出来んのか?」
あれは・・確かIS世界一の織斑千冬さん?そうか!織斑ってひょっとして・・・織斑の・・
「私がこのクラスの担任の織斑千冬だ。まず初めに言っておく私の言う事には常にはいと言え異論は認めない」
・・なっ・・・なんて暴君・・・此処は軍隊なのか?
「「「「きぃやぁぁぁ~~~!!!」」」」」
み・・・耳が~~~~!!!あっちこちから響く悲鳴に似た声に耳がやられた
「本物の千冬様よぉぉぉ!!」
「お姉さまと呼ばせてください!!!」
「私、千冬様に会うために福岡から来ました!!」
凄い人気だな。流石すべての女性のあこがれだ。
「全く・・なぜ毎年こんな馬鹿者ばかり集まるのか・・・間もなくHRも終了だ。残りの自己紹介は各自で行え」
「よお!俺、織斑一夏って言うんだ。これから宜しくな一《はじめ》」
休み時間に次の授業の準備をして言うと織斑が話しかけてた。どうでもいいけどいきなり名前を呼び捨てか・・・
「ああ、宜しく織斑君」
「固いな~男同士なんだから一夏でいいぜ」
「性分なんだ。ごめん」
「ふ~んまあいつでも一夏って呼んでくれな」
「ちょっと良いか?」
そこに1人の女子が話しかけてきた。長い黒髪をポニーテールにしたどこか強い印象の女子だ
「箒?箒か!?」
どうやら織斑の知り合いみたいだ。名前を呼ばれたことで顔が分かり易く赤くなった
「すっ少し良いか?」
織斑が俺を見てくる。行っておいでと言うと2人は教室から出て行く
「ちょっと宜しくて?」
暫くすると誰かが声を掛けてきた見るときれいな金髪を巻いたいかにも良家のお嬢様といった感じの女子だった。
「は、はい・・・」
「まぁ!なんですのその返事は!?この私、イギリス代表候補性のセシリア・オルコットに話し掛けられたというのに!」
普通に返事したつもりだったんだけど何か癇に障ったみたいだ。取り合えず誤っておいた方が良いかな?
「ごめん。で・・・何か用かな?」
「ふん!まあ良いですわ。それよりも貴方ISの事について分からない事は私が教えてあげてもよろしくてよ。何せ私は、イギリス貴族であり同時にイギリスの代表候補性ですからね」
代表候補性!?確か、各国を代表するIS操縦士の候補だったかな?ということは・・・
「じゃあ、ISのエリートなんだ」
「そう!エリートですわ!まああなたも頑張る事ですね」
そのまま、オルコットさんは自分の席に戻っていった。
確かに頑張らないとな。よし!授業が始まるまで予習しておくか。
「では授業を始める・・・前にクラスの代表を決めないいといかんな」
教室に入ってくるなり織斑先生が言った
どうやらクラス代表は他の学校で言うクラス委員の事で更に再来週行われるクラス対抗戦にも参加するらしい。
「はい!織斑君を推薦します!」「私も!」「せっかく男子が居るんだもんね」
「おっ俺ぇ!?」
やっぱり織斑は人気だな~一応俺もいるんだけどな・・・
クラスのほとんどが織斑を推薦してこれで決まりかな?
「お待ちなさい!!」
机をバンッ!と叩きながら立ち上がったのはオルコットさんだった。
「ISを碌に使ったことのない男子がクラスの代表!?そのような屈辱を私に味わえというのですか!そもそも日本なんて田舎の島国にいるだけでも耐えられないというのに・・・」
「イギリスだって島国だし不味い料理ナンバー1じゃないか」
ちょっ!織斑~!何で火に油を注ぐの~~!?
