SSR   作:真田丸

4 / 7

土曜日に平成ジェネレーションズを見て来ました!

エグゼイドやゴーストだけでなくドライブとウィザードにも出番があり最高でした。

坂本監督らしくアクションも豊富で各ライダーの主題歌も流れて良かったです。

欲を言えば紘汰も変身前で出て5人同時変身を見たかったですね。



メモリー3

「う・・う~~ん・・・」

 

カーテンの間から差し込む日の光で目が覚めた。

ベットから起きてふと横を見ると隣のベットに男の人が寝ていた。

 

(!!!?)

一瞬パニックになったけどすぐに昨日の事を思い出した。

 

 

 

昨日、授業が終わってお姉ちゃんと一緒に私の専用機〈打鋼二式〉を組み立て居た時だった。何かを思い出したようにお姉ちゃんが言った。

 

「そうだ簪ちゃん。今日からのルームメイトの事なんだけど・・・」

1部の外国や地方から来る1年生は入学式の前から寮に入っていて入学の準備を行っていた。その間は1人部屋がほとんどだったけど、入学式が終わると同時に残りの生徒も寮に入るため私の部屋にも今日からルームメイトが入るらしい。

 

あまり人付き合いが得意じゃないから本音を言うと1人の方が気楽なんだけど・・・

 

「実は・・・2人目の子なのよね」

「えっ?」

 

2人目?つまり2人目の男性操縦士てこと?男性・・・男の子!?

 

「なっ!何で!?」

思わず大きな声を出しちゃったけど仕方ないと思う。私だって年頃の女の子なのに男の子と同じ部屋で住むなんて考えただけで恥ずかしい

 

「ほんっとうにゴメン!上からの指示なのよ。強力な後ろ盾がある織斑君と違って2人目の秋元君は一般人だから護衛を着けるようにって」

 

すまなそうに頭を下げるお姉ちゃんに私は何も言えなかった。確かにISを動かせる男子は様々な組織、特に女性主義の組織には命を狙われる可能性もある同じ日本人で代表候補性の私が護衛に着くのは自然かもしれない。

それに、1人目の織斑一夏じゃ無いだけマシかな?

「いいよお姉ちゃん」

「!?本当に!」

「うん、私も更識の人間だし大丈夫」

「もし何かされたらすぐに言うのよ!?お姉ちゃんがすぐに助けるから!ああ~~でも簪ちゃんは可愛いから男はすぐに野獣になっちゃうかもぉ!やっぱり上に訴えて護衛を変えてもらおうかしら~~!!」

 

 

 

その後ある程度作業を進めてから部屋に戻った。

「この中に男子が・・・」

 

部屋の前まで来たのは良いけれどもう10分は中に入れないでいた。今まで男子の居る部屋に入ったのなんてお兄ちゃんの部屋ぐらいだったからすごく緊張している。

「・・よし!」

意を決して部屋の中に入ると男の子がベットの上で本を読んでいてすぐに目が合った。

 

「・・・可愛い」

「えっ///?」

かっ可愛い?私が?///そんな事家族以外で初めて言われた。だっダメ絶対今顔が真っ赤だ・・・///

 

「あ!い・・・いやそうじゃなくて!・・・あ!あの・・・秋元一です。よろしく・・・」

「さ・・更識簪・・・よろしく・・お・・お休みなさい!!」

 

赤くなった顔を見せたくなくてすぐにベットに潜り込んで私はそのまま眠っちゃった。

 

 

(そっか、昨日から2人部屋になったんだった・・・)

すぐに気持ちを落ち着かせてテレビを点けた。本当だったら朝起きたらすぐに整備室に行くところだけど最近はその前に毎日テレビでニュースをチェックするようになった。その目的は・・・

 

『昨夜、再び仮面の戦士と怪物の目撃情報がありました。』

「あった!」

幾つかチャンネルを回していると目的のニュースを伝えている番組を見つけた。

そのニュースは最近世界各国で目撃されている仮面の戦士と怪物の事だ。毎日世界のどこかで怪物が暴れてそこに現れる仮面をつけたような戦士が怪物と戦う最初にこのニュースを見たときは本当に驚いた・・・憧れていたヒーローが現実に現れたんだから。

 

ニュースで映し出された映像は決して良いとは言えないけれどそれでもこのヒーローの特徴は分かった。

銀色の身体に渦のように巻く蒼い線、銀色のマフラーが風になびいて弓を武器に戦う。やっぱり・・・夢にまで見た・・

「本当のヒーローだぁ!!」「うわっ!?」

思わず大きな声を出したら後ろのベットからルームメイトの男の子秋元一が起き上がった。

 

 

 

 

 

「本当のヒーローだぁ!!」

「うわっ!?」

突然耳に飛び込んだ叫び声に同じ位の叫びをあげて起き上がった。

するとテレビの前で更識さんがこちらを見ていた。

 

「あ・・ごめんなさい・・」

 

どうやらさっきの叫び声は更識さんの物だった様ですぐに謝って来た。

「いや、いいよ大丈夫」

 

昨日は結局まともな挨拶が出来なかったからな

「改めて、秋山一です。よろしく」

 

手を差し出すと更識さんもその手を握ってくれた

「よろしく」

 

 

その後は部屋での一通りの事、主に着替えやお風呂の事を決めた。その中で聞いた話だとどうやら更識さんはオルコットさんと同じ日本の代表候補性らしい。

それを聞いた俺はすぐに更識さんに頭を下げた。

「更識さん!俺にISを教えてください!」

「えっちょっと待って!そんな・・急に言われても・・」

「お願いします!どうしても勝ちたいんです!」

 

「・・・分かった。放課後に1時間ぐらいなら見てあげる」

「ッ!ホント!?ありがとう更識さん!」

 

 

 

 

 

 

 

更識さんに特訓の約束をしてもらい今は授業中だ。

山田先生の授業は丁寧だけど流石にISを専門に学ぶ学園の授業は今までISと関わらなかった俺にはキツイ、着いて行くので精一杯だ。

 

「ではここまでで分からない人は居ますか?」

山田先生が教室を見渡すと教科書を広げ頭を抱えている織斑が居た。

 

「織斑君何か解らなかったら行ってくださいね。何せ私は先生ですから」

先生の部分をやたら強調しながら山田先生が胸を張る。

きっと今まで先生としてあまり頼りにされて無かったんだろうな・・・

でも、ただでさえ目立つ胸がより目立ってはっきり言って目のやり場に困るな

 

「じゃあ先生・・・全部わかりません!!」

「ぜ・・・全部ですか?他に解らない人は居ませんか?」

「おっおい一、意地張らないでいいだぜ。本当は分からないんだろ?」

 

って、勝手に人を意地っ張り扱いしないでほしいな。

ほら、山田先生も心配そうに見てるじゃないか。

「秋元君は大丈夫ですか?」

「はい、何とか着いて行けてます。」

「嘘だろ!?」

 

嘘とは失礼じゃないか?そもそもまだ事前に渡された参考書を読んでいれば分かる内容じゃないか。

 

「・・・織斑、渡されていた参考書はどうした?」

「電話帳と間違えて捨てました。」

次の瞬間織斑の頭に雷のような勢いで出席簿が振り落とされた。

「いっ!」

「必読と書いてあっただろ。再発行してやるから一週間以内に覚えろ」

「いや、あれを一週間では・・・」

「覚えろ、いいな?」

 

 

 

「一、頼む教えてくれ!」

「無理!」

 

休み時間になるなり織斑が俺の席に来て頭を下げてくるがそれを一蹴した。

そもそも俺自身更識さんに教えてもらう状態だからとても人に教える余裕なんてない。

 

「そんなこと言うなよ〜同じ男だろ?」

「悪いけどそんな余裕はないよ。言っただろ。着いて行くので一杯一杯なんだよ。織斑君もこんな事している暇があるなら参考書を読みなよ。」

「そうするしかないか〜」

うなだれながら席に戻る織斑を見送り手元の参考書に視線を戻した。

始めの内は基礎的な事だがページが進むにつれて専門的な用語が出てくるこれを一週間で覚えろなんて、織斑先生も無茶を言うな。

 

 

 

 

放課後、更識さんとの訓練の前に俺は職員室に向かった。

生徒に貸し出しているISの使用許可を貰うためだ。

「はい、では此方からアリーナの方には言っておきますね。」

 

使用許可は思ったより簡単に取れた。

山田先生曰く貴重な男性操縦士のデータを取るため俺と織斑には優先的に使用許可が降りるらしい。

 

 

事前に更識さんと約束していた第2アリーナに行くと更識さんが俺の使うIS〝ラファール・リヴァイヴを調整していてくれている。

「お待たせ!」

 

声を掛けると更識さんが振り返った。

「調整はしておいたから、早速乗ってみて」

「うん」

 

ISを纏うのは2月の検査の時とその後の試験の時だけだから今回で3回目だな。その中でも今回のラファールが1番しっくり感じる。ISに慣れてきたのもあるだろうけど、更識さんの調整のお陰かな?