「あっ貴方!私の祖国を馬鹿にするのですか!」
「先に馬鹿にしたのはそっちだろ!」
うわぁ~どんどんヒートアップしていくな
「っ!決闘ですわ!」
「おう、良いぜその方が分かり易い」
「では、一週間後織斑とオルコットのクラス代表を賭けた試合を行う。異論はないな?」
織斑先生が締めるけど、どうしようかな~~
やっぱり少しでも経験は積んだ方が良いかな?
「はい!」
自分でも気づかない内に手を上げていた。
「何だ?秋元」
「俺も参加していいですか?」
「それは・・・クラス代表に立候補するという事か?」
「はい!」
「・・・・よし!では織斑、秋元、オルコットによる試合を来週行う!」
・・・・どうしようかな~・・・
昼休みになり食堂で朝食を取りながらISの訓練をどうしようか考えていた。
学園に知り合いは居ないしだからって素人が1人で訓練したってたかが知れてるしな・・・
「「はぁ~~~」」
隣に座る織斑と同時にため息が出た。織斑も啖呵切ったのは良いけどどう訓練をすればいいのか困っているらしい。
「ねえ、君たち」
困っていると誰かが声を掛けてきた。顔を上げてみるとそこには思わず見とれてしまいそうな奇麗な人がいた。
制服のリボンの色から上級生みたいだ。
「今度、代表候補性と試合するんでしょ?良かったらISのこと教えてあげるけど、どうかな?」
「いえ!私が教えることになっているので結構です!」
先輩の優しい誘いを織斑の隣にいた女子、篠ノ之さんが遮った。
「・・・そっか、ごめんね余計なお世話だったね。」「アスナ~行くわよ!」「あっうん、じゃあね何か困ったらいつでも言ってね」
ああ~~優しい先輩が遠くに行ってしまった・・・
放課後になり織斑と一緒に教室で山田先生を待っていた。
どうやら今日から俺たちも学園の寮に入るらしい。荷物はもう用意してあったから良いけど部屋は織斑と一緒かな?
「お待たせしました~!」
暫く待っていると先生が息を切らしながら入って来た。
どうやら織斑とは別の部屋らしい。何でも突然の入学で部屋の調整が出来なかったらしい。
「1143号室・・・ここか」
部屋の前には来たけどルームメイトが居るらしいからノックをした方が良いよな
―コンコン―
返事なしか、じゃあ入ってもいいよな
「失礼しま~す」
部屋に入るとそこは並のホテル以上だった。
日当りのいい大きな窓に薄型のテレビ2人で使うには十分すぎる広さの部屋にベットが2つ置かれていた。
窓側のベットには既にルームメイトの荷物が置かれていたからもう一方のベットに腰を下ろした。
「荷物の整理でもしようかな」
持ってきた荷物はそんなに多くないからすぐに終わるな。
「ただいま」
荷物を整理し終えてベットに横になりながら小説を読んでいると部屋のドアが開いた。
見てみると青い髪の大人しそうな女の子が居た。
「・・・可愛い。」
「えっ///?」
思わずつぶやいた言葉に女の子は顔を赤くした。
「あっ!い・・いや、そうじゃなくて!」
落ち着け・・・こういう時は一旦落ち着いて・・・スーハー・・・良し!
「あ!・・あの・・秋元一です。よろしく・・・」
「さ・・更識簪・・・よろしく・・・」
俺たちは静かに自己紹介をした。
「あっシノン?・・・うん今ターゲットを確認したところだよ。・・・・いやいいよ。君明日も学校でしょ?僕だけで十分だよ。・・・うん、じゃあね」
IS学園から5キロほど離れた街中のビルの上で1人の少年が携帯を切った。
その灰色の目は眼下に広がる街の明かりが届かない路地裏に潜む影を捉えていた。
「ISかぁ・・・眼中にないな」《ヴォルテックス!》
手に持つ蒼いUSBメモリのスイッチを押し少年は街に向かい飛び降りた。
ライダーの出番は次かそのまた次になりそうです。
読んで何か感じたことがあればぜひ感想で教えてください。