「どう、大丈夫?」

「うん、以前乗った時よりも馴染むよ。」

 

「じゃあどれ位動かせるのか見たいから適当に歩いてみて」

「分かった」

取り合えずアリーナの外周を一周してみることにした。

暫くゆっくり歩いていると丁度半周したあたりでISのセンサーがある会話を拾った。

 

『ほらあの子、男子だから優先的にISが使えるんだって』

『えーーズルくない?私たちは1ヶ月も先なんだよ』

『ホント・・・2人もいらないよね~』

『織斑君だけで十分だよ』

 

・・・・分っていたさ・・・俺が歓迎されていない事は。織斑みたいにISに携わっている家族が居る訳じゃないしイケメンって訳でもない。

そんな俺が認めてもらうには実力を示さないとだめだ。だから頑張らないとな・・

 

考え事をしていたらいつの間にかペースが落ちていた。更識さんを待たせる訳にもいかないし少し急ぐか。

残り半周ほどを飛行して移動して更識さんの元に戻ると更識さんは少し驚いたようにこちらを見ている。簪さんだけでなく周りの人もさっき陰口を叩いていた人もそうだ。

 

「ISを動かしたのって何回目?」

「え・・・っと検査の時はただ起動させただけだったからまともに動かしたのは2回目かな」

「すごい・・・」

「えっ?」

「すごい!2回目でこんなに動かせる人なんてめったにいない!」

「そ・・そうなのかな?」

「うん!私も教えられる限り教えるから頑張って!特に!・・・・」

「更識さん?」

 

さっきまで明るく話していた更識さんが急に黙り込んで俯いた。

「・・・あの男、織斑一夏には負けないで」

再び顔を上げた更識さんの眼には何か強力な敵意の様なものを感じた。

 

 

 

「ふ~疲れた」

その後一通りの指導を受けた後更識さんは用事があると言って別れて俺は今、食堂で夕食を食べていた。

ちなみに今日は焼き魚定食だ。

 

「よお、一隣良いか?」

篠ノ之さんを連れた織斑がやって来た。

俺の向かいに織斑その隣に篠ノ之さんが座った。

よく見ると織斑の顔にはところどころ傷が見えた。

「どうしたのその傷?」

「ああ、箒との訓練でちょっとな・・」

どうやら織斑は篠ノ之さんに訓練を頼んだらしい

 

「一はどうしてるんだ?」

「俺は同室の人に教えてもらってるよ。」

 

暫く話しながら夕食を食べた後部屋に戻ると更識さんが机でパソコンに向き合っていた。

「更識さん何やってるの?」

声を掛けると俺が帰って来た事に今気づいたらしい

「ISを作ってるの」

 

ISを作る?いくら代表候補性と言っても高校生が作れるものなのか?

興味本位でパソコンを覗いてみたけど全く理解が出来なかった。

だけどパソコンを見る更識さんの真剣な表情からこのISに掛けている思いが伝わった。

ふと画面の下を見るとそこには倉持技研と書かれていた。

倉持技研と言えば国内のIS企業だ。

でも、設計図に企業の名前が書いてあるんならその企業が作るんじゃないのか?もしかして・・・

「もしかして織斑に負けないでって言ったのってこのISが関係してるの?」

「っ!」

 

俺の質問に更識さんは異常に反応した。それだけで正解なんだと分かった。

「・・・聞いてくれる?」

 

 

更識さんによるとやっぱり更識さんの専用機〝打鉄弐式”は倉持技研が開発を担当していたらしいそれが世界初の男性操縦士である織斑の登場で織斑の専用機に人員も予算も回され開発がストップし仕方なく更識さん自身で完成させる事になったらしい。

 

「・・・更識さんが織斑を恨む理由は解ったよ。でもそれは・・・」

「分かってる。織斑一夏に悪気はないってことは・・・こんなの只の一方的な八つ当たりだって事は・・でも・・・悔しいの・・・必死の思いで代表候補性になって専用機を手に入れた。それなのに・・・」

 

更識さんの手元を見ると力いっぱい握り締められたスカートにシワが出来ている。

そうだよね・・悔しいよね・・・必死の努力が報われないだから・・・

 

「分かった」

「えっ?」

「俺が次の試合で織斑に勝って倉持技研の人たちに公開させてあげるよ。それで更識さんの気持ちが少しでも晴れるんならね」

「良いの?あなたには関係のないことだよ」

「俺も織斑には一方的な恨みがあるからね。気持ちはわかるよ。俺が織斑を倒すだから・・俺を織斑を倒せるようにしてよ」

 

俺が手を差し出すと更識さんは一瞬何なのかわからないような顔をしたがすぐに笑顔で俺の手を握った。

 

「うん!改めてよろしく。明日から厳しく行くからね」

「ははは・・・お手柔らかに・・」

こうして俺たち2人は打倒織斑同盟を結んだ。

 





この作品内では更識姉妹の中は良好で、打鉄弐式の開発も進んでいます。
また、オリジナルで兄もいます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。